阪神タイガースバトルロワイアル第4章

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248代打名無し@実況は実況板で:2005/03/30(水) 19:49:09 ID:vdJ9efxW0
職人さん、乙です!
249代打名無し@実況は実況板で:2005/03/31(木) 05:51:55 ID:sgFr5e3N0
バース・・・敵に回すと怖い男。
250代打名無し@実況は実況板で:2005/03/31(木) 13:23:24 ID:bE5vsoRJ0
>>229より
野崎さんすみません−−
唇を噛み締めながら八木裕は木々の向こうの曇り空を睨み付けた。投げ出された
四肢は重く、起き上がるのはもう少し時間を要するようだ。それよりも、八木は
精神的に完膚無きに打ちのめされていた。悲しみ、悔しさ、マイナスの感情全
に。
自分がひどく情けなくて、自己嫌悪の感情が波のように打ち寄せる。

スカウトの不正問題で球団社長からは退いたものの球団には残り改革を模索して
いた、一リーグ制への流れを変えた一人、野崎から直々に携帯に連絡があったの
はもう二日前だろうか。あの方にしては珍しく切羽詰まっていた。
『助けて欲しい。いや、助けてやってくれ。』
何をですか?−−と問い掛ける間もない程、野崎は畳み掛けてきた。衝撃的な
言葉ばかりで八木は理解が追い付かなかった。
『君の後輩を、選手たちを、助けてくれ。』
尋常でないその様子に、とにかく八木は事情を聞きたいと野崎と会う約束を
して電話を切った。胸騒ぎがした。とても嫌な、不吉なそれはいくら振り払
おうとしてもべっとりと張り付き離れない。
その数時間後、八木は野崎に指定された場所にいた。同じ場所には木戸二軍監督
と和田コーチもいた。二人とも同じく野崎に呼び出されたという。
甲子園の近くのホテルの一室。憔悴し切った野崎は三人を座らせると、堪え切れ
なくなったのか泣いた。
『私を許してくれ。』
分厚い書類を差し出され、八木らは驚きを隠せなかった。嘘だ、何の冗談ですか
野崎さん−−三人の口から出るのは笑いたくなるくらい在り来りで。
251514(2/3):2005/03/31(木) 13:24:31 ID:bE5vsoRJ0
『嘘じゃない、悪い夢でもない、現実なんだ。』
野崎は続けた。
『君達を巻き込むのは申し訳ないと思っている。だが私はもう動けない。止めたく
ても止められない。』
『星野SDや島野さんはどうしているんです。』
『連絡が取れない状態なんだ。何とか今連絡を取ろうとしているんだが……
だがもう時間がない。もう手遅れになるかもしれない。』
頼む、と頭を下げる野崎は目に見えて追い詰められていた。これが、自分達に託
すことが最後の手段なのだろう。
八木は頷いた。木戸も、和田も。
何よりも、選手達を見捨てる事など出来る訳がないのだ。
桧山も、矢野も、金本も、井川も、藤本も皆−−タイガースの未来を託した
後輩達だ。彼らが未来そのものだと言っていい。
(タイガースを終わらせてはならない。)

野崎が手配した車に乗り込み、深夜の高速を飛ばした。夜が明けてに野崎の指示
した場所へ着くと、ヘリが待機していた。
その時八木はある人物に電話を入れた。内容はぼかしたが、この異常事態に気付い
てくれればいいと祈った。自分が−−自分達が駄目になってしまえば、もう
頼れるのは彼らしかいないような気がしたから。
その後、ゲーム会場の島の本部へ乗り込んで−−そして、今に至る。
252514(3/3):2005/03/31(木) 13:25:14 ID:bE5vsoRJ0
注射で何か薬を打たれ気を失い、目覚めたら鬱蒼と茂る木々に見下ろされていた。
木戸や和田は見当たらない。服はご丁寧にユニフォームに着替えさせられ、
すぐ側に無造作に支給品であろうカバンが置かれていた。出っ張り具合からして
ライフルだろうと推測できたが、八木は恨めしく睨み付けた。
暫くは身に纏う事もないだろうと思っていた懐かしい縦縞がひどく呪わしくも
あった。

ひんやりとした感覚が首から伝わる。忌ま忌ましい冷たい首輪が巻き付いている。
今すぐ立ち上がって、皆に会わないといけないのに、終わらせなくては。皆が
死んで誰も残らなくなる前に。
『彼ら』は気付いてくれただろうか。気付いても近付いてくれなければ意味がないが。
「許してくれ。」
なんと情けない事だろうか。
もう駄目なのか。もう救えないのか。終わってしまうのか。
−−いや
「終わらせない……。」
妻にも泣いた所は殆ど見た事はないと言われていたのに何の事はない。自分は子供のように泣いていた。
何を想って、誰に、何の許しを乞うているのか分からないままに、八木は必死に
鳴咽と悔しさを噛み殺し、立ち上がった。

【新たに三名加入のため、残り41人】
253514:2005/03/31(木) 13:27:24 ID:bE5vsoRJ0
すいません、一番目に名前とタイトル入れ忘れてました…
514で、タイトルは「48.天国より野蛮」です。
254代打名無し@実況は実況板で:2005/03/31(木) 14:01:40 ID:2gZvDyl20
参加者増えたーっ!
職人さん乙です!
255代打名無し@実況は実況板で:2005/03/31(木) 16:21:56 ID:SccMDSo/0
やぎたん・・・
256代打名無し@実況は実況板で:皇紀2665/04/01(金) 01:46:54 ID:eJy7A/n20
神さま・・・
他の選手を助けてあげてくれ!!!
257(1/3) 49 ◆NRuBx8130A :職業野球暦71/04/01(金) 23:33:19 ID:YHqaLCSB0
>220より

24.なんや、お前か

福原は耳を疑った。
しかし鎮魂の調べを押し退けたのは間違いなく所属チームの監督の声だ。
「おーい、おーい。聞こえとるんやろ?おーい」
聞き覚えのある声が、イヤホンの向こうで呼びかけを繰り返している。福原はうろたえた。
答えるべきか、それとも沈黙を守るかの選択肢を思い浮かべれば、途端に彼の中で首輪の
存在感が増した。爆破機能だけのものとも思えない。
湧き上がる悪い予感を押さえつけながらも、福原は呼びかけに応えるという選択肢を選ん
だ。が、それはそれでどこにどうすればいいのか分からず困惑する。
彼は周囲をきょろきょろと見回した。
「聞こえとるんやったら返事せえー。首輪や。首輪にマイクが付いとる」
心中を読まれたような感覚は不快以外の何者でもなかったが、やはり向こうには自分の姿
なり何なりが伝わっているようだ。とりあえずの判断は間違いではなかったらしいと考え
ながら、福原は恐る恐る応えた。
「聞こえてます、監督」
僅かに声が震えたのが情けない。が、向こうはそれを気にする様子もなく、おぉ、という
感心だか感嘆だか判断のつかない声がイヤホンの向こうで発せられた。
258(2/3) 49 ◆NRuBx8130A :職業野球暦71/04/01(金) 23:35:56 ID:YHqaLCSB0

「聞こえとるんか。じゃあ背番号と名前を言ってみい」
「え?」
「聞こえとるんやろ?早う言わんかい」
岡田に急き立てられて、しまった、と福原は思った。
(名前を聞いてくる?向こうには姿が見えてなかったってことじゃないか!)
しかし早とちりを嘆いても遅い。
「…28番、福原です」
「なんや、お前か」
落胆なのか安堵なのか、岡田の声に含まれるものは量りかねた。だがそのとき福原の内部
に湧き上がったものは、識別にその数倍の努力を要する。怒りと憎悪は単純に、さらにあ
の口調に出発時の惨状を思い出しての恐怖、そして奇妙な脱力感――どれもが自己主張を
した結果、福原の喉の奥からは圧縮された空気だけが忍び出た。
通信機能を付加されたiPod miniの所持者確認は、その後の岡田の言葉にはあまり影響を
及ぼさないようであった。書類を捲る音を皮切りに、岡田の声がイヤホンから流れ出す。
「まあなんや、つまりはな…」
台本にあるまじき独特の口調ながら、岡田の言葉はすらすらと紡がれた。その内容を強制
的に聞かされている福原の眉間に、深い皺が刻まれる。
「――嫁はんも今は心配してはるだけやろうけどな、例えばやな…」
(何を…言ってるんだ?)
できれば理解したくなかった。長い前振りが終わると、虎番記者に語るときよりも気だる
げな声質で、岡田は要求した。つまり、スパイになれ、と。
福原は息を呑んだ。
運営側につくことの利点のなんたるか、岡田の言葉はその後も続いていたが、それは意識
の表層を流れ去るのみである。
水面下で、福原の感情と思考はめまぐるしく入れ替わり、捻れ、軋んだ。
259(3/3) 49 ◆NRuBx8130A :職業野球暦71/04/01(金) 23:37:51 ID:YHqaLCSB0

「――とまあ、そういうことよ」
トントンと紙束を揃える音がして、岡田は一旦言葉を切った。訪れる沈黙は、返答を待つ
ためのものである。干からびた喉を潤さぬまま、福原は呟くように聞き返す。
「俺に、スパイになれ、と」
「そうやな」
鷹揚な相槌を聞く福原の肩は震えた。
「ま、お前に選択の権利は無いみたいだけども」
イヤホンの向こうで、また書類を捲る音がした。読み直しているのだろう。脅し文句を。
それが結論か。それを俺が引き当てたのか?俺は手駒か?妻は人質、仲間は標的?
(許せるか!)
「っ俺は!」
弾かれるように福原は叫んだ。間髪入れず、しかし間延びした口調で岡田が繰り返す。
「――俺は?」
テンポの違いがこれほどまでに腹立たしいものか。だが、脳裏に浮かんだ罵詈雑言の羅列
は、むしろ福原を冷静にした。罵って終わる話ではないことだけは分かっている。
「おい、福原、福原」
岡田が呼んでいる。返事をしなければならない。iPodを握る手が汗で滑る。
福原は唾を飲み込むと、短い沈黙を自ら破った。
「――わかりました。その話、乗ります」
「おお、そうか」
福原の声は固かったが、彼が打者を三者凡退に取った時の如く、言葉を聞いた岡田の相槌
は満足げであった。意外に簡単に理解してくれたと喜んでいるのか。
「連絡が取りたいときはお前のその――アイなんとかの底にあるボタンを押すんよ。
 頑張れや、こっちでお前の動きはチェックしてるからな、頼むわ」
シーズン中にもあまり聞けなかった激励を最後に通信は切れる。
福原は深く項垂れ、胸の中で渦巻く怒りを飼い慣らす方法を探った。

【残り44人】
260代打名無し@実況は実況板で:職業野球暦71/04/02(土) 02:24:19 ID:RCpfgNkK0
職人さん乙です!
ああ…おはぎ…
261代打名無し@実況は実況板で:2005/04/03(日) 03:05:14 ID:w96nd0m90
どんでんはそこらへんのどこか(地下壕とか?)に潜んでて、
無線か何かでつながった周波数がたまたまおはぎだったとか?
誰が相手なのか知らずに接触するなんて
いかにもどんでん。。。

おはぎ、この後どうなるの?
262(1/2) 49 ◆NRuBx8130A :2005/04/04(月) 21:05:49 ID:cBBLcHKE0
>259より

25.順応の過程

動体視力はこうも使えるのだ、と気付いたような気付かぬような。
獲物は実際小さすぎる。その不利を取り返そうとするように、高速の一撃を桜井は放った。
が、首を狙うそれは寸前でかわされる。目を剥いて、立川がその軌跡を追っている。
攻撃が外れたと見るや、桜井は素早く後ろに跳び退った。じゃりっと鳴った足下の小石が
僅かに滑る。あまり足場は良くない。バランスを崩すのは恐ろしいなとちらりと思う。

食いしばった歯の間から唸るような声を漏らしながら、立川が金属バットを振り抜いた。
風圧が頬を撫で、桜井はさらに後ろに下がる。バットはそのまま次の一撃へと続くべく、
大きく振り被られた。
「桜井ィっ!」
立川の唇から迸った名は、呼びかけるものではなく覚悟を要求するものであると、血走り
始めた彼の目が如実に語っている。会話というものが成り立たなくなって久しい。最初、
彼は盛んには制止の声を飛ばしていたのだが、それが無駄な努力だとさすがに判断がつい
たらしい。
さらに一撃。ぶんという唸りが耳朶を伝う。背に走るぞくぞくとした感覚を、しかしそん
なに嫌なものとも感じず、桜井は体を横に流してかわした。
アッパースイング気味の鈍色の軌道から、血の雫が飛び出しては桜井のユニホームを汚す。
既に幾つも刻まれている防御創からは、立川が動くたびに血が溢れ出ていた。深々と刻ま
れた傷はどれも痛むだろうに、興奮の故か我慢の成果か、金属バットを振るう男の動きに
はさして影響を与えていないように思える。
(手強いな、けっこう)
攻撃を避けた桜井は、再び立川の懐に入るべく地を蹴った。立て直されようとするバット
をスパイクで蹴りつけ、体勢を崩しながらも桜井は握る大型カッターを一閃させる。
「うあッ!」
立川の悲鳴と共に、もう珍しくもない血飛沫が上がった。
やった、今度は深いぞと笑みかけた桜井の腹を、立川の膝蹴りが襲う。腹筋を締めそこな
ってまともにそれを喰らった桜井の体はごろごろと後ろに転がった。
263(2/2) 49 ◆NRuBx8130A :2005/04/04(月) 21:09:21 ID:cBBLcHKE0

土ぼこりが舞い上がり、口の中に砂の味を感じた。転がされたというその事象だけでも、
低い桜井の沸点を超えるのは容易い業である。カッと熱いものが桜井の脳へ駆け上がる。
「っの野郎!」
怒りの形相で体を起こす桜井だが、視界に映ったのは駆け去っていく背中だった。慌てて
放り出していた荷物を取りに戻ると、桜井もその背中を追って全速力で走り出す。
が、この時になって腹に喰らった一撃が響き、桜井はよろよろとしゃがみ込んでしまった。
「効いたなぁ」
独り言を零しながら、桜井の表情は嬉しそうでもある。そのあまりにぎらぎらとした眼光
がなければの話だが。
桜井は手を振って彼の小さな獲物についていた血を払い落とした。横目でその歯の状態を
確かめると、ゆっくりと立ち上がり、とんとんと軽く跳んでみて残るダメージを確かめる。
大したことないな、と判断するなり再び彼は駆け出していた。

慌てることはない。先手を取って攻撃した甲斐あって、立川さんにはかなりの傷を負わせ
ることができている。あの人については、きっと『うまくやれる』。
武器は貰っていいんだっけ?だったらあのバットも手に入るな。

近接戦闘の興奮と生来の素質を以って、ルールにすんなりと順応しつつある男は、弾むよ
うな足取りで瓦礫の転がる鉱場区を駆け抜けてゆく。

[立川隆史:金属バット / 桜井広大:大型カッターナイフ(OLFAカッター 特大H型)]

【残り44人】
264代打名無し@実況は実況板で:2005/04/06(水) 06:07:49 ID:ti9Q6GEb0
>低い桜井の沸点
がツボにはまった。

乙です。
265代打名無し@実況は実況板で:2005/04/06(水) 23:50:17 ID:ti9Q6GEb0
捕手
266代打名無し@実況は実況板で:2005/04/07(木) 02:58:40 ID:0QAu4xg/0
元阪神のキーオが飲酒事故!!

・・・何やっとんねん
267代打名無し@実況は実況板で:2005/04/08(金) 03:23:51 ID:2k+XzJtU0
ほしゅ
268代打名無し@実況は実況板で:2005/04/08(金) 05:56:13 ID:ivqZc1wA0
あぁいたね、キーオタン
269代打名無し@実況は実況板で:2005/04/09(土) 22:12:32 ID:1OdeSrr90
ドラバトと見守るスレ、立たないな・・・。
立てられないのかな?
270代打名無し@実況は実況板で :2005/04/09(土) 23:20:32 ID:1zIhDDwU0
>>269
見守るスレ立てようと思ったけど駄目でした…
271代打名無し@実況は実況板で:2005/04/09(土) 23:34:10 ID:JY8cpp+b0
49 ◆NRuBx8130A

クオリティタカスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwスゴスwwwwwwwwwwwwwww
272代打名無し@実況は実況板で:2005/04/10(日) 10:21:39 ID:z5upPHT80
原作も呼んだがプロ野球板のバトロワはレベル高いよな
中高生が描いたようなオリバトは吐き気がするし変な恋愛感情が入ってる
勿論ここもおもしろい
273代打名無し@実況は実況板で :2005/04/10(日) 11:17:34 ID:CFZfeEQZ0
>>269
今スレ立てできるヤシって限られてるからな…。
見守るスレだけでもと思って、代行依頼出してきた。
dat落ちしてしまった後の相談とか、他スレではやりにくいし。
こういう雑談なんかも本来なら見守るスレの領分だったしな。
274(1/3) 49 ◆NRuBx8130A :2005/04/10(日) 14:15:19 ID:5jgCdmiI0
>263より

26.遅すぎた男

盛大に崩れたコンクリート建造物を横目に、赤星は地面を蹴った。
小柄な体がふわりと舞うように落下した石材のひとつを飛び越え、さらに加速する。
順調に快足を飛ばしているように見えるが、実のところ彼の心中は焦燥に支配されていた。

ごく短い映像が、彼の脳裏で連続再生されている。
やりあっている二人の男。叫ぶでもなく、ただ黙々と武器を振るうチームメイト。
見かけたときにはさほどの距離ではないと感じたのだが、居住区の屈折した階段を駆け下
りるのに時間を喰ってしまった。さっきまで何か長いもの――遠目にもバットに見えた―
―を振り回していた二人は、あの後どこへ移動したのだろう。

桜井と立川の交戦を目撃した赤星は、まだ説明書を読んでもいない支給品の銃を手に、彼
らの後を追いかけていた。地図もろくに確認していない。島の鉱場区の中央に列をなす鳥
居のような形の石柱群は、一体何の為のものだったのか。走りながら、素朴な疑問がふい
と頭を横切る。


275(2/3) 49 ◆NRuBx8130A :2005/04/10(日) 14:17:28 ID:5jgCdmiI0

その石柱の陰に人影を見、赤星は急ブレーキをかけた。スパイクが乾いた土を薄く削る。
スチールを狙うその姿勢そのままに、彼は腰を低くして身構えた。
気配を察したのか、角の削れたコンクリート材の陰から、慌てたような動きで人影が飛び
出してくる。ぎょろりとこちらを見る目にも驚愕の色があからさまだ。
その男、桜井広大は赤星の顔を見るとすぐに真顔になり、無言のまま手にしたバットを振
り上げた。その動きに硬さも無駄もない。むしろ手にした鈍器を振りかぶるにつれ、彼の
面には驚きをかき消して、凶暴な笑みさえ浮かんだのだ。躊躇なる言葉が彼の辞書から抜
け落ちているのを、赤星は悟る。
そして何の疑問も無く、桜井の凶器は振り抜かれた。
批難されれば受けるだろう、しかしそこまでは赤星の予想の範疇であった。ほぼ水平の軌
道を転がるようにして避け、赤星は手にした小型拳銃を構える。
桜井が舌打ちするのが聞こえた。遠くからではその存在を主張させることはできないであ
ろう、レミントン・ダブル・デリンジャーの小さな銃身は彼の目に留まったようだった。

第二撃は、来ない。桜井はバットを構え直し、赤星の手の中の二連銃身を凝視する。
一方、赤星の目は、肩口から胸の辺りまで真っ赤に染まった桜井のユニホームに引き付け
られていた。予想も覚悟もしていたつもりだったが、実際にやりあった、いや殺り合った
証拠を前に、赤星は頭を殴られたような衝撃を覚えずにはいられなかった。
だが、今そればかりに気を取られていれば、殺られる。
「やめろ、桜井。動くな」
僅か地面を擦るように桜井が足を動かしたのに気付いて、赤星は勤めて冷静な口調で言う。
桜井は赤星の言葉には従わず、二歩、三歩と後ずさる。
逃げる気か。赤星は僅かに重心を前に移動させ、ロケットスタートに備えた。

276(3/3) 49 ◆NRuBx8130A :2005/04/10(日) 14:19:45 ID:5jgCdmiI0

動いた、と思うなり、何かが赤星の肩を掠めた。大型カッターだ。次いでバットが宙を薙
ぐ。桜井は後退するように見せかけて前に飛び出し、赤星の頭を狙った。前傾姿勢が仇と
なるところだったが、赤星は咄嗟に身を伏せ、それを辛うじて凌いだ。つばがバットに当
たり、帽子が派手に飛んでゆく。バランスを崩し、赤星は地面に倒れこんだ。
「くそっ!」
必殺の一撃をかわされたことに桜井は歯噛みしたが、続いて攻撃はしなかった。せめても
の妨害とばかり地面を蹴り、乾いた土を倒れた赤星の上に降り注がせると、くるりと背を
向け走り出す。

吸い込んだ砂埃を喉を痙攣させるだけでやり過ごし、赤星は素早く身を起こした。砂の入
ったコンタクトレンズは強烈な違和感を訴えたが、それを無視して彼は手にしたデリンジ
ャーの引き金を引いた。銃声が響く。
桜井は一段と速度を上げた。距離はなかったが外れたのだ。
焦りを感じながら赤星はもう一度に引き金を引いた。当たらない。
さらに引き金を引き――もう小さな銃身から銃弾は放たれなかった。デリンジャーの装弾
数は2発。既に弾倉は空であった。

遠ざかる背中を、赤星は睨むようにして見送った。目が痛んで視界が滲む。
大きく深呼吸をしてから、赤星はデリンジャーを後ろポケットにしまった。
近距離から外したのは、恐らく気の迷いのせいだと思った。デリンジャーの引き金は想像
したよりずっと重かったが、それ以上に自分の内面の問題であると赤星は考える。
だが、桜井を撃ち倒していたら、俺は今頃どんな気持ちでいただろうか?
暗い想いを抱えたまま、赤星はよろめくように数歩歩んだ。その歩みを、視界の端に映っ
たものが止めさせる。
血塗れの立川の死体が、枯れ草の揺れる大地の上に横たわっていた。

[赤星憲広:小型拳銃(レミントン・ダブル・デリンジャー)]

【立川隆史(45)×:残り43人】
27749 ◆NRuBx8130A :2005/04/10(日) 14:22:08 ID:5jgCdmiI0
俺原作見てないんですが、バトロワ2って軍艦島が舞台だったんすね…。
素で軍艦島を採用しちまいました…アホ過ぎるorz
278代打名無し@実況は実況板で:2005/04/10(日) 21:10:08 ID:Y8GS2Hv20
乙です!
279代打名無し@実況は実況板で:2005/04/10(日) 22:57:33 ID:FgPevdiK0
49氏、乙です
桜井…ここでもやっぱりゲームに乗ったか
280代打名無し@実況は実況板で:2005/04/10(日) 23:12:21 ID:T5xoJlXe0
そういえば板分割になってネタスレとかってどうなるんだっけ?
281924(1/4):2005/04/11(月) 23:03:32 ID:4lOiD+j90
>>252より
49.笑顔

さっきと同じく、そこにその人はいた。いや、そこに"それはあった"。
三東はブランコのそばに倒れ伏した血まみれの沖原に近寄り、じっと
見下ろした。体勢から見てブランコに座ったままやられたらしい。荷物と
デザートイーグルが消えているのは、加害者が持ち去ったのだろう。
こうして残酷に殺されたチームメイトを見ても、かけらほどの悲しみも恐怖も
感じなくなっている。

体育館で佐藤の遺体を見せられた時は、自然と涙があふれてきた。信頼する
人の理不尽な死に悲しみと怒りを感じていた。しかし、他人のために涙を流す
には、自身にある程度の余裕が必要なのだ。つまり、当時はまだ自分が
置かれた苛烈な状況をよく理解していなかったからにほかならない。大変な
ことになったとは思ったが、殺し合いと言われてもピンと来なかった。仮に
本当だとしても、実行するような人物がよもやチーム内にいるとは
考えられなかった。何とかなるだろうという甘い気持ちがあったのだ。

その考えは体育館を出た直後、森の中で見つけた中村泰広に打ち砕かれた。
静かに横たわる彼は、目を閉じ安らかな表情をしていたが、口から流れ出た
血と、胸元に重ねられた両手の下の赤く染まった服、そこに開いた複数の
穴は、誰かの手にかかったことを物語っていた。そこでようやく自分が紛れも
なく殺し合いのただ中にいることを認識させられた。中村が同期入団で
同い年、さらには同じ左投手であることも大きかった。
こんな姿にはなりたくない。殺されたくない。死にたくない。そのためには――
殺す側に回るしかない。
恐怖に駆り立てられた思考は、いともあっさりと乱暴な結論に達した。
282924(2/4):2005/04/11(月) 23:05:59 ID:4lOiD+j90
(死にたくなければ、殺すしかない)
心の中で繰り返しつつ、支給品の短刀を握り締めて森の中を歩いていると、
木のそばに座ってカバンの中身を確認している人物がいた。
「誰か、いるのか?」
向こうの声に反応し、考えるより先に身体が動いた。踊りかかりながら
振り下ろした刀は相手の右の肩口をとらえた。そのまま押し倒して乗りかかる。
「三東!? やめ――」
そこで初めて、この一年何かと良くしてもらった牧野だと分かった。

だが、そんなことはもうどうでもよかった。すぐに深く食い込んだ刃を抜き、
二太刀めを見舞ったが、右腕に突き刺さった。これでは駄目だ。殺すなら、
喉か胸だ。今度こそはと左腕を高々と振り上げた時、ゆがんでいた牧野の
表情がふっとないだ。一瞬、心に葛藤が生じる。同時に、大声とともに
脇の茂みから棒を構えた誰かが打ちかかってきた。関西弁のあの声は――
桟原だろうか。とっさにノコギリを拾い上げ、逃げた。

とどめを刺すには至らなかったが、この手で人を、それも親しかった牧野を
襲った。しかし、落ち着いてからも不思議と悔いる気持ちは涌いてこなかった。
これでいい。このゲームで生き残るにはチームメイトを殺す思い切りが
必要なのだから。仲の良かった先輩を害した自分だ。これで他の選手にも
刃を向けられるはずだ。後悔するなら、仕留められなかった気の迷いを
悔やむべきなのだ。

夜が明けてから気づくと、ユニフォームには一面に細かく血が付いていた。
他人が見れば、人を殺したと思うだろう。だが、朝の放送で告げられた
死亡者の中に牧野の名はなかった。自分は誰も殺してはいない。いや、
殺せてはいない。中村を殺した何者かのようにはいかなかった。そう思った時、
誰か分からぬその殺人者に対し、はっきりと恐怖より畏怖を感じた。
283924(3/4):2005/04/11(月) 23:08:59 ID:4lOiD+j90
人の命を奪うという非人間的行為、普通の感覚の持ち主なら誰もが忌む行為、
しかし今生き残るためには必要な行為。それをやってのける者に対する畏怖
だった。羨望とさえ言ってもいい。自分もそうなりたい。そうならねばならない。
次に誰かを見つけた時は、かなわない相手でなければ――必ず殺す。
心に決めたが、なかなか他人に遭遇しなかった。

やっと出会ったのが、足元に転がるこの男だった。ブランコに揺られ、ひどく
のんびりしていた沖原。デザートイーグルという強力な武器を持ちながら、
本気で撃とうともしなかった沖原。殺意が無いことは明らかだった。
この相手なら殺せると確信した。なのに、どうしてできなかったのか?

相手の緊張感の無さにいささか拍子抜けしたのは確かだ。だが同時に、
返り血を見てもまったく恐れる様子がない態度は腹立たしくもあった。
自分が実際には人を殺していないことを見抜いているのかもしれない。
ならば、なおのこと殺さなければならない。
それを妨げたのは、彼に投げかけられた一言だった。

――お前何の為に生きてんの? 教えて。
どこか悲しそうな、こちらを哀れむような表情で沖原は問いかけてきた。
何のために生きている? どうして、そんなことを訊くのか。馬鹿馬鹿しい。
無視して殺してしまえばよかった。だが、なぜかあの一言にひるんで
しまったのだ。また――殺せなかった。
生きる理由など、いま考える必要はない。考えてはならない。そう自分に強く
言い聞かせるほどに、沖原の問いはますます頭から離れようとはしなかった。

そして正午の定時放送だ。最初に沖原の、最後に牧野の名が読まれた。
結局、逃した相手は二人とも死んだらしい。牧野の行方は分からないが、
沖原は先ほど別れたばかりだ。いったい、どのように死んだのか? 
それが知りたくて、ここに戻ってきたのだった。果たして、彼は血に染まった
死体となっていた。だが、その無残な姿さえも、彼を殺しそこねた自分を
哂っているように映る。
284924(4/4):2005/04/11(月) 23:12:13 ID:4lOiD+j90
次第にいら立ちがこみ上げてくる。三東は膝をつくと、うつ伏せになった沖原の
身体をひっくり返した。死に顔を見るためだ。
期待とは裏腹に、彼の最期の表情は、ひどい死にざまには似つかわしくない
満足そうな笑顔をたたえていた。中村の顔も穏やかだったが、胸の上に
置かれた手といい、誰かが整えてやったらしかった。沖原の笑顔は違う。
作られたものではない。

「どうして、ですか?」
語気を強め、三東は沖原に語りかけた。彼の死に顔が醜ければ、自分の心は
いくぶん安らいだだろうに。
「どうして、笑っているんですか!?」
声を荒げたが、返事があるはずもない。沖原はただ、笑っている。
「くそ……っ!」
三東は沖原を乱暴に転がし、うつ伏せの状態に戻した。

「……沖原さん、何のために生きてるのかって俺に訊きましたよね」
ゆっくりと三東は立ち上がり、再び沖原を上から見下ろした。
「今の俺は、ただ、生きるために生きているんです。他に目的なんてない。
 それだけ、本当にただそれだけです。でも、あなたみたいに死んだら
 何もかも終わりです。負けなんです」

そう、沖原は負けたのだ。むごい方法で殺され、悲惨な死体となり、すべてを
失った。自分は少なくとも今こうして生きている。にもかかわらず、
この敗北感は何なのか。なぜ、この男にとらわれなければならないのか。
「俺はあなたや牧野さんみたいにはなりません。絶対に負けない。
 そのためには――仲間だって殺す」
迷いを振り切るように、物言わぬ沖原に向かって三東は宣言した。

【残り41人】
285代打名無し@実況は実況板で:2005/04/12(火) 22:39:42 ID:fLh9KlnS0
職人さん,乙です!
オキさん・・・
286代打名無し@実況は実況板で:2005/04/12(火) 23:12:28 ID:PgX8O/ix0
リレーキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
職人さん、乙です!

あと1週間ほどで60日規制に引っかかるのでdat落ちすると思うんだが、
今スレ立てってさらに困難になってるようだね。
相変わらず、見守るスレもドラバトも立たないよな?
287代打名無し@実況は実況板で :2005/04/12(火) 23:38:41 ID:F9xkNcDn0
リレー職人さん乙です!
三東もその道を歩むのか……。

見守るスレは代行スレで依頼でてるんだが、立たずorz
ドラバトも依頼したほうがいいんだろうか…。
熟成ネタ系のスレには本当に厳しいルールだよな。
288代打名無し@実況は実況板で:2005/04/13(水) 01:51:47 ID:nSWPxDea0 BE:83700746-
各球団のバトルロワイアルスレを見守るスレ4
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/base/1113322101/
289代打名無し@実況は実況板で:2005/04/13(水) 03:05:50 ID:vr4sMyor0
三東、壊れつつあるの?
290(1/3)49 ◆NRuBx8130A :2005/04/13(水) 20:52:58 ID:LyyGkaTU0
>276より

27.援軍、微笑んで来たる

だから言ったのに、と杉山は言わなかった。命拾いしましたね、とも言わなかった。
地面に伏せたままの三東に手を差し伸べることさえ思いつかぬまま、彼はただ呆然と立ち
尽くしていた。ノイズの混じるラジオからは、藤本、攻撃、逃走…と、また女性の声で状
況の解説が聞こえてきてはいるものの、内容は杉山の鼓膜より内に入って行こうとしない。
忌まわしいこの放送に注意を傾けることが、次なる命拾いに繋がるかもしれないという事
はそろそろ理解している。だが、この島で起きている諸々の狂った事象のひとつを実際に
目にした――それどころか当事者として関与した事は、理解が行動に追いつくのを妨げる
程のショックを杉山に与えていた。

「…くそっ」
微動だにしない杉山の前で何度か咳き込み、真っ赤な唾を吐き出してから、三東はのろの
ろと立ち上がった。頬に盛大な痣をこしらえ、端の切れた唇を赤く染めた彼は、そのまま
杉山に背を向けて黙り込む。
沈黙が悠々と場を支配した。
291(2/3) 49 ◆NRuBx8130A :2005/04/13(水) 20:56:26 ID:LyyGkaTU0

数分のことであったろう、あるいは数十秒であったかも知れない。永遠に続くかと思われ
る均衡を破ったのは、ふたりのうちのどちらでもなかった。
「三東ぉー!杉山ーぁ!」
遠くから、覚えのある声が聞こえてくる。杉山は心拍数を跳ね上げるだけでは足りずに小
さく飛び上がり、三東もギョッとして辺りを見回した。
「あれ、」
杉山が指差す先に目を凝らすと、近づいてくる人影が確認できた。見慣れたシルエットが
ふたつ、隠れるでもなく怯えるでもなく、むしろ軽いと言っていい足取りでこちらで近づ
いてくる。
「前川さん?江草!!」
友人の姿を見つけると、杉山は顔を輝かせて両手を振った。痩せ気味の横顔にたちまち笑
みが浮かぶ。先程まで泣きそうな顔で俺の腕にしがみついていた誰かとはまるで別人だと、
三東は思わずにいられない。
「すーぎーやーまー!」
前川の少し後ろを歩く江草も同じように呼びかけ、杉山に手を振り返してくる。バックパ
ックを背負ったチームメートがふたり、前川などは片手に持ったペットボトルをちゃぷん
ちゃぷんと言わせつつ、のんびりとした足取りで歩み寄ってくるのである。
まるでハイキングの光景である。
まるで異世界からやってきたようなふたりに三東は面食らったが、ホッとする気持ちを否
定する気は起きなかった。
安堵のため息が、既に漏れた後であった。
292(3/3) 49 ◆NRuBx8130A :2005/04/13(水) 20:59:55 ID:LyyGkaTU0

「良かったわー。意外と簡単に合流できたやんか、な、江草」
「はい!」
丸顔のふたりは言葉を交わしながら正しく笑顔を浮かべ、彼らの到着を待つ者の前に整列
しようとした。が、三東の口の端が赤く染まり、見慣れた縦縞も土で汚れてしまっている
のに気付くと、にわかに慌て出し、そろって荷物に手を突っ込んだ。
差し出されたペットボトルとタオルを、三東は傷の痛みも束の間忘れ、微笑みながら押し
頂いた。前川がジェスチャーで示すとおりに、口の中を『六甲のおいしい水』ですすぐ。
途端に酷い痛みが襲い、彼は顔を顰めたが、杉山と江草が自分とそっくり同じように顔を
顰めてこちらを見るので、どうにも可笑しくなった。噴き出し半分で朱に染まった水を吐
き、切れた唇にタオルを押しつける。そのまま押さえとけ、と何故だか声をひそめ、口元
に手を添えて前川が言う。大人しく頷いて、三東は先輩の指示に従った。
視界の隅では杉山が手にしたラジオと耳のイヤホンを交互に指し示し、親友に己の強力な
支給品についての説明を始めていた。江草の背後で鷹揚に腕を組んだ前川の打つ相槌は、
江草の打つそれよりずいぶんテンポがずれている。
視界の隅では杉山が手にしたラジオを指し示し、親友に己の強力な支給品についての説明
を始めていた。その背後で前川が鷹揚に腕を組む。杉山からイヤホンを借りた江草が、あ、
今、俺たちの合流の情報が流れた!と目を丸くして言った。

数本、歯を失ったらしい。酷く痛むし、今はそんな気分ではないので、詳細な検証は後回
しにしようと三東は即決した。口中に広がる錆に似た味は一旦薄まったものの、新たに滲
み出る感覚もあり、すぐに治まるものでもないようだ。
が、それでも何もかもが十分マシだと、彼は眉尻を下げた。

【残り43人】
293代打名無し@実況は実況板で:2005/04/13(水) 22:24:26 ID:6vSaKnEC0
49氏、乙です!
この三東はまともみたいですね
294代打名無し@実況は実況板で:2005/04/13(水) 22:51:54 ID:h1E8q85X0
乙です。杉山江草はやっぱ一緒になるんだなあ。
あ、前川と三東は同い年ですよ。
29549 ◆NRuBx8130A :2005/04/13(水) 23:01:24 ID:LyyGkaTU0
年齢のみで考えるべきだったか…すいません球暦だと思ってください
後で訂正するかも
296代打名無し@実況は実況板で:2005/04/14(木) 06:10:54 ID:LMBOTZSO0
あ、ほんとだ。
こっちの三東は仲間に出会えてよかったね!
297代打名無し@実況は実況板で
三東、若虎BRだと殺しまくってたっけ
どれもはまってるのが面白い