【駐米】シュールストロムに期待する事【スカウト】

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102代打名無し@実況は実況板で
>>101
シュール乙

以前ウヒョスレに誰かがうpしてくれていたシュールの記事でものせておこう

米国スカウト同行記 カープ補強戦略 上
キーマン 人脈と眼力光る元投手

 広島の外国人補強がヒットを続けている。昨年から今年にかけて獲得した4選手が、
投打に活躍。その背景にあるスカウティングは、他球団からも高い評価を受けている。
今後の外国人獲得をにらんで5月11日に渡米した松田一宏・国際業務部付部長、
山根雅仁・育成部主任に同行した。米国でのスカウト活動の実態を紹介する。

関西空港から飛行機を乗り継いで約14時間。最初の目的地、オハイオ州コロンバス
でなじみの顔に再会した。一昨年まで、リリーフ投手として広島でプレーしたシュール
ストロム駐米スカウト。今回の旅の成否を握る人物である。広島で現役を引退し、
サンフランシスコを拠点に全米でスカウト活動をしている。松田部長一行と合流した
シュールストロム・スカウトはあいさつもそこそこに切り出した。
「例の右投手。近々右ひじにメスを入れるそうだよ」

球団は4月までに、米国の代理人からの売り込み資料やビデオ、過去の成績などを
参考に、約600人の候補選手から約十人をリストアップ。獲得できる可能性の高い投手3人、
野手1人を中心に、約3週間で14試合を視察する日程を組んだ。視察候補の横手投げ右腕が
手術する話は、メジャー球団の投手コーチから仕入れた。ツインズなど米国で8年間プレーし、
当時からの友人が現在も現場や球団フロントに数多くいる。性格やチーム内での位置付けなど、
外からでは知ることのできない情報を得られることが強みだ。
「何でも聞ける相手が、メジャー全30チームに最低一人はいる」。
移動中も頻繁に携帯電話で連絡を取った。
103代打名無し@実況は実況板で:05/02/15 18:01:51 ID:jQP29ewH0
大リーグ球団にとって、移籍金が生じる選手の放出は貴重な収入源の一つ。
元オリックスのフレーザー(在籍1996−97年)が日本へ選手情報を提供する企業を
開設するなど、売り込みビジネスは盛んだ。故障歴や性格の欠点を隠すなど、
売り手側に有利な条件がはんらんするだけに、松田部長は
「まずシュールストロムが、カープに必要な選手かどうか判断してくれる。
情報の信頼度が格段にアップした」と、その眼力への評価は高い。

連日、ジェット機で全米を飛び回るハードな生活にも、シュールストロム・スカウトは
「僕はもう投げられない。でも探し当てた選手が抑え、打てば、勝利に貢献できるんだ」
とにこり。手がけたデイビー、ラロッカ、ベイルはいずれも狙い通りの働きぶり。
日米両国の球界を知る元右腕のコントロールは抜群である。

クリック ○駐米スカウト○
日本の12球団で、米国在住のスカウトがいるのは広島、阪神、巨人、横浜、西武の5球団。
選手経験のあるのはシュールストロムと、今季から阪神のスカウトになったオマリー
(91−96年、阪神―ヤクルト)だけ。
104代打名無し@実況は実況板で:05/02/15 18:02:34 ID:jQP29ewH0
米国スカウト同行記 カープ補強戦略 中
人材発掘 不遇の「超3A」に狙い

オハイオ州のクーパースタジアム。
試合前、三塁ベンチから懐かしい顔がバックネットに歩み寄ってきた。
「うちにも3人、日本でやれそうな野手がいるよ」。
インディアンズ傘下の3Aのブラウン監督(41)。
1992年から3年間、広島の外野手として活躍し、日本の野球を知る一人だ。

昨季彼の下でプレーをしていたラロッカをシュールストロム・駐米スカウトに勧めた。
打率3割を超え、15本塁打(1日現在)の好成績にも驚く様子はない。
「ミートがうまいからね。何よりも彼は『オープンマインド』だから」。
日本野球に適応できると確信していたようだ。

推薦された3選手は、打撃力が今ひとつだった。
翌日からはアイオワ州デモインで、メジャー通算14勝の右腕を視察予定。
ブラウン監督が「登板予定を聞いてあげよう。それとパーソナリティも」。
ここにも貴重な情報源があった。

コロンバスから北西へ900`のデモイン。
期待していた右腕は、直球は140`前半で、変化球の制球力に欠けた。
リスト表にバツ印を入れた山根主任は、攻守に動きがいい遊撃手に注目。
シュールストロム・スカウトが「あの遊撃手は4Aだね」とつぶやいた。
突出した実力を持ちながら、メジャーと3Aを行き来する「4A」。
メジャーに定着できない原因は2つに大別される。
105代打名無し@実況は実況板で:05/02/15 18:03:14 ID:jQP29ewH0
一つはチーム事情。昨季レッズで9試合に先発したベイルは、
シーズン序盤に所属したメッツ傘下3Aからは解雇通知を受けた。
戦力構想から漏れた格好だ。もう1つは性格。気性が荒すぎたり、
チームメイトともめ事を繰り返し、メジャーのベンチからはじき出されるケースも多いという。

ブラウン監督が別れ際に言った。
「日本で成功する選手探しは簡単じゃない。異文化の国でプレーするには、
メジャーでやるよりも精神的に成熟している必要がある」。
「4A」で、かつチーム事情で埋もれている選手の発掘。
スカウトには人間性の見極めも求められている。
106代打名無し@実況は実況板で:05/02/15 18:03:43 ID:jQP29ewH0
米国スカウト同行記 カープ戦略補強 下
現場と連携 意見反映へ実力数値化

年俸が高騰を続ける中で、広島は「安くて活躍する」外国人選手の獲得を目指し、
工夫を重ねている。他球団から評価の高いスカウト手法には現場との密接な連携がある。
昨季から、フロント主導だった獲得選手の決定に、山本監督ら現場首脳陣の意見を最大限に取り入れている。
山根主任は、90分のビデオテープ30本用意。有力選手を撮影するたびに、日本へ送った。

報告書も一新した。「選手をイメージしやすいように」と細かく数値化した。
野手は打撃を「パワー」、「対変化球」など6項目、守備を6項目、走塁を2項目に分けて5段階評価。
一目でシーツと比較できる。投手については、日南春季キャンプで北別府コーチ、山根主任、
シュールストロム・スカウトの3人が評価基準を統一した。ブルペンで「今のスライダーの制球はA」、
「フォークがこの程度の落差ならB」などと視点の共通化を図った。
A評価ばかりでも、20代前半の選手は獲得が難しい。数年先の獲得を視野に入れ、
継続的に追い続けていく方針だ。
107代打名無し@実況は実況板で:05/02/15 18:04:19 ID:jQP29ewH0
テネシー州ナッシュビルでは、事前評価の高い右投手が先発した。
しかし、直球は135`前後が大半で、三回途中7失点で降板。
山根主任は「これがプロモーションビデオの怖さ」とため息をついた。

思わぬ収穫もあった。抑え右腕は150キロ台を連発。
同主任は「直球だけでも十分通じる」と評価。
シュールストロム・スカウトは「変化球も見たい。なぜ3Aなのかも調べないと」。
翌日からの日程を変更し、再確認のため、チームを追って大陸西部へ飛んだ。
来季以降の候補者を絞込み、「今の選手がハイレベルなだけに、要求は高い。
続けていかないと意味がない」と松田部長。

一行が帰国直後にデイビーが離脱し、ブロックは復帰未定。
球団は新しい外国人獲得へ、首脳陣と話し合いを始めた。

○外国人選手の年俸○
2日現在、各球団が4−7人外国人選手と契約。
広島の6選手の平均年俸は5700万円で12球団中11番目。
最高は巨人(7人)の2億1000万円で、最低はダイエー(6人)の4550万円。
個人最高は巨人・ペタジーニの7億2000万円。(いずれも金額は推定)

シュールかっこいいよシュール
ここにかいてある攻守に動きがいい遊撃手、連れてきてくれんかのう