【落合】中日監督落合博満58【江夏】

このエントリーをはてなブックマークに追加
549代打名無し@実況は実況板で
>>542  釣りでしょうけど、落合ほどトレード推進論者はなかなかいないぞ。
「そもそも私はロッテに入団したときからトレード要因だった(笑)」 [中略。「空白の一日」で巨人ドラフトボイコットの話]
「会議に出ていれば、長嶋監督が私を指名するつもり(中略)ことあるごとに長嶋さんが私のトレードへ申し込んで来ていたという話が、後になって…」

「81年に私は一軍に定着して首位打者を獲得した。これで、私のトレードという話は聞かなくなったね(中略)
 三冠王を3回獲っていたし、まさか自分がトレードに出されるとは考えていなかった。ところが、出されるんだよな(笑)」

「ある時から、私の年俸には算出基準が無くなっていたんだ。だから、あの年も本社と球団で『野球選手が一億円をもらっていいものか』と
 いう話が交わされたらしい。面白いもので、本社は『うちが初の一億円選手を出せる』と前向きなのに、球団は『本社がせっせとガムを
 売って利益を出しているのに、野球しかできない者が一億円もらうなんて』(中略)まぁ、稲尾さんの辞任問題から始まった話でしょう」

「球団フロントも首脳陣も、トレードをチーム強化のビジネスと考えるべき。重点補強のためなら、出したくない選手でも
 出してやる。飼い殺しにしなくてね。」
「一方の選手サイドも、数字や他の選手との比較で+査定を要求するのではなく自分の商品価値にこだわって球団と
 契約していくべき。(中略)そして、交換トレードでも自由契約でも、他球団に移る選手は『望まれていく』という意識を
 強く持つこと。こうしてプラスの要素を増やしていけば、球界全体の底上げにもつながる(中略)21世紀はトレードは
 明るくですよ」

引用元「トレード大鑑1936-2001(ベースボール・マガジン社)」落合博満インタビュー
久しぶりに眺めていたら、トレード論以外にも、実体験についての述懐で面白いところ色々とあったので、ロッテ→中日の
ところ、思わず引いてしまった。まだ興味深い話もあるけど、時間ないので、また別の機会に。

※関係ないけど、ずっと「オレ竜(流)」っていう言い方、疑問持っていた。この人って一人称「オレ」より「私」の方が
 圧倒的に多いよね。内容はけっこうエグくても、表面的にはかなり「慇懃無礼」な話し方をする人という印象あった。