今回の男の美容のゲストは広島東洋カープ・前田智徳選手。
練習や試合などで毎日大量の汗をかくスポーツ選手。そういう過酷な肌環境の中、
毎日の素肌のケアに欠かせないものといえば勿論ボディソープですね。
今回のゲストはバッティングの求道者として知られる前田選手。
彼ならボディソープにも相当のこだわりがあるのではないか?と思わずにはいられません。
「ボディソープ?あぁー、あんなん使わんけ。なんかああいうの使うてると
体がこそばいくなってくるんよ。わしには合わん。わしゃあ、石鹸しか使わん。」
石鹸オンリーとはまた漢らしいですね。
「そういうわけやないけん。石鹸ちゅうのはわしがホンマに
ガキんちょのころからの付き合いやけん。ずっとの付き合いやけ、
汗書いた後はもう、わしの肌がまっちょるんよ。うずうずしちょる。
わしの肌があの固いもんにいらわれるのを待っちょるんじゃけえ。」
なるほど。子供の頃からの習慣というわけなんですね。
そして何事にもこだわる前田選手のこと、やはり石鹸の銘柄にも
独自のこだわりがあるのでは?と勘ぐり、そのことを矢継ぎ早に聞いてみると
「いや、さすがにそこまではこだわらんよ。これに変わるいいのがありゃ、
何時でも変えるつもり。じゃけど、今使うとるやつは天然成分のみで
作っとる石鹸やけ、一概なやっちゃ。わしみたいな石鹸やね(笑)」との答えが。
いかにも彼らしいコメントで、聞き手の私も自然と笑みがこぼれてきました。
最後にとても印象深いコメントがありましたので抜粋します。
私「でも、前田選手もああいうシャンプーみたいな感じのソープも
意外と使ってみたいんじゃないですか?」
「・・・まあ、ちーとばっかしな(笑)ウチの若いもんも
あんなんばっか使うとるしね。なんじゃかんじゃ言うてわしも風呂場でああいうのも
使うてみたくなる時もあるんじゃけど、こればっかしはそう簡単に変えられんけえのう・・・」
一つの石鹸を通して、一人の野球選手ということだけではなく、彼自身が自ら選んだ生き方を
必死に貫こうとしている狭間での、前田智徳という一人の漢の苦労をも垣間見ることができた
とても有意義なインタビューでした。