>>450 >使いづらいかと思うのでファイターズの位置を10に変更希望
いいけど、文章中に「8番区域」って入ってるから、微妙やと思うよ。
巨人Bは巨人Aとは遠くに配置した方が自然かも。
>>450 逆に使えるかもよ。
公はもうスタートを離れてるし他のチームは禁止区域じゃないし。
てか「使いづらい」って、職人?
>>453 同意。
>>地図制作者さん
もしよろしかったら地図添付してメール下さい。
出来てる最新のをうpしたいと思うので。
(しばらく2ちゃん見れない環境からネットする予定なので…)
お手数でなければでいいですが。
>>454 職人じゃないすよ。
使いづらいってのは今後ですよ。しばらくしたら他球団のスタート地点も
禁止区域になるんですよね?
457 :
386:04/11/24 23:00:47 ID:1FD2mKsr
ttp://with2ch.net/cgi-bin/pict/index.cgi NO.15519
全12球団13チーム記入しました!
ヤクルトは70番、ライオンズが24番、ロッテを54番
あとなるべくAとは遠ざけるようにしましたが巨人Bが2番
都合が悪かったらまた報告お願いします
ファイターズは…一応動かさない事にしておきます。
その他雑木林2箇所追加、病院62にもう一つ追加
各所にある小屋や四角い建物の利用法は職人様にお任せいたします
うpローダーだと流れ激しいので
地図保存は保管庫様にお願いします(連絡致します)
それでは訂正も受け付けますが、とりあえず名無しに戻ります
職人様方、後の展開楽しみに待っています。
個人的な意見で申し訳ないのですが
話が進み次第、保管庫のほうに
球団別でタイムチャートのようなものを設けてはいただけないでしょうか
読んでいると時間にずれが生じて話の展開がつかみにくいのです
職人さん
展開楽しみに待ってます
461 :
代打名無し@実況は実況板で:04/11/25 21:19:41 ID:h9U2ugkn
職人さん期待age
今更な予感がしつつも…
食料供給所?と、下位のカープやベイスターズが近すぎませんか?
ホークスと食料が68と69、スワローズが59or60とかじゃだめかな??
あと、マリーンズの場所が孤立してる感じ。
もっと上位のところとかが配置されてそうな場所に感じました。
ヤクルトとロッテが逆でもよさそうな気がする…。
文章中の折り合いとか色々あって無理ならゴメンナサイ。
それと自分には過疎の離島の友達がいましたが、
そこは一応観光名所としても扱われてるのに診療所はひとつだけでした…。
(しかも常駐医がしばらく不在でちょっとした危ない地域になった)
他の娯楽がないのでw図書館や体育館などはちゃんとあって、
地域民総力戦でやるからスポーツとかは強かったですね…。球場あったし。
(自分のチームはその離島のチームに28−3で惨敗しましたw)
学校などは流石に小学校と中学校は別でした。高校は、フェリーで通って来てましたね。
あくまでその島の一例なんですが、過疎の島ってことで似てるかなと思って書かせてもらいました。
参考にならなかったらごめんなさい。
>>462 それはまさにカープバトロワの会場では?
観光地で診療所がひとつで高校は甲子園に出場経験があってとまさに条件ぴったり。
一時期不在でフェリーで通って…うん。間違いない。
464 :
462:04/11/26 02:09:23 ID:6hDbJtwO
>>463 カプバト読んでないからわかんないけど、462はリアルで存在する島のことだよ。
因みに島の中には高校はない。
近くに甲子園出場経験のある学校(一応、出身の現役選手もひとりいる)があるけどねw
常駐医がいなくなってた時期も結構最近のこと。
でもやっぱそう考えると、過疎の島っていうとカブってしまうのかな…
とりあえずその球団を書いている職人さんの意見優先だろ。
それによって書きにくくなるかもしれないんだから。
日ハムのスタート地点がちょっと問題になっていますね。
自分は出来れば8番地域のままの方が都合が良かったのですが…。
10番区域だと南東方向に行ってるのに、
南西の方角に行っているという事になってしまいますので…。(今時点学校の近くを通っているため)
しかし過疎の島…、私は都市生活なので想像が。
実際はどんな風景なんでしょうね。
ハムのスタート地点別に問題じゃないとオモ
書いた人が決めればいいと思うんだが。
本人が進めていく上で困らなければ良いのではないかと
あと下位のチームが食料に近いのも
オーナー側の罠(ブルーウェーブみたいな感じ)と思えば
別に変ではないかと。武器では不利だろうしね。
ハムのスタート地点別に問題じゃないとオモ
書いた人が決めればいいと思うんだが。
本人が進めていく上で困らなければ良いのではないかと
あと下位のチームが食料に近いのも
オーナー側の罠(ブルーウェーブみたいな感じ)と思えば
別に変ではないかと。武器では不利だろうしね。
>>468 でもベイスターズの話で、上位だから食料庫も近くにあるんだろうな、みたいなこと言ってなかった?
職人さんの書いた内容優先なら食料庫はカープはともかく横浜とは離れてた方がいいよ。
>>464 おそらく463はひとつ勘違いをしていると思われ。
カプバトの会場は広島の厳島(宮島)。
勘違いとは宮島工業高校は宮島にあるのではないと言う事。
ただ病院が一時期やばくなったのは事実。いまもやばいが。
>470
そうかぁ。でも462は別のとこ。それほどの観光名所じゃないや。
山があってリフトがあって鴎が飛んでて緑色の桜が咲くくらいしか見所のないとこですから…
つうか状況似すぎw
とりあえずage
ものすごい大雑把だけど、今の所こんな感じ?
12:00頃 ゲームスタート
ズレータ(H)死亡
〜 全島放送(ズレータ死亡)
二岡(G-A)、巨人Aを襲撃
日ハム、巨人Aと接近
12:45 オーティズ(BW)死亡
13:00 佐々木(YB)死亡。全島放送(オーティズ死亡)谷(BW)、中日とニアミス。
〜 中日、オーティズの亡骸を見つける。
13:15 全島放送(佐々木死亡)
13:45 松坂(L)、カープを襲撃。ラロッカ(C)死亡。
保守
476 :
代打名無し@実況は実況板で:04/11/29 20:45:05 ID:9bpdy+/n
age
477 :
代打名無し@実況は実況板で:04/11/30 20:05:20 ID:XyThmpWk
ageてみる
478 :
代打名無し@実況は実況板で:04/11/30 23:31:17 ID:Ee6L8TNl
続編期待age
38.
「仁志さん、この島の住人たちはもう引っ越しているんですよね?」
高橋由伸(G24)は、周りを忙しなくキョロキョロと見回しながら、仁志敏久(G8)の後について歩いた。
「この辺の家の人、救急箱とか置いて行ってないでしょうか。」
前を歩く人間の腕から真っ赤な液体がボタボタと流れてくる。そんな尋常でない状況に、今、置かれている。
やっと混乱の冷めてきた高橋は、また新しい混乱に陥りそうな気がして、ひとり、首を小さく振った。
「民家に入るのは確かに安全かも知れない。
けど、逆に飛び道具なんかを持った奴らに襲われたら、逃げるにも道が限られて余計危ない思いをするだろ。」
仁志の表情は苦い。「まぁ、このまま血の跡でわざわざ敵を誘導し続けるわけにもいかないな…」
さっきの出来事で仁志の意識がすっかり変わっただろうことは、高橋にもわかることだった。
相手が―いや、「敵」が、自分を襲ってくるという前提で話しを進めている。
「仁志さんは」思わず口をついた。仁志は振り返らない。「殺せますか?」
振り返らない代わりに立ち止まって、少し上を見上げた。
「わからないけど、死にたくはない」
少しイラついた様子で、メジャーに行くんだからねと付け足す。
ついさっき、身近な人間に命を狙われた仁志の気持ちは、高橋にはわかるはずがないことだった。
「じゃあこれから一体…」「シッ」
高橋の言葉を、仁志が制した。その理由は、すぐにわかった。
ざり、という砂を踏み締めるような音がする。
誰でしょう、どこのチームでしょうなどと尋ねたいのを堪えていると、仁志が先に「誰だろう…」呟いた。
促され、住宅の少し影になる場所へ移動する。不自然に見えているかも知れない。
「あくまで予想だけど、あの建物の影だな。もう少し進めば、あの位置からは死角になる。」
傷を負っていない利き手で、小さく指を差す。声も微かだ。
「何人いるかもわからないし、上位だったら飛び道具を持ってないとも限らない。」
仁志の予想する死角に入り切ると、仁志が由伸の握り締めていた金属バットをゆび指した。
「これで調べてみよう。相手から何かリアクションがあったら、すぐにこっちの民家に駆け込め。」
由伸にはいまいち意味が掴めなかったが、仁志はただ「向こうに頭悪いのがいるのを祈るしかないな。」失礼なことを呟いた。
ガシャーン、という大きな音に、その音を作った本人が狼狽えた。
それと同時に、頭の上を、パーン、という乾いた音が掠める。
慌てて向かいの民家の玄関に転がり込み、仁志の血の跡を辿る。
居間を抜け、台所を抜け、土間のようなところに仁志は立っていた。
高橋は自分のユニフォームにくっついたガラス片を少しずつ落とす。
そこで初めて、自分が囮に使われたことに気付いた。
向かいの家のガラス窓を壊して大きな音をたてることで、「彼ら」を威嚇した。
武器が悪ければ襲って来ないし、飛び道具を持っているなら威嚇し返してくる、または驚いて思わず発砲してくる可能性が高い。
反応が早かったことから、恐らくさっきの発砲は後者だろう。
「彼ら」はそのまま去るか、それともこちらへ確認しに来るか…。
仁志は自らの真っ赤な腕をビニールのようなもので縛った。武器のヌンチャクが入っていた袋らしい。
「引っ越した後だから、丁度ガムテープもあった。」
しっかりと固定すると腕を上下させる。血は零れない。
「足音が聞こえた。多分人数は結構いるんじゃないか。それに、武器…。」
戦うわけにはいかない。仁志は、土間の勝手口のノブに手を掛けた。割れたガラスをジャリジャリと動かす音がする。それに紛れて聞こえないように、そっとノブ回した。
「彼ら」が仁志の血の跡に気付くのも時間の問題だ。
ひたすら走る。建物は少なくなってきたが、仕方ない。あの住宅地には戻れない。
高橋はやはり仁志の後ろを走っていた。もう血の目印は落ちて来ない。
走って冷たい風に当たったせいか、急に顔に集まっていた体温が下がってきた気がした。
―仁志さんには、「彼ら」と協力するという考えが、浮かばなかった。
誰かに狙われたことで変わってしまった意識というものが、なんとなくわかった気がする。
高橋の頭上にはまだ、あの乾いた音が響いていた。
GJ!乙です!
金子か誰か発砲したの?
教えて
続編キタ------!!GJです!
油断してたら投下されてた…!GJです!
仁志のダカラネにワロタ。
二岡の動向が気になります…
空気を読まずに投下しまふ。
>>43氏作成の場面を無理やり反映させますたw
outside(ベイ3)
ピーピーピー・・・・
携帯電話の着信音が鳴っている。車を運転中の相川亮二(YB8)は、前の信号が赤になったのを見計らって携帯電話を開いた。
画面に「吉見祐治」の名が表示されている。相川は急いでメールを開いた。
―三浦さん・佐々木さん・種田さんに電話をかけましたが、全く繋がりませんでした。それから佐々木さんだけ『お掛けになった電話番号は、現在使われておりません』になりました―
えっ?『使われておりません?』相川は目が点になった。
信号が青になっても発進しない相川の車に後ろからクラクションを叩きつける音がする。我に返った相川は急発進させる。
「相川さん、どうしたんですか?」助手席の加藤武治(YB17)がたずねる。
「あ、いや、どうも佐々木さんのケータイが『現在使われておりません』になっているらしいんだ。」
加藤はふーんとうなづいてあまり気にも留めなかったようだ。
「ところで、誰からのメールだったんですか?」
「吉見から」
加藤ははっと気づいた。今日は木塚と吉見と練習の日だった・・・
「ああ、練習なら『加藤は借りてゆく』って言っておいたから」
「え?そ、そんな・・・」
ジージージー・・・
携帯電話のバイブの音。加藤の携帯電話だ。恐る恐る開く。木塚からのメールだった。
―3人を助けるんですか?居場所がわかったら教えてください。そしたら俺たちも駆けつけます!あまり無理しないでくださいよ(^^)ノ―
加藤はひっくり返った。
TBSの駐車場に車を止め、予約しておいた赤坂の料亭へ向かう。
当日に、しかもこんな昼間に取れるのだろうかと懸念していた料亭の予約は先方さんの名前だけであっさりと取れた。14時30分に先方さんが来る予定だ。
「あ・・・相川さん、僕帰りたいです・・・」加藤は落ちつかない様子で声を振るわせる。
「練習のことか?でも木塚も三浦さんのこと心配してたしなあ・・・」答えにならない回答をする。相川も緊張している。
「あぐらかいてもいいですか?しびれて・・・」
「あ、しまった、こっちは上座だ。下座は向こう」
時間が迫ってくる。時計の針が14時23分を指した。
仲居さんがやってきて、先方さんが来たことを告げた。早い!早すぎるよ!!
ゴクっと喉が鳴る。なんだか目も乾いてきた・・・
障子がすーっと開いて、背の高い男が入ってきた。
加藤が目を皿のように丸くした。
「や・・・山下監督・・・・・!?」
入ってきた男は、見慣れたスキンヘッドの山下大輔であった。呆然と山下を見つめる。
「監督!お待ちしておりました!!」相川が深々と頭を下げる。加藤もつられて頭を垂れる。
「おいおい、もう僕はベイスターズの監督じゃないぞ」山下が朗らかに笑う。
しかし相川は違和感を感じていた。どうやら監督の後ろにはまだ人がいるらしい。おかしい、僕は山下監督しか呼んでなかったはずだが・・・
相川が思ったのもつかの間、山下に続いて男が一人入ってきた。
「タオ・・・・さん?!」
入ってきた男は、田尾安志、そしてもう一人
「あ、あなたは・・・・」
加藤が思わず立ち上がった。
「こ、これは・・・いったい・・・・・」
そこにいたのは、まさしく楽天市場の社長、三木谷浩史だった。
注)これは10月下旬の話なので、まだ新球団が楽天に決まったわけではありません。
新規参入出来レースキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
GJです!
職人さんたちのネタが絡んでくると楽しみですね…
サイドストーリーも盛り上がって来ましたな!GJ!
ヤクルトとロッテがどうしてるのかも気になる…。
どなたか今年の長島JAPANの代表のバトロワスレ立てて下さい。
川相の続きが気になる俺って負け組か?
39.孤独と過疎
それは数時間前の話。
気が付けば金本とアリアス、そして2つ分のバッグがスタート地点であった室内練習所から姿を消していた。
矢野と今岡もなんとか今自分らが置かれている状況を把握した。
険悪な顔をしている二人に「これからどうしますか」と恐る恐る福原は尋ねた。
もちろん一緒に行動するものだと思っていた。こんな状況で単独行動をするのは危険だと本能的に感じていたからだ。
しかし、返ってきた答えは福原の考えていた事とは全くの正反対の言葉だった。
「俺は一人で行く」。
俯いたまま、今岡が途切れそうな声で言った。
なぜ、と福原は言おうとして口を閉じた。
今岡が自分の名前が入ったバッグを持ち今まさにドアを開け外へ出ようとしていた。
ドアノブに手をかけ、完全にドアを開けきらないでこちらを向いた。
その今岡の表情はどこか悲しげで、それでいて何かを覚悟したようにみえた。
とても何かを言えるような心境ではなかったのだ。
そのまま背を向け、背番号7はドアの外へと消えていった。
しばらくすると、矢野もバックに手をかけ出発する準備を始めた。
チャックを開ける音がやけに耳に痛かった。
地図を取り出し入念に位置を確認している。
矢野さんも単独行動をするつもりなのか…。
福原は矢野のその姿を見て急な不安感にさらされた。
戦場となっているこの外を一人で堂々と歩けるか?
もし誰かが本当に俺を殺そうとしてきたら?俺は戦えるだろうか?
孤独になって、俺は平常心でいられるだろうか。
「あの…矢野さん」
福原は拳を強く握り締めた。
「…福原もついてくるか?」
言わずとも、そんな福原の心情を見かねたように矢野が言う。
恐々と、それでもハッキリと、一言「ハイ」とだけ言った。
そして今は禁止区域の時間関係上、室内練習所を出て隣の球場のバックネット裏のスタンドで更に地図で方角などを確認している。
矢野の支給武器はレーダーだった。
液晶画面上にはいくつもの赤い点が散りばめられている。恐らく他選手の所在地だろう。
「俺たちは今ここやろ?んで、近いところに他の選手がいるところはここ。」
レーダーと地図を交互に見ながら矢野の指がスーッと地図上を滑る。福原はそれを目で必死に追うのが精一杯だった。
「今んとここっちに向かってくるヤツはおらんな〜。もうちょっとここ長居できそうやけど」
どうする?と言いたげに福原を見る。
「え…そしたらもう少しここに…」
「ん、じゃあそうすることにしよ」
出来るだけ動き回りたくは無い。今時点で安心と安全があるこの場に少しでもいたかった。
先ほどラロッカが殺されたと放送が入った。他にも既にズレータ、オーティズ、そして佐々木までもが何者かによって殺されたという。
福原には未だに人が死んでいる事を信じる事が出来なかった。
つい数ヶ月前のオールスターで笑い合った選手達。皆生きていた。しかし今はこの世にいないという。
矢野はいつもの試合中のような冷静さを取り戻し、選手名簿に死亡と放送された選手の名前をペンで線を引いている。
殺された者がいるなら殺した者がいるという事。
やる気になっているやつはたくさんいるはずだ、と矢野は言う。
それを聞いて福原は支給された武器、青龍刀の事を思い出す。もし相手が銃を持っているとすれば勝ち目はまるで無いだろう。
ましてや青龍刀を現物で初めて触った。これを武器にするとすれば刺すか斬るか…。
そんなことをすれば確実に感覚として一生付きまとう。自分に扱えるのか?むしろ振り回しているうちに誤って自分が斬れてしまいそうだ。
福原はその光景を想像してしまい、すぐに振り払うようにブンブンと首を振った。
―…いくらなんでもそんなんアホすぎる…。
少しだけ有りえそうなだけに笑えなかった。
不安要素は山積みだったが、とりあえずはここに居ればしばらくは殺されたりする心配が無い。
福原は気持ちを整えるように一つ深呼吸をした。体勢もくずし、ようやく少し心にも余裕が出来てきた。
もっとも、現実味が無いとすればまだまだ余裕はなかったのかもしれないが。
「それにしてもこの球場所々造りかけやなー。完成してないんか?」
矢野は地図から目を離し周りを見渡した。あわせて福原も顔を上げる。
ほとんど地図ばかりを見ていたため気づかなかったが、グラウンドは内野は土で外野は緑の芝。そう聞けばまるで甲子園のようだが、その中身はまったく違った。
客席部分は半分ほどしか出来上がっていないし、その外野の芝も剥がれ所々茶色い土が見えてしまっている。
「完成しないまま球場として使い続けてたみたいですね」
「うーん、過疎の島らしいしなぁ。でもええなー、見てみ、外野席芝生やで!スコアボードなんて手書きちゃうのあれ?なんか小さい頃思い出すな〜」
よっこいしょ、となんともオヤジくさい事を言いながら矢野が立ち上がり、久々に伸びをした。
過疎の島。未完成の客席。ぼろぼろになった芝。誰も居ない球場はなんだか切なさを感じた。
それでも不思議と歓声や野球少年のイキのいい声、ミットにボールが収まる音、カキーンという打った瞬間の野球独自の音が聞こえてきそうだった。
「また野球やりたいな」
「そうですね、やりたいですね…野球」
「あ〜おしい、あの室内練習所から野球道具持って来てれば良かった」
矢野はパチン、と名残惜しそうに指を鳴らしてホームベースを見た。
空はまだまだ太陽がグラウンドを照らしている。
もうしばらくはこの場にいよう。
”もしも”の時のことを考えるのはもう少ししてからだ、と二人は言わずとも考えは一致していた。
矢野の右手に握られているレーダーの画面上には、いくつもの赤い点がせっせと動いていた。
長文スミマセン。
話の時間上そろそろ投下しないと釣りあわなくなりそうだったので…。
しかし今頃金本さん話をこの後に持ってくれば良かったと後悔。
2時間近く経ってこんなのんびりしてるのはここだけなんだろうなぁ…。
福原の自分斬りにワロタw
GJ!
ナイス福原!!GJです!
アリアスが気になる…。
500 :
保管人:
皆様乙です。なんか展開楽しみになってきた…。
私も福原と二岡の接触キボンヌです。
>>497鈴波さんと皆様
時間、急に飛びましたからね…。難しいですね。
以前
>>458で言われていたタイムチャートなんですが私個人で作るのは無理っぽ…
皆さんからご意見いただければ検討したいと思います。
保管庫に一応掲示板を作りましたので、サイトの不具合報告や
ネタバレ的な話し合いなどにでも使って頂ければと思います。
(そういうとこで時間についても職人さんたちで話合えればと…)
一応またurl入れときます。→
ttp://www.geocities.jp/allstar12br/