@1リーグ肯定派@

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708珍・仁義なき戦い
黄泉瓜一家・幹部定例会にて

渡辺総長『わしゃ、もう斬った張ったは疲れてしもうたけ、引退して事業に精出すつもりじゃ。
       跡目は滝鼻に任せて、カシラにゃ宮内を据えるけな。
       あぁ、それからのぉ、田代が足洗いたいそうじゃけ、田代んとこの若いモンは
       宮内が引き受けるそうじゃ。そんな事じゃからよ、大阪のシマは宮内に守りさせるつもりじゃ。
       こんなら、後の事は頼むわい。』

久万若頭『お、おやっさん、」、そりゃああんまりじゃないですか!
       わしゃあ、カシラとして一家のために、ようけ血を流してきたつもりでおるんですがの。
       お、大阪を宮内みたいな餓鬼に取られたら、わしゃ若いモンに顔向けできんですわい!』
      
白井補佐『コラ、宮内!何とか言うてみい!おどりゃあカシラの茶碗取りやがって、こ、こん外道ったれが!』

渡辺総長『おどれら、極道のクセに銭の勘定ばっかりしおって!親の言う事が聞けんのじゃったらよ、
       代紋外してメシ食うてみいや!そんなケツの穴がこまい事言うモンは、破門じゃ!破門!』

久万若頭『!!!お、おやっさ』

白井補佐『あー、そーですかいの!上等じゃあ!わしら、遠慮のう組を割らせてもらいますけ!』

久万若頭『きょ、きょ、兄弟。やめっ』

白井補佐『カシラぁ、アンタぁ腹ぁ括りないや!』
      『首洗うて待っちょって下さいよ!ワ・タ・ナ・ベさんよ・・・』

そして、久万若頭を筆頭に反体制派は独立組織「二和会」を結成するである。

――第一部・完――
709珍・仁義なき戦い:04/09/04 00:55 ID:TgZiNpi8
しかし、渡辺二代目を敵視するということで、
二和会の同志である政治結社「千趣会」の黄泉瓜一家本部襲撃失敗や、
幹部・堀の舎弟分、多菊が愚連隊「雷武怒亜」を傘下に二和会の勢力拡大を目論むも
、盃事の直前になって頭の堀江以下が、抗争に恐れ戦き失踪。
二和会は次第に窮地に立たされてしまう。
そして数ヵ月後・・・

久万(二和会)会長『・・・滝鼻、いや三代目。松田と砂原んところは壊滅状態ですわい。
            おまけに、堀と多菊のガキゃ、ブルってしもーて堅気になるて言い出す始末ですけ。
            こんままじゃったら、わしら干上がってしまいますわい。
            頼んますけ、わしらの破門を解いてつかあさいや。』

宮内若頭『コラぁ、久万!おどりゃあ、どの口からそんな寝言が吐けるんじゃ?
       タコの糞頭ぁ昇りやがって!吐いた唾飲むような極道は往生せんかいやぁ、おぅ!』

堤舎弟頭『・・・で、どうケジメとるんなら?答え次第じゃ、おどれら全員木っ端にしちゃるど。こん腐れ外道が!』

滝鼻三代目『まぁ、それぐらいにしてやりない。久万の、こんならにゃ悪いんじゃがよ、
        他の若いモンに示しがつかんけ、一兵卒からやり直してもらうで。
        一家のためにキバったれや。えーな!』

久万(二和会)会長『・・・へ、へい(涙)』

白井(二和会)副会長『・・・もう、弾は残っとらんがよ・・・』

――完結編・完――