いきなり次回予告@プロ野球板

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184代打名無し@実況は実況板で
98年の白化現象で大きな被害を受けた日本のサンゴ礁が、その後回復していないことが、
環境省と日本サンゴ礁学会が初めてまとめたデータブックでわかった。
高水温が原因で起きる白化現象は地球温暖化の影響でその後も頻繁に起きており、
オニヒトデによる被害も再び広がっているという。

データブック「日本のサンゴ礁」(英語版)は、日本の研究者約40人が執筆した。
各地の現状の章によると、沖縄本島が98年の大規模な白化後、サンゴの回復はほとんど進んでいない。
沖縄県が03年、80地点を調べたところ、サンゴが覆っている割合が25%を超えたのは
2地点だけだった。
石垣島と西表島との間にある「石西礁湖(せきせいしょうこ)」では、頻繁に起きる白化現象で
回復が追いつかない。
慶良間諸島や奄美諸島では白化現象だけでなく、オニヒトデも大発生している。
宮古諸島でも大発生の初期段階だ。
小笠原諸島の母島では昨年秋に大規模な白化があり、父島では原因不明の死んだサンゴが
数多く見つかっている。
一方、四国や九州では、海水温の上昇などの理由でサンゴの分布が拡大している可能性があり、
生態系の乱れが見られるという。

これらの現状は、28日から沖縄県で開かれる国際サンゴ礁シンポジウムで報告される。
日本語版も近く作成する予定だ。

[朝日新聞](06/28 09:30)
http://www.asahi.com/science/update/0628/001.html