ロッテ、韓国と台湾球団を加えパ存続構想。

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238代打名無し
【球界鳴動】インタビュー ロッテ・重光昭夫オーナー代行  日経6月23日付朝刊スポーツ面

5チームでは収入激減
1リーグ制異議なし

―近鉄、オリックスの合併をどうみるか。
「セ・パ6チームずつがよかったが、こうなるとしかたない。5年ほど前に各球団の経営状況を推定し、
このままでは球界が立ち行かなくなるということを何チームかに説明して回ったこともあるが、いざこういう
事態になって驚いている」
―来季は5チームでいくのか。
「5チームでできると甘く考えていたが、シミュレーションしてみると大変だということが分かった。
試合数が減って入場料収入が20%減るだけでなく広告収入なども激減する。これは大きな打撃。
全体的な収益構造の見直しを進める必要がある」
―球団の再編がさらに進むと考えるか
「報道などを見ているとそちらの方向に進んでいるとの認識を持っている。球団数は5でも11でも奇数は難しい。
何かいい策はないか考えている。1リーグ制にも異議はない」
―再編の渦中に飛び込む意思はあるか。
「こちらから積極的に動くつもりはない。一部でダイエーとの合併が報じられているが、突然のことで驚いている。
ダイエー本体の経営が悪くなり、球団売却がいわれるのは今に始まったことではない」
―新規参入しやすい環境をつくり球団数を増やす手もある。
「選手年俸は高騰の一途で赤字額を減らせる球団はないだろう。赤字体質の業界に参入する企業はない。
米国では球場を運営する自治体が球場使用料を安くしたり、駐車場や飲食物の売上高の一部を球団に譲ったり
して球団の維持に努めている。日本は球団は赤字で球場は黒字という事例が多い。自治体の協力も必要だろう」
―今後プロ野球を活性化させる方策は。
「アジアリーグをつくればいい。ただ日米野球のようにシーズン終了後にやっても遊びになる。海外チームとの
交流試合をペナントレースに織り込むことでファンは真剣勝負を見られる。我々はこれまでファンが見たいと思う試合を
提案するのを怠ってきた。野球はとても魅力のあるスポーツ。新しい組み合わせを見せればサッカーには巻けないと
思っている。