近鉄に変わり幕田カイコスターズ発足

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662代打名無し@実況は実況板で
(ドラマ)カイコスターズ・オブ・ドリームス
第11話 衝撃!居酒屋オヤジの正体

[中日ナゴヤドーム死守!幕田カイコスターズ、惜しくも敗れる!落合監督自らサヨナラ打で決めた!]
観衆40500
幕300000000 3
中000001012 4
勝 岩瀬
敗 川崎
本塁打(幕)山崎(1回2点) レイサム(1回ソロ) (中)谷繁(6回ソロ) 
ナゴヤドームを賭けた戦いは中日が落合監督自らの逆転サヨナラタイムリーで劇的な勝利を飾った、誰もが驚いた「代打俺!」
自らの名を主審に告げ自らタイムリーを放った落合竜にスタンドは狂喜乱舞だった、一方、敗れたとはいえカイコスターズは
大健闘、彼らの戦いに感激した落合監督も幕田カイコスターズにナゴヤ球場を本拠地に使わせると発表した。

翌日のスポーツ紙にはこのような記事が1面を独占した、この戦いぶりは幕田カイコスターズの名を全国の野球ファンに
知らしめた、ナゴヤ球場はとりあえず1年間カイコスターズの本拠地になることになった、球場隣りのまだ新しい昇竜館も
カイコスターズが使うことになった、中日2軍の選手にとってはいい迷惑である、「オラオラ今日からここは俺らの宿舎だ
はよ出て行けや!」幕田が荷物をもって昇竜館を出る小林、植らに声を飛ばす、ナゴヤ球場の照明設備も整い、いよいよ
幕田カイコスターズは球団として本格的になってきた。
663第11話続き:04/07/06 20:00 ID:2r4odQWA
しかしまだ監督やコーチが決まっていない、「どうするかな・・・まあなんとかなるだろ、そうだ!とりあえずあの居酒屋の
オヤジに礼でも言いに行くかな」そう言って幕田はあの居酒屋へ向かった。 「オヤジ!しばらくだったな」幕田がオヤジ
の店をたずねる 「おお幕田か、おまえらの活躍は聞いてるぞ、チームのほうは順調なのか?」オヤジがうれしそうに笑う 
オヤジは球団を買って一応幕田カイコスターズのオーナーなのだがなぜか居酒屋を続けていた 「本拠地もできてチームは
絶好調だ、でもよ、まだ監督やコーチがまだ決まってねえんだ、いろんな評論家に声はかけたんだが誰も相手にしてくれ
ねえんだ」幕田が少し困ったように話す 「まあ監督ってのは難しいからな、特に外様監督は冷たくされる、支援して
くれねえんだ、もっともおまえらのチームはできたばかりでOBなどいないけどよ、とにかく監督ってのは大変だぜ、
結果出せねえと契約期間でも解任されちまうからよ・・・」オヤジが寂しそうに話す 「なんだよオヤジ、まるで監督やった
ことあるみたいなこと言うな」幕田が不思議そうに話す、「な、何言ってんだよ、監督やってたヤツが居酒屋なんてやって
るわけねえだろ」オヤジが動揺したように話す、(球団オーナーやりながら居酒屋やってるやつも普通はいねえけどな)
幕田は心の中でツッコミを入れた、「ちょっとトイレ行って来るわ」オヤジがカウンターをはなれた、幕田は不思議そうな
表情でオヤジをながめた、(そういえばあのオヤジ、何年か前どっかで見たような気がするんだけどな・・
あのデカイ鼻の穴・・・昔・・・テレビででも見たような・・)そう思いながらふとオヤジのいなくなったカウンターの奥を見ると
そこには1枚の写真が・・・西武ライオンズのユニフォームを着た選手が写っている、思わずカウンターの中に入ってその人物
が誰なのか確認する幕田、(この人・・・石毛?、あのオヤジ石毛のファンなのかな?・・・イヤ・・もしかして・・・?)幕田が困惑
の表情を浮かべる、とその時、カウンターの下に何やらユニフォームを見つけた、西武ライオンズのユニフォームだ、そして
その背中には・・・・背番号7、石毛と書かれていたのだった。