近鉄に変わり幕田カイコスターズ発足

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627代打名無し@実況は実況板で
(ドラマ)カイコスターズ・オブ・ドリームス
第10話 死闘決着!そして・・・ナゴヤ球場再び!
「さあ〜いよいよ9回裏、ドラゴンズの攻撃です、さて丸坊主が決まった小松さん、ドラゴンズ追いつめられましたね」久野が小松に話かける
「・・・・・何が起こるかわからない、それが野球です」小松はひらきなおったかのようにそう答えた。さて、川崎がこの回先頭打者の森野に1球目
を投げる、高めに浮いた、ボールになる、ここまで川崎の投球数は120球を越えている、さすがに限界が近いようだ、あきらかに疲労している
ことがわかる川崎をブルペンで見ていた平本、河原、カラスコがいつでも行けるぞ!とばかりに腕を組んで自信たっぷりにこの試合、投手兼
投手コーチをつとめる小山の顔を見て微笑みを浮かべる、小山は思わず顔をそらし見なかったことにした。  川崎はカウント0−2になり
ストライクを取りにいき甘く入った直球を森野に狙われた、1、2塁間を抜くヒットになる、ファースト山崎も必死に飛びつくが全然とどか
ない、無死1塁同点のランナーが出た、そして森野に代わり足の速い代走土谷が告げられた、次打者荒木バントの構え、川崎の初球をバント
しにかかる、しかしバントは小フライになった、しめた!川崎は思った・・・その時!その打球に対してもの凄い勢いでつっこんで来る者がいた、
どこかで見たことのあるこの光景、福井だ!先程ファインプレーでチームの危機を救った福井が飛び込んで来る!!実況の久野が叫ぶ
「福井フルジャ――――――――――ンプ!!!!・・・・ふっとばした―――――!!ボールはファールグランドへ―――――!!」
やってしまった、2003年5月31日の悪夢再び!打球は三塁ファールグラウンドの方向に向かって飛ぶ、青ざめる福井、しかしこの福井の行動を
予測していたサード筒井がはじいたボールをすばやく処理する、なんとか走者の3塁への進塁は防いだが無死1、2塁とピンチが広がる、
そのころブルペンでは河原があの悪夢を再び思い出して青ざめていた、関係ないがその横ではブルペンで平本の荒れ球を体中に受けてアザ
だらけになったカツノリが横たわっていた。