近鉄に変わり幕田カイコスターズ発足

このエントリーをはてなブックマークに追加
619第9話続き
河原が叫ぶ「あの時と同じだ!」あの時とは?時は2003年5月31日、巨人対阪神、巨人2点リードで迎えた9回表、マウンド上には
河原、2者連続ヒットを浴びるも赤星がバントミスでフライを打ち上げた、しめた!河原はそう思ったにちがいない、しかし・・・
そのフライをもの凄い勢いで飛んできた福井がフルジャンプしボールを飛ばしてしまった・・・これをきっかけに阪神は大逆点、河原に
とっても福井にとっても苦い思い出だ、思わず目を覆う河原、福井はまたしてもボールを飛ばしてしまうのか!?イヤ、入った!
打球はワンバウンドして福井のグラブにおさまった、すかさず崩れた体制のままセカンド善村に送球し1アウト、そして善村もリナレス
の激しいスライディングをかわして1塁送球、いつもは怠慢プレーの山崎もこの試合だけは必死だ、股をいっぱいに開いて送球を受ける
判定は!?「アウト!!」審判が叫ぶ、1塁を走り抜けた大西ががっくり崩れ落ちた、併殺の間に1点入って3−2となったものの
抜けていれば1点入りなおも無死1、2塁だ、福井の超ファインプレー!2003年フルジャンプで一躍ネタ要員になった男がチームの危機
を救った!川崎も気合が入る、次打者谷繁を三振に打ち取り8回裏を終えた。
9回表、1点リードされているが中日は抑えの岩瀬を出して来た、さすがは岩瀬、9回表を三者三振にしとめる。
いよいよ9回裏、ドラゴンズの攻撃、打者は代打の森野が打席に向かう、そしてカイコスターズはこの回も川崎をマウンドに送るのだった。