近鉄に変わり幕田カイコスターズ発足

(ドラマ)カイコスターズ・オブ・ドリームス
第８話　激闘！幕田軍VS俺流
｢さ〜いよいよ試合開始です、日本一のドラゴンズにカイコスターズが無謀にも戦いを挑みます、小松さんこの試合どうなりま
ますかね〜」ＣＢＣテレビの実況、久野誠が解説者の小松に話かける、｢まともな試合にはならないでしょうね、実力に差があ
りすぎます、まあ５点以上差がつくのは間違いないですね」小松がぶっきらぼうに答える「じゃあ、５点差以内のゲームにな
ったらどうします？小松さん」意地悪そうに久野が話かける｢そうですねそれなら丸坊主にでもなりましょうか」小松はそんな
ことあるはずがないと言った表情で答える、ナゴヤドームはものめずらしさに超満員、ＣＢＣテレビも急きょ中継をすることに
なったのであった。試合が始まった、川上がおおきくふりかぶって第１球目を投げるバシィ！！｢ストライク！！」148キロの速
球が真中に決まった、｢速いな･･。」１番善村はため息をついた、２球目も直球、空振り、３球目も直球、善村のバットは空を切
った、２番の酒井にも全部直球で三球三振、どうだ！とばかりにマウンド上で仁王立ちする川上、(やばい･･川上絶好調みたいだ
な･･俺がなんとかせねば･･川上の弱点は川上･･川上、川髪、髪！これだ！！)何かを思いついたように幕田がニヤリと笑う、そして
幕田は川上に向けてこう言った｢川上さん、そんなに帽子深くかぶるとハゲが進みますよ、なんならカツラにでもしたらどうですか」
それを聞いた川上の表情が険しくなる「気･･気にしてることを･･幕田･･キサマ･･」怒りでふるえる川上、そして幕田への１球目、
内角に直球がつきささる　ドスッ！！「ぐえっ」幕田の横腹に直撃した、デッドボールで幕田が出塁した、｢うまくいったな、これで
川上のリズムを崩せるぞ」幕田がニヤリと笑う、そして１塁に出塁しても川上に野次を飛ばす｢髪が薄いとヒーローインタビューの時
帽子とってファンにあいさつしにくいんじゃないですか？ちゃんとリアップぬってます？」川上の表情がひきつる｢うるせえ！」怒り
まかせに１塁にけん制を投げる川上、しかし送球が高い！リナレスがジャンプするも届かない、ボールは１塁ファールグランドへ
幕田はゆうゆう２塁に進んだ、川上は幕田の野次で冷静さを失っていた。