近鉄に変わり幕田カイコスターズ発足

このエントリーをはてなブックマークに追加
567代打名無し@実況は実況板で
(ドラマ)カイコスターズ・オブ・ドリームス
第7話 古巣とのガチンコ勝負、本拠地をかけた戦い

「ナゴヤドームをかけて勝負?幕田、おまえ自分が何言ってんのかわかってんのか?」落合監督があきれたように答える
「正式にパリーグに加盟したもんでね、本拠地がほしいわけよ、だから俺らが中日と試合して勝ったらナゴヤドームを俺らの本拠地
として使わせてもらうぜ、でも勝負すんのが怖いなら別にいいんだぜ、日本一になったチ―ムが本拠地取られたんじゃ
いい笑いもんだからな」幕田のこの言葉にクールな落合監督もさすがにムッときたようだ、少し怒ったような声で答える
「本気で言ってんのか?おまえらがドラゴンズに勝てると思ってんのか!」しかし幕田は冷静だ、「勝てると思ってるから勝負を
申し込んでるんですよ元監督・・・」 落合監督の表情がかつてないほど険しくなった、ここまで侮辱されては落合監督も黙ってはいない
「いいだろう!この勝負受けてやろう、勝負は3日後、場所はナゴヤドーム、18時プレイボールだ!!」オーナーの了解も得ず落合監督
は思わずそう口にした「さすが三冠王、勝負楽しみにしてるよ、元監督」そう言い残して幕田は電話をきった。

翌日の各スポーツ紙、誰もが目を疑うような記事が1面に載った
[新球団幕田カイコスターズ、中日ドラゴンズとナゴヤドームを賭けて真剣勝負]
このことは新聞を見るまで中日の選手達も知らなかった、「幕田のヤツ本気かよ・・あいつ馬鹿なことを・・」新聞を見ながら立浪が
あきれたように答える、「しかし無謀というか馬鹿というか・・」川上がつぶやく「2軍の寄せ集めなんかで何ができるんだ?」福留も
あきれている、「ったく・・・・・・tanisige・・・・だな・・・。」谷繁が意味不明に何かつぶやいていた。

一方カイコスターズ面々はというと、さすがに日本一になったチ―ムに相手にどう戦えばいいのか苦悶の表情を浮かべている、ただ1人
元気なのがいる、幕田だ、彼は自信満々にこう言った「ヤツらは俺らが解雇の集まりだからといってナメてかかるはずだ、最初は2軍レベル
の選手しか使ってこねえだろうから1軍が出てくるまでに大量リードしちまうんだ、1軍が出てきた時には俺らが大量リードしてるってわけ
さ!ハハハハハ」何の心配も要らんとばかりに笑う幕田に皆はいっそう不安になるのだった・・・。
568第7話続き:04/07/05 15:25 ID:xq0s5/wR
いよいよ試合当日の日が来た、カイコスターズ面々は幕田以外の選手は不安でいっぱいだった、ほとんど2軍暮らしの選手達が
日本一チームと試合するのだから無理もない。幕田は余裕たっぷりにこう言った「今日は山井あたりが先発じゃねーのかそれと
も植とか小林あたりかな、あいつらとは同じ2軍でやってたからよく知ってるぜ5点は取れるな余裕で、ハハハハ」しかし試合
開始30分前、他の選手はもちろん、あまりのショックで幕田も凍りついてしまった、「ドラゴンズ、ピッチャー川上、背番号11」
場内にアナウンスが流れる、なんと中日はエース川上だ、それだけではない、荒木、井端、立浪、福留、アレックス、リナレス、
井上、谷繁・・・ベストオーダーだ、幕田はてっきり最初は2軍クラスが出てくるだろうから前半に2軍が出てる間にたくさん点を
取ってしまおうと思っていたのだ、本気だ、落合ドラゴンズは最初から本気でカイコスターズを叩き潰すつもりだ。
「ど、ど、ど、どうすんだよ幕田・・・・・ベストメンバーだぞ!」小山が震えながら幕田に話かける、
「なんかいい作戦はあるんだろうな?」宮越も幕田に問いかける、すると幕田は背筋を伸ばしてカイコスターズナインを見渡して
こう言った「作戦?作戦か?ハハハハハ」謎の笑いにナイン達が何か秘策があるのかと期待をよせる、が、次の瞬間幕田は笑いを
とめてこう答えた「ハハハハ・・・・・・・・・・・・何もない!!」あまりにも堂々と答えられたためナインは口を開け唖然とするばかり
だった・・・・・。
ちなみに幕田カイコスターズのオーダーはこうだ、1番善村2番酒井3番幕田4番山崎5番レイサム6番森7番筒井8番中野
そして9番は先発投手川崎だ、中日主催ゲームのため指名打者はなしだ、そしてカイコスターズのスタメンは古巣との対戦に
燃えるものがあったのだろう、元中日中心のオーダーだ。 「プレイボール!」主審の手が上がりいよいよ本拠地を賭けた
試合が始まるのだった。