近鉄に変わり幕田カイコスターズ発足

このエントリーをはてなブックマークに追加
554代打名無し@実況は実況板で
(ドラマ)カイコスターズ・オブ・ドリームス
第5話 夢敗れた者達よ、集え!

[球界に衝撃!謎の男性が新球団設立へ、その名も幕田カイコスターズ]
球界に衝撃が走った!近鉄とオリックスが合併し5球団になったパリーグに幕田カイコスターズという名の球団が加わる
可能性が出てきた、設立したのは居酒屋経営の謎の男性、球団名から元中日ドラゴンズの幕田選手もなんらかのかかわり
を持っていると見られる、詳しいことはまだ謎につつまれており今後このチームの動きが気になるところだ。

あれから数週間後、スポーツ紙の1面にこのような記事が載った、「まさかあのオヤジがな・・・・」小山が言葉をつまらせる
幕田からの電話はてっきり幕田がヤバイ薬でも飲んで幻覚でも見たんじゃないかと思い一時は精神病院に幕田を連れて行
こうと思っていた小山も居酒屋のオヤジに20億入っている貯金通帳を見せられては信じるしかなかった
「でもよ、カイコスターズのメンバーはまだ俺に幕田に小山、山崎さん、それから元チームメイトの中日解雇された善村さん
ショーゴー、中野さん筒井さんだけだろ?まだ全然足りないぜ」宮越が不安そうに答える「大丈夫、今までいろいろと宣伝
してあるんだ、解雇になりそうなヤツラや干されてそうなヤツラにこのチームのことは極秘に伝えてある、実は明日の13時
カイコスターズに入団希望の者はナゴヤ球場に集合することになってる、きっとたくさん来るはずだぜ」と幕田が自信あり
げに答えた。  翌日、幕田らはナゴヤ球場に足を運んだ、一体どんな選手が集まるのか?期待と不安を胸にナゴヤ球場の
グラウンドに出ると・・・いるいる、その数50人はいるだろうか、各球団のユニフォームを来た選手達がたくさん集まっていた。
その顔ぶれはというと・・川口だ、ドラフト1位で指名されながらも口だけに終わったビックマウス、平本もいた、破滅的な
ノーコン投手だ、他にはカツノリに河原、外国人もいた、レイサムにカラスコなどそうそうたるネタ要員が集まっていた。




555第5話続き:04/07/05 02:07 ID:xq0s5/wR
と、その時、幕田は背番号20をつけた男を見つけて驚いた、「川崎さん?なんであんたが・・」なんと川崎が来ていた、中日から
7億詐欺取って貯金は充分でもう野球に未練がないと思われていた川崎がいたのだ、「野球がしたいのさ・・ただ純粋に・・金は問題
じゃない・・何なら俺の貯金もおまえのチームに使ってくれよ」信じられない川崎の言葉に単純な幕田は感動し言葉をつまらせる
「か・・川崎さん・・・・・」涙ぐむ幕田「幕田・・見返してやろうぜ!俺らを解雇したやつらを・・」川崎が力強く答えた。

幕田達が新チームのメンバー編成にもりあがっているころ、東京のあるビルでは・・話は1日前に戻る、球界のドン、ナベツネは
ごきげんだった、なぜなら裏ではナベツネが望んだ1リーグ制が現実寸前まで来ていたのだ「ついにワシの念願だった1リーグ
が実現するのだな、グハハハハ」高らかに笑うナベツネ、と、その時、部下の1人があわてて駆け込んで来た「た、大変です!
この新聞を見てください!」「なんだそうぞうしい、どれ見せてみろ、ん?な・・なんだこれは・・・。」ナベツネが見たのは
カイコスターズが出来てパリーグに加盟するかもという内容の記事だった「もし本当ならワシの1リーグはどうなるんだ?」
ものすごい表情で部下に尋ねるナベツネ「そ・・そうなれば2リーグ制の存続になるかと・・・」震えながら部下が答える
「お、おのれ・・しかし何者だこの球団を設立した男は?そしてこれにかかわっている幕田というヤツは?」ナベツネがまた部下
に尋ねる「設立した男は知りませんが幕田という男はプロ野球選手で中日にいた選手です」部下が答える
「プロ野球選手?見たこともないぞこんなヤツ」ナベツネは困惑の表情を浮かべた「一流選手しか知らないあなた様が知らない
のも無理ありません、この男は1軍はおろか、2軍でもまともな成績を残していないのですから、これがこの選手の通算成績
です」部下が幕田の全成績の書かれた資料をみせる「・・・・・・こ、こんなヤツが・・こんな3流以下の選手がワシの邪魔を・・・
お・・おのれ、ゆるさん、どんな手を使ってもワシがこのチームを消滅させてやる!」あまりに情けない幕田の全成績の書かれた
資料を破り捨てナベツネは不気味にニヤリと笑った・・・・・。