近鉄に変わり幕田カイコスターズ発足

(ドラマ)カイコスターズ・オブ・ドリームスあらすじ
第４話　その名は幕田カイコスターズ
｢あのオヤジ何夢みたいなこと言ってんだか･･」居酒屋での帰り道、あきれた表情で宮越が言った
｢それにしてもよ、あのオヤジなんであんなに熱くなってんだ？もしかして俺らのファンなのかな」
小山が不思議そうに話す、一方、酔いに酔ってる幕田は何を言ってるのかわからない、叫んだりわめいたりしている
｢うぉれェはぁ〜よぉば〜んこうほだぞぉ〜本気だせばぁなぁ〜３０本ホームランだって打て･･おうっぷゲェェェ･･･」
幕田は吐いた。時間は既に深夜３時、静まりかえった名古屋の街に幕田の嘔吐が響きわたった。
それから１ヶ月ほど過ぎた後のある朝、幕田の携帯が鳴った、電話してきたのはあの居酒屋のオヤジ、それもえらく興奮している
ようだ、最初幕田はあの時話したオヤジの話や自分の携帯の番号をオヤジに教えたことも忘れていたがあの独特のオヤジの声を
聞いて少しずつあの夜のことを思い出し｢あ〜あの時のオヤジか｣とめんどくさそうに答える、そして｢おいオヤジ、まさか全財産
宝クジに使って一文なしになって俺に金借りようってんじゃないだろうな！！」と幕田は怒鳴りつけた、するとオヤジは興奮に
震えた声で｢あ･･当たった･･･当たったんだよ･･全部で20億ぐらい･･当たった･･･ん･･だ」オヤジが震えながら話す
｢すげえなオヤジ!!｣こういう場合普通なら最初は疑うものだが幕田は単細胞だったのでオヤジの言葉を一発で信じて叫んだ。

｢あの時の約束通り俺が新しい球団つくってやる！それでよ、球団なんだが解雇された者達や干されてるヤツだけ集めてチーム
つくったらどうだ!!名前はカイコーズ、いや解雇されてもスターになる可能性を秘めたヤツらが集まるんだからカイコスターズだ!
おまえさんの苗字をつけて幕田カイコスターズってのはどうだ？俺は新球団をつくってくるからおめえは解雇された選手達を集めて
来い！！わかったな！！」オヤジは興奮して電話をきった｡「俺のチームができる･･俺のチームが･･フフフ･･ハハ･･ククククク･･･
フハハハハハみてろよ落合！俺のチームは日本一になっておまえを見返してやる!ハハハハハハ」幕田は笑いに笑った後すぐさま
小山の携帯に電話をかけた｢小山！解雇者達を集めるぞ！今すぐだ！宮越や山崎さんにも電話しろ！できるんだよ俺らのチームが
幕田カイコスターズが！！！」興奮して叫ぶ幕田になにがなんだかわけがわからずとまどう小山、「あいつ･･ついに解雇されたショック
っで頭おかしくなったんかな･･」小山はそう思いながら幕田の話に耳を傾けていた。