近鉄に変わり幕田カイコスターズ発足

このエントリーをはてなブックマークに追加
513代打名無し@実況は実況板で
(ドラマ)カイコスターズ・オブ・ドリームスあらすじ

第2話 必要とされない者達
「来期は君らとは契約できない」球団事務所で幕田達に告げられたのは戦力外通告だった。
小山や宮越はもうすでに覚悟できていたのだろう、冷静に事実を受けとめていた、川崎は中日
から詐欺取った年棒がたっぷりあるためいつやめてもよかったので特にショックはないようだ
しかし1人信じられないといった表情で青ざめている選手がいた・・幕田だ、彼はまだこの事実
を受け止めていなかった、「なぜ俺様が・・・俺は4番候補じゃなかったのか・・・ちくしょう・・俺様を
クビにしたこと・・必ず後悔させてやるぞ!!」そう言いのこして幕田は球団事務所を飛び出した。
一方そのころ、オリックスと近鉄は合併に向けプロテクト選手を選び出していた、中村紀
岩隈、谷などなど次々にプロテクトされていく、そしてプロテクト選手が発表された。オリックスの
山崎は当然自分は新チームに残るに決まっていると思い余裕の表情でプロテクトされたメンバー表を
ながめた「山崎、山崎、崎、崎っと、お!あったぞ俺の名前、山・・塩崎!?山崎じゃなくて塩崎!?そんな馬鹿な!!
塩と山の間違いじゃないのか!!」書かれている名は山崎ではなく塩崎だった、山崎の名は・・ない!どこにもなかった
「ちくしょう・・だがウェーバーになれば長距離打者の少ない古巣中日が俺を拾うはずだ、俺を干してた山田はもういないし
あそこなら4番でフル出場できるぞジャマハハハハ!」そして数日後、次々にウェーバーにかけられた選手が他球団に指名
されていく、山崎は中日に指名されると決めつけ落合監督に電話を入れた「来年よろしくな監督!4番は俺にまかせろ!
ジャマハハハ」得意げに話す山崎、ところが・・「は?ウチはおまえなんかとらないよ」落合監督はそう答えた。
「ジャマハハハハ・・・・・は?」山崎の笑い声が止まった、その後、山崎にどこの球団からも獲得の声はかからなかった
絶望に暮れ名古屋のある居酒屋で酒を飲む山崎、その時、となりの席でヤケ酒で荒れる幕田の姿を山崎は目にするのだった。