初芝はロッテであり、ロッテは初芝である。

僕が、初芝清という男に野球ファン生命を賭けると言ったら、君は笑ってしまうかい？
でもいいんだ、僕は彼につきぬ愛までも捧げてしまったのだから！

僕は歩兵でいい。喜んで最前線に切り込んで行こう。 今更遠慮なんてするなよ。
かまうことはない、この僕の体を踏み越えて、さあ、栄光の王冠を握ってくれ。
君の栄光は僕の誇りでもあるのだから。 もう私は君に、野球ファンの、全てを委ねた……！
今、僕は初芝清という文字を心の中にしっかりと入れ墨をした。
人知れずその入れ墨を想い浮べては、そっとその名前を口ずさんでみる。
「は　つ　し　ば　き　よ　し」……素敵だ。