勝負における臨機応変と一貫性 2004.4.21
http://www.hara-spirit.net/cgi-local/diary/diary.cgi?file=story 見ている側の気持ちは、なかなか通じません。4月20日の巨人VS横浜戦です。1点をリードした9回に、
力投を続けていたエース・上原が逆転されました。マウンドで奮闘する上原の姿を見て「なんとか勝たせて
やりたい」という思いがこみ上げてきたのです。しかし、ツーアウトを取りながらの逆転負けです。改めて
勝負事の厳しさを思い知らされました。
試合そのものは、1点を争う好ゲームです。しかし、私の心の中には、試合開始当初から何か心に
ひっかかるというか、すっきりしないものがありました。
今試合で高橋由が4番に復帰しました。極度の打撃不振のため、18日の広島戦で6番に降格されて
いましたが、わずか1試合での4番復帰です。表には出せないチーム事情もあるのでしょうが、この
起用法が現在のチーム状況を物語っているのだと思います。
開幕戦で4番の重責を任せるのなら、簡単に変えてはなりません。その一方でケガなどの仕方ないケースや、
どうやっても調子が上がってこないという確固たる確信があれば、仕方ない決断ともいえるでしょう。要は、
一度4番を外したのなら、しっかりとした数字を残すまで我慢するべきだし、たったの1試合で復帰させる
ぐらいなら、そのまま4番で起用し続けるべきだと思います。正直、私の個人的な意見ならば、高橋由は
まだ4番打者のタイプではないと思っています。それでも、生え抜きの若い4番打者を育てるという点においては
共感できます。4番育成に徹するなら4番で起用し続けるべきで、勝負に徹するならば、結果が伴うまで
4番を外す方針に徹するべきだというのが私の見解なのです