929 :
代打名無し:04/06/17 20:51 ID:QVMuzQXn
次スレやりますか?
930 :
代打名無し:04/06/18 05:50 ID:W9ZNUMYj
また鯖が落ちていてよ
どころじゃなかったな。
阪神のは名作が多いな。
アニメもまた始まる次スレ欲しいね。
保守っとな
日ハムと阪神、横浜は面白いね
日ハムはあのロサガッツとサネがあまりにも良すぎだが
自分はやっぱ日ハム(というかパねたかな、亨ちゃんとかいるし)かな
そういえば最近ロサガッツないな…
次スレの番号は、2校目?2時間目?2冊目?
【エチェバリア様がみてる】〜伊原革命〜
【エチェバリア様がみてる】〜黄邪魔革命〜
2冊目だからこんなとこじゃない?
ああ、前のタイトルパロディで行けばいいのか。
>>932 ロサガッツは8月に新作がガンガン来そうな気がする
>>866の人ってロサガッツの作者な予感がするんだが
タフィローズの指輪
今日の試合では吉野さん・塁さまのリレーがありましたね
ピンチを華麗に救う塁ちゃん(;´Д`)ハァハァ
【エチェバリア様がみてる】〜伊原革命〜
はあまりリアルで成功しているとは思えないので、
【エチェバリア様がみてる】〜黄邪魔革命〜
のほうがいいと思う。
…いや、トラファンなんだけど。
939 :
代打名無し:04/06/18 23:45 ID:INOkxqHE
近鉄革命でいいよ
〜桧山革命〜
桧山進次郎【黄進換】
八木に続く「ミスタータイガースと結局呼ばれなかった男」
低打率の和製大砲だったが2001年に打撃開眼、初の3割をマーク。
2002年には、日ハムより移籍の片岡篤史と京都兄弟を結成する。
この年オールスターファン投票選出、まさに人生の絶頂を迎える。
…しかし、選手会長でありながらオフにFA権行使を宣言。
松井秀、中村紀、金本など、空前のFA騒動を巻き起こす「桧山革命」の発端となる。
その後、球団と和解しFA残留。選手会長を退くも主力として活躍中。
「イザと言うときに役に立たない男」と呼ばれながらも3割を打ち続けている。
「まさか」
恐れていた通り、新監督に就任したのは大輔さま本人であった。
「安心して。ちゃんと公式発表しているから」
どうだ、って見せてくれた神奈川新聞は、確かにうちで購読しているものと
そっくりだった。写真は目の前の大輔さまで、肩書きの欄には
「横浜ベイスターズ監督山下大輔」。確かに、生え抜きのOBでヘッドコーチも
経験しているんだから、建前では監督をしても不自然ではないんだけど。
「大丈夫、大丈夫」
笑いながら大輔さまは、「私の頭のように明るく、けがなく」と自虐的な
ギャグで周囲を凍りつかせた。
「しゅっぱーつ」
「えーっ」
私の不安をよそに、大輔さま率いるベイスターズの2003年は始まった。
しかし守護神に指名したホワイトサイドは、早くも炎上。十分に私を震え
上がらせてくれた。ある意味、ジェットコースターやお化け屋敷より怖い。
「いったい、いつから監督をしているんですか」
答えを聞くのがとっても怖い。でも聞かないまま、ファンを続ける自信は
残念ながら私にはない。今気がついたんだけど、ご丁寧にダメ外人助っ人の
典型例を地でいっているコックス。あれって大輔さまの肝いりで4億円かけて
獲得したんじゃありませんでしたっけ。
「いつから、って」
レフトとライトを交代しながら、大輔さまは聞き返す。ああ、その采配
とても謎なんですけど。
「監督のご経験はどれくらいか、とお聞きしているんですが」
「どれくらいもなにも。正式にプロ野球球団の監督したの、今年が初めて」
「ひっ」
「大丈夫だって。明日は負けないんだから」
「明日は試合ありませんよ」
私、半分涙声になっていたかもしれない。でも、番長三浦の好投をふいに
してサヨナラ負けした直後の佐伯の悔し涙を見たものだから、
当然の反応だと思う。
「ははははは」
ピッチャーデニーと審判に告げながら、大輔さまは愉快そうに笑う。
「ぎゃあ」
代走の万永が牽制死。何敗するか知らないけど、勝てなくていいから、
余計なことしないで、地道に采配してほしい。
「石井波留尚典ローズ駒田━━」
とうとう私は、1998年の想い出に逃避し始めた。
「ははは。ハマファンは、やっぱり面白いね」
ウッズにバント。
「ぎゃー。お助けください、ササキ様ー」
そんなこんなで、精神的にも肉体的にも拷問のようなシーズンを過ごした
私は、鬱状態ですっかり肝心の質問をするのを忘れていた。━━というより、
質問する余裕なんて生まれようがなかった。
この苦難の先には何が待っているのか。
それって、かなり重要な問題だったと思うんだけど。
山下しくワロタ
えっ、あっ、次スレって何?何の話?と思ったら
いつのまにか900越えしてたのか!!毎日なんとなく来てるから気付かなかった
すごいなこのスレは・・・
>>941-942 だめだもう何もかもがおもろいw
特に万永の「ぎゃあ」とかたまらん
とりあえず
ロサガッツ=小笠原道大
ロサギガンティア=山下大輔
これはガチでしょうか
「まりべい」に敬意を表して、横浜からも薔薇様を選出しないといけませんね。
赤=日ハム
白=横浜
黄=阪神
で、ほぼ決定じゃないでしょうか。
> 黄=阪神
ロサヒヤマ?
まぁ職人さんがネタ投下しやすいように○○のチームが××薔薇というのは特に固定しなくてもいいと思う
954 :
1/2:04/06/20 07:39 ID:8gLJK5IF
「抑えたいのでしょう?」
「はい」
優也は、はっきりと答えた。
このままじゃ嫌だ。もう以前のように完璧に抑えることはできないかもしれないけれど、
それでもストライクをとって普通に試合を壊さないくらいの投球がしたい。
阪神ファンの瞳に映っていながら、裏切り者のように存在を否定され続けるなんて耐えられなかった。
「それじゃ、努力しなさい。抑えたいという気持ちで、ちゃんと投げないと」
触れられた肩にかかるお兄さまの手の温度は、落ち着かせるでもなく冷静にさせるでもなく、優也を程よく温める。
炎上の手の平。
恵壹さまの体の中でさえ、まだ炎上という名前がつけられていないような、
そんな漠然とした不安定なピッチングの流れみたいなものまで、ここから流れてきそうな気がした。
「抑えられないかもしれないわよ。でも、誠心誠意投げてそれでだめだったら、その時は優也だって納得できるでしょう?そうしたら、
私のところに戻っていらっしゃい。私は優也が炎上しても両手を広げて待っているから」
寂しげにほほえむ恵壹さまは、炎につつまれた不動明王のように神々しく、そして切なかった。
955 :
2/2:04/06/20 07:47 ID:8gLJK5IF
見つめているだけで、炎のように何だか熱いものがこみ上げてくる。
ああ、自分はどんなにこの人のことを大切に思っていることか。
しかし、あいにく尊敬という気持ちを表す点数もスピードガンもここにはないから、
そのことをうまく伝えることができない。
とりあえず優也は、恵壹さまの右腕にギュッとしがみついた。
「お兄さま大好き」
それからクルリと回れ右して、ダッグアウトの手すりに手を掛けた。
「あ、優也!?」
「アドバイス、ありがとうございました。さっそくぶつかってきます」
大声で告げながら、優也は階段を駆け上がった。善は急げ。奮いたったらリリーフ。
お兄さまも後押ししてくれたことだし、それ行け、優也。どんと行け。
フィールドに立つと、加速のついたその足をゆるめず、マウンドに向けてベンチを出た。
>>954-955 泣きながらワロタ。
>そんな漠然とした不安定なピッチングの流れみたいなものまで、ここから流れてきそうな気がした。
だめじゃん!!(ノ∀`)
さすが恵壹さまの弟。
お兄さまに負けない炎上ぶりだったよ・・・_| ̄|○
「お疲れ。 それから、 ……ありがとう」
「でも、サヨナラ押し出ししちゃった」
「言いっこなし。そうしたら4タコ2三振した私の立場はどうなるの」
どうなるの、って
「連絡なくなるか、やっぱり」
「言ったな、このっ」
進次郎さんのグーが、スローモーションのようにゆっくりと跳んでくる。笑いながら、優也はそれを避けた。進次郎さんも笑っていた。
一生懸命がんばったから、思い切り笑える。試合で負けて勝負でかつ、って、もしかしたらこういうことなのかもしれない、って思えた。
_,.-‐'"⌒ ー- 、
, -'",,.-‐''" ,,.- ` へ⌒ヽ.
/ / ///// ヽ ヽ
/ / / / / / / ,i i ト、 ヽ
/ // / / / / / ,イ ノ} ノlト、 ヽ l
/ / ,イ/ / { ,!,イ ,イ .///.// ノ }i i |
/ / /l l | Ll,,ィl-ト/| /ノ/,//- 、 ii l i }
| ! { l { |lイ V Vレ | /ノ ノ ゙ |l lノ .l
l l 人、ヽ{V_ _-レ ー_ _ .}l ll l
゙l l { トヾkモ'''''""゙゙゛ "''''''''゙`ル'彳 |
ヽヾ{ ヾミヽ`//// i //// iiイノ i.l
ト 、 入 _,_._ ィ|' ハ
>>1000 ノト, \ \ - /l| /i \
//ノ ヽ }ヽ、 イ lレ'ハノ ト 、_ ヽ
r'⌒`''" _ ノ } l | ` ー ''" |/ /ヽ ヽ、 ヽ )
ヽ( / ノ ノ ノ ^| / /{ ヽ ) ノ
__y/ _,/ イ_/ { ノ { .{ `ヽ、 ゙ト- 、{___
/,フ',イ / / //" |、 ,ネ、 ヽ ヽ}、 // /ー、
({ /:::{ / ノ { { l ヽ ´ / `ー゙ 、(__ノ )/ /:::/::}
V:::::::ヽ{ { トヽ__) l / } i.// /::::{::::::l
>>958 >試合で負けて勝負でかつ
いや、勝ってないだろ
961 :
1/2:04/06/21 00:04 ID:CxZe7Sd5
木曜日の午後八時三十分。ブルペンにベンチから電話が入った。
呼び出し音が鳴った時点で何となく予感がして、だから一番近くにいたのに受話器をとらなかった。
電話に出なければ、誰からかかってきたのかはわからない。わからないまま、プルペンを出てしまいたかった。
電話がかかった事実を、黒板消しで消すように、なかったことにしたかった。
けれど、控え投手の身では、それもままならない。ベース上にいた吉田コーチが、バタバタと走ってきて
急いで受話器を取った。
「はい、ブルペンです」
相手の話を聞きながら、コーチが優也の方をチラリと見た。嫌な予感があたったようだった。
「安藤くん、藪さんですって」
コーチは受話器を差し出した。
「代わりました。優也です」
『恵壹です』
声の調子で、もうそれ以上聞かなくても内容の予想はついた。ごめんなさい、優也。たぶん、そう続くはずだった。
『ごめんなさい、優也』
あまりに予想通りだったので、つい笑ってしまいそうになった。本当は笑い事ではないのに。でも、こういう
ショックってすぐにはやって来ないものだった。後からじわじわ。だから尚更厄介だったりして。
『今日──』
「だめになりましたか」
優也は先回りして言った。そうじゃないかと思ってました、って。だからそれほどショックでもありません、って。
やせ我慢してみせたかった。
『ええ、KOされてしまって』
リードを許して降板したのだ。KOでない方がおかしかった。
『4勝目が延び延びになってしまったから、今日こそって前から張り切っていたのだけれど』
申し訳なさそうな恵壹さまの声が、受話器から聞こえてくる。でも何と答えたらいいのかわからなくて、
優也は黙って聞いていた。
962 :
2/2:04/06/21 00:07 ID:CxZe7Sd5
『私も頑張って投げたのよ』
ひどい、お兄さま。これで何度目だと思っているんですか。どうして初回から炎上するんですか。
どうして味方の援護を待てないんですか。どうしてイニングの先頭打者を出すんですか。──言いたい言葉は、
たくさんあった。言ってしまえたら、どんなに楽になるだろう。けれど、それをすべて飲み込んで、
代わりに吐き出した優也の言葉はと言うと、
「わかりました」
──だった。
『ごめんなさいね。・・・・・・じゃ』
余韻も何もあったもんじゃない。あまりに素っ気ない電話の切り方。
「安藤くん?」
受話器を置いた優也に、吉田コーチが心配そうに尋ねてきた。
「今日、投げることになりそうだから」
言いながら泣きそうになったので、あわててマウンドを上った。途中、入ってきた健人にぶつかりそうに
なったけれど、泣き顔を見られるのがしゃくだから無言で投球練習を始めた。
「優也?安藤さん?おい、どうしたんだ?」
横からかかる声に、「何でもない」って答えた。本当は、何でもないなんてことはないはずなのに。
けれど、健人に何とかしてもらえるようなことではなかった。
優也は、マウンドの上で声を殺して泣いた。
試合に勝てなくて悔しいんじゃない。悲しくさせるのは、お兄さま自身なのだった。
「何でもないから、構わないで」
何でもない。チームには関係ない。
これは、お兄さまにぶつけるべき涙なのだから。
お兄さま以外には、どうしてもらうこともできないのだった。
963 :
代打名無し:04/06/21 11:04 ID:wWkdPs2H
妄想すれなのか
964 :
代打名無し:04/06/21 12:33 ID:JUYlBSp1
笑うとこなのか泣くとこなのか複雑だな…
保守しとくか。
「ずいぶんと、豪快な三振ですこと。得点圏にランナーを置きながら、明らかに長打狙いなんて」
恵壹さまはベンチに入ってくると、グラブを椅子に預けた。何か気まずいな、と思いながら、優也は
知憲さまの側をそそくさと離れた。
「嫌だなぁ。恵壹が頑張って投げてるから、サービスしてHR狙ったんでしょ?」
悪びれもせず、知憲さまは言う。
「サービスですって?」
恵壹さまから煙がプスプスと上がった。
「ヒット狙いでもよかったんだけど、1点の援護じゃ足りないでしょ?」
あ。まずい。
SYBSの恵壹さまをわざと刺激するような発言。
どうしよう、このままじゃ燃える。燃えるぞ、燃えるぞ──。
「ホッシー、ブラックホッシー貸して」
試合前アトラクションがお開きになると同時に、ラッキーがブラックホッシーの首に
腕を回しながら叫んだ。
「それは別に構いませんけれど──」
「大丈夫、大丈夫。トラッキーと中の人入れ替えたりはしないから」
「・・・・・・ふざけたことおっしゃると、お断りいたしましてよ」
「球がほんのちょっとでも内角に来ようものなら、私、当たりますからね。
別に痛くても、避けませんから」
「・・・・・・地蔵だもんね」
肝に銘じておこう、と敦也は思った。内角の球は、決して要求するまい。せっかく安牌が
スタメンに復帰してきたというのに、またケガをされては何にもならない。
気分を変えようと、敦也は咳払いをしてから言った。
「まず、とにかくそのバッターボックスの一番前に立つのをやめてもらえないかしら」
「What?」
日本語が分からないふりをして、キンケードは聞き返す。今さら何とぼけてるんだか。
>>932 いちおうガッツネタも考えてはいるんだけどね
次スレが立ったら投下するつもりです。
次スレは
>>980あたりで立てるかな。
SSの投下の仕方とかを纏めたテンプレとか考えないと。
誰かまとめサイトキボンヌ!
972 :
代打名無し:04/06/22 10:42 ID:nZUxZy/T
いやーほんとこれは取っておきたいね
>>973 ・現在のスレにある投稿作の保存&選手名、球団名から各投稿作へのリンク機能有り。
975 :
973:04/06/22 18:22 ID:crD7+eAH
976 :
代打名無し:04/06/22 21:52 ID:IitPWHlY
age