【国宝】石毛公の素晴らしさを語らうスレ【勲章】

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1代打名無し
このスレは、世界の三大巨頭(ビルゲイツ、マードック、石毛公)
        世界の四大聖人(キリスト、ブッダ、マホメット、石毛公)
        日本の四英傑(信長公、秀吉公、家康公、石毛公)

と、称される石毛宏典公の活躍と栄光を物語るスレです。あの気品溢るる
御人柄は、多くの者を魅了し引き付けて止みません。しかし、一方で新聞
やマスコミの報道を未だに信じ、石毛公の素晴らしさを理解出来ない者の
何と多い事か。本スレは、そのような方々に救いの手を、石毛公信者には
さらなる信仰を、与え求めるものです。因みに、ここにはアラシというのは
存在しません。例えば、

石毛死ね→石毛氏ね→石毛氏、絶賛ね。
鼻毛、ウザイ、死ね→華の有る気が、運財をもたらす、石毛氏、絶賛ね。

鼻毛のスレ、まだあったのかw    石毛公のスレ、まだご健在でしたか(喜)
だいたい、こんなスレあること  →だいたい、このようなスレが無い自体
自体おかしい。             おかしいですよね。
バカもいるもんだw           聡明な方もいらっしゃるんですね(喜)

という事を表し、いずれも石毛公を絶賛する言葉に成ります。また、このスレに
足を踏み入れた人は、どんなお下品な言葉を使おうと、興味の無い振りをしよう
と、それは石毛公の魅力に引き付けられた証であり、石毛公のお導きに
相違ありません。
2代打名無し:04/01/07 20:49 ID:0xlvGZFb
何がしたいのか分からんがとりあえず2GET
3代打名無し:04/01/07 20:54 ID:FScmQx4c
                 ──
            / ̄ ̄     ̄ ̄ヽ
           /     BW      ヽ
           l              │
     ─ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄───____/
       ̄ ̄ ̄| ̄/\i ̄i/ヽ |   │     ________
          │ -=・=- -=・=-|/⌒ヽ    /
         /  _/ /__ ヽб /  < ウホ
         \ \━  ━/ /─     \________
        /  _____    |
        \  ヽ────/    |
          ─────────
4代打名無し:04/01/07 20:56 ID:+zIkaljW
とりあえず前スレ

【伝説】石毛公を心よりお慕いするスレ【神話】
http://sports5.2ch.net/test/read.cgi/base/1052998545/l50
5代打名無し:04/01/07 21:01 ID:kTSY7VcA
ー石毛公関連スレー

PART3【ゴッド】グレート石毛を讃えるスレ【ブッダ】
http://zch.s16.xrea.com/b/godisige.html
PART2「神」 石毛大明神を奉るスレ 「仏」
http://zch.s16.xrea.com/b/daimyojin.html
PART1【FA】G松井よ!!オリックスに行け!!【FA】
http://zch.s16.xrea.com/b/famatui.htm

一野球人・石毛宏典が熱い!Part15
http://sports5.2ch.net/test/read.cgi/base/1064948339/l50

138氏による石毛元監督応援サイト 〜ISHIGE PORELUTION〜
 http://book-i.net/ishige87/

6代打名無し:04/01/07 21:07 ID:zdyyworl
ポレマンセーー!!
ポレグレーーーート!!


と書いとけばいいのかね
7代打名無し:04/01/07 21:08 ID:kTSY7VcA
>>4
サンクスです。作者は大変慌て者です。
前スレの事、すっかり忘れてました。
また、ぼちぼち行きますので宜しくお願いします。
8代打名無し:04/01/07 21:52 ID:kTSY7VcA
>>6
このスレの約束事ですが、「公」「グレート」「大明神」「王」と単独で表記
された場合、それらは全て石毛公・御本人を現します。また、「マグマ」
「ポレ」「POP]は、それぞれ

マグマ=メジャー・グレート・マインド
ポレ=パワー・レボリューション
PORE=Pride Of urawa REds (浦和市民にも石毛公信者多し)
POP=PRIDE OF PACIFICLEAGUE

と成りますので、
ここでは「石毛公、素晴らしいですね」「石毛公、偉大ですね」、でお願い
します。

POP=
9代打名無し:04/01/08 07:39 ID:tHExJ3Ol
ほ。
10代打名無し:04/01/08 10:23 ID:1FR379mO
前スレは有終の美を飾られました・・・
11代打名無し:04/01/08 18:23 ID:qPbyj5j6
こういうスレを待っていた!
12代打名無し:04/01/08 22:45 ID:tHExJ3Ol
>>2
>何がしたいのか分からんがとりあえず2GET

初めてこのスレに来られる人は、マスコミや新聞報道を鵜呑みにされてるようで
大概戸惑われるようです。過去ログを全て読めば、石毛公の偉大さと素晴らしさ
を解って頂けると思いますが、全部読むのは面倒くさい、手っ取り早く知りたい
と思われる人の為に、今宵はこのスレの主旨と公の存在意義をお話したいと
思います。

まず、石毛公が男前な事。これは何方も異論の無い事だと思います。公は、日本
だけではなく、全世界に常にその存在を影響を与え続けています。あの4・23の
解任劇の日、日本の株価は最安値を記録しました。また、石毛公の活躍を心の支え
としていたサラリーマン達は自棄酒を煽り、小学生の多くが登校拒否を起こしました。
世界に於いては、IGRS(石毛消失症候群)を引き起こし、大変な社会不安を招きました。

石毛公が野球界から一線を引いてもそのモテモテ振りは衰えません。世界の列強諸国
自国に公を招き入れ様とします。昨年の6ヶ国会議では石毛公の獲得を
巡って熱い議論が戦わされました。因みに、アメリカ・ホワイトハウスと石毛邸には
ホットラインで結ばれていて、大統領からさまざまな相談を受けるといいます。また、
あのビンラディンも石毛公のファンで、スカパーで公の戦い振りをチェックしていた
といいます。
13代打名無し:04/01/08 23:25 ID:tHExJ3Ol
ここまでお話すれば、懸命な方ならば、もうお解かりできる事でしょう。石毛公の
言動から、人として人間として大切な愛と勇気を学び取るのが本スレの目的です。

因みに石毛公の言動は、『石毛公御言葉集』に全て網羅されていて、聖書・コーラン
・仏典と並ぶ4大聖典の一つに数えられています。また、宗教界でも石毛公に関して
議論が巻き起こっていて、キリスト教ではキリストの生まれ変わり、イスラム教では
アラーの生まれ変わり、仏教ではブッダの生まれ変わり、とそれぞれが主張して譲ら
ないといいます。

さあ、共に石毛公と正しき道と真理を追って行きましょう。
14代打名無し:04/01/09 00:58 ID:bKzqtpcX
斯様な親切丁寧ハートフルな御高説を賜り、まことにありがたき幸せでございます。
今日からは家族一同はもとより、親族縁者ともども石毛公の教えに従って参る所存です。

まずは御影絵を仏間に飾ることから始めればよろしいでしょうか。
よろしくご教授いただければ幸いです。
15代打名無し:04/01/09 23:02 ID:jP38FJ8E
>>14
石毛公を奉るのに特別な形式・儀式は存在しません。他の4大聖人に比べて、
石毛公はこの世に生きています。故に、その行動原理が我々へのメッセージ
と成ります。例えば、石毛公が解任された昨年の事。公は、幼き子供の声援に
応えて、マスターズ・リーグに脅威の復帰を成し遂げました。普通の人間なら
酒に溺れる日々を過ごすか、引き篭もるかのどちらかになる事でしょう。その
石毛公の不屈の魂と強靭な精神力には、今更ながら驚かさせられます。
因みに、キリスト教石毛派の信者は、石毛公の復活は、キリストがゴルゴダの丘
で処刑されて後に復活した事に匹敵すると激賞したといいます。

さて、開運のポイントを申しますと、石毛公の写真を飾る事も良いですが、サイフ
などに公の写真を入れて置くのもグッドです。運気が倍増し、志望大学に合格したり
リュウマチが完治するという報告も過去になされています。私も罰しか当たらない
ような人間でしたが、石毛公をお慕いしてからは道端で100円を拾うという大幸運
に遭遇してしまいました。また、最近ではお年寄りや受験生も石毛公の写真を持ち
歩くのがブームに成っているそうで、危機に直面した時は‘神様、仏様、石毛様’と
唱え、そのピンチを乗り越えようとするそうです。

ただ、一つご注意を。くれぐれも、恋人や愛しい人の写真と一緒にいれないで下さい。
何故ならば、貴方の大切な人が石毛公にメロメロになってしまうからです。
16 :04/01/09 23:19 ID:ptNVbs1G
1、もっと盛り上げてくれ
17代打名無し:04/01/09 23:42 ID:yq7qtGC7
>>16
IDが1G。と言う事で王貞治。=王=石毛(>>8より。)

以上、前スレで呆れ帰った者からでした。反応されなくて結構です。
18代打名無し:04/01/10 02:30 ID:YSGsxDaP
>>17
IDがGC7。7は石毛公ライオンズ時代の背番号であり、聖なる数字です。
よって「グレート、カリスマ、石毛」
すばらしい。
19代打名無し:04/01/10 03:07 ID:E+ROEboI
>>18
7で石毛は言われると思ったよ(w
敢えて前にGとCが入ってたから何も書かなかったが。
20代打名無し:04/01/10 08:26 ID:bf4aPqXr
ほしゅ。
21代打名無し:04/01/10 10:46 ID:i0m9lqKS
携帯の壁紙が石毛公です
見るたびにポレポレします
22代打名無し:04/01/10 18:30 ID:fdyFihgT
アフリカのスワヒリ語?だったかで、「ポレポレ」という言葉は「のんびり」だとか「マターリ」を意味すると聞きました。
これは石毛公に何か由来するものがあるのでしょうか。
なにか逸話をご存知でしたらぜひお教えください。
23代打名無し:04/01/10 22:40 ID:KMHksbbx
>>22
大いに関係があります。スワヒリ語は、タンザニア、ケニアなど東アフリカの国々
で公用語として使われています。が、もともと「ポレポレ」は「バカヤロウ」とか
「アホ」「死ね」とか云う意味する言葉でした。ご存知のようにアフリカは19世紀に
ヨーロッパ諸国の植民地になりました。人々は、強制労働に狩り出された時、また
独立運動に熱い血潮をたぎらした時に、この「ポレポレ」という言葉を口にしたと
云います。

ところで、石毛公の威光はアフリカ諸国にも及んでいますが、公の存在が知らしめ
られたのは、今から20年ほど前でした。あの石毛公の愛と勇気に溢れた言動が、
独立直後の国々をどれだけ励ましたか容易に想像出来ます。特に、あの1990年の
Gを4連勝で下した日本シリーズは、人々を熱狂の渦に巻き込んだと云います。

このシリーズの後、議会で論争が起こったそうです。ポレポレ、石毛公を意味する言葉が
そのような物騒でお下品な言葉で良いものなのか?と。そこで考えられたのが、「のんびり」
「マターリ」という意味だったのです。因みに、「ポレポレ」は「男前」とか「偉大な」とかいう意味
にも使われるといいます。
24代打名無し:04/01/10 23:07 ID:Yu/m+3Bh
石毛家は源平藤橘のどれですか?
また先祖はどのような人ですか?
25代打名無し:04/01/11 01:59 ID:OkkNnvUU
石毛公は源平藤橘ではなく、特別に石毛姓を賜ったものと思われ。
26代打名無し:04/01/11 14:01 ID:MOYumA3Y
このスレ禿ワロタw
石毛ごときを神格化するなよ
27代打名無し:04/01/11 22:39 ID:tVSvEYHo
>>24>>25
私の聞き及んだ所では、石毛公のご先祖様は、水戸黄門こと徳川光圀である
と聞きました。黄門様は、1628年、水戸初代藩主・頼房公の三男として生まれ
ました。黄門様は、幼少より聡明で賢い人で、三男であるにも関わらず、後に
2代藩主になりました。加えて黄門様は男前で、常に城中のお女中の黄色い歓声
を受けて居りました。後年、黄門様が諸国漫遊の旅に出た時にも、そのモテモテ
振りは変わらず、供をした助さん・格さんも‘何であんな爺さんがモテるんだ・’と
嫉妬したといいます。

さて、その黄門様が若かりし頃のお話。ある日、鷹狩に出た所、天候がにわかに
悪化し豪雨に見舞われました。供の者とも逸れてしまい、黄門様はともかくも雨を
避けるために一軒の民家に立ち寄りました。水戸藩主の御子息であるという事で
大変厚い持て成しを受けましたが、そこには松嶋奈々子似の美しい娘がおりまして
黄門様は一目惚れしてしまいました。娘の方も、反町似の黄門様に好意を寄せて
おり、ねんごろの仲となりました。後に、娘が子供を身篭ったと知ると、黄門様は
奥方に向かいいれようとしますが、周囲の反対と娘が辞退した為にその話はお流れ
に成りました。その代わりに黄門様は、娘に石毛の姓を賜ったといいます。
ちなみに、「石毛」という姓には、

「石」のような強い意志を持ち、花のように美しく・「毛」なげ、

と、いう意味が込められて居るといいます。
2825:04/01/11 23:29 ID:OkkNnvUU
>>27
なるほど、徳川の傍流ということは源姓でしたか。

徳川家といえば明治13年に田安家当主の徳川達孝伯爵が
日本で2番目の野球チーム「三田へリクレス倶楽部」を創設しています。
やはり野球とは縁の深い血筋だったということですね。
29代打名無し:04/01/11 23:37 ID:CuVi72mF
石毛って2000本ヒット打ったっけ?
石毛って300本塁打打ったっけ?
石毛って300盗塁したっけ?
すべてにおいて中途半端な選手、それが石毛
結論
秋山>清原>>>>>>>>>>>>>石毛
30代打名無し:04/01/12 00:58 ID:7CYyNl0g
石毛公の正しい読み方は「いしげハム」でいいんですか?
31代打名無し:04/01/12 22:14 ID:Q1zJnZUk
>>30
【石毛公】 いしげこう  

と、読むのが正しい読み方です。広辞林によれば、「公」は貴人らの敬称として
下につけたり、敬意を持って相手を呼ぶときに用いるそうです。まさに石毛公に
相応しい尊称といえましょう。ちなみに、キリスト教では「石毛公」は、「メシア」
「救世主」を現し、仏教では「仏」を指し、イスラム教では「唯一絶対神」を現す
言葉と成ります。従って、石毛公のことを「いしげ」などと敬称なしに呼んだり
する事は、天に唾を吐く行為とお考え下さい。
32代打名無し:04/01/13 01:23 ID:VxdvSuzx
ということは、日本ハムファイターズが「公」と略されるのは、
石毛公の御威光にあやかってのものですか?
33代打名無し:04/01/13 21:48 ID:xNSJvENS
>>32
そうです。今からお話する事は、実はPART3で語ったものですが、
熱い声援に応えて再び書き記しましょう。

皆さんは、日本ハムファイターズが何故「公」と呼ばれているか
ご存知ですか?今日はそれに、まつわるお話を致しましょう。

ー「公」誕生秘話ー

日本ハムは来期から札幌ドームを本拠としますが、
知っての通りGと同じく東京Dが本拠でした。
好き嫌いは別にして、Gは日本の趙人気チームです。
故に、パの日本ハムは比較され、冷遇されて参りました。
1990年のシーズンでしたが、
デーゲームで日本ハムの試合をし、夜はGの試合をした日がありました
その試合で日本ハムは西武と対戦し、0−8で大敗しました。
が、その試合の後日本ハム応援団と、夜に控えていたG応援団
との間でちょっとしたトラブルがありました。

G団「なんだよ、日本ハムまた負けたのかよ。おまいら、そんな弱い
   チームの応援なんて辞めたらどうよ。」
日団「うるせーな。お前らには関係ないだろ。」
G団「なんだ?‘継子’のくせに態度がでけーな。」
日団「なんだと、テメーやる気か!」

まさに、一触即発の状態でしたが、
この時声を掛ける者が居ました。「待ちたまえ。」、と。
石毛宏典公でした。


34代打名無し:04/01/13 21:53 ID:xNSJvENS
当時の石毛公は、常勝ライオンズの中心選手としており
プリンス・貴公子などと形容されるようなオーラを発していました。
プロ野球いや、日本人なら知らぬものなどいませんでした。
そのスーパースターの突如の出現に、 気の荒い応援団も驚きを
隠せませんでした。

G団「な、なんだよ、ちょっと男前だからといって、いい気になってんじゃあ
   ね、ねええぞ。女を独り占め、すんなよな。」
日団「い、石毛選手・・・」

応援団も石毛公の迫力に押されて、支離滅裂状態です。
そして、石毛公はゆっくり口を開きました。

石毛公「プロ野球に順位の差はあっても、存在自体は平等なんだよ。
     また、どのチームを応援するかは個人の自由だよ。」
G団「な、何言ってやがる。強い者が生き残るんだよ。
    に、日本シリーズが、た、楽しみだぜ。」

そう言うと、G応援団は逃げるように去っていったといいます。
残った日本ハム応援団も呆然といしていましたが、石毛公は彼らに

石毛公「試合中は敵同士だけど、野球を愛する心は同じだよ。
     今度は、いい試合をしましょう。」 と、話ました。
35代打名無し:04/01/13 21:59 ID:xNSJvENS
感激した彼らは、
日団「有難うございます。日本シリーズは頑張って下さい。
   あの憎いGをやっつけて下さい。」
石毛公「ああ、約束したよ。」

そう言って、ニヤリと笑った石毛公の顔が今も忘れられない
と、その応援団はいいます。

さて、その年の日本シリーズは森・西武と藤田・Gの対戦になりました。
西武は、圧倒的な強さをみせて4連勝で日本一に輝きました。

パ・ファンはこの結果に溜飲を下げたものでしたが、
特にあの日本ハム応援団は喜び、それ以来敵ながらも
石毛公の事を「貴公子」「プリンス」と尊称することになりました。
熱き友情物語は、現在まで語り継がれて、
その貴公子の「公」を頂いて、日本ハムは「日本公」と呼ばれる事に
なりました。

36代打名無し:04/01/14 01:33 ID:UxXWlEea
>>33
「趙」人気チームって…
37代打名無し:04/01/14 08:50 ID:oLmQebR4
>>36
石毛公は、そんな小さな事は気になさりません。
38代打名無し:04/01/14 22:15 ID:KafMYaav
このスレは、石毛公の偉業をお伝えするショート・エピソードと公の若き日々を
描いた武勇伝(高校生編)の2部構成に成っています。その武勇伝は、
現在までに1部、2部と長期に渡って書いて参りました。今宵は、その武勇伝とは
なんぞや?と思われる方々に、そのあらすじと登場人物を紹介致しましょう。

あらすじ

物語は、石毛公が高校2年生の時のお話。とある日の夜、石毛公は暴走族が女性に
絡む場面に出会います。公は、得意の拳法で暴走族の頭を叩きのめし、
女性を救います。が、その手下達は、その石毛公に魅力に引き付けられてリーダーに
成る事を願い出ます。その心意気に感銘した石毛公は、ヤンキー達を意を受け入れて
リーダーになり、彼らを更正させようと奮闘します。さまざまな人物、事件を乗り越えて
石毛公とその仲間達は躍進を続けてゆきます。
39代打名無し:04/01/14 23:11 ID:KafMYaav
登場人物紹介

石毛公・・・本編の主人公。知勇兼備のスーパーマン。黒豹愛好会の代表
       (元・暴走族、ブラックパンサー)を務める。
Q・・・・・・・元・暴走族、ブラックパンサーの頭。石毛公に叩きのめされて、
       公に恨みを抱き復讐の鬼となる。しかし、石毛公の前に完敗し
       公の軍門に下る。当初の予定では、ほんのチョイ役であったが
       作者に気に入られ、石毛公に次ぐキーパーソンになる。特技は
       女子高生になり周囲を困らせる事。
M・・・・・・・Qの同窓生。生まれながらの臆病者。ひょんな事から乱暴者の
       Qと親しくなり、石毛公の元に導きかれ愛好会のメンバーとなる。
       運動も苦手だが、知識が豊富で他愛好会のメンバー達に一目
       置かれる。現在、逆上がりをする事が最大の目標。
P子・・・・・・黒豹愛好会の紅一点。石毛公のファンクラブの親衛隊・隊長も
       務める。陽気でお祭り好き、常に波乱を望んでいる。
A・B・・・・・元・ブラックパンサー、現・黒豹愛好会のメンバー達。当初はそれぞれ
C・D    個性を持たす予定だったが、都合により脇役に徹する事になる。作者
       が面倒くさいだけ、という話もあるが定かではない。現在は、貴重なボケ
       役となっている。
作者・・・・・他球団で在りながら、石毛公の魅せられてその信者となる。日本のほぼ
       真ん中辺に住み、営業を生業とする。パソコンに向かう姿は鬼気迫るものが
       あり、上司がこの姿を見れば‘お前、仕事もそれ位、一生懸命やれよ’と
       言われるのは必定である。将来は作家デビューなんていう妄想を抱いている。
40代打名無し:04/01/14 23:40 ID:uVWXGubu
キタ━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━!!!!!
41138@寄ってます ◆PORE3VBFV2 :04/01/15 01:00 ID:cHOc7kIV
確か作者さんは大阪近鉄のファンだったはず・・

今回も石毛界のザビエルとして石毛公の数々の伝説を我々に披露してくれることでしょう。
期待しております。前スレに引き続き、完走するまで微力ながら支えて行きたいと思います。
42代打名無し:04/01/15 09:02 ID:g8LVdb65
アゲ。
43代打名無し:04/01/15 14:58 ID:sXCA32DW
ラストサムライを見てきました。

特に、
石毛公「それで、オリックスはどうなった?」
トミー・クルーズ「全滅だ」
石毛公「フッ…」

のシーンは涙がとまらないくらい泣きました。
44代打名無し:04/01/15 17:15 ID:GCtU4g8w
>>41
酔ってます?酔ってますね。
45代打名無し:04/01/15 22:29 ID:AoshEJ3I
お正月休みの事でしたが、何年か振りに同窓会を開きました。ちょっと見ない内に
皆様変わりして驚きました。恩師の先生も来ておられましたが、少し気になる事を
仰られておりました。先生は、こんな事を言われました。

恩師 「ワシも長い間教師をしているが、生徒の質は随分変わった。特に
     言葉使いは酷いものだ。」
自分 「そ、そうですか・・・俺達の頃も結構ヤンチャしたし、タメ口聞きましたよ。」
恩師 「いや、お前達の頃は乱暴な言葉の中にも、愛情と可愛らしさがあった。」

お酒が進んだ事もあり、先生は感情を込めて語り出しました。

恩師 「最近のガキは全くなっとらん。例えば、あの石毛公の事を‘ポレ’などと
     俗称と呼ぶ・・・何故、石毛様、と呼べないのか?そして、その果てには
     ‘ポレヲタうざい’と言う始末。お前らの頃は、石毛さん、と最低‘さん’づけ
     で呼んでいたからな・・・ったく、俺が教師でなかったら、あいつ等を包丁
     で刺して居たかも知れない・・・。」
自分 「まあまあ、先生、これでも見て気分を落ち着けて下さい。」

と、自分の「石毛公御言葉集」を見せて、石毛公の栄光と偉業を語り合いました。
そして、最後に先生はこう言われました。
恩師 「・・・しかし、石毛公はあの辛い解任劇から、見事に復活したんだよな。
     俺もこんな事で、メげてはいられないな・・・。」、と。

別れ際にお互いの健闘と健康を祈りましたが、人に勇気を与え賜う石毛公の
偉大さを再認識した一日でした。

46代打名無し:04/01/15 22:34 ID:AoshEJ3I
>>40
武勇伝の続きは、もう少しお待ちあれ。必ず再開させます。
>>41
在り難きこと。楽しみつつ頑張ります。
>>43
石毛公のニヒルな笑みが浮かんでくるようです。(哀)
>>44
いえ、それこそ石毛公信者のあるべき姿です。
47 :04/01/16 00:44 ID:Fl5Jk9mt
実は石毛公の名前の宏典の宏は深い意味がありまして、細かく分散すると。
ウ=宇宙
ナ=石毛公の番号の7
ム=無限大
という意味になっております。
ちなみに石毛公の別名であるハチは
「覇気」「知性」という意味でありまして
8という字を90度ひっくり返して∞(無限)という意味でもあります。
蜂のように俊敏でシャープという意味でもあり。
鉢のような努力家で親分肌という意味であります。
48代打名無し:04/01/16 08:51 ID:fYcKJjN6
ほしゅ。
49代打名無し:04/01/16 22:50 ID:aPF74qx/
仕事の関係で、全国のホテルガイドを見ておりました所、こんな名前の
ホテルを見つけました。
         『浦和ビジネスホテル石毛』
これはネタでなく、本当に実在します。元は、‘浦和ビジネスホテルG’という
名前だったそうで、もうお解かりのように社長はセの某チームの大ファン
だったそうです。が、昨今の凋落振りと強引な補強に、社長は愛想が尽きて
しまったそうです。そんな時に、石毛公がこのホテルを訪れたそうです。
最初は、多くのGファンが洗脳されているように、憎っくき敵と思い込んで
いたそうです。しかし、その男前度と気品溢れる人柄に惚れこんでしまい、
一遍に信者になったそうです。社長はさらに、ホテル名も「G」から「石毛」
に変更しました。現在、石毛特別割引があるそうで、公と同姓か信者である
事を知らせると、少しお得に宿泊できるそうです。
50代打名無し:04/01/17 04:22 ID:KN9qiljs
824 名前:代打名無し 投稿日:04/01/16 22:55 ID:kuwsWFrv
Q 奥様が魔女だったらどうします?

(シ中シ*)「魔女でもなんでも真理子さんは世界一ですよ」デッヘッヘ
(@ω@)「魔女のウンコウマー」
(‘ ε ’)「もう魔女だモナ」

825 名前:代打名無し 投稿日:04/01/16 23:11 ID:XyXii5b5
>>824 从#‘ 3‘ν「お小遣い、二割減ね」

827 名前:代打名無し 投稿日:04/01/17 00:21 ID:2oErpRwH
>>825
http://www.reset931.net/saiban/Obj_Nar.swf?inputStr=%8D%A1%89%AA%82%B3%82%F1%82%CD%82%E0%82%C6%82%A9%82%E7%82%A8%8F%AC%8C%AD%82%A2%82%C8%82%C7%96%E1%82%C1%82%C4%82%A2%82%DC%82%B9%82%F1%81I%81I
(;‘ ε ’)「・・・・・・」

828 名前:代打名無し 投稿日:04/01/17 01:14 ID:n0UmlapJ
>>827 从‘ 3‘ν「何か欲しいときに言ってくれって言ってるのに、マコリンが何も言わないからよ」

(‘ ε ’)「・・・・新しいDVDプレイヤー買いたいモナ・・・」
从#‘ 3‘ν「そんなもの見てる暇あったら、練習しなさい」

(つ ε ’゚ )・。「いつもこんな調子じゃないかモナ・・・」

・・・プロ野球選手と言えば、たくさんお給料貰ってる印象があるのですが、
実際嫁さんに財布を握られてるのは一緒なようで。お陰で子供にロクにお年玉も
あげられないとか。石毛公のお力で今岡選手を助けてあげられませんか?
51代打名無し:04/01/17 05:23 ID:Z3mPqZBy
離婚後も高額な養育費を払いつづけた石毛公ならきっと理解してくれるでしょう。
52代打名無し:04/01/17 15:14 ID:YF7OPm9H
>>49
これは以前ISHIGE PORELUTIONにも掲載されたことのある、
古くからの石毛公信者はすでに承知済みのホテルでございます。
53代打名無し:04/01/17 22:42 ID:VN5xoyAr
          男は常に逞しくあれ。
          男にとって最も必要なものは、戦う心である。

ー石毛公御言葉集よりー

>>50
石毛公の御心は仏のように慈悲の思い出溢れていますが、一方で鬼のような
厳格さも持ち合わせています。男として生まれたからには、一家の大黒柱として
家族を支えていかなければなりません。もし石毛公がその場に居合わせたら、
こんな風に仰られるに違いありません。

『男は逆境に立ち向かってこそ、華。家族にはお金よりも、海のように深い愛と
 毅然たる態度で接しなさい』、と。

2度の離婚も男の美学として印象付けてしまう御仁の言葉には、まさに千金の
重みが御座いまする。
 
54代打名無し:04/01/18 14:51 ID:vTrATJq6
我らが石毛公が、母校の小学校で野球教室を
行ったそうです
55代打名無し:04/01/18 21:48 ID:512UhIF9
>>54
さすがは‘現代の水戸黄門’と謳われる石毛公。一般庶民との交流も忘れ
ませんな。かの徳川家康公も駿府に隠居した後は、庶民との交流を楽しみ
にしたといいます。ところで、先日自衛隊の先遣隊がイラクに向けて出発
しました。戦後初海外への軍隊派兵という事で、激論が交わされましたが、
この決断に石毛公が大いに関係しておりました。今宵は、その世紀の決断
に隠されたドラマをお届け致しましょう。

ー海外派兵秘話ー

以前、石毛公はアメリカ大統領の政治特別顧問であるという事を報告
しましたが、実は日本政府の良きアドバイザーと成っています。石毛公が
現役の頃から、国政に参加して頂けないかと、再三要請されておりましたが、
固辞し続けていました。が、その石毛公の彗眼と頭脳を惜しんだ政府は、
石毛公の元を訪れて様々な意見を聞いたといいます。普段は総理の使者が
訪れるのが常でしたが、今度の派兵問題には小泉首相、自ら石毛邸に足を
運びました。
56代打名無し:04/01/18 22:51 ID:512UhIF9
小泉  「石毛さん、私は正直迷っている。イラクに自衛隊を派兵するか、否か?
      派兵すれば悪しき前例を残すかもしれないし・・・貴方のご意見
      をお聞かせ下さい。」
石毛公 「首相・・・私の意見を述べる前に、こんな話あるので聞いて下さい。
      1950年の朝鮮戦争の折、日本政府は朝鮮海域の機雷除去の為、
      掃海隊を派遣しました。そして、その掃海隊の活躍ぶりは素晴らしく、
      米海軍から‘ウエル・ダン(天晴れ!)’と賛辞を送られました。」

石毛公 「首相、このまま手をこまねいていては、国際社会に於いてその
      名誉たる地位は獲得出来ませんよ・・・私は、派兵すべきだと思います。」
小泉  「・・・石毛さん、貴方の仰る通りだ。迷いは無くなったよ。有難う、いや
      有難う御座います。」

こうして小泉首相は決断にいたりました。当然ながら、小泉首相も石毛公の偉大さに
感銘し石毛公信者になったといいます。
57代打名無し:04/01/19 03:59 ID:+2ZyUpq/
遅くなりました。前スレのログです。
http://zch.s16.xrea.com/b/ishigegod.html
58代打名無し:04/01/19 08:51 ID:vmWKBwbm
>>57
毎回、有り難うございます。石毛公に成り代わり、お礼を申し上げます。(作者)
59代打名無し:04/01/19 23:03 ID:o3qf6SSk
      諦めたら、そこで試合終了ですよ。

ー石毛公御言葉集よりー

来年のアテネ五輪の出場権を懸けたアジア・バスケット選手権で、日本は
強豪韓国を韓国を破り五輪への出場を決めました。2度の延長戦にもつれ込む
熱戦で、久しぶりにスポーツの醍醐味を堪能しました。ところで、戦った韓国は
昨年の世界の選手権で4位に入った強豪で、内海ヘッド・コーチは3位決定戦で
アテネ行きを狙っていたそうです。その為主力を休ませながら戦ったそうですが、
あれよあれよという間に、優勢に立って勝ちを拾ってしまったそうです。完全に受けに
回った韓国と伸び伸びと戦った日本、明と暗をはっきり分けてしまいました。

スポーツ界にも沢山の石毛公信者が居ますが、この金星を挙げた内海ヘッド・コーチ
も信者だそうです。彼によれば、石毛公御言葉集は人生訓としてだけではなく、その石毛公
のユーモア溢れる御言葉はミーティングの時にも大変役に立つそうです。その日の内海
ヘッド・コーチは次の3位決定戦の事にウェートが置かれ、どんな言葉で選手達を奮い
立たせようか、御言葉集からそれを探っていたといいます。
60代打名無し:04/01/20 08:59 ID:BxULSoca
あげ。
61代打名無し:04/01/20 19:00 ID:7NgqvLXD
現在、私は会社に居ますが、今宵は石毛公の偉業をお伝え出来そうに
ありません。と、いうのはこれから会社の飲み会があるからです。当初、
そのような下らない飲み会などはキャンセルする予定でした。私には、
石毛公の業績をお伝えする崇高な務めがあるからです。何とか理由を
付けて断ろうと、上司に報告した所・・・。

上司 「え?今日の飲み会は来ない、って。何で?お前、帰ってもやる事
    ないだろ、彼女が居る訳じゃあなし。」
私  「まあ、そうなんですけれど・・・少し体調もすぐれないようで・・・。」
上司 「体調が悪い?ん、なもの、飲みゃ治るって。で、お前さあ、偶には
     俺達に付き合えよ。」

このまま上司と話あっても平行線を辿るばかりです。私は意を決して石毛公
の偉業をお伝えする旨を、全身全霊を込めて話ました。が・・・。

上司 「い・し・げ・こ・う?何、それ?お前、何か新興宗教でも入ってるのか?」
私  「いえ、石毛公はそのような怪しい輩ではなくて、全人類を代表する
    ような素晴らしいお方で・・・。」
上司 「何訳の解らない事言ってんの・・・まあ、いい。とにかく、その石毛
     何たらの話はジックリ聞いてやるから、飲み会に来い。上司命令だ。」

ここまで言われれば、上司に従わない訳にはいきません。が、その席で
石毛公の素晴らしさを上司と同僚に、コンコンと説いてくるつもりです。
では、行ってまいります。
62代打名無し:04/01/21 07:57 ID:1oEiK5zP
POP
63代打名無し:04/01/21 10:50 ID:4RUkOyc+
あきらめたらそこで試合終了ですよ

 〜石毛公 名言集より〜
64代打名無し:04/01/21 22:48 ID:fgcI/sdq
昨日、私は飲み会に行くと申しましたが、本日はその報告をします。私が飲み会
を嫌ったのは石毛公の偉業を記す為ですが、その理由は他にありました。飲み会
での話題は大抵、女の話か、上司の陰口か、セの某球団の礼賛か、とにかく
お下品極まる話題ばかりだからです。この日は、上司が同席していましたので、
まずは彼への‘おべんちゃら’から入ります。ちなみに、この上司は相撲が大好きで
酒が入ると必ず相撲談義が始まります。何時もは、野球ファンもこの時ばかりは、
相撲ファンになり、上司の話に相槌を打ちます。私はというと、隅っこにいて今度は
石毛公のどのようなお話を書こうか考えて居りました。すると、大のGファンである
同僚AとBが話しかけてきました。

同僚A 「我が偉大なるG軍にローズが来るけど、活躍出来るのか?」
私   「そりゃリーグの違いはあるけれど、ホームランキングを3度も
     取った男だぜ。それは愚問だよ。」
同僚B 「しかし、パ・リーグだからな・・・まあ、何にせよ我がG軍の足だけ
      は引っ張らないでくれよな。ともかくも、Wオーナー様は素晴らしい。
      あのような夢のチームをお造りに成られるとは・・・感無量だ。」

彼らは何時もこうでした。毎度の事で腹も立ちませんでしたが、同僚がふと
こんな事を言いました。
65代打名無し:04/01/21 23:03 ID:fgcI/sdq
同僚A 「そう言えば、パに石毛ってのが居たよなあ。」
同僚B 「ああ、アイツか・・・我がG軍に楯突いた憎っき男だな。あいつ確か
      オリックスの監督をクビに成ったんだよな。」
同僚A 「はは、そうだったな。それは天罰てき面だな。」
同僚B 「違いない。いい気味だぜ。ぎゃははははは。」

私は会社では大人しく温厚な性格な人間で通っています。因みに大阪近鉄
のファンである事は公言していますが、石毛公信者である内緒にしてあります。
同僚のような心無い輩が居るからです。が、大人しい私も、その同僚の暴言に
ブチ切れてしまいました。私は、彼らに殴り掛かろうとした瞬間でした。私の腕を
掴む者が居りました。上司でした。彼は、私の耳元で囁きました。

上司 「止めとけ。バカは相手にするな。問題を起こせば石毛公の名にキズが
     つくぞ。」
66代打名無し:04/01/21 23:18 ID:fgcI/sdq
私は耳を疑いました。が、そうです。その上司も、実は石毛公の信者だったの
です。彼のお蔭で、私は自分のイメージを損なう事無く済ませました。翌朝、
私は上司にお礼を言いました。

私   「昨晩は有難う御座いました。」
上司 「まあ、いろんな人間がいるからな。そんなに気にするな。しかし、お前も
     石毛公の信者だったとはな・・・。しかし、石毛公信者には観察すると
     共通点があるな。」
私   「共通点ですか?」
上司  「うむ。石毛公信者の目は澄んでいる。その汚れ無き心で人を思い遣り
      勇気付ける事が出来る。まあ、これも石毛公の御人柄だろうな。」

捨てる神あらば、拾う神あり。石毛公の教えは確実に世に広まっているようで
御座いまする。
67代打名無し:04/01/22 04:32 ID:kXuRl0ZL
愚かな・・・・。
このように、石毛公をあえて怒らせることで、再び石毛公に球界復帰して頂こうという
同僚達の気持ちも分からないとは・・・!!

同僚達の心の涙と冷たい言葉の中に隠れた石毛公への熱いマグマが見えないとは、
あなたはそれでも石毛公の信徒なのですか・・・・・。(滝涙)
68代打名無し:04/01/22 06:50 ID:14zg8POo
>>67
いや、それなら本人のいないところで言ってもしかたないから
69代打名無し:04/01/22 08:09 ID:oXetLgWa
ほ。
70代打名無し:04/01/22 22:42 ID:RkKqLlH6
>>67
う〜ん、どうでしょうか?あのWオーナーとG軍を礼賛する同僚達が
我らが石毛公の為に鬼に成るとは到底考えられません。彼らの目は
正に死んだ魚のような目をしています。しかし、このまま迷える子羊達を
放って置く事があるならば、きっと石毛公のお叱りを受ける事でしょう。
人として人間として石毛公信徒として、地道に伝道していく所存です。

>>68
石毛公は何でも知って居られます。我々の熱意は、きっと公の元に届く
ことでしょう。

てへ、今日はこれで許してくだせ〜、石毛公。(平伏)
71代打名無し:04/01/23 07:54 ID:W8yMFug6
あげ。
72代打名無し:04/01/23 23:50 ID:W8yMFug6
石毛邸と米・ホワイトハウスはホットラインで結ばれていて、石毛公は
歴代の大統領の様々な相談を、受けていた事は既にお話しましました。
が、最近、石毛公とブッシュ大統領の仲が芳しくないそうです。原因は
イラク侵攻をめぐって意見が対立したからだそうです。その模様を再録
してみましょう。

ブッシュ 「・・・・・・で、ヒロミチ、君はイラク侵攻に賛同してくれないんだな。」
石毛公 「ジョージ、私の考えは変わらないよ。今、イラクと戦えば、合衆国は
      圧勝するだろう。しかし、軍事力は万能ではない。人の気持ちまで
      占領する事はできないよ。」
ブッシュ 「相変わらず、正論家だな。が、我が合衆国は全軍をもって悪を討つ。」
石毛公 「・・・ジョージ、戦争に善も悪も無いんだよ。戦えば必ず多くの血が流れる
      あのニューヨークのテロで死んだ人達と同じぐらいの命が、また奪われる
      事に成るんだよ。そして、また沢山の人々の悲しみを生む事に成るんだよ。」
ブッシュ 「ヒロミチ、如何か理解して欲しい。正義を勝ち取るにはどうしても、通らねば
       ならない道なんだよ。」
石毛公 「それは世界の王、リーダーたる人間の言葉ではない。君は、まさに今覇業を
      極めんとしている。世界制服を成し遂げようとでもするつもりなのかい?」
ブッシュ 「ヒロミチ・・・どうして解ってくれないんだ・・・。」
石毛公  「君こそ、どうして戦いの愚かさを解らないんだ・・・。」
ブッシュ 「もう、いい!!ヒロミチ、君は、つまり、僕のことを嫌いなんだね。嫌いになった
       から、反対するんだね。そういえば、最近、ちっとも僕の事構ってくれないし。」
石毛公  「違うよ。冷静に話を聞いてほしい・・・。」
ブッシュ 「いや、違わない。本当は、プーチンやブレアの方が良いんだろ。僕なんか、
       所詮、親の七光りだし。内心ではバカにしてるんだ。」
石毛公  「何、バカな事言ってるんだい。」
ブッシュ 「・・・今、バカって言ったね・・・本音が出たね。もう、ヒロミチなんか、だ、大嫌い
       だ!!絶好だあああ!!」
73代打名無し:04/01/24 00:12 ID:+2UyeWfp
ブッシュはやっぱりガキだなぁ
74代打名無し:04/01/24 00:24 ID:t51XLraG
こうしてブッシュ大統領はイラク侵攻を決定付けましたが、石毛公が危惧した
通りに戦争にには勝ちましたが、ゲリラに苦しめられる事に成りました。相次ぐ
死傷者にブッシュ大統領もノイローゼ気味に成りました。その苦境に陥った
ブッシュ大統領が救いを求めたのはやはり石毛公でした。

ブッシュ 「もしもし、ヒロミチ・・・。」
石毛公 「・・・ジョージ、何の用だい?」
ブッシュ 「ヒロミチ、まだ怒ってる?ゴメン、僕が悪かったよ・・・。」
石毛公 「・・・・・・。」
ブッシュ 「君も知ってると思うけれど、今、イラクで大変な事になってるんだ。
       でね、このままだと非常にヤバイの。兵を引かずに何とかならない
       かなあ、何て思ってるわけ。虫のいい話だけれど、いい考えない
       かなあ。」
石毛公 「無いね・・・しかし、小泉首相に日本からも派兵するようにプッシュ
      しておいたよ。」
ブッシュ 「ほ、本当かい?それは、嬉しいなあ・・・イスラム教徒にも石毛信者が
       沢山居るからね。人心を掌握するには最適だよ〜。流石はヒロミチ。
       僕の事を見捨てずに居てくれんだね・・・(涙)」
石毛公  「当たり前じゃないか、私たちは友達だよ。」
ブッシュ  「・・・・・・(感涙)」

かくして、石毛公とブッシュ大統領は仲直りしました。めでたしめでたし。
75代打名無し:04/01/24 23:44 ID:Y8HNohVZ
自衛隊の先遣隊がサマワに到着しました。戦地に向かうという事で心配して
おりましが、概ね歓迎ムードのようです。地元住民はあのイシゲの国から
やって来た軍隊という事で、物心両面で期待しているそうです。テレビを見て
いましたが、石毛公の写真を持って自衛隊を迎える人も居りました。また、
サマワの子供達は、イシゲはいつ此方に来てくれるのか、イシゲは今何を
しているのか、イシゲは何であんなに素晴らしいのか、などと石毛公の事を
盛んに聞いてくると云います。石毛公の威光は遠く中東の地まで届いている
ようで感涙の思い出御座います。
76代打名無し:04/01/25 22:11 ID:d/W+F0pH
石毛公に沢山の信者が居る事は、既にお話した通りですが、今宵は公の最も
近くに居る黒豹愛好会の皆さんに集まって頂き、石毛公の魅力を語って
貰いました。(参加メンバーは、黒豹愛好会のAさん、Bさん、Cさん、Dさん、
Qさん、Mさん、P子さん、です。インタビューは、私、作者が行いました。)

ー皆さん、こんばんは。まず、石毛公との出会いは?
A   「石毛さんと初めて出会ったのは、半年位前だったな。」
B   「そうだな。俺達がバリバリの暴走族の頃だ。」
C   「泣く子も黙る‘ブラック・パンサー’だったな。」
D   「しかし、何だか遠い昔のようだな・・・。」
ーその暴走族がどうして石毛公と関係あるんですか?
A   「誰かさんが、女にチョッカイ出したからだよな。」
B   「そうそう、その誰かさんが石毛さんに叩きのめされ
     んたんだよな。」
C   「で、その代わりに石毛さんに、その後釜に座って貰ったんだ。」
D   「思えば、あの夜が俺達の転回点になったな。」
ーでも、急にリーダーが変わって戸惑いませんでしたか?
A   「いや、特に思わなかったな。まあ、その頭ってのが最悪だっ
     たからな。」
B   「そうそう。自己中で、乱暴者で、アホで。」
C   「おまけに、女装癖まで在るやつだからな。」
D   「もう俺達もいい加減、愛想が尽きて来た訳よ。」
Q   「ちょっと待てよ。お前には、情けというものは無いのか?」
A   「んなもの、お前に必要はない。」
B   「同意。そもそもお前が悪い。お前さえ、あんな事しなきゃ
     良かったんだ。」
C   「・・・そうだな。今頃は、千葉の暴走族の頂点に立ってたかもしれ
     ないのになあ。」
D   「全く、惜しい事をしたよなあ・・・。おまけに女子高生になるし、もう
     昔には戻れないよ。」
Q   「・・・そんなに俺を苛めんでくれ(涙)」
77代打名無し:04/01/25 22:53 ID:d/W+F0pH
ーまあまあ、Qさん落ち着いて下さい。あなたは、前リーダーですが、石毛公
にその座を追い落とされて、どんな思いでしたか?
Q   「そりゃ、頭に来たよ。腹も立ったよ。」
ーで、石毛公に対して復讐してやろう、と思った訳ですね。
Q   「そう。しかし、石毛さんは強い。で、声を大にして言いたいのは、
     俺が女子高生に成ったのは、その石毛さんの目を眩ます為で
     決して楽しんでいるのでも喜んでヤッテる訳でもない、という事だ。」
A   「嘘をつけ、嘘を。」
B   「楽しんで居るとしか思えんぞ。」
C   「俺達は知っているんだぞ。あのMとのデートを。」
D   「うむ、確かに。M、当事者のお前はどう感じた?」
M   「えっ・・・あの日の事はあまりお話したくないんだけれど・・・確かに言える
     事は、僕は最後まで普通の女の子だと思っていたよ・・・。」
ーなるほど、Qさんは変態決定、という事ですね。Qさん、何か言いたい事あります?
Q   「・・・・・・な〜んも無いよ(涙)」

さらにインタビューは続きます。
78代打名無し:04/01/25 23:04 ID:pYTtR+OB
同人女による臭っさいスレ発見
79代打名無し:04/01/26 00:48 ID:OuANohF2
>>78
清潔な女性の匂いのようなフローラルなスレ発見。
って言いたいのですね。
やはりあなたも石毛公信者なのですね。恥ずかしがらなくてもいいのですよ。

80代打名無し:04/01/26 02:19 ID:FD5XzkqW
ボレ、2年連続ビリの札幌アンビシャスを見事2位に導く!
確か、札幌の試合で監督解任されたんだよね。どう解釈したらいいんだろう。
81代打名無し:04/01/26 22:34 ID:JixkpIgz
ーところで、P子さんは黒豹愛好会の紅一点ですが、あなたも旧ブラック・
パンサーのメンバーだったんですか?
P子 「アタシ?馬鹿言っちゃあいけないよ。アタシがこんなアホ達と一緒
    な訳ないじゃん。アタシは、石毛君のファンクラブの親衛隊・隊長を
    やってて、コイツ等があんまり頼りないんで愛好会に入った訳よ。」
ーそうすると、貴方が石毛公と出会ったのは、いつなんですか?
P子 「・・・もう1年くらい前かなあ・・・。まあ、話せば長くなるんだけれど。
    でも、コイツ等みたいにアホな出会いじゃあないよ。もう、それは劇的な
    小説のようにドラマチックで、思い出すだけでも胸トキメクよ。」
A  「P子、見栄張るなよ。」
B  「どうせお前が暴れ回ってる所に、石毛さんが来て・・・。」
C  「で、諭されて改心して・・・。」
D  「石毛さんのファンになったんだろ。」
P子 「ほほほほ・・・遠からず、近からず、ってとこね。(汗)。まあ、その内
    作者が書いてくれるよね。」
ーえ、ええ、まあ、予定は未定ですが・・・。では、次に石毛公の魅力をお聞き
したいと思います。
82代打名無し:04/01/26 23:17 ID:JixkpIgz
A  「まあ、一言でいうと何でも出来る人だな。」
B  「スポーツも勉強もただ出来るんじゃあなくて、全てトップクラス。」
C  「性格は温厚にして剛健。上には媚びず、下には親切。およそ欠点という
    ものが無い。」
D  「おまけに男前。」
Q  「つーか、石毛さんの真の凄さは、その関わった人間を変えてしまう
    ところだ。まさか、この俺がヤンキーから勉強家に成るとは思わなかった。」
M  「そうだね。僕なんかも、チキンな性格を随分克服出来たもの。特に知らず
    知らずの内に変わって居る所が凄いよね。」
P子 「石毛君、さ・い・っ・こ〜。」
ー石毛公は、即ち神であるという事で、異論はありませんね?
A  「まあ、神に近い人だろうなあ。が・・・」
B  「異論はないが、作者さん、あんたに文句がある。」
ーはあ、何でしょうか?
C  「武勇伝は、何時再開するんだ?」
D  「もう一月も、書いて無いだろう。」
Q  「早く、俺達の華麗な活躍を書いてくれよ。」
M  「そうですよね。何でも今度も、新キャラが登場するんですよね。」
ーみ、みなさん、情報が早いですね。一応、2月位を予定してます。
A  「に、2月・・・。」
B  「まだ書かないの?」
C  「まあ、良いけど俺達の出番も増やしてよ。」
D  「そうだな・・・俺達って完全に脇役キャラだもんな。(涙)」
P子 「下男だもんね。それは当然だ。」
Q  「つーか、あんまりQ子の話は書かんでくれ。全国に恥を晒し続けて
    るよーだよ(涙)」
M  「僕もあんまりチキンなキャラにしないでね。もうちょっと、マッチョに
    書いてよ。(願)。」
ーまあ、皆さんのお気持ちは解りました。が、作者は気紛れで横着者です。
故に皆さんのお願いが作品に反映されるかは定かではありません。しかし、
近日中に武勇伝を再開する事は、お約束致します。
83代打名無し:04/01/27 00:07 ID:DH7qyd8u
楽しみにしてるよー
84代打名無し:04/01/28 08:56 ID:pTqTXuw3
石毛公、ごめんなさい。昨晩、貴方の偉業を記していたのですが、なんと自宅の
パソコンがアクセス規制になってしまいました(涙)。暫くは、会社からの保守
に成りそうです(とほほ)。
85代打名無し:04/01/29 18:13 ID:z/SkXATY
保守あげ。
86代打名無し:04/01/29 22:15 ID:cAh8L9Zu
アクセス規制解除記念カキコ。
日数にしてみればほんの3日程でしたが、石毛公信者としてみれば3年に
匹敵するような長さを感じました。書き込みの出来ない腹立ちさから、これは
石毛公に敵対するWオーナーが、2CHの管理人に圧力をかけたのかと思い
ました。が、真実は別の所にありました。ある人の連続投稿が規制に引っかか
り、私もその煽りを受けてしまったのです。しかも、その人のIPをみれば、同じ
市内。そのくだらない投稿の為に、石毛公の偉業を記すという崇高な行為が
閉ざされてしまったのです。私は、居ても立ってもおられず、サーバーに電話
をしました。

私   「あの〜、ちょっと聞きたいんだけれど・・・。」

と、話を始めるとサーバーの人は意外な事を言いました。
87代打名無し:04/01/29 22:49 ID:cAh8L9Zu
サーバ 「失礼ですが、貴方も石毛様の信徒ですか?」
私    「え?そ、そうですが、どうして解るんですか。」
サーバ 「実は、先程から同じような苦情が100件以上ありまして・・・。」
私    「ああ、そうなの・・・で、こちらで如何にかなるの?」
サーバ 「申し訳ありません。私共では、どうにもなりません。2CHの管理
      人が規制を解除しない限り、書き込みは出来ません。」
私    「そうですか・・・。」
サーバ 「・・・しかし、IPは解っておりますので、討伐隊を結成し、その不届き
      者に天誅を加えようと思っております。あなたもいかかがですか?」
私    「え、い、いや、何か物騒な話ですね。私は遠慮します・・・。」

幸い3日ほどで規制は解除されましたが、このままそれが続けば私の町で
血の雨が降った事は想像に難くありません。と、同時に石毛公信者が身近に
多く存在する事も知ることが出来たのでした。大変うれしゅう御座いました。
88代打名無し:04/01/30 05:21 ID:1/HNUawT
>>85-86
復帰おめでとうございます。

しかし、その後に書かれている内容は同じ石毛公信者として首を傾げてしまいます。
石毛公を慕う者なら暴力に訴えたりせず、その不届き者に対しても石毛公の素晴らしさと
彼の行動がいかに誤ったものであるかを理解させなければいけません。

「討論会を開催し、その不届き者にも天啓を…」の聞き間違えではありませんか?
89代打名無し:04/01/30 08:58 ID:OoOfPQWl
>>89
そうですね。貴方の仰る通りです。仮にそれが本当であっても、真の石毛公信者で
有るならば、押し止めるべきでしたね。暴力を認めるような言動は、Wオーナーと同じ
過ちを冒すところでした。本日は、それを胸に刻んで仕事に信仰に励みたいと思います。
90代打名無し:04/01/30 14:12 ID:BtGaR0p+
>88
私の利用するプロバイダはこういうことがあっても荒らし対策を全くとってくれません。
問い合わせても、まるでO添元社長のごとき死んだ魚のような無責任体質をしている、気に入りませぬ。
91代打名無し:04/01/30 21:49 ID:cAKmUwE9
>>80
捨てる神有らば、拾う神有り。これは、神、仏のお導きに違いありません。
思えば昨年は、石毛公の解任を筆頭に、小久保のG移籍、ローズの退団
Wオーナーの跳梁など球界に暗いニュースが続きました。この悲しい知らせ
に慟哭した天の神が、現世に表して下さった奇跡に違いありません。そして、
これは石毛公が、あのままオリックスを指揮し続けたならば、Vロードをその
まま直走ったであろう事は、想像に難くありません。なお、札幌アンビシャスは
全世界の野球ファンから、「ネオ石毛軍団」もしくは「神聖石毛軍団」と呼ばれて
います。

>>83
サンクスです。
92代打名無し:04/01/31 08:37 ID:BDC1AO1p
うp
93代打名無し:04/01/31 23:05 ID:JV4o6hzA
世の中に石毛公信者が数多く存在する事は既にお話しましたが、実はこの
プロ野球板にも石毛公の信者が居ます。今宵は、このプロ野球板の或る石毛公
信者のお話です。昨年の10月位に大阪近鉄の本スレに「熱血君」なるコテハン
が現れました。バファローズをこよなく愛し、Wオーナーの悪行を憎む良き男なの
ですが、いささか感情的になる悪いクセがありました。彼は感情が高ぶると、
「死ね」「地獄に落ちろ」などというお下品な言葉を連発しました。注意すると反省
しますが、気に入らないと直ぐに爆発してしまいました。ローズが退団した時は
もう大変な騒ぎで、熱血君タイフーンが本スレが吹き荒れました。

熱血君のカキコのは長文で、しかも「、」が一切無いのが特徴。それに感情的な
表現が連続するので、古文書を読むが如き状態になりました。本スレ住人達も
ほとほと困り果て、熱血君が暴走を続けた頃、彼の元に一通のメールが届き
ました。
94代打名無し:04/01/31 23:29 ID:JV4o6hzA
熱血君 「さあ、今日はどんな事を書いてやろうか。しかし、ローズはけしからん、
       あのWオーナーの軍門に降るとは。今日は、ヤツの事を徹底的に

       叩いてやろう・・・んん?あれ、メールが来てるな・・・。」
メール 『親愛なる熱血様。貴方の熱い書き込み、いつも拝見しています。もし
      お暇ならゴッド・スレも覗いてみて下さい。』

熱血君 「ゴッド・スレ、って何だ?」
と、訝りつつ彼はこのスレを読みました。そして、石毛公の偉大さとゴッド・スレ
に集った住人の気高さに驚き、自分の非をようやく認める事になりました。彼は
最後にこんな言葉を残しました。

476 名前:熱血君 ◆O4x3A1GrPw 投稿日:04/01/23 02:25 ID:bhRbvjt8
 暫くここを離れるとしよう。そして何時かまた来る。それまでさようなら、
愛する同志達よ。元気でやってくれ。

噂によれば、熱血君は遠くシベリアに修行に出かけたそうです。因みに上の
「同志達」というのはバファローズ・ファンと石毛公信者を現します。

95代打名無し:04/02/01 01:17 ID:nX2UL31g
つーかマジで頼むから近鉄の今回の一連の騒動石毛の力で無かった事にしてくれ_| ̄|○
96代打名無し:04/02/01 22:23 ID:yXzlotvi
石毛公、貴方の次に大切なバファローズが、またも大きな騒動に巻き込ま
れようとしています。今度はチーム名を売却されるそうです。「近鉄」という
名前には大変愛着があります。が、もし、これで本当にチームを立て直す
事が出来るなら、諸手を挙げてではありませんが、賛同したいです。大切な
事は中にいる選手達です。資金が無いから、選手を切り売りするのだけは
勘弁。10年ほど前に、次々に選手達を放出し、チームを崩壊させた悲劇
だけは絶対に見たくない。

ただ、一方でこれも時代なのかな、と思います。今までのように球団を親会社
が広告塔に使うような時代は去りつつあるのかもしれません。今回の事であの
Wオーナーが騒いでいるようですが、自分は新たな時代の幕開けではないかと
思ってます。石毛公、どうかバファローズをお守り下さいませ。
97代打名無し:04/02/02 08:54 ID:gs9rbGlh
POP
98代打名無し:04/02/02 22:51 ID:ZxFq5aXw
スイマセン。所用により、本日はお休みします。
99代打名無し:04/02/03 08:50 ID:vc3DRcpB
保守。
100代打名無し:04/02/03 22:35 ID:+vieEPtz
本日、2月3日は節分です。我が家の節分は、石(毛)は福、(N)ツネは鬼、
という掛け声で豆をまきます。鬼の面の代りに、あの人の面を被って登場
すると豆をぶつける手にも力が篭ります。ところで、我が家は4人家族ですが、
それぞれ応援するチームが違います。私・近鉄、オヤジ・中日、お袋・日ハム
そして、弟・G・・・。この弟は、普段はいい男なのですが、Gを語る時はまさに
鬼のように思えます。Gを得々と礼賛する様は、石毛公信者として見るに耐え
ません。両親も石毛公信者、アンチGですので、その様を見せ付けられる度に
こう言います。

オヤジ  「そんな事では良い社会人には成れないぞ。」
お袋   「そんな息子の育てた憶えはありません。母さん、悲しい・・・。」

思い余った私は、彼に説得を試みました。
101代打名無し:04/02/03 23:07 ID:+vieEPtz
私  「お前なあ・・・いい加減にしろよ。俺の弟がGファンなんてご近所で
    言えやしないよ。」
弟  「別にいいじゃん。つーか、何で近所と関係あるの?」
私  「お前は、本当に世間知らずだなあ。今、トレンディなのは石毛公だぞ。
    ご近所の奥さん方は、みんな石毛公信者だぞ。」
弟  「い・し・げ・・・・あ、あのGに刃向かった男だな。アホな奴だ。」
私  「な、なんと嘆かわしい・・・。そんなにGがいいのか?」
弟  「ああ、全国の注目を集めてるし、常勝チームだし。勝負事は勝てば
    いいんだよ。」
私  「・・・Gはまさに覇道を極めようとしてる。力による支配は、決して長き
    渡り君臨は出来んぞ。」
弟  「何言ってんの、兄貴。そんな事言ってるから、嫁さんの来てが居ない
    んだよ。」
私  「うるさい・・・俺は石毛公が居れば、何もいらん。とにかく、今日はトコトン
    お前と話し合うぞ。」

私は、全身全霊をもって彼に語りかけました。が、面倒なので上辺だけ頷いて
いたようでした。本当なら張り倒してでも、Gファンを辞めさせてたいのですが、
そのような行為は石毛公の意思に背く事に成りましょう。粘り強く説得を続け
石毛公の素晴らしさを説いてゆくつもりです。
102代打名無し:04/02/03 23:08 ID:sFhxmM2m
,
103代打名無し:04/02/04 08:53 ID:Bz32CMbj
ほ。
104代打名無し:04/02/04 12:48 ID:j/LBgWaT
では、作者氏にはQ子ちゃ)ry
105代打名無し:04/02/04 23:14 ID:fHAP9J0g
今、バファローズが売名権問題で揺れています。ファン同様に選手の間
にも波紋が広がっているようです。伝統ある「近鉄」の名前が消えようとして
いるのです。それは当然の事です。このような時に、人間は本音と神仏に頼る
気持ちが出てくるようです。様々な声を拾ってみました。

梨田監督 「ずっと慣れ親しんだ名前だからね・・・正直、寂しいですね。あの
        石毛さんが辞めてから野球界がおかしく成っているようです。」
中村選手 「もう訳わかりません。この世に神も石毛も居ないのか・・・。」
礒部選手 「その事についてはノーコメント。こんな時石毛さんが居たらなあ・・・。」
岩隈選手 「名前は変わって欲しくないですね。変わるのなら・・・せめてイシゲ・
        バファローズが良いですね・・・。」

と、まあ殆どの人間が憂いておりましたが、ここに超然としている御仁が
居りました。POPこと大村直之選手でした。(明日に続いたりします・・・。)
106代打名無し:04/02/04 23:16 ID:fHAP9J0g
>>104
Q子ちゃんにはM君という彼氏が居るので、私の入る隙間は御座いません。
107代打名無し:04/02/05 11:40 ID:4Z9IddR1
そういえば、M君が恋していたE子ちゃん(だったっけ?)は、
M君に告白されたとき、「今はまだ・・・」みたいなこと言ってたけど、
その後発展していったものなのか気になる・・・
108代打名無し:04/02/05 22:21 ID:XHncPQu9
大村直之。1993年、ドラフト3位でバファローズに入団。1995年に110試合
に出場して以来、一軍に定着。以後、バファローズの核弾頭としてトップ・
バッターを務める。昨季は打率300、本塁打16、打点61、盗塁27、を記録し
、その存在感を存分にアピールしました。

ところで、この大村さんは或るこだわりが有ります。四球を選ぶ(昨季40で
リーグ第22位)事よりも、長打特にホームランを狙ってゆきます。周囲の声にも
あまり耳を貸さず、マイペースで走り続けます。

さて、この大村さん、今オフめでたくFA権を獲得しました。チームに愛着もあった
そうですが、他チームへの移籍願望もあったそうです。そんな折、なんとメジャー
からお誘いがあったそうです。が・・・。

大村 「もしもし、ワシ大村やけれど・・・え?メジャーって、悪いけど、ワシ興味ないん
     ですわ。」
109代打名無し:04/02/05 22:33 ID:XHncPQu9
と、勿体無い事に速攻で断ったそうです。いかにも大村さんエピソードですが、
彼もまた石毛公信者である事で知られています。彼は語ります。

大村 「石毛さんは、サイコーですわ。ワシと同じ超イケメンやし、女にモテモテ。
     一プレーヤーとしてだけではなく、人間としても尊敬できますわ。ワシも
     努力して何時の日にか、大村様とか大村公とか呼ばれてみたいですわ。」

何とも、命知らずな大村さん。他の石毛公信者が聞いたら、ぶち切れるような事を
平然と言い放ちます。が、以外にこの男が、バファローズを初の日本一と導いて
くれるような気がします。頼んだよ、大村さん。
110代打名無し:04/02/05 22:49 ID:XHncPQu9
>>107
それはもしかして、早よ武勇伝を書け、という事でしょうか?日にちは明言
出来ませんが、ここ一週間以内に再開させます。作者もようやく創作意欲
が湧いてまいりました。

ところで、M君とE子ちゃんの関係ですが、まだ暫く平行線を辿ります。と、
いうか作者自身に彼女が居ないのに、彼らだけを幸せにする事など到底
かないません(鬼)。特にM君には、作者が味わったような地獄の試練を
課す予定です。(ウフフ)
111代打名無し:04/02/06 08:48 ID:S1f3jkVW
POP
112代打名無し:04/02/06 22:11 ID:oaSHfxCs
さてさて、いよいよ武勇伝を再開する時がやって来ました。石毛公の偉業を
どんな風にお伝えするかと、考えていると愛好会のP子ちゃんから電話が
ありました。

P子 「武勇伝を、近々再開するって聞いたけれど、本当?」
私  「ええ、本当ですよ。」
P子 「本当に?アンタ、気紛れな所があるからねえ・・・。」
私  「いえ、今度は本当のホントです。もし、嘘ついたらQ子ちゃんと
    ベッドを供にしましょう。約束します。」
P子 「う〜ん・・・・今度ばかりは本当のようだね。だったら、今度は私が
    メインの話書いてよ。」
私  「えっ・・・いや、それは、こちらにも設定がありまして・・・。」
P子 「別にいいじゃん・・・あの変態QやチキンMだってメインの話が在る
    んだから、アタシの話が有っても不思議じゃない。」
私  「し、しかし、ですねえ。予定としましては・・・。」

と、返事を渋る私にP子ちゃんは言いました。
113代打名無し:04/02/06 22:29 ID:oaSHfxCs
P子 「結局はダメなのかい?」
私  「はあ、申し訳ありませんが・・・。」
P子 「だったら・・・あの事バラしてしまおうかなあ〜。」
私  「・・・あ、あの事って、まさか・・・(汗)」
P子 「アタシは知っているんだよ・・・アンタの若い頃のあの話。もし、アタシ
     がこの話をバラしてしまうと、面白い事に成っちゃうかも。」
私  「・・・・・・(ボーゼン)」

と、まあP子ちゃんの誠意溢るる訴えは、作者の心を大きく動かす事になり
ました。人の情けが染み入ります(涙)。と、言う事で武勇伝は彼女・P子を
中心として幕が上がって行きます。
114代打名無し:04/02/07 08:49 ID:iaeyxuX6
うp
115   :04/02/07 22:17 ID:79Z0GTQp
る日の勉強会の事でした。その日も無事に勉強会を終え、愛好会のメンバー
達は、雑談を始めました。この日の話題は、前夜に行われた異種格闘技戦で
した。元・ヘビー級の世界チャンプとK空手の新鋭との戦いでした。戦前の予想
では、盛りを過ぎたとはいえ、世界チャンプが圧勝するだろうと思われました。が、
蓋を開けてみれば、1ラウンドでK空手が元・チャンプを叩きのめし、完勝する事に
なりました。この世紀の大セット・アップに世間は熱狂し、この無名の若者は一気に
スターへの道を駆け上ることになりました。当然ながら、愛好会の面々の話も彼に
集まりました。

A    「おい、昨日の試合見たか?凄かったなあ。」
B    「ああ、見たよ。まさか、あんな結末に成るとは思わなかったぜ・・・。」
C    「本当だぜ・・・。あのK空手のZって選手、俺達と年、そんなに違わない
      筈だぜ。」
D    「マジか?しかし、ヤツの強さは鬼人のようだったな。」
Q    「ああ、まさに‘赤子の手をひねる’という感じだったな・・・
      M、お前も見たか?」
M    「えっ、ぼ、僕は、あんまり血を見るのは好きじゃあないから、音声けして
      片目をつぶりながら見てたよ・・・石毛君は?」
石毛公 「うん、僕も見てたよ。凄かったねえ・・・でも、あのZって選手、どこかで
      会った様な気がするんだよね・・・・。」

この石毛公の一言が、思わぬ展開をみせることに成ります。
116代打名無し:04/02/08 07:42 ID:aOyQpd17
あげ。
117代打名無し:04/02/08 19:55 ID:vtsGjcQ9
やっと新作キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
118   :04/02/08 21:50 ID:s5YWb2Dj
A    「えっ?石毛さん、あのZの事知ってんの。もしかして知り合いか?」
石毛公 「知り合いじゃあ無いんだけれど・・・。」
B    「小学、中学時代の同窓生じゃないのか。」
石毛公 「う〜ん、それも思ったんだけれど、違うみたいなんだ。」
C    「他人の空似、というやつだな、そりゃ。」
石毛公 「・・・でも、あのZ選手のパンチや回し蹴りなんか、妙に覚えが
      あるんだよねえ・・・。」
D    「石毛さん、Zと以前戦った事が有るんじゃあないか?」
石毛公 「えっ?僕が・・・。」
Q    「まさか、いくら何でも、あんな戦闘マシーンと石毛さんが戦う
      訳ないじゃあないか。なあ、石毛さん。」
石毛公 「戦闘マシーン・・・そういえば、そんな名前も覚えがあるね。」
M    「新聞で見たんだけれど、そのZって人は典型的なストリート・
      ファイターだったらしいよ。毎日ケンカ三昧の生活で、病院に
      送った人の数は三桁に及んだらしいよ。で、ある時、K空手の
      O館長に見出されて、格闘界にデビューしたらしいよ。」
石毛公 「ああ、今思いだしたよ。一年前くらいだったかな・・・確かに
      僕は彼と会った事があるよ。あれは・・・確か・・・P子さんの紹介
      だったんだよね。ねえ、P子さん。」

皆の視線がP子に集中しました。

119   :04/02/08 22:44 ID:s5YWb2Dj
P子  「えっ?あっ、そ、そういえば、そんな事もあったかな・・・。」
Q   「ぴ・−・こ、お前、何か隠しているな。格闘好きのお前が、ちっとも
     昨日の試合の話に乗って来ないのは、絶対におかしい。」
P子  「いや、一応アタシも女だからね。花嫁修業の一つもしなきゃならない
     のよ。昨日の夜はお花のお稽古をしてたんだ。」
A    「嘘をつけ、嘘を。お前が、そんな事絶対にする訳ない。」
B    「そうだ。それにお前、以前言ってたよな。‘お茶やお花をするような
      者は男の腐ったようなヤツだ、って。」
C    「つーか、P子、お前、そんな戦闘マシーンと石毛さんを戦わせて、
      どうするつもりだったんだよ。」
D    「考えてみると、Q子ちゃんよりタチ悪いぞ、お前。」
M    「う〜ん、これはちょっと問題発言だよね。」
Q    「・・・と、言う事で洗いざらい吐いて貰うぜ、P子!」
P子   「あ〜、まあ、仕方ないねえ・・・石毛君、あの話をしてもいいかな?」
石毛公 「うん、構わないよ。」

P子は話を始めました。
120代打名無し:04/02/09 08:57 ID:27BLzOLp
POP
121代打名無し:04/02/09 21:04 ID:DWor2exd
http://www.89master.com/
ぜひご覧あれ
122   :04/02/09 23:06 ID:/DVkH+/d
今を去ること、一年前の事。まだ、ブラック・パンサーが存在し、石毛公が
脅威のルーキーとして、その名を千葉に知らしめ始めた頃のお話。現・石毛公
ファン・クラブの親衛隊・隊長のP子も、この近辺を仕切る女番長として君臨し
て居りました。この女番長さん、曲がった事が大嫌いで、姉御肌。弱い者
イジメなどは決してせず、兎に角強い。故に、彼女の元に多くの舎弟が集まり
ました。一方で、P子の事を快く思って居ない連中も多く存在しておりました。
彼らは、P子に一度叩きのめされた男達でした。一対一のタイマンではP子に
勝てないので、彼らは一計を案じました。P子を密かに誘い、多勢で倒そうという
卑劣な手段でした・・・。

P子  「・・・ちっ、まあ、実にアンタらしいやり口だね。」
男   「へっ、何とでも言え。お前、女のクセに態度がデカイんだよ。」
P子  「て、ゆーか、お前がだらしないだけだろ!」
男   「口の減らない女だな。そんなデカイ口が何時まできけるかな・・・
     おう!その女をやっちまえ!」

見事な立ち回りでP子は2、3人の男を倒しましたが、多勢に無勢。徐々に
劣勢に追い込まれました。P子が内心、‘これはヤバイ’と思われた時、その
異変が起こりました。何者かが男達の中に入って、彼らを片っ端から薙ぎ倒し
て居りました。誰あろう、それは石毛公でした。
123代打名無し:04/02/09 23:11 ID:/DVkH+/d
>>121
サンクスです。石毛公は、相変わらず男前ですなあ。
124代打名無し:04/02/10 08:56 ID:eZvrg7UM
age
125代打名無し:04/02/10 23:04 ID:ur67yscb
数人の男達を、あっと言う間に叩きのめしたその男は、P子にゆっくりと
近づいて来ました。P子は、思わぬ援軍に‘ありがとう’という言葉を送る
つもりでしたが、口にしたのは全く別のものでした。

P子   「ちっ、アンタ、一体誰なんだい?全く余計な事をしてくれたね。
       こんな雑魚なんてアタシ一人で充分だったんだよ。」
石毛公 「僕、石毛宏典といいます。ああ、ゴメンネ。偶然この近くを通り
      かかったら、女の子が大勢にイジメられてように見えたから・・・。
P子   「舐めてもらったら困るよ。アタシはこの辺一体を仕切ってる番長
      なんだよ。」
石毛公 「へー、そうなんだ。それは知らなかった。凄い人なんだねえ。男数人
      を相手にする位だもんね。」

P子は驚きました。このように物腰が柔らかく、かつ強い男はお目にかかった事は
ありませんでした。彼女の知る男は、強いけれど粗野か、優しいけれど軟弱かの
どちらかのタイプでした。目の前の男は、その両方を兼ね備え、そして男前。P子
は、その男に興味を引かれました。

石毛公 「もう大丈夫みたいだね。じゃあ、僕は行くからね。」
P子   「ち、ちょっと待ちなよ。」
石毛公 「えっ?何。」
P子   「何、じゃあないだろ。こんな時は、女の子に優しい言葉の一つも
      かけて、‘家でも送りましょう’ってのが男だろ。」
石毛公 「えっ、でも、君、番長さんでしょ?それに強いし、僕なんか必要
      ないんじゃあないの?」
P子   「なんか失礼な物言いだなあ。アンタねえ、もうこれは強い弱いとか
       の問題じゃあなくて、プライドの問題なんだよ。解る?」
石毛公 「???」

P子の熱弁は続きます。
126代打名無し:04/02/11 07:46 ID:a75bBR+a
POP
127代打名無し:04/02/11 23:04 ID:a75bBR+a
P子   「解らないの?アンタさあ、そんな世間知らずでは、困るだろ。立ち話し
      も何だから、そこらのサ店に行こう。」
石毛公 「いや、特に困るって事はないけれど・・・。」
P子   「違わない、って。その顔は‘この可愛らしい女の子と一緒にお茶したい’
       て言ってる。まあ、全然必要なかったけれど、一応助っ人してくれたし
       ね。と、言う事で行こう、今すぐ行こう。」
石毛公 「君、何か強引だね。」
P子   「まあまあ、良いじゃない。アタシ、コーヒーの美味しい店知ってんだよ。」

場所は、とある喫茶店。

P子   「アンタ、どこの学校に通ってんの?」
石毛公 「銚子高校だよ。」
P子   「ふ〜ん、結構頭いいんだ・・・でも、銚子校に空手部なんて
       あったかな?それとも、どっかの道場に通ってるのかい。」
石毛公 「えっ?僕、空手なんかやっていないよ。」
P子   「・・・アンタ、結構強いじゃないか。アタシには及ばないにしても、
       何か拳法の心得があるんじゃないの。」
石毛公 「ああ、今さっきのアレの事だね。僕の叔父さんが、空手の師範
      をやっていて、僕が小学校の頃に教えて貰ったんだよ。後は、
      適当に真似した我流だよ。」
P子   「・・・我流、って・・・。じゃあ、今、何やってんだい?」
石毛公 「野球だよ。」
P子   「なっ・・・。」
128代打名無し:04/02/12 08:03 ID:JJvuCxWm
アゲ。
129代打名無し:04/02/12 22:22 ID:McH9UzeD
P子   「なっ・・・野球をしてると強く成れるのかい?」
石毛公 「へっ?」
P子   「いや、だから、野球をしてると、強くなれるんだろ。」
石毛公 「あ、あの、何と言うべきか・・・。」
P子   「アンタ、勿体付けないでおくれよ。」
石毛公 「えー、誰だっけ、君・・・。」
P子   「アタシは、P子。」
石毛公 「えー、P子さん、君は、野球を見たこと無いの?」
P子   「無いよ。あんな物はヤンキーのスポーツだろ。日本人なら武道
      だろう。これは常識だ。」
石毛公 「そ、そうなんですか?初めて知りました。」
P子   「いや、礼には及ばない。が、アタシは確かに野球はよく知らない。
      しかし、極めて武道に近いものだ、と云う事は容易に想像はつく。」
石毛公 「・・・近いものかなあ・・・。」
P子   「そうさ。面をつけて木の棒で殴り遭ったり、ボールをぶつけ合う
      スポーツなんだろ。」
石毛公 「・・・確かに、面を付けた人もいるし、ボールをぶつける事もあるけれど。」
130代打名無し:04/02/13 08:55 ID:CFnpPy/5
保守。
131代打名無し:04/02/13 22:26 ID:M6Q2CU8w
P子   「そうだろ、そうなんだ・・・つまり、野球は格闘技に近いんだ。」
石毛公 「・・・確かに、プロ野球だと‘乱闘’になる事があるね・・・。」
P子   「やっぱりねえ。野球てえのは、物騒なスポーツなんだ。」
石毛公 「・・・確かに、‘死ぬ’とか‘刺す’とか‘盗む’とか物騒な言葉が
      一杯出てくるね・・・。」
P子   「そうかい、やはり野球は危険なスポーツなんだね。もしや、命の
       やり取りも日常的に行われるのかい?」
石毛公 「う〜ん、流石に野球をしていて死んだ人って聞かないけれど、
       硬い球を使うから、もろに当たれば骨折なんかするよね。」
P子   「何だか、血湧き肉踊ってきたね。はっ、もしかして・・・アンタの
      使った拳法は俗に言う‘野球拳’なのかい?」
石毛公 「ちょっと違うけれど・・・でも確かに、‘野球拳’は進めば進むほど、
      過激になってゆくね・・・。」
P子   「か、過激・・・アタシも野球やってみようかなあ。」
石毛公 「・・・・・・・。」
132代打名無し:04/02/13 22:46 ID:M6Q2CU8w
・・・・・・・

A    「ぶっはっはっはっはっ・・・コイツは傑作だ〜。」
B    「はははは、腹いて〜よ。P子ちゃん、お茶目。」
C    「うわっはっはっはっ・・・で、野球拳は習得したのか?」
D    「はははははは、俺なんか恐ろしくて、もう野球拳なんて絶対無理。」
Q    「がっはははは、P子、俺なら、野球拳でお相手するぞ〜。」
P子   「て、てめえら〜、後で憶えてとけよ〜。」
M    「皆、ちょっと笑い過ぎだよ・・・でも、P子さん、野球知らなかった
      てのは以外。スポーツなら何でも知ってると思ってたよ。」
P子  「誰だって知らないモノの一つはある。が、アタシもバカではない。
     野球の事は既に習得した。」
Q   「お、そうなのか。だったら、言ってみ。」
P子  「つまり、野球とは球を打つスポーツな訳だ。ヒットを打てば一点。
     二塁打なら二点、三塁打なら三点、ホームランなら四点だ。確か
     そうだよね、石毛君。」
石毛公 「・・・・・・・。」
133代打名無し:04/02/14 08:07 ID:su2bHZKo
POP
134代打名無し:04/02/14 21:45 ID:pO8bbI4K
A    「・・・そうか、ヒットを打つと一点入いるのか・・・。」
B    「そうすると満塁ホームランを打つと、都合十六点入るんだな。」
C    「スゲエな・・・もはや野球の域を超えつつあるな。」
D    「いやいや、こちらの方が面白いぜ。」
Q    「うむ、まさに野球拳の真髄だな。」
一同  「ぎゃはははははははははは。」
P子  「ぐっ・・・・・・(怒り)。」
M    「も〜、皆、フザケ過ぎだよ。P子さんが可哀想だよ。」
石毛公 「・・・でも、P子さんの言う事、全く間違いじゃないよ。ケースに
      よっては、ヒット一本で一点入るときもあるし、ホームランで四点
      入るときもあるよ。まあ、野球のルールは難しいからね。あれから
      本当によく憶えたよ、P子さん。」
P子   「も〜、石毛君だけが頼りだよ〜。」
M    「・・・で、P子さん、そのお話の続きは?」
P子   「あっ、それはだな・・・・・・。」

・・・・・・・

135代打名無し:04/02/15 10:47 ID:/Jl4cSYB
挙げ。
136代打名無し:04/02/15 22:32 ID:LOjRGiB1
場所は再び一年前の喫茶店・・・。

P子   「・・・で、アンタ、彼女とか居るのかい?」
石毛公 「居ないよ。」
P子   「へ〜、そうなんだ・・・彼女の一人や二人居そうな感じだけどね。」
石毛公 「結構、お話は有るんだけれど、忙しくてお付き合いする時間が
      無いんだよね・・・でも、どうして僕に、そんな事聞くの?」
P子   「えっ・・・あ、そ、それはだな・・・つまり、彼女の居る奴と居ない奴
      では、これからの話の進めようが違うからだよ。」
石毛公 「なるほど・・・で、何のお話だっけ?」
P子   「女心、乙女心の話だよ。アンタ、しっかりしないと、将来嫁さんの
      来てが無くなるよ。」
石毛公 「本当だね。P子さん、宜しくお願いします。」
P子   「解ればよろしい。では、まず、アンタの好みのタイプを聞きたい。」
石毛公 「僕の好み?」
137代打名無し:04/02/16 08:50 ID:wLCehQh4
POP
138代打名無し:04/02/16 22:36 ID:S5/GnSAj
P子   「そう、アンタの好み。これは大切な事だ。その好みによって此方にも
      対処の方法も変わってくるからね。」
石毛公 「う〜ん、そうだね・・・僕、どちらかと言うとショート・ヘアーの似合う人
      が好みで、性格は活発な人の方がいいかなあ。僕、おっとりした所
      があるからね。」
P子   「うんうん、参考になるね、メモしておこう。で、顔の好みは?」
石毛公 「顔?特には無いかなあ・・・。美人なら、それに越した事はないけれど。
       やっぱり、性格じゃあないの。」
P子   「‘顔じゃないよ、心だよ’ってか。男は皆、そう言うんだよね。」
石毛公 「・・・P子さん、僕、顔だけなんて言っていないよ。でも、内面の性格が
      顔に現れるものだよ。どんなに綺麗な顔でも、内面が荒んでいると、
      それも表面に出てくるものだよ。」
P子   「でも、さあ、もし、性格が一緒ぐらいなら、顔の良し悪しで女の値踏み
      を決めないかい?」
石毛公 「確かに、理屈はそうなんだけれど、人の好みなんて十人十色だよ。
      一概に顔の良し悪しなんて決められないよ。」
P子   「う〜ん、何だかなあ・・・。」
石毛公 「あっ、そうだP子さん、この写真見てよ。」

石毛公は、一枚の写真を取り出しました。
139代打名無し:04/02/16 22:39 ID:WQ/XvqUg
なんじゃこのスレは・・
140代打名無し:04/02/17 08:45 ID:dIlKQhKZ
石毛公の偉業を語るスレです。
141代打名無し:04/02/17 22:50 ID:2GgBsvRv
P子   「ん?誰だい、この娘。アンタの妹かい?」
石毛公 「違うよ。中学時代の同級生だよ。」
P子   「ふ〜ん、そうなのかい。でも、この娘がどうかしたのかい?この
       写真を見る限り極々普通だよ。」
石毛公 「そうだね、普通だね。でも、今まで会った女のこの中で一番印象
      が残っているんだ。」
P子   「印象?もしかして、その娘もヤンキーだったのかい?」
石毛公 「いえいえ、ヤンキーの対極にいた人だったかなあ、彼女は。」
P子   「なら、どうしてアンタの印象に残ったんだい。」
石毛公 「彼女、一見すると大人しい感じなんだけれど、お話するとこちらが
      ホッとするような楽しい感じにさせてくれたんだよ。何時も笑顔を
      絶やさない素敵な人だったね。」
P子   「・・・アンタ、もしや、その彼女の事を今でも、好きなのかい?」
石毛公 「えっ?何だか照れるなあ・・・全く忘れた、と言ったら嘘になるね。」
P子   「ふむ。アンタ、一途な所があるんだね。でも、そんな所が欠点に
      成る事もあるんだよ。」
石毛公 「そ、そうなの?」
P子   「そうさ。余りに過去の事を引き摺った為に、目の前のチャンスを
      直ぐそこに有る幸せを、活発でプリティな女の子を、ちょっとヤンキー
      してるけれど可愛らしい女の子を、取り逃がすことも充分考えれるん
      だよ。」
石毛公 「なるほど、P子さんの言う通りだね。でも、その時に大切なポイントは
      何かな?」
P子   「大切な事は、思い切る事だ。昔から、こう云うだろう。‘人に添うてみよ、
      馬には乗ってみよ’って。コイツは良いと思ったら、押しの一手だよ。
      押して押して押しまくる。これがポイントだ。つまり、アタシは何時でも
      OKだと言うことだ。」
石毛公 「は、はあ?」
142代打名無し:04/02/18 08:50 ID:eBEyTpaR
ほ。
143代打名無し:04/02/18 23:16 ID:kGxiJ/lK
P子   「アンタ、本当に解ったのかい?つまり、乙女心にもケーキのように
      賞味期限が有るって事だよ。」
石毛公 「賞味期限?」
P子   「そう、賞味期限。何時までも、食べごろだと思ったらダメだ、という
      事なんだよ。」
石毛公 「なるほど、女心は移ろい易い、って事だね。」
P子   「そうだ。それさえ解っていたら、九分九厘大丈夫だよ。もう彼女
      をゲットしたも同然だよ。」
石毛公 「本当に感心するような事ばかりだね・・・P子さん、有難う御座います。」
P子   「いや、礼には及ばない。アタシは、人として女性として彼氏居ない可愛い
      女の子として当然の事を言ったまでさ・・・で、さあ、アンタ家の電話番号
      を教えてくれない?」
石毛公 「えっ?僕の家の電話番号。そんなの知ってどうするの?」
P子   「あっ、えっ、そ、その、ほら、アンタがまた路頭に迷ったら、相談に乗る事も
      出来るじゃあないの。で、これがアタシ家の電話番号だ。」
石毛公 「そうだね。P子さんが居ると心強いよね。」
P子   「うん、アンタもだんだん解って来たね。で、もう一つ聞きたい事があるんだ。」
石毛公 「何?」

P子の話はさらに続きます。
144代打名無し:04/02/19 08:51 ID:kFYdCrP4
age
145代打名無し:04/02/19 22:19 ID:Jf4tBwSO
保守いたす
146代打名無し:04/02/19 22:47 ID:xk9zabCN
P子   「アンタ、どうして野球を選んだんだい?」
石毛公 「・・・え〜と、やっぱり好きだったからかな・・・。」
P子   「じゃなくて・・・アンタ、拳法も出来るんだろ、だったら、野球なんて
      団体スポーツじゃあなくて、手っ取り早く空手何かやった方が
      面白いし、有名人に成れるだろ?」
石毛公 「・・・そうだね・・・実は、僕も拳法と野球のどちらかを選ぶか迷った
      事があるんだ。」
P子   「ふんふん、で、その決め手になったのは?」
石毛公 「それはね、勝っても拳法だと喜びは一人だけれど、野球なら皆と喜びを
      分かち合えるからだよ。」
P子   「でも、それってダルクない?アタシ、団体行動嫌いなのよね。」
石毛公 「確かに、人は皆それぞれ個性が有って、中々一つにはまとまらない。でも、
      それが一つの目的を達成した時の喜びは、他に比べようもないよ。普段は
      仲の悪い人も心を一つに出来る瞬間なんだよ。皆で分かち合える喜び、これに
      勝るものは無いと思う。だから、僕は野球を選んだんだ。」
P子   「皆で分かち合える、か・・・ふ〜ん・・・。」

P子は、目の前の男前・石毛公を改めて見詰めました。そして、呟きました。

P子   「アンタみたいな男も居るんだねえ。」、と。
147代打名無し:04/02/20 08:58 ID:0sDPleSS
うp
148代打名無し:04/02/20 22:04 ID:mzZUElPr


836 名前:代打名無し 投稿日:04/02/19 00:33 ID:C+Vhy7dd
バレンタイン0だ、気に入らない。
石毛公が少し羨ましい。

ー本スレよりコピペー

心配には及びません。実を申しますと、石毛公もチョコを殆ど貰っていません。
何故かと申しますと、かつてその日に、石毛公の元に余りの多くのチョコが届
いた為に、石毛邸を中心に深刻な交通渋滞を招いたからです。チョコは、全国
の石毛公信者から送られて、実にトラック10台分に相当したそうです。
以来、石毛公信者の間では、公に贈り物を届ける事はしない、という事が
暗黙の了解となっているのです。故に、ぶぁれん・たいん何か大嫌いだ〜、と
嘆いたり、義理チョコだからね義理だよ、と云う言葉に苛立つ必要は全く
ないのです。(涙)
149代打名無し:04/02/20 23:20 ID:mzZUElPr
・・・・・・

P子   「と、言うのがアタシと石毛君の劇的、いや運命的な出会いだ。」
A    「ほ〜、そりゃ凄いな。改めて驚かさせるな、石毛さん。」
P子   「えっ?」
B    「うむ、本当だな。およそ女らしさの欠片も無いようなジャジャ馬を
      ここまで飼い馴らすんだもんな。」
P子   「こらこら。」
C    「もうこれは奇跡というレベルだな。」
P子   「ちょっと、待て。」
D    「ああ、俺達凡人には無理だ。神・仏クラスの偉業といっても過言
      ではない。」
Q    「激しく同意だ。かつてP子とも戦った事はあるが、一度たりとも女だと
      思った事は無い。あの拳を振り上げ暴れまわる姿は、夜叉そのもの
      だった。P子、お前、石毛さんに感謝しろよな。あのままだと、極道の
      妻、一直線だったぞ。」
P子   「お、お前らなあ〜。」
150代打名無し:04/02/21 08:44 ID:+S52cGxd
あげ。
151代打名無し:04/02/21 23:30 ID:fiFuyGTn
A    「まあ、P子の話何ぞ、どうでもいいんだが、石毛さんが心惹かれた
      女てのは、どんな女なんだ?そちらの方が気になるな。」
B    「ああ、そうだな。石毛さんが惚れる位の女なんだから、さぞ気品
      溢るる人なんだろうな、誰かさんと違って。」
C    「おそらく、その人は聖母マリア様のような人なんだろうな。」
D    「そうだな、是非そのマリア様を拝見したいよな・・・石毛さん、その人の
      写真持ってる?」
石毛公 「うん、持ってるよ。この人だよ。」
Q    「お〜、これがマリア様か・・・決して、美人ではないが観音様のように
      優しいお顔をしている。まさに大和撫子、ホント誰かさんとは大違い
      だよ。」
P子   「・・・アンタ等、そんなにアタシに喧嘩を売りたい訳?いいでしょ。み〜ん
      な相手してあげるから、外にでなよ!(激怒)」
A    「P子、お前なあ、そんな事だから、彼氏の一人も出来んのだぞ。」
B    「うむ、女なら‘お止しになって’とか‘そんな事言っちゃ、ヤ’ぐらい
      言ったらどうなんだ?」
C    「色気の無い女は、チキンな男に相当するからな。」
D    「つーか、P子、初めて会った男にイキナリ電話番号聞いちゃダメだろ。
      普通の男なら引いちゃうよ。」
Q    「て、いうか、自分からサ店に誘うなよな。誘われるような女に成れよな。
      今のままじゃあQ子にも及ばんぞ、お前。」
P子   「も・う・か・ん・ぜ・ん・に・・・切れた・・・。」

P子の忍耐力が限界に達して、まさに爆発しようと瞬間に石毛公が言葉を発し
ました。
152代打名無し:04/02/22 10:00 ID:1G2uMxQW
ほしゅ。
153代打名無し:04/02/22 23:29 ID:cPp9/qyf
石毛公 「まあまあ、P子さん、落ち着いてよ。皆も少し勘違いしてるよ。P子さん
      初めて会った時に比べて、随分女らしくなったよ〜。」
P子   「い、石毛くぅ〜ん。(感涙)」
A    「まあ、そういえば、そう思えない事もないが・・・。」
B    「単なる気のせい、という事も充分考えられる・・・。」
C    「石毛さんの思いやり、という事も考えられる訳で・・・。」
D    「こちらも、額面通りに受け取ってもよいものか・・・。」
Q    「だよなあ・・・石毛さん、優しいからな。」
P子   「・・・(怒)。」

しかし、石毛公は事も無げに言いました。

石毛公 「そんな事ないよ。僕、嘘なんか言ってないよ。P子さん、ここ一年で
      随分変わったよ。初めて会った時は、もう放送禁止用語なんかが
      ボンボン出て来て、凄かったよ。僕も当時は、高校生にもなると
      女性も過激になるんだなあ、と驚いたものだよ。それに比べると
      P子さん、とっても大人に成ったよ〜。」
一同  「ぎゃはははははははは。」
P子  「石毛君・・・悪いけれど、フォローに成ってないよ(涙)」
154代打名無し:04/02/23 08:51 ID:iMAszBB8
ぽP
155代打名無し:04/02/23 22:33 ID:UwhqqqxI
と、ここでMが口を開きました。

M     「P子さん、出会いは偶然としても、大変興味深いお話だね。
       僕、何だか感動しちゃったよ。」
P子    「おお、M、アンタは解ってくれるのかい・・・アンタこそ、男の中の
       男だ。アタシは、最初から見所のある男だと思っていたんだよ〜。」
A     「・・・’溺れる者は、ワラをもすがる’だな・・・。」
B     「いや、‘アバタもエクボ’じゃあないか・・・。」
C     「と、いうか‘棚から牡丹餅’だと思う・・・。」
D     「う〜む、まさに‘犬も歩けば棒に当たる’状態だな・・・。」
Q     「こういうのを、‘一攫千金’て言うのじゃないか・・・でも、良かったな
       P子、賛同者が居て。父さん、嬉しいぞ・・・。」
P子   「あ〜、腹立つなあ〜(怒)」
M     「も〜、皆、やめてよ〜。・・・で、P子さん、もう一つ聞きたいん
       だけれど。」
P子   「ん、何?その後の石毛君との恋愛ドラマかい?」
M    「じゃあなくて、その話では、Z選手が全然関係していないよね。
      P子さんと石毛君と彼が、どんな風に関係していくの?僕、そこが
      とっても知りたいよ。」
P子   「・・・話は途中だったね・・・つまり、その続きはだな・・・。」

時は、再び遡って行きます。
156代打名無し:04/02/24 08:48 ID:M9EyiUmt
挙げ。
157代打名無し:04/02/24 23:31 ID:0PTDaZoy
・・・・・・
元・番長、現・石毛公ファンクラブ親衛隊長にして黒豹愛好会のメンバーP子、
彼女の祖父は剣道の師範を務め、父親は空手の国体選手、母親は柔道で
オリンピック候補にまで成りました。さらに、彼女には二人の兄が居りましたが、
合気道・少林寺拳法をたしなんでいました。そんな環境に育ったP子が格闘技
に関心を寄せるのは当然でした。そして、元来の気風良さが加わって、学校に
通うようになってからは、近辺を仕切る番長となっていました。

P子は格闘技に興味を持ち、番長となった事を何ら疑問を感じませんでしたが、
ただ一点不思議に思う事が有りました。それは、同年代の女が思春期を
迎えて異性たる男に恋心を持ってゆく事でした。彼女にしてみれば、自分より弱い
男にどうしても関心を持つ事は出来ませんでした。加えて、P子は面食いでしたので、
彼女のメガネに叶う男は存在しませんでした。そんな折でした、石毛公と出合ったのは。

P子と石毛公が喫茶店で歓談した後の事、別れ際に公が言いました。
石毛公 「ああ、P子さん、今まで気付かなかったけれど、腕から血が出てるよ。」
P子   「・・・本当だ。こんなの大丈夫だよ。」
石毛公 「ダメだよ、P子さん。バイキンでも入ったら、大変な事になるよ。取りあえず
      これで縛っておこうね。」
P子   「あっ、ちょっと、アンタ・・・。」

石毛公はハンカチを取り出し、P子の腕を軽く縛りました。このハンカチはキズだけでは
なく、彼女のハートも同時に繋ぎ止める事になりました。と、同時に波乱も呼び寄せる
事になりました。
158代打名無し:04/02/25 08:47 ID:+FHjhKH1
age
159代打名無し:04/02/25 23:20 ID:rwWACLnB
さて、当時の番長・P子には100人を下らぬ舎弟が居りました。いずれも腕に
覚えのある猛者ばかりでしたが、我々が石毛公をお慕いするように、P子を神と
崇める、甲・乙・丙、という三人の人間が居りました。彼らのP子対する忠誠心も
また高く、彼女の為なら死ねる、と言い切りました。先日もP子が騙まし討ちに会い、
危ない所を石毛公に救われましたが、公・乙・丙の三人は彼女がたった一人で
やっつけたと固く信じて居りました。さてさて・・・。

甲    「親び〜ん、親びんは、本当にすご〜いね〜。」
乙    「まあ、当たり前といえば当たり前だ。姐御は最強の人だ。あんな
      雑魚なんて、問題外だ。」
丙    「うむ、さすがは組長じゃあ。あんな姑息な手段にはビクともせん。
      これで組みも安泰じゃあ。」
P子   「ああ、そうだね。あんな汚いやり方は絶対に許せないからね・・・で、
      お前ら、その呼び方は止めろ、って何度も言ってるだろ。それじゃあ
      ヤーさんだろうが。‘P子さん’か‘番長’で呼びな。」
甲    「ぶ・あ・う・ん・ち・ょ・う、って呼べば良いんですかい?親びん。」
乙    「ぴ・−・こ・さ・ん、なんて本当に我々呼んで良いんですか?姐御。」
丙    「そうじゃあ、我々身分で名前で呼んだり、俗称で呼んだりしたら罰が
      当たらんかのう、組長。」
P子   「・・・・・・。」
160代打名無し:04/02/26 08:51 ID:hp1A1IX6
保守。
161代打名無し:04/02/26 23:13 ID:+mLnY+FG
ところが、です。その絶対的な主・P子の様子が、少し変です。一枚のハンカチを
見つめながら、溜息を吐いたりします。甲・乙・丙の三人は当然気になります。

甲    「親びん、何か変だよ〜。悩み事でもあるのかなあ〜。」
乙    「うむ、確かに変だ。姐御も手こずる強敵がいるのかもしれない。」
丙    「そうじゃのう。世の中広いからのう。組長より強い人間がおるかもしれん
      のう。しかし、組長より強い奴となると、神・仏クラスじゃろうな。」

彼らは心配でなりません。思い余った彼らは、P子自身に聞く事にしました。

甲    「親びん、何か悩み事でもあるの?」
P子   「えっ、何でそんな事言うんだい?」
乙    「だって、姐御、タメ息なんか吐いたりするじゃあないですか。辛い事
      苦しい事、悲しい事があったりしたら、自分達だけには遠慮なく言って
      くだせ〜。」
P子   「いや、お前らの気持ちは嬉しいけれど、アタシは別に悩み何て無いよ。」
丙    「組長、それはあまりに水臭いのう。ワシらは組長の為なら命を投げ出す
      覚悟が有るんじゃあ。出入りの時はイの一番に駆けつけるからのう。」

P子は返答に窮しました。仮にも、番長と呼ばれた人間が男に惚れて悩んでいる、
などとは口が裂けても言えません。しかし、あの日を境に石毛公への想いは募る
ばかりです。そんな彼女に、とある騒動が降りかかります。
162代打名無し:04/02/27 08:50 ID:7rfAGCOR
POP
163代打名無し:04/02/27 23:18 ID:wR9DGdVr
‘初恋’の味は淡く切ないもの。そして、誰もが必ず通る道。男勝りのP子も
また、その切なさに身を焦がしておりました。が、当初彼女はそれを自覚して
いた訳ではありません。何となく気分が浮ついて、胸が絞めつけられる思い
でした。そして、脳裏に浮かぶのはあの屈託の無い笑顔。P子は、それを単なる
過労だと思っておりましたが、何時になっても気分は優れません。心配になった
彼女は、それを母親に相談しました。が、・・・。

母親   「・・・あっはははははは・・・。」
P子   「母さん、何がおかしいの?アタシ、何か悪い病気かもしれないんだよ。」
母親   「病気・・・確かに、そうかもしれないね。」
P子   「えっ、やっぱり、そうなんだ・・・。」
母親   「ほら、どんな名医でも治せない、っていうアレだよ。」
P子   「・・・・・・?。」
母親   「P子・・・あんた、人を、男性を好きになったんだよ。あんたの
       記念すべき初恋だよ。」
P子   「は、初恋?アタシが・・・。」
母親   「そうだよ・・あんたも年頃だものねえ。当然だわよ。と、いうか私は
       安心したよ。」
P子   「・・・どうして、安心したの?」
母親   「だって、あんた、女の子なのにちっとも浮いた噂もないじゃない。
       父さんは、変な虫が付かなくていい、って言ってるけれど、私は
       逆。元気な事もいいけれど、やはり女の子には愛情が必要なのよ。
       愛し愛される事で、女は思いやりを育むものなのよ。だから、よかった
       ね、P子。一度、その子を家に連れていらっしゃい。」
P子   「・・・(アタシが恋・・・あの惚れたとか、好きだとか愛してるとか、歯の浮いた
      ようなセリフが並びまくる世界に、このアタシが足を踏み入れた、と・・・。)」
164代打名無し:04/02/28 10:31 ID:+Uipxw09
あげ。
165代打名無し:04/02/28 23:35 ID:qHNDumUg
P子は自問自答しました。

P子    「・・・いきなり、恋だの愛だと、言われてもなあ・・・て、こんな時は
        どうしたらいいんだろ?‘アタシはアンタに惚れたぜ’とか言うの
        かな。いや、何か違うな・・・。‘アタシの男に成りな’とか言うのか
        かな・・・いや、絶対に違うな。ああ〜、まるで検討もつかないよ。
        アタシは戦いに明け暮れたからねえ・・・。そうだ、電話番号もアイツ
        から聞いてあるんだから、電話掛けてみよう・・・。」

ところが、ダイヤルを回す手がやたら震えます。どんな相手と殴り合っても震えた
り、緊張した事など一度も有りませんでした。たかが電話一本掛けるだけで、こんな
にも胸が高鳴るのか、不思議でなりませんでした。数回のコールの後に、電話が
つながりました。すると女の声がしました。石毛公の母親でした。

P子    「あっ、えっ、え〜と、その、アタシ、通りすがりの者ですが・・・そ、その石毛君
       の事を良く知っているんですが・・・。」
母親    「あの・・・失礼ですが・・・どちら様でしょうか?」
P子    「えっ、えっ、あ、あの、し、知り合いなんですが、その・・・。」
母親    「ああ、宏典のお友達ね。」
P子    「えっ、そ、そうなんです。」
母親    「ごめんなさいね。宏典、まだ、帰ってないの。部活の練習が
        長引いているみたいなの。急用でしたら、伝言を伝えましょうか?
        それとも、帰ったら電話を差し上げましょうか?」
P子    「あっ、えっ、いえ、結構です。また、電話しますから。」

P子は、唐突に電話を切ってしまいました。
166代打名無し:04/02/29 08:34 ID:PBcZ1iTb
ぽp
167代打名無し:04/02/29 22:13 ID:xHM5KrHm
このように思い悩むP子の姿をみて、甲・乙・丙の三人は密談を開きました。

甲     「今度の敵は余程の手強いみたいだけれど、ソイツの名前が
       解ったよ〜。」
乙     「おお、それはでかした。で、何てヤツなんだ?」
甲     「‘銚子高校の1年C組、石毛宏典’だよ〜。」
丙     「銚子校のヤツか、しかも、一年坊か。一年坊のクセに組長の
        手を煩わせるとは、侮れんのう。しかし、お前、よく調べたのう。
        どんな手を使ったんじゃあ?」
甲     「ハンカチからだよ〜。親びんが、最近持ってるハンカチに名前が
       書いてあったよ〜。」
乙・丙   「・・・・・・。」
甲     「でも、石毛って実際どんなヤツなんだろうね〜。」
乙     「う〜む・・・どうせ、ケンカだけ強いだけの鼻ツマミ者なんだろう。」
丙     「・・・そうじゃあ、その石毛たらを偵察しにいかんか?組長の敵ならば
       いづれワシも戦う事があるかもしれんからのう。」
甲     「賛成だよ〜。ヤツを調べ上げて弱点をみつけよう〜。」
乙     「うむ。戦いを制するには、まず相手を知らんとな。」
丙     「よし、これで決まりじゃあ。組長、待っててくだせい。必ず、ヤツの
       泣き所を見つけてくるからのう。」

かくして、甲・乙・丙の三人は石毛公の元へ向かいます。
168代打名無し:04/03/01 08:49 ID:L+mAcw/1
保守。
169代打名無し:04/03/01 22:56 ID:j88XgSOp
甲・乙・丙の三人が、銚子校に着いたのは放課後でした。彼らは、早速、石毛公
を探しにゆこうとします、が・・・。

甲    「ところで、石毛ってどの人なんだろうね〜。」
乙    「そういえば、石毛には俺会ったことないな。丙、お前知ってるのか?」
丙    「ワシも知らんぞ・・・何じゃあ、お主らも知らんのか。それは、困った
      のう。これでは、探しようがないのう。」
甲    「・・・ねえ、だったら、校内放送で石毛を呼んで貰おうか〜。」
乙    「校内放送?・・・しかし、俺達は敵情視察にきてる訳だ。呼び出す、って
      のも変ではないか?」
丙    「そうじゃな。面と向かって敵情視察というのも、余り聞いた事ないからのう。」
甲    「だったら、どうしよう・・・そうだ、片っ端から石毛の事聞いてみようよ〜。ヤツ
      は、一年生なんだから、銚子校の一年生に聞いてみれば、そのうち解って
      くるよ〜。」
乙    「確かに、悪くない考えだ・・・しかし、誰が一年生なんだ?何だか一年位かか
      りそうだな、石毛の事を聞くのに。」
丙    「乙、お主、少し横着じゃのう。労を惜しんではいかんぞ。全ては、組長の為
      じゃあ。ここは、骨を折ろうぞ。」
乙    「そうだな、大切な事を忘れていた。姐御の為だった。危うく道を
      踏み外す所だった。礼をいうぞ。」
丙    「何、礼には及ばん。今は、打倒石毛じゃ。」
甲    「じゃあ〜、これで決まりだね〜。早速、石毛探しだよ〜。」
170代打名無し:04/03/02 08:51 ID:u3QxJMkJ
上。
171代打名無し:04/03/02 23:08 ID:vUykZ8LN
甲・乙・丙の三人は早速行動を開始し、まずは一年生らしき生徒に声を掛け
ます。

甲    「ちょっと、聞きたい事あるんだけど〜。」
生徒A 「な、な、何でしょうか?」
乙    「お前、一年生の石毛宏典って知ってるか?」
生徒A 「石毛?ああ、アイツなら知ってますよ。で、でも・・・。」
丙    「おお、そうか。これは、ラッキーじゃのう。初っ端から当たりじゃ。
      それと、お主、そんなに怖がらんでもええぞ。ワシらは、訳あって
      石毛の事を知りたいだけじゃあ。お主に危害は加えんぞ。」
生徒A 「は、はあ・・・・。」
甲    「石毛、ってどんな性格なのかな〜。」
生徒A 「僕、違うクラスだけれど、聞いた話では性格は良いらしいですよ。」
乙    「性格が良い・・・随分イメージと違うな。」
生徒A 「いえ、見れば解ると思いますが、その風体通りですよ、石毛。ハンサム
      だし、爽やかで人気者。もう、女にモテまくりですよ。羨ましい限りですよ。」
丙    「女子にモテまくりか・・・何だか気に入らんのう。」
生徒A  「確かに、普通の男だったら、イヤミになるでしょうが、彼、石毛に関しては
       納得してしまうんですよね。」

この後、さらに三人は石毛公の真髄を味会うことに成ります。
      
172代打名無し:04/03/03 08:45 ID:y9SaSH7Z
POP
173代打名無し:04/03/03 23:44 ID:KLDDnGBh
甲    「それは、どうしてかなあ〜?」
生徒A 「今さっき言ったように、性格は温厚で親しみ易く、上には媚びず
      同級生にも至って親切。先生からも絶大な信頼を受けています。
      彼を悪く言うやつは、まず居ないでしょう。」
乙    「絵に描いたような優等生だな・・・。」
生徒A 「優等生・・・とは、少し違うんですよね。」
丙    「どう違うんじゃあ?」
生徒A 「優等生と言うと、少し作られたイメージがあるんですが、彼には
      全く違和感を感じない。何と言うか・・・石毛は優等生として生まれて
      来た、そんな感じです。」
甲    「・・・聞けば聞くほど、良いやつみたいだね〜、石毛・・・。」
乙    「性格的には、問題なしか・・・。」
丙    「う〜む、それから突破口を見出すのは困難じゃあのう。別の策を
      考えんといかんのう・・・ところで、生徒A,お主、確か石毛とは違う
      クラスだと言ったのう。何でそんなにもヤツの事しったるんじゃ?」
生徒A 「ああ、それは彼が有名人だからですよ。銚子校で彼の事を知らない
      人間は多分居ないですよ。」
甲    「石毛ってそんなに名が知られてるの〜。」
生徒A 「ええ、何たって一年生にしてイキナリ4番ですからね。」
乙    「4番って、石毛は野球をやっているのか?」
生徒A 「そうですよ。何でも、一年生で4番というのは銚子校野球部では
      初めてらしいですよ。」
丙    「そうか・・・そうすれば、今、グラウンドに行けば石毛に会えるん
      だな?」
生徒A  「ええ、そうです。」

三人はグラウンドに向かいました。
174代打名無し:04/03/04 08:51 ID:PbOpN52H
age
175代打名無し:04/03/04 22:36 ID:49/0fj18
グラウンドでは野球部が練習をしておりました。甲・乙・丙の三人は石毛公を
そこに求めました。

甲    「石毛はどこかなあ〜。」
乙    「う〜む、アイツじゃあないか?石毛。」
丙    「おお、どうやら、そうみたじゃのう。」

グランドには野球部員が何十人とおりましたが、その中で唯一人異彩を放つ
人間がいました。身のこなし、ルックス等、いずれも高校生離れしておりました。
さらに、その男の一挙手一投足に、グランド外の女子から、黄色い歓声が巻き
起こりました。『石毛くぅ〜〜ん』、と。

甲    「石毛、えらい人気だね〜。」
乙    「ああ、そうだな・・・と、いうか、あの女供は何ものなんだ。少し
      他の連中とは違うな・・・。」
丙    「本当じゃな・・・ちょっと、聞いてみるか・・・そこの、お主、ちょいと
      聞きたい事があるんじゃが・・・。」
生徒B  「えっえっ、俺ですか?」
甲    「そうだよ。あの女の子達は誰かな〜。」
生徒B  「ああ、あいつ等ですか。あいつ等は、石毛ファン・クラブの連中ですよ。」
乙    「ファン・クラブ?石毛は高校生で、既にそんなものを持ってるのか。」
生徒B  「そうなんですよ。石毛が余りにモテ過ぎる故に、女子の中で凄まじい争奪戦
       が起きるそうで、それを未然に防止する為に創設されたそうです。」
丙    「モテ過ぎる為か・・・。羨ましい限りじゃのう。」
176代打名無し:04/03/05 07:55 ID:FLTJAacm
pop
177代打名無し:04/03/05 22:32 ID:4i6qSLKs
甲    「でも、そんなに感心ばかりしてられないよ〜。」
乙    「そうだな・・・しかし、ヤツはパーフェクトだ。全く付け入るスキが
      ないぞ。」
丙    「いや、ヤツとて人間じゃあ、必ず泣き所があるはずじゃ。それに
      このまま帰っては、組長に顔向け出来んぞ。」
甲    「そうだよね〜。親ビンの為に、お土産を持って帰らなきゃね。」
乙    「ああ、それを忘れていた。これしきの事で挫けては居られない。」
丙    「そうじゃあ。その意気じゃ。その気概さえ持ち続ければ、石毛に
      勝ったも同然じゃあ。」

甲・乙・丙の三人は改めて石毛公を観察しました。

甲    「・・・さっきから思ってたんだけれど、石毛のヤツ、外角の球を打
      つのはプロ級なんだけれど、内角が弱くないかな〜。」
乙    「おお、確かに、言われてみれば・・・。それと、ミートが巧いので
      少々のボール球にも手を出しているみたいだな。」
丙    「お主らやるのう・・・。こうなったら徹底的に石毛を調べるんじゃ。」

彼らは、石毛公攻略の為に暫く間、銚子高校に通うことに成ります。

178代打名無し:04/03/05 22:48 ID:dT/JZc0N
P子は野球を知らないのに妙に詳しい子分たち。
179代打名無し:04/03/06 08:36 ID:t0IAaZ5g
上。
180代打名無し:04/03/06 10:46 ID:2gHaZAH7
>>131
超遅レスだが、死球を頭部にくらって死んだ選手がいた。
戦前だったと思うが、岩手県の久慈という捕手。
ネタスレでマジスレスマソ
181代打名無し:04/03/06 22:28 ID:8L2q/2ba
それから甲・乙・丙の三人は、一週間の間、銚子高校に通い詰めて石毛公の
スカウティングに乗り出しました。公の好きなコース、苦手なコース、バッティング
スタイル、打ちにいくカウントなどなど、あらゆるデータを集めました。それは後年の
ID野球にも負けないような緻密なもので、俗に‘石毛リポート’と呼ばれました。そして
三人はそれを主たるP子に差し出しました。

甲     「親びん、これを見てよ〜。」
P子    「何だい?これは・・・石毛、って、まさか・・・。」
乙     「そうなんですよ。あの石毛の事ですよ。姐御が敵と狙う、あの
       石毛の事ですよ。」
P子    「敵って・・・確かに、憎らしい男ではあるが・・・。」
丙     「・・・組長、もう一人で悩まんでくれんか。ワシらは組長と一心同体
       じゃあ。もう、組長の辛い姿は見たくないんじゃ。だから、ワシらにも
       打倒石毛に参加させてくれんかのう。」
P子    「打倒石毛・・・ああ、まあ、あんなヤツ何か、全然大した事はないけれど
       、兎も角もこれを見せて貰うよ。」

P子は、リポートに目を通しました。
182代打名無し:04/03/06 22:37 ID:8L2q/2ba
>>178
特に意味は有りませんが、作者のご都合主義というヤツです。
>>180
いえ、情報サンクスです。為に成ります。
183代打名無し:04/03/07 09:33 ID:A/QX6nxM
age
184代打名無し:04/03/07 10:12 ID:1kmRJSn1
今、石毛宏典の進路が熱い!Part15
http://sports5.2ch.net/test/read.cgi/base/1064948339/940

ご声援よろしく
185代打名無し:04/03/07 23:13 ID:w46CHiFp
P子    「・・・何々、石毛の打撃は早いカウントから積極的に打つ傾向に
       あり、初球からバットを振る事が多い。直球には滅法強く、変化
       球も無難に対応できる広角打法・・・アタシは、野球知らないん
       だが、つまりどうゆう事なんだ?」
甲     「親びん、つまり、石毛は早や打ちなんだよ〜。しかも、好打者
       でチャンスに強い、って事なんだ。伊達に一年生で4番を打って
       いないねえ〜。」
P子    「チャンスに強い?」
乙     「そう、まさにヤツはパーフェクト、と見えましょうが、姐御安心して
       下さい。我々は、石毛のとある弱点を発見しました。」
P子    「弱点?」
丙     「そうなんじゃ。ヤツはインハイの球をやや苦手にしておる。ミートが
       巧い為に、ボール球にも手を出す傾向のあるんじゃ。つまり、石毛
       を討ち取るには、外角のボールでファールを打たし、内角の厳しい
       コースで勝負、というのがベストじゃあ。」
甲     「もう、これで完璧だね〜。」
乙     「うむ、もう、石毛恐るるに足らず、だ。」

盛り上がる甲・乙・丙の三人に向かってP子が言いました。

P子    「お前ら、何で、あの石毛と勝負するつもり何だい?」、と。
186代打名無し:04/03/08 07:43 ID:iq3MG++c
あげ。
187代打名無し:04/03/08 22:47 ID:YdnroTnG
甲    「何って、野球だよ〜。」
P子   「で、誰が石毛と野球をするんだい?」
乙    「誰って、それは姐御であり、我々ですよ。」
P子   「アタシ、野球なんて知らないよ。」
丙    「それは困ったのう。チームの要である組長が野球を知らんとは。
      あの石毛を倒さん限り、甲子園は夢のまた夢じゃからのう。」
P子   「あのなあ、お前ら・・・。」
甲    「親びん、ワガママはダメだよ〜。」
乙    「そうですぜ、姐御。甲子園は我々の悲願の筈。これしきの事で
      挫けていては、到底夢は叶いませんよ。」
丙    「そうじゃあ、確かに銚子校は強い。しかし、攻守両面において石毛
      に掛かるウェートが大きい。つまり、あの石毛さえ押さえ込むが出来た
      なら、勝利はこちらのモノ、という事じゃあ。」
P子   「話はよく解った・・・が、アタシ等は何時から野球部に成ったんだい?」
甲    「ははは、親びん、冗談きついなあ〜。俺達はヤンキーだよ〜。」
乙    「そうですぜ、姐御。自分らはスポーツとは縁も縁も無いヤンキーですぜ。」
丙    「思えば、戦いの日々じゃったのう・・・あれ?何の話じゃ?」
>>180
石毛公はプリンスホテル野球部の1期として活躍なされたのですが
石毛公も目指された都市対抗野球の最優秀選手が久慈賞で御座います。

この久慈賞というのは、故・久慈次郎氏の名前に因んでおります。
久慈氏は岩手の生まれで、全日本で沢村栄治投手の相手として捕手を務められ
その後は北海道・函館にてクラブの監督兼捕手として活躍されていましたが
全道実業団選手権の試合中、四球で出塁しようと歩きかけたとき、
離塁が大きかった二塁走者を刺そうとした相手捕手の牽制球が
久慈選手を直撃するという、まことに不運な事故で亡くなられたわけで御座います


189代打名無し:04/03/09 08:48 ID:bIzLlIfi
>>188
87へぇ〜。
190代打名無し:04/03/09 14:30 ID:Bvgmh2Kq
>>188
久慈賞が最優秀選手だと?
橋戸賞を無視しているヤツがいる。気に入らない。
191代打名無し:04/03/09 22:37 ID:QxpsZFsf
甲    「え〜と、確か・・・俺達は、石毛の偵察に行ったんだよね〜。」
乙    「そうだ。そして、ヤツの弱点を探ろうとした。しかし、石毛は品行方正
      にして、モテモテ男。女ばかりじゃなくて、男にも好かれる好漢。」
丙    「そんな石毛の牙城を少しでも崩そうと、ワシらは必死じゃった。そして、
      その僅かな弱点が、それじゃったんだが・・・全く役に立たんかった
      かのう。」
P子   「・・・アタシが野球の選手だったら、どんなに有り難った事か・・・。」
甲    「つまり、な〜んも役に立たないんだね〜。(涙)」
乙    「早い話が、自分達の努力は徒労に終わった。自分らはアホ丸出し
      だった、言う事なんですね・・・。」
丙    「無念じゃあ、真にもって無念じゃ。この日の為に、バットやグローブ
      まで買ったのにのう。打倒石毛は夢と散ったのう。」
P子   「打倒石毛か・・・倒せるものなら、倒したいねえ。倒せるものなら
      こんなにの悩む事はないのに・・・。」

P子の何気ないこの一言が、沈みかけた甲・乙・丙の闘争心に火を付ける
事に成ります。
192代打名無し:04/03/10 08:48 ID:1m75m8f/
ぽP
193代打名無し:04/03/10 23:03 ID:IFMptQwq
甲     「お、親びん、その言葉を待っていたよ〜。」
P子    「は、はあ?お前ら、何を?」
乙     「姐御、もう一人で悩まんで下さい。石毛は確かに強大だ。姐御
       にさえ手に余るヤツかもしれなし、自分達では到底敵わないかも
       しれない。でも、姐御に預けたこの命、何故使ってくれないんですか?」
P子    「何か大袈裟だねえ・・・えーと、それに悩むのは、強い弱いのレベルじゃ
       なくて・・・こう何と言うか、感情が高ぶってでなあ、落ち着きが
       なくなって・・・つまり、そのナニだよ。」
丙     「感情が高ぶる、落ち着きが無くなる、って何じゃ?・・・まさか、組長・・・
       石毛のヤツが、無理やり組長に・・・。」
甲     「ええ〜〜〜、本当なの〜〜。石毛って紳士みたいだけど、力で女をモノ
       にするような卑劣なヤツなんだね〜〜。し、しかも、俺達の親びんを・・・。」
乙     「うむ、とても許された事ではない。断固石毛を討伐すべきだ。いや、八つ裂き
       にしても足りんぞ・・・。」
丙     「うむ、こうなったら、早速行動をおこそう。是が非でも石毛を倒さねばならんのう。
       しかし、組長、よくワシ等に言ってくれたのう。組長の敵はこの命に代えても、
       必ずうちますからのう。」
P子    「・・・・・・お前ら、何か勘違いしてるね・・・いや、アイツはそんな男じゃなくて・・・
       ああ、ちょっと、待ちなよ・・・。」

頭に血が上った甲・乙・丙の三人は、P子の話も聞かずに石毛公に戦いを挑む事に
なります。
194代打名無し:04/03/11 08:51 ID:jaYYNU6r
age
195あぼーん:あぼーん
あぼーん
196代打名無し:04/03/11 23:12 ID:APlA1KLm
完全に逆上した甲・乙・丙の三人は、一路銚子高校に向かいました。彼らの
主・P子の無念(?)を晴らす為です。彼らの復讐心は凄まじく、例え部活中で
あろうとも、グラウンドに乱入する勢いでした。ところが、です。甲・乙・丙の三人が
銚子高校に着いて、グラウンドに行くと、誰も居ませんでした・・・。

甲     「あれ、今日は誰も居ないよ〜。何時も、野球部が石毛が居る
       んだけれどね〜。」
乙     「本当だ、変だ・・・石毛のヤツ、まさか、我々に恐れをなして逃げだした
       んじゃないだろうか。」
丙     「うぬ・・・、何て卑怯者なんじゃ、石毛め。逃げるなら、トコトン追いかける
       だけじゃあ。ところで、石毛の家は何処なんじゃ。?」
甲     「う〜ん、石毛のヤツは卑怯者だから、きっと住所も隠しているんだよ〜。」
乙     「おお、そうなのか・・・つくづく卑劣な野郎だ。生かしてはおけんな。」
丙     「全く、お主らの言う通りじゃ・・・しかし・・・。」

彼らは、少し冷静になってくると、周囲の異変に気づき始めました。妙に
人影がありません。グランドで遊んでいる子供らに、近づき尋ねました。

甲    「今日は、銚子高校の人が居ないみたいだけれど、何かあった
      のかなあ〜。」
子供   「えっ?お兄さん達、今日は日曜日だよ。」
乙・丙  「・・・・・・。」
197代打名無し:04/03/12 08:52 ID:1gKu/PG3
上。
198代打名無し:04/03/12 23:34 ID:iHNjAnsf
甲     「・・・そういえば、今日は日曜日だったね〜。」
乙     「うむ、怒りの余り、すっかり忘れておったわ。しかし、悪運の強い
       男よ、石毛のヤツ。日曜日に救われたな。」
丙     「確かにそうじゃ。が、ワシ等もちょいと冷静にならんといかんのう。
       曜日も正確に把握出来ないようでは、あの狡猾な石毛にしてやられる
       かもしれんぞ。」
甲     「そうだね〜。もう少し頭を使わないと、負けちゃうかもしれないね〜。」
乙     「・・・では、どうするんだ?何か策はあるのか?」
丙     「そうじゃのう・・・やはり戦力の分散を狙うのが良策じゃ。」
甲     「どうゆう事かな〜。」
乙     「つまり、石毛には多くの取り巻きが居る。その取り巻きから離れて、
       一人になった所を狙う、という事だな。」
丙     「おお、そうじゃ。御名答じゃ。一人になった所を、三人で一気に攻める
       、という手筈じゃ。」
甲     「でも、三人がかりてのは、卑怯じゃないかな?」
乙     「いや、石毛は卑怯者だ。ならば、それ相応の報いがあって当然だ。」
丙     「全く同意じゃのう。では、また明日出直しじゃ。」

甲・乙・丙の三人は、捲土重来を期して引き返す事になります。が・・・。
199代打名無し:04/03/13 16:27 ID:b+FKJgxk
プライド・オブ・パシフィック
200代打名無し:04/03/13 22:17 ID:1KVW6FN+
翌日、甲・乙・丙の三人は銚子校に行き、石毛公が野球の練習を終えて
帰宅し一人になるのを待ちました。公がチームメイトと別れて一人になり、
しかも、人気の無い道にさしかかり絶好の襲撃ポイントが訪れました。

甲     「チ、チャンスだよ〜。」
乙     「うむ、これは神が与え賜うた機会だ。今日こそ、石毛に天誅を
       加えん。」
丙     「そうじゃあ、今日が石毛の命日になろうのう。石毛に正義の鉄槌
       が下る日じゃあ。いざ・・・。」

三人が、石毛公に攻撃を仕掛けんとしたその瞬間、背後から声がしました。
「あなた達、一体何者なの?」、と。三人が振り向くと、十数人の女子校生が
おりました。

甲    「君らは、誰なのかな〜。」
K子   「私等は、石毛君のファン・クラブの者よ。で、私がその代表よ。」
乙    「ファン・クラブ?それが俺達に何の用だ?」
K子   「それは私達のセリフよ。あなた達こそ、石毛君に何の用かしら?」
丙    「い、いや、ワシ等は通りすがりのもので、偶然ここにいただけじゃ。」
K子   「嘘ばっかり。大体、あんた等、目立つのよね。と、いうか毎日その格好
      でウチの学校に来てれば、誰でも目立つよ。」
甲・乙・丙 「・・・・・・・。」

甲・乙・丙の三人は、思わぬ窮地に陥る事になりました。
201代打名無し:04/03/13 22:21 ID:1KVW6FN+
こんばんは、作者です。実は、明日から出張の連続で、しばらく武勇伝は
お休みさせて頂きます。金曜日には戻りますので、奇特な方、このスレの
保守をお願いします。
202代打名無し:04/03/14 12:50 ID:8R30a2fr

203代打名無し:04/03/15 05:45 ID:fGyCFfoM
マグマ
204代打名無し:04/03/15 12:53 ID:fGyCFfoM
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-040315-0012.html
本スレより、イルハン選手居残り練習。
石毛公の御威光は当然トルコにも届いているのです。
205代打名無し:04/03/15 15:41 ID:MMy/qHqP
>>204
アホか?今イルハンは神戸にいるだろ?????
206代打名無し:04/03/15 21:46 ID:jNHQnZLR
こんばんは、作者です。ただいま、帰宅しました。が、明日から、また再び
出張に参ります。しかも、朝6時起き。安月給で容赦無くこき使う会社に対して
激しい憤りを感じますが、これしきの事でキレていては勇戦された石毛公に
面目が立たないというもの。薄給にもめげず、明日からまた頑張る所存です。

>>204>>205
何でもイルハンは先のワールドカップで来日した時に、石毛公の存在を初めて
知ったそうです。公の、その偉大で懐深きお人柄に感銘を受けて、彼は今回の
来日を決めたそうです。国籍や風習が違えども、本物は受け入れられる、と
いう何よりの証でありましょう。感涙の極みで御座います。

保守して下さった皆さん、有難う御座います。貴方には、漏れなく石毛公の御徳
が授かり、近日中に必ず何かしらの幸運が舞い込む事でしょう。因みにここで
レスする事は、親孝行の十年分に匹敵します。と、言う事で金曜日まで保守
お願い致します。(おねだり)
207代打名無し:04/03/15 21:49 ID:MMy/qHqP
>>206
俺別に石毛のことは何も言ってないんだけど…講釈されても困る。
208代打名無し:04/03/15 23:33 ID:gw/y4nBM
>>207
奥ゆかしい方ですね。
このスレに書き込んでいるという事実が、あなたが石毛公信者である何よりの証拠じゃないですか。
209代打名無し:04/03/15 23:38 ID:MMy/qHqP
>>208
前スレでのマスターズリーグ絡みの件をもう忘れたのか?
210208:04/03/16 03:31 ID:hDwuKluG
>>209
覚えてますよ。
そしてあの件だけならともかく、その後もこうして書き込みを続けていることが
信者である何よりの証だということです。

ちなみに私は作者ではありませんよ。
211代打名無し:04/03/16 03:34 ID:OtVji4r9
俺は単なる一マスターズリーグのファンなんだがな_| ̄|○
その視点で見れば石毛だって応援するし…。
212代打名無し:04/03/16 21:37 ID:OghGcMTt
石毛公の御側を離れて数日経ちますが、公の偉業をお伝え出来ない事が
こんなにも辛いとは思いませんでした。くだらない仕事なんぞ放り出して
飛んで帰って行きたい気持ちで一杯です。私が首相ならば、出張禁止令
を国会で絶対に成立させます(妄想)。と、云う事で、石毛公、もう少し
待っててくだせーね。

(出張先のネット・カフェより、愛を込めて。)
213代打名無し:04/03/17 21:34 ID:2s/rMIMg
>212
石毛公なら「仕事にくだらないものなんてないんだよ」、と力強く励ましてくださることでしょう。
とりあえず私のマグマを送っておきますので、がんがってください。
214代打名無し:04/03/18 22:02 ID:nP9lBMQY
保守あげ。
215代打名無し:04/03/19 19:27 ID:61Z1Sq/E
今日は作者殿が帰ってくる日なので保守。
216代打名無し:04/03/19 22:54 ID:++gCp2RS
こんばんは、作者です。ようやく、長い出張から帰って参りました。仕事を終えた
安堵感と石毛公の御側に戻れる喜びを噛み締めております。この一週間は、大変
ヘビーなものでして、もうちょっとで臨界点を突破し、あの世に旅立つ所でした。この
窮地を切り抜ける事も出来たのも皆さんの励ましと石毛公の教えを守ったからに
相違ありません。

しかし、日本の男、特に中年のオヤジ、そう、そこのお前お前だ!、何でそんなにも
ビールが好きなんだ?2次会3次会と飲んでて、朝からまたビール飲むなよな。
茶とビールと間違ってねえのか。百歩譲っても、俺にも勧めんなよな。‘俺の酒が
飲めないのか’なんて言うな、オヤジ。で、裸踊りや放送禁止用語を連呼するのは
止めてくれ、頼むよ・・・。

などと、お下品極まるオヤジ達に何度キレそうに成ったのかわかりません。しかし、
皆さんの励ましが、心の支えと成りました。本当に石毛公自ら励まされてようでして、
最後まで頑張ることが出来ました。本当に有難う御座いました。

武勇伝は明日から再開する予定です。(予定は未定)
217代打名無し:04/03/20 23:00 ID:tOtbrxbJ
ー武勇伝・今までのあらすじー

主・P子の仇(?)を討とする甲・乙・丙の三人は、石毛公の帰宅途中を待ち伏せ
します。しかし、石毛公を支持するファン・クラブに逆包囲されて思わぬ
窮地に陥ります。
・・・・・・
甲     「どうしよう〜、女の子と戦うのかな〜。」
乙     「降りかかる火の粉は払い退けなければならん、しかし・・・。」
丙     「まさか女子を本気で殴りつける訳にもいかんしのう。」
K子    「何をコソコソ言ってるの?あなた達、ここから黙って立ち去るなら
       よし、さもなければ、私達が相手よ。」

三人の目の前の女子高生は各々手に武器を持ち、K子の号令が下れば
一斉に攻撃出来る様に身構えて居りました。甲・乙・丙は思わず息を呑み
ました。

甲     「この子達、危ない人達だよ〜。」
乙     「うむ、仮に戦っても百害あって一利なしだ。無念だが、ここは
       引いた方がいいだろう。」
丙     「まこと無念じゃあ・・・石毛を目の前にして。もしや、これも石毛の
       策なのか?」
甲     「そ、そうなの〜。ヒドイよね〜。」
乙     「何と言う卑劣極まる策を用いるヤツだ、石毛。」
丙     「ワシ等が女子に手を出さない事を知っての策略じゃな。何と
       狡猾な男よ・・・。」

甲・乙・丙の三人が、まさにこの場を脱しようとした時、彼らが目標とする
男が現れました。そう、石毛公でした。
218代打名無し:04/03/21 22:12 ID:/RTZfJzP
石毛公 「あれ?皆、こんな夜更けに何してるの?何かあったの?」
K子   「石毛君、今、貴方の後を変な人達がつけて来てたのよ。」
石毛公 「え、そうなの?」

石毛公は、甲・乙・丙の三人を見ました。

石毛公 「あの〜、どちら様でしょうか?お会いした覚えはありませんが。」
甲    「い、石毛〜・・・親びんに何て事してくれんだ〜。」
乙    「石毛、姐御も一応女なんだぞ。嫁入り前の体なんだぞ・・・それを
      お前が・・・。」
丙    「そうじゃ、力ずくで女子をモノにしようとは、絶対に許される事で
      ないぞう。石毛、お主には、情けというものが無いんかのう。組長
      は悩み抜いてるおるぞ。」
石毛公 「親びん・姐御・組長・・・。あの〜、僕、その筋の人には知り合いは
      居ないですし、力ずくでモノにしようとした覚えもないですよ。」
K子   「当然でしょ。石毛君が、そんな卑劣な事する訳ないでしょ。あなた達
      全く何を考えてるの?」
219代打名無し:04/03/22 09:01 ID:N3S/glq8
pop
220代打名無し:04/03/22 22:27 ID:MP8hBEtT
甲    「い、石毛〜、この期に及んでも、まだシラをきるつもりか〜。」
石毛公 「そう言われましても、全く身に覚えが無いんだけれど・・・。」
乙    「嘘をつけ。もし、潔白というのなら、何故コソコソと逃げ回る。」
石毛公 「いえ、僕、逃げ回った事なんて有りませんよ。」
丙    「ならば、どうして昨日学校に居らんのじゃ。」
石毛公 「えっ、昨日は日曜で学校も、野球の練習もお休みだったから。」
甲    「百歩譲って休みだったとしよ〜。でも、こんな女の子達を戦いに
      引っ張り出すのは男のする事じゃないぞ〜。」
乙    「うむ、多勢に無勢、あまりにやり方汚い。」
丙    「ちょっと男前だからといって、女の気持ちを利用するとは許せん
      のう。石毛、お主にはプライドというものが無いんかのう。」
K子   「あなた達、一体何言ってんの?日曜に学校に居ないのは普通
      でしょ。石毛君は、あなた達みたいに暇人じゃないのよ。それに
      私達がここに来たのは、誰に頼まれた訳ではなくて、私たち
      自身の意思よ。」
甲    「もうダメだよ〜。この子達、完全に石毛に支配されてるよ〜。」
乙    「うむ、もう何を言っても無駄だな。」
丙    「そうじゃ、あの石毛を倒さん限り、この子らのマインド・コントロール
      は解けんじゃろうて。」

甲・乙・丙の三人は、石毛公を睨み付けました。
221代打名無し:04/03/23 08:46 ID:WshZsF2s
あげ。
222代打名無し:04/03/23 22:52 ID:rsZKPsMS
甲    「石毛〜、男らしく勝負だ〜。」
石毛公 「と、申されましても、あなた方と戦う理由がありません。」
乙    「石毛・・・なんと性根の腐ったヤツよ。女を弄んだうえに、今度は
      戦いを拒否するというのか・・・お前には、大和魂は無いのか・・・。」
石毛公 「まあ、僕はそんなに偉い人間ではないので、大和魂というような
      大層なものは持ち合わせていません。でも、そんな女性の気持ち
      を踏み躙るような事はした事はないです。本当です。」
丙    「お主の言う事が事実なら、組長は何であんなにの悩んでおるんじゃ?」
石毛公 「さあ〜、僕は超能力者ではないので、他人の考える事は解りませんが。
      で、一つ聞いていいですか?その親びん・姐御・組長とは何処の何方
      様なんでしょうか?」
甲    「お、お前、自分が辱めた女の子を忘れたのか〜。」
石毛公 「全く存じておりません。」
乙    「そうか・・・ならば、聞かせてやろう。姐御の名はP子さんだ。最早知らぬ
      とは言わせんぞ。」
石毛公 「P子さん・・・ああ、この間の人ですね。大勢の男に絡まれてたみたい
      だったから、ちょっと応援させて貰いました。」
丙    「な、なんと・・・お主、仲間を呼んでおったのか・・・それで依ってたかって
      一人の女をいたぶったのか・・・まこと、鬼畜じゃあ・・・。」
甲    「げ、外道〜。」
乙    「もう、地獄に落ちる事すら、生ぬるいな・・・。」
K子   「ちょっと、あなた達、石毛君の話をちゃんと聞いてるの?こんなの小学生
      でも解る話よ!」

しかし、憎悪に満ち満ちた甲・乙・丙の三人は、全く聞く耳を持ちません。
そして、沸騰点に達した彼らは、いよいよ石毛公に戦いを挑む事になります。
223代打名無し:04/03/24 08:49 ID:4WR1OPV6
上。
224代打名無し:04/03/24 22:20 ID:8NutzPMh
「や〜〜〜」、と掛け声一つ。甲・乙・丙の三人は、石毛公目掛けて突進しました。
公は軽くかわし、さらに周りの女の子に被害が及ばない場所に、甲・乙・丙の三人
を誘導しました。石毛公は、彼女達が安全地帯に入ったのを確認すると身構えて
こう言いました。

石毛公 「あの〜、どう考えてもこの戦いは無益です。出来れば、今からでも止めて
      頂けませんか?」
甲    「問答無用だよ〜〜。」
乙    「この卑劣漢め〜〜。」
丙    「天誅じゃあ〜〜。」

石毛公は、甲・乙・丙の三人が繰り出す攻撃を次々にかわしてゆきます。その様は
獰猛な闘牛をあしらう闘牛士のようでした。唯の一発も当たらない三人は
口々に言いました。

甲    「石毛〜、この卑怯者め〜。」
乙    「俺達と、どうして拳を交えんのだ〜。」
丙    「お主には、逃げる事しか取り柄はないのか〜。」

石毛公にその攻撃がかわされても、尚、意気盛んな三人でしたが、この
後彼らに悲劇が訪れます。
225代打名無し:04/03/25 21:46 ID:dMFEreE7
その悲劇は、まず、甲に訪れました。高速で移動する石毛公について行けず、
足をもつれさせて、顔面をしたたかに地面に打ち付けました。

甲    「ぎゃ〜〜。」
乙    「だ、大丈夫か?甲。お、おのれ〜、石毛め〜。」
丙    「組長の他甲までも、その毒牙にかけるとは・・・最早、お主には人間
      らしさの欠片も残っていないのか〜。」
石毛公 「と、いうか早く病院に連れて行ったほうがいいんじゃないですか?
      凄い勢いでぶつかったみたいだし、顔から血が出てますよ。」
乙    「貴様に同情される覚えはない!お前の情けを受ける位なら、甲も
      このまま朽ち果てた方が本望だ!」
丙    「うむ、よく言ったぞ、乙。ワシも全く同じ気持ちだ。例えこの身が滅し
      ようと、魂だけは打倒石毛じゃあ〜。」

残った乙・丙は、再び石毛公に攻撃を開始します。しかし、カスリもしません。
乙は丙に耳打ちしました。

乙    「二人同時攻撃だ。俺がパンチを放ち、石毛がかわした所をお前が
      すかさず、攻撃をする。これなら、いける。」
丙    「うむ、了解じゃ。ワシらの2段攻撃なら、よもや外す事はあるまい。
      ではいくぞ、タイミングを測れ・・・。」

乙は最初に石毛公の顔面めがけてパンチを放ちました。公は軽くかわします。
が、そこに丙が渾身の体当たりを敢行しました。ほぼドンピシャのタイミングで
命中した、かと思われました。が、石毛公は背後の壁を蹴って、ヒラリとジャンプ
してかわしました。そして、丙は壁に体を打ち据えて万事休す。一方、返す刀で
乙も再びパンチを放ちますが、それも避けられて電柱に手をぶつけ、戦闘不能
に陥りました。
226代打名無し:04/03/26 08:47 ID:YnWFOt8s
ぽp
227代打名無し:04/03/26 23:45 ID:UFd+oH8Z
ただの一発のパンチも放つ事も無く、石毛公は勝利を収めました。そして、公の
回りには公の信者たる‘石毛ガール’達が集まりました。

女子A  「石毛くぅ〜ん、大丈夫だったの〜?」
石毛公 「あ、うん、大丈夫だよ。運が良かったよ。」
女子B  「石毛くん、カッコ良かったよ〜。私、ジ〜ンと来ちゃった。」
石毛公 「そうかな・・・僕、ただ避けてただけ、だけれどね。」
女子C  「そこがまた素敵なのよねえ。もう、サイコー!」
石毛公 「ん〜、でも、あの人達大丈夫かな?随分、痛んでるみたいだけれど。」
女子D 「石毛君、貴方は何て慈悲深い人なの・・・あんなケダモノみたいな人達
     にも情けをかけるなんて・・・。」
石毛公 「理由はともかく、暴力を振るうのはよくないよね。僕も、未熟者だよ。」

と、まあ、石毛公はハーレム状態になりました。ここで、K子が公に言いました。

K子   「石毛君、マジメな話、この人達どうする?警察にでも届ける?」
石毛公 「警察・・・何か大袈裟じゃない。僕、何もケガした訳じゃないし、
      この人達、何か訳有りみたいだし。」
K子   「あなた、本当に優しいね、石毛君。でも、こんな頭悪いヤツは
      放っておくと、後々面倒だよ。そうそう、この人達が言ってたP子
      というのは、この近辺で有名な番長らしいよ。気をつけた方が
      いいわよ。」
石毛公 「ああ、P子さん・・・でも、彼女そんなに悪い人じゃなかったよ。」
K子   「石毛君、貴方にかかると、全ての人は良い人に成っちゃうね。」
石毛公 「そう?けれでも、一応事情をP子さんにお話した方がいいね。
      今晩でも、電話しておこうかな。」

と、ここで戦闘不能に陥った甲・乙・丙の三人が立ち上がりました。
228代打名無し:04/03/27 08:59 ID:InPUEuHo
パ・リーグ開幕記念あげ。
229代打名無し:04/03/28 00:01 ID:G/TojY8w
甲    「い、石毛〜、もう勝ったつもりなのかな〜。」
石毛公 「いえ、そんなつもりは全く有りませんが。」
乙    「ならば、どうして俺達に止めを刺さん?」
石毛公 「そんな必要は無いでしょう。もう、あなた方は戦えないし。」
丙    「甘い、甘いヤツよ・・・その甘さが、命取りになるぞ。女子と戯れる
      、その余裕が身の破滅に繋がるんじゃ。」
石毛公 「そうなんですか・・・教えて下さって有難う御座います。」
K子   「ねえ、石毛君、止めは私達が刺しましょうか?今のあの人達なら
      私たちでも出来るわよ(ニヤリ)」
甲    「ちょっと〜女の子が暴力は良くないよ〜。」
乙    「そ、そうだぞ、女はおしとやかな方がいいぞ。」
丙    「あんまりお転婆だと、嫁の貰い手がなくなるからのう。」
K子   「あなた達、何を勝手な事言ってんの?一体誰が、この戦いの
      原因をつくったのかしら?」
石毛公 「まあまあ、K子さん、彼らには彼らの事情があるんですよ・・・と、
      言う事で、今夜はこれ位でいいでしょうか?」
甲・乙・丙 「今日は、これくらいにしといてやる〜。」

こうして、石毛公の戦いは終わりはました。が、甲・乙・丙の三人には、
まだ試練が残されておりました。
230代打名無し:04/03/28 10:44 ID:GHn2B3Ci
アゲ。
231代打名無し:04/03/28 22:34 ID:G/TojY8w
・・・・・・
A    「・・・P子、お前が、羨ましいよ。良い手下を持ったなあ〜。」
B    「ああ、親びん・姐御・組長の為に無謀にも仏様に戦いを挑むんだ
     ものなあ。」
C    「同意。俺達には、とてもマネ出来ないよ。しかし、もう少し日本語の
      勉強をさせた方がいいんじゃないか?」
D    「社会に出てから苦労するぞ〜。」
Q    「て、いうか、P子、お前が誤解するような事言うからじゃねえの。
      オツムの弱い手下達には、噛んで砕いて、幼稚園児に教えるみたい
      に話せば良かったんじゃないのか?」
P子  「・・・・・・ああ、アタシが悪う御座いました。アホな手下を持ってて
     ゴメンなさい。石毛君、本当にゴメンね。」
石毛公 「いえ、トンでもない。僕の方こそ、彼らに怪我させちゃって・・・。
      申し訳ない気持ちで一杯だよ。彼らに謝っておいて。」
P子  「石毛君、有難う。気を使ってくれて。でも、あいつ等、今居ないんだ。」
石毛公 「えっ、何で?」
P子  「アタシが石毛君の親衛隊になったのが、気に入らなかったみたいだね。
     書置きを残してどっかに行っちゃったよ。」
A   「何だ、そうなのか。残念だ。」
B   「身を捨ててまで、尽くしてくれる人間はそう居ないぞ。」
C   「そうだな。体を張ってお笑いを取れる芸人の鑑だったのにな・・・。」
D   「惜しい、あまりに惜しい・・・。」
Q   「うむ、 お笑い界の損失だな。」
一同 「ぎゃはははっはははは。」
P子  「・・・・・・(怒)。」
M   「まあまあ、皆、そんなに笑わないでよ。で、さあ、その後、甲・乙・
     丙の三人は、どうしたの?」
P子  「それから・・・ああ、それが問題なんだよね・・・。」

P子は、再び語り始めます。
232代打名無し:04/03/28 23:00 ID:G/TojY8w
tesuto
233代打名無し:04/03/29 08:51 ID:ZUE1N38A
POP
234代打名無し:04/03/29 22:28 ID:/NTPWMKc
・・・・・・
石毛公に戦いを挑んだ甲・乙・丙の三人でしたが、難なく公の前に敗れました。
その帰り道の事・・・。

甲    「ああ〜、まだ顔がヒリヒリする、痛いよ〜。」
乙    「大丈夫か?俺もまだ、腕がジンジンする。」
丙    「う〜む、ワシも肋骨にヒビが入ったみたいじゃ。全身がバラバラ
      になりそうじゃ。」
甲    「しかし、石毛のヤツ、逃げ足が速かったね〜。」
乙    「・・・そうだな、アイツ、一度も俺達を殴らなかったな。何でだ?」
丙    「それは、ワシ等の迫力と勢いに圧されたんだろ。つまり、石毛は
      ワシ等に恐れをなして逃げ回った、という事じゃろう。」
甲    「と、云うことは、石毛のヤツに気持ちでは上回ったのかな〜。」
乙    「うむ、そうだ。俺達は負傷はしたが、ヤツの心に恐怖心を植えつけた
      事は間違いない。」
丙    「相撲に勝って勝負に負ける、というやつじゃのう。まあ、公平にみて
       ワシ等の7優勢勝ちじゃろうのう。」
甲    「て、いうことは、今度は戦ったら、勝てるかな〜?」
乙    「うむ、必ず勝てる。勝利は我々のものだ。」
丙    「組長、待っててくだせ〜、必ずや石毛の首を持って帰りますからのう。」

などと、敗軍の将が兵を大いに語っておりましたが、彼らの前で人声が
しました。どうやら、何人かが入り乱れてのケンカのようでした。
235代打名無し:04/03/30 08:48 ID:+7kITb7L
ほ。
236代打名無し:04/03/30 22:49 ID:LKfRiTus
甲     「何の騒ぎかな〜?」
乙     「ケンカだな・・・乱闘みたいだ。」
丙     「いや、乱闘というより、大勢が依ってたかって一人を殴って
       るみたいじゃ・・・。」

が、よく観てみると、大勢の人間を、一人が一方的に殴り据えて居りました。

甲     「あの人、何だか変だよ〜。」
乙     「変ていうより、凄く強いぜ、アイツ・・・一人、また一人・・・。」
丙     「うむ、大人と子供、高校野球とプロ野球、月とスッポン、ワシ等と
       石毛ぐらいの差があるぞ。」

その男は、10人もの男達を、あっと言う間に叩きのめしてしまいました。そして、
彼は甲・乙・丙の三人を見つけると、彼らの元に近づいて来ました。

甲     「あ、あの人、こちらに来るよ〜。」
乙     「何だか、ヤバイ雰囲気だぞ。気をつけろ。」
丙     「あ、慌てるな・・・ワシ等は、あの石毛と五分以上の勝負をしたんじゃ
       ぞ。兎も角も、落ち着け。」

緊張の瞬間でした。
237代打名無し:04/03/31 08:43 ID:tCXrvVjG
age
238代打名無し:04/03/31 22:58 ID:bmrXRJzZ
男は凄まじい程の殺気を放ち、目をギラつかせて居りました。そして、彼は
言いました。

男    「お前らも、あいつ等の仲間か?」
甲    「ち、違うよ〜。通りすがりの者だよ〜。」
男    「通りすがりだと・・・ふん、まあ、どうでもいい。あいつ等、あんまりにも
       歯応えが無さ過ぎる。お前ら、相手してくれや。」
乙    「チョット待て。訳も無く暴力を振るうのは良くないぞ。ご近所の
      迷惑にもなるぞ。」
男    「迷惑だと・・・笑わせるな。力は誇示する為に有るんだよ。その力を、
      お前らに見せてやろうか?」
丙    「いや、その気持ちは涙が出るほど嬉しいが、ワシ等も一戦交えた後で
      体がボロボロなんじゃ。戦うのは、明日以降にしてくれんかのう。」
男    「ちっ、とんだ腰抜け野郎どもだ。お前らなんぞ、戦う価値も無い。とっとと
      行きやがれ。」

そして、男は立ち去り際に驚くべき事を言いました。
239代打名無し:04/04/01 08:55 ID:KXxml4hj
POP
240代打名無し:04/04/01 23:01 ID:gHVJk7lM
男     「そうだ・・・お前ら、P子てヤツを知ってるか?」
甲     「ぴ、ぴ〜子・・・そ、その人がどうかしたのかな〜。」
男     「何でも女のくせに、番を張ってらしいじゃねえか。」
乙     「そ、そのP子さんが番長だと、いけないんでしょうか?」
男     「いけない?ああ、いけないね。女だてらに、番長なんて気にいら
       ねえな。俺が、叩き潰してやろうと思ってた所だ。」
丙     「お、主、この男女同権の世にあって、そんな差別は良くないのう。」
男     「同権なんぞ、この世に有り得ん。ただ、強い奴が君臨する、それが
       真実だ。で、そのP子を知ってんのか、知らねえのか?どっちなんだ?」
甲     「え、あっ、その、あんまし、よく知らないけれど、ねえ、乙〜。」
乙     「あっ、そうだな、噂くらいなら、聞いた事あるかな。なあ、丙。」
丙     「そ、そうじゃ。風の便りには、親びん・姐御・組長なんて呼ばれて、人望
       も結構あったりするらしいぞ。手下も1000人を下らんそうじゃ。」
男     「ほお〜、ソイツはいい・・・すると、そのP子を倒せば、俺様がその1000人
       の上に立つ訳だ。」

男は、凄まじい笑みを浮かべて、そう言いました。甲・乙・丙の三人は思わぬ言葉に
呆然としました。そして、三人は顔を見合わせて、次のように言いました。
241代打名無し:04/04/02 08:49 ID:/5d2s6xd
ue
242代打名無し:04/04/02 23:15 ID:at6O9TEH
甲     「何でも聞いた話では、そのP子は最近、悩んでるらしいよ〜。」
男     「悩んでる、だと?」
乙     「俺も見たことはないが、ハンカチを握り締めてタメ息をついたり
       するらしい。回りの手下達も大変心配してるらしい。」
丙     「ワシも見たことも会った事もないが、それは大変な落ち込みようで、
       組も崩壊の危機に直面してる、と聞くぞ。」
男     「ふん、P子は本当に1000人を従える番長なのか?情けねえ
       ヤツだな。ふふ、所詮そんな程度よ・・・。」
甲     「親びんの悪口を言うなあ〜・・・・・・って、きっと言うよ。手下の人達
       が聞いていたらさあ〜。」
乙     「そうだな。俺がもし手下なら、姐御の名誉を汚す気か?って大声で
       言ってるだろうな・・・はは。」
丙     「何でも、手下達は、そのP子さんの事を、母親以上に尊敬しとるらしい
       からのう。侮辱されたら、刺し違えても相手を倒しにゆくだろうのう。
       ああ、断っておくが、これはあくまで聞いた話じゃぞ。」
男     「ほお、お前ら、ヤケに詳しいな・・・で、ついでに聞いてやるが、そのP子
       の悩みは何なんだ?」
243代打名無し:04/04/03 07:13 ID:+76VFq76
ポレ流
244代打名無し:04/04/03 07:53 ID:oR+MIzBL
うp
245代打名無し:04/04/03 23:11 ID:oR+MIzBL
甲     「そ、それがね〜・・・ある男が・・・そのP子さんに、あんな事やこんな事を
       したんだよ〜。」
乙     「・・・しかも、ヤツは大勢で、一人を叩くという卑劣漢だ。」
丙     「そうじゃ。女を力ずくでモノにしようとは、最低なヤツじゃ。」
甲     「でね、義憤に燃えた忠義の人達が、その男に戦い挑んだんだよ〜。」
男     「ほ〜、それで・・・。」
乙     「しかし、卑劣なヤツは、その義憤の士から逃げてばかり。」
丙     「で、その彼らが、その卑劣漢を追い詰めてみれば、またしても、大人数での
       騙まし討ちじゃ。怒りに震えた義憤の士は、その罠をかいくぐり、その男に迫った。」
甲     「でも、あと一歩だったんだよね〜。」
乙     「あの猛攻を凌いだのは、単に運が良かったとしか言いようがない。」
丙     「まさに悪運としか言いようがないのう。」

男は暫しの間黙って居ましたが、おもむろに口を開きました。

男     「・・・で、その男の名は?」
甲     「銚子校の石毛宏典だよ〜。」
乙     「一年生でしかも、野球部の4番をというトンでもない男だ。」
丙     「そして、一番許せないのは、女にモテモテだということだ。で、時にお主、
       石毛の名を聞いて如何するつもりなんじゃ?」
男     「決まってるだろ。その石毛を倒すんだよ。そのP子も、石毛にヤラレたんだろ?
       ならば、石毛を倒せば、俺がナンバー1だ。」
甲     「おお〜、それは素晴らしい〜。」
乙     「地獄に仏だ。」
丙     「うむ、まさにお主こそ、男中の男じゃ。」
男     「んなもの、俺には関係ねえ。ただ、石毛を倒して頂点に立つ、それだけだ。」

そう言う男の表情を、甲・乙・丙の三人は眺めました。男の額の十字キズと獣のような顔
つきは、この世のものとは思えませんでした。
246代打名無し:04/04/04 11:04 ID:ZhMf0BMA
age
247代打名無し:04/04/04 22:46 ID:T5ZYL4i5
翌日、甲・乙・丙の三人は怪我の治療の為に病院に行きました。三人が顔を
会わせると、自然と昨日の話になりました・・・。

甲     「昨日は、ヒドイ目に会ったね〜。」
乙     「全くだ・・・こんなケガを負わされたうえに、石毛の、いや人間の醜さ
       を垣間見た想いだったな。しかし、甲、お前、ミイラ男みたいだな。」
丙     「乙、そう言うお前も、戦場で負傷した兵隊さんみたいじゃぞ。かくいう
       ワシも胴体は包帯でグルグル巻きじゃからのう。」
甲     「でも、石毛に再戦するよね〜。」
乙     「当然だ。ヤツを倒さん限り平和の訪れはない。」
丙     「うむ、同意だ。それには、まず怪我を完治させてからじゃ。・・・ところで
       昨夜の、あの男は誰じゃったんかのう。」
甲     「あの男〜・・・ああ、あの額に十字のキズの人だね〜。」
乙     「ヤツは恐ろしく強かったな・・・まるで、獣のようだった。」
丙     「と、いうか戦いに生き甲斐を感じてるような男だったのう。」
甲     「でも、あいつ、親びんの事も狙ってる、って言ってたよ〜。」
乙     「ああ、そうだ。昨夜は俺達のナイス機転で、難をかわしたが、
       何時ヤツが姐御に来襲するか解らんぞ。」
丙     「うむ、ワシもそれが心配じゃ。気を引き締めんといかんのう。」

と、まあ甲・乙・丙の三人は、いろんな話をしながら帰途につきましたが、その
彼らを待ち受ける者が居りました。彼らの主・P子でした。
248代打名無し:04/04/05 08:43 ID:EdLbjP3i
POP
249代打名無し:04/04/05 22:54 ID:WvOk5d6L
P子     「お前らに、ちょっと聞きたい事がある。ツラ貸しな。」

P子は、極めて抑揚の無い声で言いました。が、甲・乙・丙の三人は戦慄を
覚えました。何故なら、P子がこのような言い方をする時が、最も怒っている
時だからでした。

甲     「お、親びん、お、俺達に何の用かな〜?」
乙     「お、俺達、何も悪い事した覚えありませんよ。」
丙     「そうじゃ。天地神明にそう言えるからのう。」
P子    「そうかい・・・では、聞くが昨晩は、何処で何をしていた?」
甲     「え〜、昨日は、ちょっと格闘の練習をしてんだよ〜。」
P子    「練習?誰と?」
乙     「俺達三人ともう一人、ゲスト。」
P子    「で、ゲストって、誰?」
丙     「そ、そのゲストは名も知らぬ男で、それはもう親切丁寧で、
       みっちりワシ等に拳法を教えてくれたんじゃ。」
P子    「へ〜、練習で、お前ら、そんな怪我をするんだ。そりゃ、余程
       激しい練習だったんだね。」
甲     「それはもう、想像を絶するような練習だったよ〜。」
乙     「姐御にも、見せたかったですよ(涙)。」
丙     「うむ、まさに死線を越えるような激しさだったのう。」

P子は、無表情でこう言いました。

P子    「一つ面白い事を聞かせてやろう・・・実は、そのゲストから電話
       が有ったんだよ。」

甲・乙・丙の三人は凍りつきました。
250代打名無し:04/04/06 07:54 ID:KPylGdWi
うp
251代打名無し:04/04/06 22:01 ID:isHv3x5L
甲    「ま、まさか・・・アイツが・・・な、何でかな〜。」
P子   「別に不思議じゃないさ。アタシが教えたんだよ。」
乙    「なっ・・・い、石毛のヤツ、あ、あんな事しておいて、今度は電話
      番号まで強奪するとは・・・。」
P子   「別に強要された訳じゃないよ。その証にアタシ、アイツの電話番号
      も知ってるからね。」
丙    「な、何と、今度は電話番号の押売りか・・・何処までも思い上がった
      ヤツよ、石毛・・・。」

P子は、有らん限り声で怒鳴りました。
     「い・い・か・げ・ん・に、しろ!!!!」、と。そして、一気に話を続けました。

P子   「アタシが何時、アイツに何をされたって?お前ら、何で人の話を聞かない
      んだ?何時、アタシが仇を討ってくれって、言った?お前らの、頭の中は
      そんな事しか、考えられんのか?」

甲・乙・丙の三人は、P子の怒号を浴びながら、亀のように小さくなりました。
252代打名無し:04/04/07 06:37 ID:xy362bNU
あ。
253代打名無し:04/04/07 23:10 ID:mHXqHsq9
P子は、感情を一気に吐き出すと、今度は諭すように話しました。

P子    「いいかい、よくお聞き・・・石毛、アイツは、アタシの敵ではなくて
       味方だ。アタシが危うくヤラレル所を、石毛が救ってくれたんだよ。」
甲     「お、親びん、その話は本当なの〜?」
P子    「ああ、本当だ。」
乙     「石毛に強要されてるとか、騙されてる訳じゃないんですね。」
P子    「ああ、絶対にそんな事はない。安心しな。」
丙     「そうですかい、それは一安心じゃ・・・が、どうも解せん事が一つ
       あるんじゃが・・・。ならば、組長、どうしてハンカチなんぞ握りしめて
       溜息なんぞつくんじゃ?」
P子    「そ、それは、だね・・・。」

今度は、P子が返事に窮する番でした。
254代打名無し:04/04/08 08:50 ID:6e+xRo7d
POP
255代打名無し:04/04/08 22:18 ID:3UQ5MGrL
P子は迷いました。また、いい加減な言葉を言うと、甲・乙・丙の三人がいつ何時
暴走するか解りません。さりとて、本当の事を言うには、番長として女としてプライド
が許しません。が、・・・。

P子    「お前らさあ、ちょっとは頭を働かせろよ・・・アタシも一応女だし、それで
       年頃となれば、大体想像がつくだろう。」
甲     「親びん、女、年頃、・・・・と、なればケンカ、番長、タイマン、だよね〜。」
乙     「うむ、闘争、ファイト、戦い、だよな。」
丙     「ワシも出入りの一文字しか、思い浮かばんのう。」
P子    「あのなあ、お前ら・・・。」

P子は意を決して、告げました。

P子    「一度しか言わないから、よく聞いておくれ。石毛は、ケンカは強い。
       しかも、男前だ。性格も良くて優しい・・・つまり、アタシは女として
       人間として、アイツの事を・・・す、すき・・・に・・・。」
甲     「す・き、ってどうゆう事なのかな〜。」
乙     「姐御が、す・き、って・・・皆目検討もつかないな・・・。」
丙     「はっ、もしや、こう云う事では・・・つまり、石毛に助けて貰った
       お礼に、組長から何か送りたい、という事じゃろう。」
甲     「なるほど〜、それで全てが氷解するね〜。」
乙     「そうか・・・何にせよ、礼を欠いてはいかんからな。まさに、姐御が
       言ってることだもんな。」
丙     「どうじゃあ、組長。図星だろうて。」

全くの検討外れでしたが、P子は自分に言い聞かせるように言いました。

P子    「まあ、遠からず近からずで、正解にしとくわ・・・(涙)。」、と。
256代打名無し:04/04/09 08:52 ID:of1GzVCQ
age
257代打名無し:04/04/09 23:01 ID:p1TynP5N
その言葉に、甲・乙・丙の三人は我が意を得たり、と頷きました。

甲     「やっぱり、そうだったんだね〜。」
乙     「確かに、よく考えてみれば、誰からも好かれるような人間が、そんな
       卑劣な行為をする訳ないよな。」
丙     「そうじゃ。全くそうじゃ。ワシ等の早とちりじゃったのう。石毛にも迷惑
       かけたようだし、これは謝罪の意味も込めて、ヤツの好きそうな物を
       送らんといかんのう。」
甲     「そうだね〜。石毛、俺達の攻撃に恐れを成して、逃げ回っていたからね〜
       怖〜い思いをさせちゃったからね〜。」
乙     「ところで、石毛の好きな物って、何だ?」
丙     「何かのう・・・皆目検討もつかん。組長、ヤツの好きな物を教えてくれんか?」
P子    「て、言われてもねえ・・・ほら、常識的な所で良いんじゃないか?」
甲     「常識的〜?」
P子    「そうだ。普通の高校生が、貰って喜びそうなモノを送れば良いんだよ。」
乙     「と、なれば、話は簡単だ。普通の男の欲求として、性欲・食欲・名誉欲という
       3大欲求がある。それを全て満たせばいいんだ。」
丙     「しかし、石毛はモテモテで、野球部のホープ。二つの欲求は既にクリアされ
       ると考えねばならんのう。」
甲     「そうすると、残るは食欲だよね〜。」
乙     「食欲・・・やっぱ、高校生なら焼肉だろうな。」
丙     「おお、ワシもそれを考えておったんじゃ。九分九厘間違いないぞう。が、
       しかし、こういうのはイカンかのう。食欲と性欲を同時に満たす、ノーパン
       しゃぶしゃぶ、てのは如何かのう?」
甲     「そ、それいいなあ〜。」
乙     「激しく同意だ。で、もし、石毛の許しが出たら、俺達も同席させて貰おう。」
丙     「おお、今から胸躍るのう。」
甲     「酒池肉林だよ〜。」
P子    「全くおめでたい連中だね。そんなモノ送られて喜ぶ高校生は、お前達だけ
        だよ。(タメ息)。」
258代打名無し:04/04/10 08:01 ID:3KvTrWkj
あげ。
259代打名無し:04/04/10 23:37 ID:3KvTrWkj
と、ここでP子が別の話を振りました。

P子    「まあ、その話は置いておく事にして、お前らに、伝えておきたい
       事があるんだよ。」
甲     「何かなあ〜。」
P子    「お前ら、Zって知ってるか?」
乙     「いえ、知りません。そのZって何者なんですか?」
P子    「一口で言えば、喧嘩家だ。シロウト、筋モノ、関係なくケンカを
       売り続ける狂犬のような男だ。とこかくも、コイツだけには関わるな。」
丙     「厄介な男が居るもんじゃのう。組長の言うように、関わらん方が吉
       じゃのう。で、組長、そのZとやらは、どんな風体なんじゃ。写真とか
       ないんかのう。」
P子    「写真は持ってないけれど、ヤツには大きな特徴があって、何でも額に
       大きな十字傷が有るらしい。」
甲     「大きな額の傷・・・。」
乙     「って、まさか・・・。」
丙     「昨日のあの男・・・。」

甲・乙・丙の三人は、その場で固まってしまいました。
260代打名無し:04/04/11 10:37 ID:C6aPj+s+
ほ。
261代打名無し:04/04/11 23:09 ID:pGF07pBI
P子     「お前ら、Zに会った事あるのかい?」
甲      「え〜、その〜、昨日の事なんだよね〜。」
P子     「で、Zは如何だった?」
乙      「え〜、ヤツは姐御のいうように、凶暴極まりない男でした。」
P子     「やっぱりね。で、お前ら、ケンカは売られなかったのかい?」
丙      「え〜、それはもうヤツは好戦的で、ワシ等を何度も挑発して
        きたんじゃ。」
甲      「しかし、その挑発に乗ってはヤツの思う壺なんだよね〜。」
乙      「そう。俺達はヤツの挑戦を払い除けつつ、平和的に事を済ませ
        ようとしたんですよ。」
丙      「そうじゃ。戦う事が全てでは、ないからのう。まこと、天晴れじゃった
        のう。」
P子     「・・・つまり、戦う価値も無かった、と・・・。」
甲      「親びん、その言い方はちょっとヒドイよね〜。あの石毛と一戦交えた
        後なんだよ〜。」
乙      「そうだな。石毛戦で我々の9分の力を使い果たした、といっても過言
        ではないな。」
丙      「あの戦いが無ければ、Zと華々しく戦ったかもしれんのう。残念だ。」
P子     「・・・・・それは、それでちょっと見たかった気もするね。で、アイツ何か
        言ってなかったかい?」

このP子一言が、大波乱の幕開けとなります。
262代打名無し:04/04/12 08:45 ID:cs//71Gq
age
263代打名無し:04/04/12 22:44 ID:TX0s17pw
甲     「ああ、そうだ〜。大事な事を忘れていたよ〜。」
P子    「大切な事?」
乙     「そうなんですよ、姐御。そのZのヤツは、姐御の首を狙っている
       んですよ。姐御を倒して、ナンバーワンに成るんだそうです。」
P子    「う〜ん、そうかい・・・アタシも気を引き締めないといけないね。でも、
       お前達、よく口を割らなかったな。」
丙     「組長、ワシ等をもう少し信用してくれんかのう。ヤツは、いろんな
       挑発をしてきおったが、しかし、ワシ等は耐えに耐え、ヤツを欺き
        かつ戦いの虚しさを説いたんじゃ。」
P子    「ふ〜ん。で、ヤツはその説得に素直に応じたのか?」
甲     「Zも同じ人間だからね〜。俺達は、誠心誠意を込めて話したよ〜。」
乙     「うむ、ヤツは涙を浮かべて感激していたな。」
丙     「そう、涙を浮かべて、打倒石毛、と言っておったのう。」

その言葉を聞いた瞬間、P子の顔色が変わりました。
264代打名無し:04/04/13 08:42 ID:ZDWk/kVR
上。
265代打名無し:04/04/13 22:50 ID:zU/gGe2F
P子     「打倒石毛って、どうゆう事なんだい?」
甲      「あれ?何でそんな話になったのかな〜。」
乙      「確か、Zのヤツが姐御を狙っている、と言ったものだから、俺達は
        機転を利かして、別の話に持っていったんだ。」
丙      「そうじゃ。石毛と一戦交えた事もあって、とっさにヤツの名前が出た
        んじゃ。」
P子     「・・・で、お前ら、どんな風に言ったんだい?」
甲      「石毛が親びんよりも強い、って言ったんだよ〜。」
乙      「ああ、もちろんその場限りの方便ですよ。あの石毛如きが姐御より
        も強い訳がないですよ。」
丙      「うむ、全く同意じゃ。それに今話したように、ワシ等も誤解しとったし、
        いうなれば、若気の至りじゃのう。」
甲      「で、そんな事言ったら、Zのヤツ‘石毛を倒す’何て言い出したんだよ〜。」
乙      「俺達の計略とも知らず、純真ヤツだ。」
丙      「うむ、Zのヤツも可愛い所が有るんじゃのう。」

P子は大声で怒鳴りました。

P子     「バカ!何故それを先に言わない!!」
266代打名無し:04/04/14 08:47 ID:vPJrsKK2
POP
267代打名無し:04/04/14 23:16 ID:zyAB89P6
そしてP子は、間髪を入れずに言いました。

P子    「こうなったら、グズグズしていられない。お前ら、行くよ。」
甲     「え〜、何処へ行くのかな〜?」
P子    「決まってるだろ、石毛の所へだよ。」
乙     「て、いうと、石毛に直接好きな物を聞きにいくんですか?」
丙     「何も、組長自ら赴く事はないじゃろう。そんな事はワシ等でも
       充分できるからのう。」
P子    「お、お前らは、全く人の話を聞いてないな。あ〜、もう、兎も角
       お前らに説明してるヒマはない。ついておいで。」

P子は、その言葉も言い終わらぬ間に、駆け出していました。P子達が銚子高
についた頃には日が暮れて、野球部も練習を終えており、グラウンドには
人影が見当たりませんでした。

P子     「ちっ、ひと足遅かったか・・・。」
甲      「もう、誰も居ないね〜。」
乙      「せっかく来たのに、残念だな。」
丙      「組長、まあ、Zのヤツもそんなに速く襲来せんじゃろう。明日、
        出直せばいいじゃろう。」
P子     「まあ、仕方ないか・・・念の為に、もう一度電話をしておこうか。」

と、話し込むP子達の前に近づく人影がありました。
でした。
268代打名無し:04/04/15 08:47 ID:0pcatGpK
あげ。
269代打名無し:04/04/15 23:00 ID:QO6mlGL1
 その人影は、こう言いました。「ちょっと、あなた達そこで何をしているの?」、と。
P子達が振り向けば、甲・乙・丙の三人が知った顔がありました。K子とその仲間達
でした。

甲     「あれ〜、君達、何の用かな〜。」
K子    「あのね、それは私達セリフ。あなた達こそ、何のようかしら。」
乙     「実は、石毛に会いに来たんだ。大切な用事なんだ。」
K子    「大切?それは、昨日の復讐に来た、って事かしら。」
丙     「どうして、そう思うんかのう。ワシ等がそんなに怪しい人間に
       見えるんかのう。」
K子    「それ以外の何者にも見えないわ。」
甲     「それは、偏見だよ〜。ヤンキーでも素晴らしい人間は居るよ〜。」
K子    「あのね、そんな素晴らしい人間なら、普通ヤンキーなんかしてないの。
       百歩譲っても、あなた達は紳士じゃないわ。」
乙     「見かけだけで判断しては、イカンぞ。昨日の俺達のフェア・プレー振り
       を忘れたか?」
K子    「ええ、よ〜く覚えてますとも。石毛君に因縁をつけて、3人がかりで殴り
       かかり、挙句の果てに自分らで自爆。それは素晴らしい騎士道精神
       だったわね。」
丙     「確かに、失敗したかもしれんが、ワシ等の熱き思いは伝わったじゃろう。」
K子    「熱き思い?ああ、あの幼稚園児並みの思考能力の事ね。」
270代打名無し:04/04/16 10:05 ID:PrUzij4+
aaa
271代打名無し:04/04/16 23:36 ID:83RydFvn
甲     「幼稚園児は、ちょっとヒドイよね〜。」
乙     「だな。仮にも、高校に通ってる人間をつかまえて、幼稚園児扱い
       とは、問題発言だな。」
丙     「うむ。そんな偏見を持ち続けるようでは、お主ら、嫁の貰い手が
       居らん様になるぞう。」
K子    「私たちは有りのまま言っただけ。それに、あなた達に嫁ぐ訳じゃないもの。
       全く問題なし。・・・で、一応聞くけれど、復讐じゃなかったら、石毛君に
       何の用なの?」
甲     「え〜・・・確か、そうそう、石毛の好きな物を聞きに来たんだよ〜。」
乙     「やっぱ、石毛は焼肉が好きなのか?」
丙     「と、いうか、男なら、ノーパンしゃぶしゃぶ、じゃろうて。」
K子    「・・・あなた達の言う事、全く理解できない。と、いうかそれ日本語なの?」

甲・乙・丙はK子に反論を言おうとしましたが、それを遮るようにP子が発言しました。

P子    「あ〜〜、もう、お前らは、話すな。話がややこしくなる。アタシが話すよ。」
272代打名無し:04/04/17 08:45 ID:AmB7VkC2
age
273代打名無し:04/04/17 23:33 ID:n7iXPYZP
K子    「あなた、誰?」
P子    「アタシは、P子。コイツ等を仕切ってる者だ。」
K子    「ふ〜ん、なるほど、あなたが女番長さんね。手下達がヤラレたんで
       大将自ら来た訳ね。」

P子は怒る訳でもなく、タメ息をついて話始めました。

P子    「アタシは、石毛やあんた等と事を構えるつもりはない。甲・乙・丙の三人が
       アホで幼稚園児並みのオツムしかない事も認めよう。しかし、この事だけは
       真実なんだ。現在、石毛の身に危険が迫りつつある、この事だけは信じて
       欲しい。」
K子    「石毛君に危険?どうゆう事なの?」
甲     「それはね〜、話せば長くなるんだけどね〜。」
乙     「そう、俺達が昨晩、石毛と一戦交えた後の事だ。俺達は、戦いの余韻に
       に浸りながら、夜の街を歩いていた。」
丙     「月が美しい夜じゃった。あの月は、きっと激闘を戦い抜いた戦士を優しく
       包んでくれるようだったのう。が、しかし、その風情を吹き飛ばすような
       事が目の前で起こったんじゃ・・・。」
P子    「だ・か・ら、お前達、黙れ!!お前らの話を聞いてると、夜が明けてしまうよ。
       ・・・で、あんた、何て名だっけ?」
K子    「私は、K子。」
P子    「K子、手短に話そう。今、Zって云う男が、石毛をつけ狙ってるんだ。この男は
       とても凶暴な男で、この甲・乙・丙が束になっても敵わない男なんだ。アタシ
       自身も、石毛に助けて貰った事がある・・・だから、ヤツに借りを返したいんだ。」

P子は深々と頭を下げました。
       
    
274代打名無し:04/04/18 10:17 ID:nb7L3+Z1
ほ。
275代打名無し:04/04/18 23:07 ID:5ylpzJQN
K子    「う〜ん・・・。」

K子は迷いました。昨日、目の前の三人が、石毛公を襲撃したばかりです。
その彼らが、今日は味方になろうというのです。にわかには信じられません
でした。しかし、彼らを仕切るP子の言葉は、全くのウソにも思えませんでした。
と、ここでP子がある物を取り出しました。

P子    「K子、これを見て欲しい。」
K子    「何?・・・ハンカチ・・・?」
P子    「そう、ハンカチだ。これは、アタシが怪我をした時に、石毛がこれで
       手当てにしてくれたんだ。あんた、見覚えないかい?」
K子    「・・・ああ、これ確かに、石毛君が毎日持ってたハンカチだ・・・。」
P子    「それと、このメモ書きも見て欲しい。この筆跡は、どうだい?」
K子    「・・・うん、これ、石毛君の字に良く似てる。間違い無いと思う・・・。」

K子は、P子を見据えてこう言いました。

K子    「P子さん、私たちは、まず何をすればいいのかしら?」、と。
       
276代打名無し:04/04/19 08:39 ID:4NVdNeWV
POP
277代打名無し:04/04/19 22:35 ID:6rJUk7Ep
P子は、K子の腕を取って言いました。

P子    「ありがとう、ありがとう、K子・・・K子、今、アタシ達が行う事は石毛に
       会って、事の重大さを一刻も早く知らせる事だ。」
K子    「うん、解った。石毛君の後を追いかけましょう。今から行けば、彼に
       追いつくかもしれない。」
P子    「そうだね。」

かくして、P子一行とK子達は石毛公の後を追いかける事に成りました。
その道すがらの事・・・。

K子    「・・・でも、一つ疑問が有るんだけれど・・・。」
P子    「何だい?」
K子    「どうして、石毛君が、そんな危ないヤツに狙われてるの?」
甲     「それはね〜、Zのヤツが好戦的な男だからだよ〜。」
K子    「でも、どうして石毛君が選ばれたの?」
乙     「それは、石毛が強いからだ。その上に知名度もある、という事で
       ヤツの標的に成ったんだろうな。」
K子    「う〜ん、そうかあ・・・でも、そのZっていう人、どこで石毛君の事
       知ったんだろう?その人と石毛君、接点が無いように思うんだけれど。」
丙     「それは、ワシ等がヤツと昨日、偶然にも出会ったからじゃ。」
K子    「えっ?如何いうこと?」
甲     「つまりね〜。Zとお話してたら、これが石毛の話になったんだよね〜。」
乙     「まあ、話の成り行き、というやつだな。全く他意は無かったんだ。」
丙     「そうじゃな。話も、それは和やかな雰囲気じゃったからのう。」

K子は、鬼のような形相をして言いました。

K子    「・・・結局は、またあなた達か・・・あの時、止めを刺しておくべき
       だったわ・・・。」、と。
278代打名無し:04/04/19 22:37 ID:IQ1DU/gq
娘の尾崎沙也は見かけなくなったね
279代打名無し:04/04/20 08:39 ID:a96hujd7
うp
280代打名無し:04/04/20 23:23 ID:iKWBCN54
石毛公を狙うZとは、一体何者でありましょうか?Z、彼はとても不幸な星の
元に生まれました。彼が、生まれて間もない頃に、両親が離婚。Zは母親に
引き取られましたが、彼が幼き頃に別の男と蒸発してしまいました。その後、
Zは、親戚中をたらい回しのようにされ、常に厄介者として扱われました。
彼は、その寂しさのハケ口を暴力に求めました。こんな風になったのは、俺を
捨てた母親のせいだ、俺を邪険に扱った親戚のせいだ、いや、こんな住み難い
のは世間のヤツが悪い、円満に暮らすヤツが憎い、みんなぶっ潰してやる!

本来なら、当たり前のように注がれる親からの愛情が、Zには全く欠落して
いました。もし、彼に人としての温もりがあったならば、P子のように多くの人間
の上に立てたかもしれません。Zは、荒れ狂うタイフーンのように周囲に災厄
をもたらしておりました。

この恐るべき災厄が、今まさに石毛公の身に降りかかろうとしておりました。
281代打名無し:04/04/21 08:39 ID:m3S/JrnL
アゲ。
282代打名無し:04/04/21 23:20 ID:IjYSqEI/
その日、朝から石毛公の身の回りには、奇妙な事が起こりました。ここ十年来
使い続けた茶碗が壊れたり、靴紐がきれたり、また、公の家の近くでカラスが
金切り声で泣き続けました。さらに、その夜、石毛公は不思議な夢をみました。
こんな夢でした・・・。
石毛公は、ある道を歩いていました。その道はモヤがかって
いて先が見えませんでした。と、思っていると、何やら人影が見えました。近づいて
みると、そこには一匹の鬼が立って居りました。それは恐ろしい形相をした鬼で、
こちらを見据えていました。公は、来た道を引き返そうと思いましたが、足が言う事を
聞きません。足は、その鬼の元に向かってゆきました。そして、鬼は石毛公に言いました。

鬼     「ここを通りたければ、俺を倒してから行け。」
石毛公  「僕、別にそこを通りたい訳じゃないんです。引き返します。」
鬼     「ダメだ。引き返す事も許されない。お前は、既に道を歩いて
       しまっている。俺を倒さぬ限り、進む事も退く事も出来ぬ。」
石毛公  「え〜、そうなんですか、困りましたね。何とか穏便に済ませる
       事はできませんか?戦う事が全てではないでしょう。」
鬼     「いや、ダメだ。もう運命は決定されてしまった。それと、お前は
       あの幼子を見殺しにするのか?」
石毛公  「えっ?幼子って何でしょう?」

石毛公が、ふと傍らをみると大きな木がありました。そこ天辺には、小さい子供
が宙釣りになっていました。もう、今にもそこから落ちそうでした。そして、
子供は泣きながら、言いました。‘お兄ちゃん、助けて’、と。石毛公は悟りました。
ああ、もう戦うしか術はないんだ、と・・・。覚悟をきめて、石毛公は一歩を
踏み出した、そこで夢から醒めました。
283代打名無し:04/04/22 08:43 ID:487CpGIa
age
284代打名無し:04/04/22 22:19 ID:g9bv1bPc
この日の石毛公は、終始その夢に見た事が頭から離れませんでした。そして、
常に、誰かに監視されているような感じを受けていました。野球の練習が終わり
チーム・メイトと別れて、自宅も近くになった所に男が現れました。石毛公が、
その男を見た瞬間に出た言葉は、次のようなものでした。

石毛公 「鬼!?」

男は、凄まじい程の殺気を放って居りました。その男・Zは笑みを浮かべながら
話しました。

Z     「鬼?ふん、いかにも俺は、地獄から来た鬼だ。石毛、お前を奈落の底へつき
       落とす地獄からの使者だ。」
石毛公 「!!」

石毛公は、無意識の内に戦闘体勢に入りました。目の前の男は、話し合いの通じるような
相手ではありません、かつ、手加減して切り抜けられるような相手でもありません。己の
全力をフルに発揮して戦うべき時が来た、そう痛感せずにはいられませんでした。夢で
みた続きが、ここに展開されようとしていました。



285代打名無し:04/04/23 08:42 ID:pkQC6f9f
ほ。
286代打名無し:04/04/24 00:36 ID:9lzaq8jR
Zの身のこなしは、人間のそれでは有りませんでした。獣のような動きで、
アッという間に石毛公の元に近づいて来ました。そして、目にも止まらぬ速さ
でパンチを繰り出してきました。公は、辛うじて手で防御しましたが、その拳の
威力の凄まじさに驚きました。

石毛公 「痛!!」
Z    「ほお〜、お前、やるじゃねえか。俺の初弾をかわしたのはお前が初めて
      だぜ。さすがは、音に聞こえた石毛だな。これは、どうかな?」

Zは、全力で石毛公に突進しました。そして、突如視界から消えました。いえ、消えた
のではなく、空中に飛び上がり、石毛公の真上から襲い掛かりました。間一髪、公は
身を挺してこれを避けました。が、Zは容赦なくケリとパンチを立て続けに繰り出しました。
何発かが、公に命中しダメージを与えます。

石毛公 「くっ・・・。」
Z    「結構、打たれ強いんだな・・・が、避けてるだけでは、俺に勝てんぞ。」

Zはさらに攻撃を仕掛けてきます。が、石毛公は、避けつつ一発のカウンター
を決めます。そして、石毛公は言いました。

石毛公 「もう、君の動きは見切ったよ。」、と。
287代打名無し:04/04/24 00:47 ID:9lzaq8jR
ああ、遅れましたが、今日は石毛公が解任された日でしたね。
早、一年ですか。あの悲しみが蘇って参りまする。(合掌)
288代打名無し:04/04/24 09:02 ID:9lzaq8jR
ぽp
289代打名無し:04/04/25 00:35 ID:QfvgDkOl
Zは少なからず驚きました。今までに、自分の攻撃を之ほどかわし、かつ
耐えた人間に会った事がなかったからです。おまけに、目の前の男は自分に
パンチを見舞いました。今までの相手とは勝手が違いました。Zは少し間合い
を取り、石毛公と対峙しました。

Z     「なるほど、今までの雑魚とはわけが違うようだな。お前を倒してこそ、
       ナンバー1だ。」
石毛公 「君こそ、強いね。でも、君の拳は悲しいね。受ける度に何だか悲鳴が
      聞こえてくるみたいだよ。」
Z     「悲しい・悲鳴だと?き、貴様に何が解るんだ!!」
石毛公 「いや、君の刹那さや憤りが、君の拳から確かに伝わってくるよ。」
Z     「だ、だから何だと言うんだ。そんな戯言で俺を止めれるとでも、
       思ってんのか。」
石毛公 「全然思っていないけれど・・・何をそんなに、怯えているの?」
Z     「お、俺が怯えてるだと・・・。」

石毛公の一言が、Zに感情の変化が訪れさせました。
290代打名無し:04/04/25 11:24 ID:Me/4S7r8
age
291代打名無し:04/04/25 22:58 ID:QfvgDkOl
ふと、Zに幼き頃の記憶が蘇りました。自分の母親が自分を捨てて、家を出て
いった日の事です。何時になっても母親は戻らず、心細さと寂しさで泣き明かし
ました。‘母さん、母さん、どこにいったの?’、この思いがZのトラウマとなりました。
彼はその忌まわしき想いから逃れる為、己を鍛え上げ強くなりました。他の誰よりも
強くなり、その事を忘れ去ったはずでした。しかし、何故、今それを思い出すのか?
Zの視線の先には、石毛公が居りました・・・。

Z      「き、貴様か、石毛!お前が、あの事を思い出させるのか!」
石毛公  「あの事?あの事って何かな。」
Z      「やかましい!!お前が、悪い。あの日の事を思いさせやがって・・・
       ガァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」

Zは、狂ったように絶叫しました。そして、ゆっくりと石毛公の元に近づいて来て、
言いました。

Z    「石毛、お前だけは、絶対に倒さなければならん。絶対にだ。」

石毛公とZの第2ラウンドが幕を開けて行きます。

292代打名無し:04/04/26 08:44 ID:G1Wq+Ur9
ぽP
293代打名無し:04/04/26 21:10 ID:sy2U3zMg
一方、こちらはP子とK子一行。石毛公とZの壮絶な戦いが始まっているとは
つゆ知らず、一路石毛邸を目指していました。

甲     「随分、歩いたけれど、石毛の家はまだかな〜。」
K子    「もうちょっと、先だよ。石毛君の家。」
乙     「あいつ、結構歩くんだな。て、いうかこの距離なら自転車通学
       でもおかしくないんじゃないか?」
K子    「うん、そうなんだけれど、何でも石毛君、足腰を鍛える為に徒歩
       で通ってるらしいよ。」
丙     「そうなのか。石毛は努力を惜しまんヤツじゃのう。これは益々
       ノーパンしゃぶしゃぶ、を奢りたくなってきたのう。」
P子    「お前らも、本当、芸がないねえ。まあ、優秀な人間を見習う事は
       結構な事だけれどね・・・おや、あちらの方で、何か物音がするね。」

一行はP子の言う先を眺めました。

甲     「あれ〜、誰か居るみたいだよ〜。」
乙     「本当だ・・・2人が凄い勢いで動いてるぞ。」
丙     「うむ、何か映画の撮影でもしておるんかのう。」
K子    「こんな夜更けに、映画の撮影?それにしては変よ。」
P子    「うん、変だ。普通、映画の撮影だと、こんな時はライトが有る筈だ。」
甲     「でも、あの人達、プロの選手みたいだよ〜。」
乙     「そうだな・・・すると、格闘技の練習でもしてるんだろ。」
丙     「そうか、こんな夜に熱心な事じゃのう。」
K子    「・・・いえ、何か違う・・・って、あれ、石毛君じゃない!!」
P子    「ちっ、悪い予感が当たったね。もう、始まってたか・・・。」
294代打名無し:04/04/27 08:40 ID:E0+d0MTS
POP
295代打名無し:04/04/27 22:09 ID:5cop+U+C
K子は叫ぶように言いました。

K子    「は、早く、二人を止めなきゃ。」
P子    「K子、ダメだよ。もう、あの二人は止められないよ。」
K子    「えっ、ど、どうしてなの?い、石毛君が、壊れちゃうかもしれないよ。」
P子    「それでも、ダメだ。」
K子    「な、何でなのよ〜!!」
P子    「タイマンに手出しは無用だ。何人たりとも、割って入る事は
       許されないんだよ。」
K子    「そんなの解らないよ・・・もう、いい、あなた達には頼まない。
       私が止めてくる。」

そう言って走り出そうとしたK子を、甲・乙・丙の三人が押し止めました。

甲     「あ、危ないよ〜。行っちゃダメだよ〜。」
乙     「あんな戦いを、女の力で止められる訳がない。」
丙     「ワシ等でも、止められるかどうか解らんからのう。」
K子    「で、で、でも、石毛君が・・・石毛く〜ん!!」

そんな半狂乱のK子の肩にP子の手が置かれました。そして、その
瞬間にK子はハッと我に帰りました。その置かれた手には思いもかけず
力がこもっていたからです。

K子    「P子さん、私達、本当に見守るだけなの?」
P子    「ああ、そうだよ。今、この戦いを見守るのが、私たちの務め
       だよ。K子、よく見ておきなよ。あれが、本当の男の戦いだよ。」
296代打名無し:04/04/28 07:58 ID:i0vaLxbN
アゲ。
297代打名無し:04/04/28 23:45 ID:i0vaLxbN
石毛公とZの第2ラウンドは、お互い足を止めての壮絶な打撃戦となりました。
ガードも防御も無い、文字通りの殴り合いとなりました。顔から出血し、血飛沫
が当たり一体に飛びましたが、それでも二人は止まる事はありませんでした。

甲     「す、凄いよ〜、あの二人〜。」
乙     「ああ、お互いにミサイルの打ち合いをしているみたいだ。」
丙     「そのミサイルを貰いながら、立っているのも凄いことじゃのう。」
P子    「そうだね、プロの試合でも、滅多にお目にかかれないね。
       K子、怖いかい?」
K子    「う、うん・・・でも、石毛君やあの相手の人、どうしてあんな痛い目を
       して戦い続けるんだろ?私には解らない・・・。」
甲     「それはね〜、男の意地とプライドの為だよ〜。」
乙     「誰でも痛い目や苦しい事はしたくない。しかし、降りかかる火の粉は
       払い除けねばならない。」
丙     「そうじゃ。男たるもの、自ら道を切り引かねばならん。」
K子    「女の私には、よく解らない・・・でも、何だか・・・活き活きしてる・・・
       楽しんでるみたい・・・。」
P子    「ああ、そうなんだよ。あいつ等は拳で語り合っているんだよ。しかし、
       何時まで続くのか、あのドツキ合いは・・・。」

それは永遠に続くかに思えました。

298代打名無し:04/04/29 10:36 ID:YmQVtUka
age
299代打名無し:04/04/29 23:03 ID:epearzHT
石毛公とZの殴り合いは、小一時間続きました。が、屈強な肉体も強烈な打撃に
そのダメージを隠せませんでした。両者とも足がふらつき、意識朦朧としてきました。
その意識の中でZは、ふとある事に気付きました。それは、石毛公の顔面にパンチを
放つと、必ず同じように顔にパンチが帰って来ました。キックもまた然り、同じように
同じ場所に飛んできました。

Z      「・・・(こいつ、どうして倒れん?俺のパンチが効かんのか?いや、そんな
        ハズはない。ならば、どうしてこんなにも打ち返せるのか?しかも、同じ
        場所に・・・もう、いい加減に倒れても、逃げ出してもいい筈だ・・・。」

その時、Zは脳裏に引っ掛かる言葉が有りました。‘逃げる’という言葉でした。

Z      「(こ、こいつ、まさか・・・俺に逃げるな、と言いたいのか・・・。)」

様々な思惑が交錯する中、戦いは終局に向けてスパートしてゆきます。
300代打名無し:04/04/30 08:37 ID:Nua5EsaW
300
301代打名無し:04/04/30 15:20 ID:6iVWenKN
石毛公にみはなされた、セギノ−ルのエピソードキボヌ。
302代打名無し:04/04/30 23:17 ID:hlHGRBLQ
永遠に続くかと思われた戦いでしたが、その終わりが傍目にもハッキリと
感じられました。

P子    「もう、二人とも余力が残ってないね。もうじき終わりだね。」
甲     「そうだね〜、後は気持ちの問題だね〜。」
乙     「うむ、ここまで来たら、根性だ。石毛、ド根性をみせろ!」
丙     「チャンピョン・ベルトは目の前だ。もうひと頑張りなんじゃ。」
K子    「ああ、早く終わって・・・石毛君、どうか無事で居て・・・。」

Zの放ったパンチが空を切り、石毛公のカウンターがZの顔面を捉えた所で
戦いの趨勢は決しました。Zはよろめく様にして倒れ、そこから再び立ち上がる
事はありませんでした。‘やったああ〜〜’、その瞬間大きなドヨメキが起こりました。
そして、石毛公の周りには沢山の‘石毛ガール’達が集まりました。
303代打名無し:04/04/30 23:20 ID:hlHGRBLQ
>>301
ネタ振りサンクスです。武勇伝・3部がもうじき終わる予定ですので、
その後でご報告致しましょう。(作者)
304代打名無し:04/05/01 08:42 ID:HPcIpNyf
ほ。
305代打名無し:04/05/01 23:25 ID:T6L3aEpO
死闘を制した石毛公は、とびっきりのカワイコちゃん達に囲まれてウハウハの
入れ食い状態に成る筈でした。が、勿体無い事に石毛公は、その波をかき分けて
進みました。公が負かしたZの元に歩み寄りました。

一方、倒されたZも石毛公の近づく気配を感じていました。
Zは、彼がケンカに勝った時は、負かした相手の頭を足で踏みつけ、
‘テメエは、弱い。生きてる価値もねえ。’という台詞を吐くのが常でした。
その彼が地面に這いつくばり、屈辱の姿を晒していました。‘ああ、今度は
俺の番か・・・’‘いや、いずれはこんな結果に成るだろう’、
と薄々感じていました。彼は覚悟を決めました。しかし・・・。

石毛公 「あの・・・君、大丈夫?」
Z     「えっ?」

公の意外な言葉に、Zは思わず顔を上げました。さらに、驚くべき事に
石毛公はZの直ぐ目の前に座り込みました。

306代打名無し:04/05/02 11:18 ID:hoV/Z/ZD
アゲ。
307代打名無し:04/05/03 01:17 ID:+1S/EJ99
そして、石毛公は言いました。

石毛公 「君、強いんだね。」
Z     「???」

Zは意表を突かれる思いでした。一体、目の前の男は、自分に何を言おう
としているのか、彼には解りませんでした。Zは、次の言葉を待ちました。

石毛公 「君、本当に強いね。こんなに強い人は、初めてだよ。」
Z     「ふっ・・・何、言ってんだよ・・・。勝ったのはお前だろ・・・。」
石毛公 「確かに、勝ったけれど、君が戦いの間に感情を乱さなければ、
      僕が負けていたと思うよ。運が良かっただけだよ。」
Z     「お前、あの戦いの最中にそんな事を考えながら、戦ったのか。」
石毛公 「・・・うん。殺気の中に、凄く物悲しさを感じたよ。失礼だけれど、
      君のお母さんと関係あるのかな?」
Z     「・・・お前、よくそんな事が解るな?」
石毛公 「いや、君が口走った事だよ。」
Z     「・・・・・・。」

こちらは、単に相手を倒そうとしている時に、コイツはこちらの身を案じつつ
冷静に戦いを進めた、というのか・・・Zは、今まで口にした事のない言葉を
言いました。

Z    「石毛、お前には負けたよ・・・俺の完敗だ。」、と。
308代打名無し:04/05/03 12:02 ID:KebI0XqG
pop
309代打名無し:04/05/04 00:11 ID:iuEaxzLr
Zは、一つ大きく息を吐き出しました。そして、言いました。

Z     「石毛、お前、不思議な男だな。」
石毛公 「そう?」
Z     「ああ、お前を見てると、俺が今までやってきた事がバカバカしく
       思えてくる。」
石毛公 「そうかな。でも、君、あんなにも強いじゃない。まだまだ、強くなれ
      るよ。勿体無いよ。」
Z     「如何いうことだ?俺に、こんな生活を続けろ、というのか?」
石毛公 「いや、そうじゃなくて・・・君自身を活かせる道が他にあるんじゃ
      ないか、って・・・。」
Z     「俺自身を活かせる、か・・・ふふ、カラテの道場でも通ってみようか。」
石毛公 「・・・で、一つ聞いていいかな?お母さんの事・・・。」
Z     「お袋の事・・・?」

Zは不思議な感覚に捉われていました。彼が外れた道を歩むようになったのも、
元をただせば、母親が原因でした。Zは母親の思い出を心の中に封印してきま
した。しかし、目の前の男は、いとも簡単にその封印を解き放とうとしておりました。
310代打名無し:04/05/04 00:17 ID:MyjwWn7+
聞くまでもなさそうだが、石毛と堀内ってどっちがヤバイ?
311セギノール:04/05/04 00:21 ID:z0BdOrN4
石毛氏ね
312代打名無し:04/05/04 11:16 ID:WLn/aqhB
>>310
石毛公;年間100敗は堅いチームを率いて、わずか87敗に抑える。ブッシュ大統領
    やビン・ラディンなど世界的VIPとも親好を持つ。女性にもモテモテで3度の
    結婚という偉業を成し遂げる。
堀内 ;圧倒的な戦力を擁しながら、開幕3連敗という醜態を晒す。好き嫌いが激しく
    場当たり的な用兵が目に付く。ルックスや人気もいまいち。勝っても、その存在
    感は薄く、負けても絵になった石毛公とは余りに対照的。

・・・比べるまでも無かったようですね。

>>311
石毛氏ね=石毛氏、絶賛ね。
もう、お解りでしょうが、念のため。
313代打名無し:04/05/04 12:02 ID:nQ+d6DyW
a
314代打名無し:04/05/04 22:48 ID:RD8IXVx6
Zは、幼き頃の母親の思い出を語りだしました。あれ程、固く封印した事がまるで
ウソの様でした。そして、あの日の事を鮮明に思い出しました。母親は泣いていま
した。泣きながら自分を抱きしめて、‘ゴメンね、ゴメンね’と繰り返していた事を。
・・・・・・。その話を聞いた石毛公は、首を傾げながら言いました。

石毛公 「・・・でも、何だか変だね、その話。」
Z     「変?何がだ?」
石毛公 「もし、男の人と逃げてゆくような人なら、どうして‘ゴメンね’何て言うかな?」
Z     「・・・言われてみれば・・・。」

確かに、石毛公の言う通りでした。そもそも、母親が男と逃げた、という話は、後から
人伝手に聞いたものでした。実際に、見た訳ではありませんでした。

石毛公 「お母さん、何か事情が有ったんじゃないのかな?」
Z     「事情?」
石毛公 「うん、僕もお母さんにお会いした訳じゃないけれど、お話を聞く限り人の道を
      外れたするような人じゃ無いと思うよ。」
Z     「・・・・・・。」

Zの胸に母親との楽しかった思い出が蘇りました。そして、ふと、こんな言葉が出ました。

315代打名無し:04/05/04 22:49 ID:RD8IXVx6
Z     「お母さんか・・・生きてるものなら、会ってみたいな・・・。」
石毛公 「だったら、探してみれば?」
Z     「えっ?」
石毛公 「きっと、何処かでご健在で、君の事を案じてるはずだよ。」
Z     「・・・ああ、そうだな・・・ケンカ屋してるよりも、遙かにマシだな。しかし、その前に
      やる事がある。」
石毛公 「えっ、何?」
Z     「石毛、お前と再戦する事だ。勝ち逃げは許さんぞ。」
石毛公 「え〜、また戦うの?君と。もう、勘弁してよ。」
Z     「・・・お前、本当に変なヤツだな・・・これじゃあ、どっちが勝ったか解らんぞ。」
石毛公 「本当だね。」
ふたりは、顔を見合わせて笑い声を上げました。
316代打名無し:04/05/05 10:45 ID:7iW3zt+Q
ほ。
317代打名無し:04/05/05 20:39 ID:djo9HDCM
石毛公にゆかりのある、ウルトラセブンの再放送がファミリー劇場で
はじまりました。

毒蝮氏もわかいです。
318代打名無し:04/05/05 22:47 ID:RMbmTGwr
そして、Zはゆっくりと立ち上がり、言いました。

Z     「じゃあ、俺、行くわ。」
石毛公 「うん・・・でも、大丈夫なの?」
Z     「ああ、そんなにヤワじゃねえからな・・・まあ、ともかくもケンカ屋は
      今日でお終いだ。お前のようなヤツが居たんじゃ、ケンカ屋もあがった
       りだ。石毛・・・。」
石毛公 「ん?何?」
Z     「石毛・・・お前に出会えて良かったぜ・・・。」
石毛公 「うん、僕もだよ。後、お母さんに、再会出来るといいね。」
Z     「そうだな・・・じゃあな、あばよ。」

Zは、そういい残すと夜の街に消えて行きました。そして、勝利者となった
石毛公の元に、再びカワイコちゃんの群れが押し寄せました。が、石毛公の
元に辿りついたのは、P子でした。石毛公がP子を見上げると、涙ぐんでいる
のが解りました。

石毛公 「あれ?P子さん、どうしかしたの?」
P子   「石毛、ゴメンよ、ゴメンよ・・・。」
石毛公 「へっ?何の事?。」
P子   「ア、アタシの責任だよ・・・。」
石毛公 「あの〜P子さん、何を言ってるのか・・・僕、あっ・・・P子さん!?」

次の瞬間、P子は石毛公の胸で泣いて居りました。
319代打名無し:04/05/05 22:51 ID:RMbmTGwr
>>317
そうでしたか。作者もセブンは、ウルトラ・シリーズの中でもお気に入りに
作品です。ウルトマン・レオにも出演し、奮闘し続ける姿はまさに石毛公と
オーバーラップしますね。
320代打名無し:04/05/05 23:33 ID:djo9HDCM
ウルトラセブンの歌が、石毛公の元応援テーマ。
たしか、「いーけー西武の若大将、石毛宏典」だったと。

ちなみにウルトラ警備隊の歌は、宇野勝の元応援テーマ。
321代打名無し:04/05/06 08:38 ID:/BviIngg
アゲ。
322代打名無し:04/05/06 22:57 ID:yrXkyoXm
甲     「親びんが泣いてるよ〜。何でかなあ〜。」
乙     「うむ、俺にもサッパリ解らん・・・丙、お前、解るか?」
丙     「・・・つまり、身をもって組長は、石毛を攻めてるんではないかのう?」
甲     「どうゆう事かなあ〜?」
乙     「女の最大の武器は涙、というからな・・・姐御は、きっとその武器で
       もって石毛を篭絡しようとしてるに違いない。」
丙     「そうじゃ、そうに違いない。流石は、組長じゃ、ただでは転ばんのう。」

K子    「あなた達、全く人の話を聞いていないね。と、いうか乙女心を理解して
       ない人達に、言っても解らないわねえ。」
甲     「何だか、失礼な発言だよ〜。」
K子    「じゃあ、言ってみてよ。」
乙     「乙女心とは、一言でいえば、タイマン、戦い、美人局。」
丙     「おう、いい響きだのう。まさに、死中に活を求める究極の戦法
       じゃのう。組長、真に天晴れじゃ。」
K子    「ダメだ、こりゃ。」

そして、石毛公の胸で泣き続けるP子に対して、嫉妬と羨望を込めながら
K子は呟きました。

K子   「こんな時は、早く泣いた者勝ちだね。」、と。
323代打名無し:04/05/07 08:35 ID:mpTT/Hsy
POP
324代打名無し:04/05/07 21:40 ID:2j0OOuiR
・・・・・・
P子   「・・・と、まあ、以上が石毛君とアタシの出会いだった訳だ。何か今
      思い出しても胸がキュンとするね・・・で、補足を付け加えると、その
      後に、ファン・クラブの親衛隊・隊長を務める事に成るんだ。」
一同  「・・・・・・(シ〜ン)。」
P子   「あ、あれ、皆、如何したんだい?もしかして、アタシと石毛君のドラマ
      チックな出会いに、感銘を受けたのかい?」
A    「P子、お前が泣こうと、わめこうと知った事ではない・・・が、い、石毛さん
      に聞きたい事がある。」
石毛公 「えっ、何?」
B     「石毛さん、戦闘マシーンなような男と戦って勝てるんだ?」
石毛公 「もう、僕も必死だったからね。運が良かったよ。」
C     「石毛さん、俺達も結構ケンカしてたから解るけれど、運だけでは
       絶対に勝てないぜ。」
石毛公 「ああ、それは、彼が感情を乱したからだよ。本当に、彼、凄かったよ。
      まるで、大きな岩と戦ってるみたいだったよ。」
D     「だ・か・ら、何で、そんな岩男と小一時間も殴りあえる訳?」
石毛公 「う〜ん、それは殴らないと負けちゃうからだよ。」
Q     「はははは、そりゃそうだよね。ははははは、負けちゃうもんね。
       M、お前、こんな戦闘マシーンと殴りあえる?」
M     「ぼ、僕、拳圧だけで、失神しちゃうよ・・・ああ、お話きいてるだけで、
       鳥肌が立ってきちゃったよ(涙)。」
       
325代打名無し:04/05/08 06:29 ID:dYrGN9dI
age
326代打名無し:04/05/08 23:04 ID:dYrGN9dI
A     「でも、石毛さん、マジな話、そんな激しいケンカしたんだから、体に
       ダメージは残ら無かったのかい?」
石毛公 「うん、流石に、僕も体に効いたものだから、翌日、病院に行ったよ。」
B     「で、骨折とかヒビが入って、入院とかしたのか?」
石毛公 「いや、入院はしなかったよ。お医者様の診たてでは、軽い打撲
      だったそうだよ。」
C     「・・・軽い打撲・・・。石毛さん、もしかして、その時、防弾チョッキとか
       着ていたのか?胴着とかキャッチャーのプロテクターとか・・・。」
石毛公 「何も着てなかったよ。普通の学生服だったよ。如何して、そんな事
      聞くの?」
D     「いや、普通の人間なら、救急車モノなんだが・・・石毛さんは、この
       地球で生まれた人類だよな。」
石毛公 「も〜、さっきから何言ってんの?皆と同じ日本人で高校2年生だよ。」
Q     「まあ、ほら高校生にもいろんなヤツがいるから。鋼鉄のボディを持った
       ヤツも居るかもしれんわな。」
石毛公 「Qさん、大袈裟だなあ。まるで、僕がサイボーグかモンスターみたい
      じゃない。チョット無理があるよ。」
Q     「道理を無理してるのは、どっちかなあ?でも、石毛さん、毎日、特別な
       事やってるのか?」
石毛公 「特にはないけれど・・・ああ、そうそう、僕、健康の為に、毎日野菜ジュース
      を飲んでるよ。」
Q     「はははは、野菜ジュースは体に良いもんね。はははは、そうなんだ。
       M、お前も野菜ジュースを飲んで鋼鉄の体を作ってみる?」
M     「・・・一日に何十杯、いや、何百杯飲めば、体が強くなるのかな?
       やってみようかな、はは(泣)。」

この日は、思い出話で過ぎようとしていましたが、この後、思いも寄らぬ展開を
みせる事に成ります。
327代打名無し:04/05/09 09:53 ID:zHMshnLE
うえ。
328代打名無し:04/05/09 22:52 ID:lADfgMs2
一通り話も終わり、愛好会の面々も家路に着こうと、席を立とうとした時、
石毛公の母君が入って来ました。

母君   「宏典、お客様がみえてるわよ。」
石毛公 「えっ、お客さん、誰だろう?こんな夜に。」
母君   「何でも、Zさんと仰られる方よ。」
一同   「ええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」
石毛公 「Zさんて、あのZさんかな。今、お話してた所だよ。へ〜、懐かしいな
      かれこれ一年振りかな。」
A     「い、石毛さん、何だかヤバクないか。」
石毛公 「何で?」
B     「何で、って・・・Zのヤツは、石毛さんに負けたんだろう。その復讐に
       来たんじゃないか?」
石毛公 「まさか・・・Zさんは、元・世界チャンプに勝つ程の人だよ。僕なんか、
      もう到底敵わないよ。」
C     「でも、その男に、唯一土をつけたのは、石毛さんだろ。だから、その
       汚名返上に来た、って事も考えられないか。」
石毛公 「う〜ん、如何なんだろうか・・・実際、見てみない事にはねえ・・・。」
D     「見に行くって、会いに行く訳?今から。」
石毛公 「そうだよ。折角、訪ねて来てくれたんだモノ。」
Q     「しかし、もしもの事も考えてでなあ・・・M、お前、一緒に付いて
      いってやれよ。」
M    「な、な、な、何を僕に、期待してる、のの。僕なんか、石毛君の
      盾にすらならないよ〜(涙)」
P子   「まあ、男ってのは、こんな時、だらしないね。こなったら、アタシが
      石毛君に身代わりになって、ヤツと刺し違えるまでだよ。」
石毛公 「みんな、何だか大袈裟だよ。そんな悪人なら、堂々と玄関から
      入ってこないよ。」

そう言って、石毛公は部屋を出て行って、玄関に向かいました。
329代打名無し:04/05/10 08:48 ID:tepJ2tME
age
330代打名無し:04/05/10 09:01 ID:1VSBdhVP
            /⌒⌒⌒⌒⌒\
           //  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\';,
            i/    / \   ヽi
           |    ヽ、  ,ノ    | デーブですけどお!!
          (6.    ⌒) ・・)( ヽ   6)
           !   ノ'ヾヨヨヨス'ヽ   |
_c―、_ _ __ \    ト--、(    /  _ _ _,―っ_
三  ツ      ´⌒´ヽー ヽニニ) -ー^ヽ⌒ヽ      ゞ  三
 ̄  ̄`――、__ィ    ,  ヽ   ,  )__,-――' ̄  ̄
          `i^   ー   '`  ー ' ヽ
          l               ヽ
          |       ⌒       |
   ,-――、_  l         ,,,@,,,        ノ _,――-、
  (       ⌒     ヾ、.::;;;;;;::.ノ     ⌒      )
   \           ヽ    ;ミシミッ    ノ           /
    \   ヽ、      ヽイミ.i i.ミノ     ,ノ    /
      \   l`ー‐--―'`ー∪'`ー‐--―'、   /
       〉  イ                〉  |
       /  ::|               (_ヽ \、
      (。mnノ                `ヽ、_nm
331代打名無し:04/05/10 10:10 ID:mAXvJyZF
>>330
なるほど、あなたは石毛公に日々の愚行を懺悔しに参ったのですかな。

石毛公の魅力には女性ならずとも惹かれてしまうのは分かりますが、
石毛公の信徒たらんとするならば下品な振る舞いは慎んだ方がよろしいでしょうね。
332代打名無し:04/05/10 22:32 ID:Qa1uXxBy
石毛公が玄関まで行くと、見覚えのある顔、Zが立っていました。

石毛公 「Zさん?」
Z     「おお!石毛、久しぶりだな。俺の事覚えていてくれたのか。」

そう笑顔で答えるZの顔付きは、一年前のそれとは明らかに違っていました。
憑き物が落ちたように、穏やかな顔をしていました。

石毛公 「勿論だよ。君の事は忘れられないよ。」
Z     「そ、そうか・・・何だか嬉しいな。」
石毛公 「で、Zさん、こんな夜更けにワザワザ訪ねて来て頂いて、何かな?」
Z     「石毛、実は、お前に是非知らせたい事が有ったからだ。」
石毛公 「知らせたい事?」
Z     「ああ・・・俺・・・母さん、と、また・・・会うことが出来たんだよ・・・。」
石毛公 「ええ!!本当に!!」

Zは、少しハニカミながら話し始めました。
333代打名無し:04/05/10 22:45 ID:ySHDjHUB
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    /u J       u   \
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    ヽ::::::u::::::::::.  \/ u  J ノ
334代打名無し:04/05/11 08:47 ID:Z/XmSVDR
石毛公、大ちゃんも神妙に、お話を聞いて居るようです。
335代打名無し:04/05/11 11:34 ID:8nHch+42
うむ、セリーグの太陽と呼ばれる大ちゃんだけに、全世界の太陽である石毛公を尊敬しているのでしょう。
336代打名無し:04/05/11 23:11 ID:RMIxPINK
Z     「石毛、お前が言った通りだったよ・・・俺、母さんに捨てられたんじゃあ
       無かったよ・・・。」
石毛公 「やっぱり・・・。」
Z     「ああ、そうなんだ・・・。」

話の顛末は次のようでした。Zの母親は男と逃げて、彼を置き去りにしたのでは
ありませんでした。実は、Zの母親は、当時、幼いZを道連れに無理心中を計ろう
としておりました。離婚はしたものの生活はままならず、経済的に精神的に追い
詰められておりました。しかし、どうしてもZだけは道連れには出来ず、彼を置いて
、死出の旅路に出たのでした。日本の各地をさ迷い歩き、ある小さな港町に辿り
着きました。Zの母親は、ここを死に場所と定めました。夜更けの岸壁から海に
身を投じ、これで全ては終わる筈でした。

しかし、運良く通りかかった漁船に見つけられて、救助されて一命を取り留める
事に成りました。病院のベッドで気が付いた彼女は、助けてくれた漁船の船長
さんに諭されて、己の取った行動を恥じて再び生きる決意をします。Zの母親は
その町の工場で働く事になりました。彼女は決して、Zの事を忘れた訳ではあり
ません。いや、片時も忘れずにいました。しかし、Zが親戚に引き取られた事と
己の取った行動が、彼女に会いに行きたい、という気持ちに歯止めをかけていま
した。いつか、お金を貯めて、あの子に顔向けが出来るように成ったら、あの子に
力に成れるようになったら、その一心で彼女は頑張りました。

ところで、Zが母親が再会出来たのは、偶然ではありませんでした。Zが所属する
K空手のO館長の根回しによるものでした。石毛公に敗れた後に、ZはK空手に入門
し、メキメキと頭角を現しました。その台頭ぶりにZは、O館長の目に止まり将来を
嘱望される事に成りました。両親の居ないZは、O館長を父と慕い、またO館長も彼を
実の子のように可愛がりました。そして、O館長はZの母親の事を知ると、全国のK支部
を総動員して、Zの母親の行方を探り当てたのでした。
337代打名無し:04/05/12 07:49 ID:TjVUToNN
うp
338代打名無し:04/05/12 22:55 ID:TjVUToNN
Z     「・・・と、いう事なんだ。俺・・・また、母さんと暮らせる事に成ったんだ。」
石毛公  「Zさん、良かったね。本当に、良かったね。」
Z     「ああ・・・石毛、ありがとう、ありがとう・・・お前のお蔭だよ。あの日、お前に
       会う事が無かったら・・・今の、俺は、無かったよ・・・。」
石毛公  「Zさん、そんな風に言って下さるのは嬉しいけれど、僕自身は何もして
       いないよ。確かに、僕と会った事がキッカケに成ったかもしれないけれど、
       それを、前向きに捉えて努力したZさんの賜物だよ。」
Z     「石毛・・・お前、ちっとも変わらないな・・・ともかくも、ありがとう。」

Zは、両手で石毛公の手を握り、さらに頭を下げて何度も礼を言いました。ふと、気が
付けば、愛好会の面々も近くに来ていました。

A     「・・・Z選手、昨日の試合見てましたよ。」
B     「俺もです。凄かったです。マジ感動しました。」
C     「あのKOシーンは素晴らしかったですよ。」
D     「もう、俺、あなたのファンに成りました。」
Q     「Zさん、サインして貰えませんか?もう、家宝にしますよ。」
M     「ぼ、僕も、鳥肌が立つ位、心動かされました。」
P子    「まあ現金な連中だよ。先程とは様子が違うよ。とんだお調子者だ。」

Z     「おう、お前達も、試合見ててくれたのか。ありがとう。これからも、
       応援してくれよな。」

この日は、Zが石毛公の元を訪れてハッピー・エンドで終わる筈でした。が、この
後、実はもう一組の来客があるのでした。
339代打名無し:04/05/12 23:56 ID:Uaf1DNmq
丁寧ではあってもZにはタメ口だったのに、突然「下さる」と敬語を使う石毛公。
国語力というよりマグマの問題。
340代打名無し:04/05/13 08:51 ID:4fXHx9aq
アゲ。
341代打名無し:04/05/13 23:21 ID:YpLFoD/k
さて、その来客は、ある者に取って歓迎せざる者達でした。彼等は玄関で石毛公達と
鉢合わせする事になりました。彼等が入って来ると、その最も歓迎しない者・P子が
言いました。
P子    「お前ら、ここには来るな、と言ってあるだろう。」、と。

そう、その来客とは、甲・乙・丙の3人組みでした。

甲     「親びん〜、それ所じゃあ無いんだよ〜。緊急事態だよ〜。」
P子    「何んだい、その緊急事態、って?」
乙     「昨日、テレビを見ていたら、何とあのZが出てたんですよ。しかも、
       あの元・世界チャンプに勝ってしまったんですよ。あれは、間違い
       なくZでしたよ。」
P子    「それがZだったら、不味いのかい?」
丙     「そうじゃあ。あのZの事だ。元・世界チャンプに勝ったのをいい事に
       、何時復活するかもしれんからのう。おお!石毛、お主も居ったのか。
       つまり、事情はそんな所だ。Zは唯一、お前に負け取る。その復讐に
       何時現れるか解らんぞう。用心せんとイカンぞう。」
P子    「・・・お前ら、せっかくの忠告だけれど、もう遅かったりするんだよ。」

P子は、ゆっくりZの方に視線を向けました。
342代打名無し:04/05/14 08:56 ID:ASU2EIRl
POP
343代打名無し:04/05/14 23:11 ID:uhNN/qjw
Z     「あん?俺が、一体どうしたって?お前ら、何時ぞやの3人組みだな。」
甲    「お、お前は〜、ぜ、Z〜。な、何でここに居るのかな〜?」
Z     「決まってるだろ、石毛に会いに来たんだよ。」
乙    「おお、天は我々を見捨てたか・・・。」
Z     「いや、反対じゃないか。天の導きだろう。」
丙    「で、Z、,お主、どうしても復讐するというのか。前にも言ったが、
       戦う事が全てではないぞう。」

Z     「復讐か・・・と、いうか、久々に会ったんだから、手会わせするのも
       いいかもな・・・どうする、石毛?」
石毛公 「遠慮しとくよ。Zさん、もう君には、到底敵わないよ。」
Z     「敵わない?と、云うことは、俺の不戦勝、勝ちで異論ないな。」
石毛公 「うん、君の勝ち。その通りだよ。」
Z     「と、言う訳で一件落着だ。兄さん達、これで良いかい?」

甲    「お、俺達の説得が成功したよ〜。」
乙    「うむ、何事も諦めてはいけない、という事だ。」
丙    「そうじゃ、まさに‘戦わずして勝つ’じゃのう。」
P子   「そうかい、それは良かったねえ。アタシは、その脳天気さに
      つくづく感心してしまうよ。(タメ息)。」
344代打名無し:04/05/15 08:32 ID:wbdOW/Pm
ほ。
345代打名無し:04/05/15 23:06 ID:1PzbdthT
A    「おお、こいつ等が、甲・乙・丙の3人組みか・・・。」
B    「噂に違わぬ、面白い連中だな。」
C    「うむ、こんな奴等を手下にした者は、何て果報者なんだろう。」
D    「全く、P子が羨ましいすぎるぜ。」
Q    「しかし、P子の話だと、袂を分った筈だよな。なあ、P子?」
P子   「まあ、それは、だな・・・。」

甲    「俺達は、親びんと一心同体だよ〜。」
乙    「うむ、どこまでも姐御のお供する、それが我々の務めだ。いや、
      俺達の宿命と言っても過言ではない。」
丙    「そうじゃ。組長が嫁にいってもワシ等は、付いて行く覚悟じゃ。」
P子   「お前ら、そんな話は辞めろ、頼むよ。で、用事が済んだら、早く
      帰りな。(涙)」

暫くの沈黙の後、甲・乙・丙は思い出したように話し出しました。

甲    「・・・そうそう、もう一つ、大切な事を忘れてたよ〜。」
P子   「それは、何だい?早く、済ませておくれ。」
乙    「おお、そうだった。石毛に伝えたい事があるんだ。」
石毛公 「僕に?何でしょうか?」
丙    「実は、ワシ等は、お主の好きな‘ノーパンしゃぶしゃぶ’を計画
      しておったんだが、県内の何処を探しても、高校生は出入り禁止
      なんだそうじゃ。お主が、楽しみにしてると思って、隈なく当たった
      じゃがのう。」
石毛公 「はあ、それはご丁寧有難う御座います。でも、僕がそれを好きな
       んて初めて聞きました。いや〜、参考になりますね。」

346代打名無し:04/05/16 10:55 ID:oTMfqedc
aaa
347代打名無し:04/05/16 23:05 ID:TKBe9oOY
甲    「石毛、もしかして、肉嫌いなのかな〜?」
石毛公 「いえ、嫌いじゃありませんよ。焼肉なんて美味しいですよね。」
乙    「おう、やっぱり、そうだよな。男なら焼肉だよな。」
石毛公 「はあ、そうなんですか。」
丙    「うむ、ならば、今度は焼肉屋探しだのう。ノーパン焼肉屋は、有るん
      かのう。」

A     「お前ら、もしかして、今まで、そのノーパン何たらを探してわけ?」
甲    「そうだよ〜。」
B     「で、今度は、焼肉屋か・・・御苦労なこった。」
乙    「いや、全ては姐御の為、苦労でも何でもない。」
C     「そうか、それは頼もしい。焼肉屋の命運は、お前らに託された。」
丙    「うむ、ワシ等もその重圧をヒシヒシと感じ取る。もう、これ以上は、
      組長に恥はかかせられんからのう。」
D     「す、素晴らしい・・・心から健闘を祈っているぞ。全国は広いから
       或いは、高校生が入れる‘ノーパン焼肉屋’があるかもしれん。」
甲    「そうだね〜。今度は、頑張ろうね〜。」
乙    「うむ、何としても、探さんとな。」
丙    「ワシ等にも、意地があるからのう。」
Q    「P子、コイツ等に何か言ってやれよ。こんなに頑張ってるじゃないか。」
P子   「アタシゃ、もう何を言っていいのやら・・・(涙)」

348代打名無し:04/05/16 23:07 ID:TKBe9oOY
と、ここでZが言いました。

Z    「横から口出しするようだが、美味しい焼肉屋なら、俺知ってるぜ。」
 石毛公 「へ〜、そうなの・・・じゃあ、皆で行ってみようか。」
一同   「さ ん せ い!!」
Z     「よし、決まりだな。ちょいとファイト・マネーも入ったし、俺の奢りだ。
       ただし、ノーパンではないがな。」

後年、石毛公のご近所の記憶に寄れば、この日の石毛邸からは、夜遅くまで
楽しそうな笑い声が、いつまでもいつまでも続いたと云います。

ー武勇伝・第3部 P子初恋編 終わりー
349代打名無し:04/05/17 08:43 ID:cRGr3SNK
age
350代打名無し:04/05/17 23:07 ID:0wbXc9x3
バファローズ、鈴木貴久コーチ死去・・・。
余りにショッキングで悲しいニュース。
本日は、泣かせて下さい、お願いします。(作者)
351代打名無し:04/05/18 07:50 ID:mwcIh+K4
age
352代打名無し:04/05/18 22:19 ID:mwcIh+K4
ー追悼・鈴木貴久コーチー

野球界では、石毛さんの解任以来の衝撃的なニュースでした。いえ、それ以上
かもしれません。石毛さんは、まだ、球界に復帰する可能性が有ります。しかし、
鈴木さんは、立って歩く事すら出来ません。まだ、40ですよ。たった、40歳ですよ。
人として社会人として、これからではありませんか・・・。鈴木さんの人柄は温厚で
誰からも好かれました。また、指導者としても優秀で、近鉄2軍は彼の鍛えた選手
を中心として、首位をひた走っています。いずれは一軍で、と梨田監督も球団幹部
も期待してたそうです。

世の中は余りに、不条理。どうしてこんな優秀で良い人が、逝かなければならない
のか。不謹慎ながら、先に逝って欲しい人間は山と居るのに・・・。

心よりご冥福をお祈りします。(合掌)
353代打名無し:04/05/19 07:47 ID:yqC3cXke
POP
354代打名無し:04/05/19 22:17 ID:C5TMm/qc
ー武勇伝・あとがきー

こんばんは、作者です。ちょっと遅くなりましたが、武勇伝・第3部を終える
事ができました。実を申しますと、この第3部・P子初恋編は、当初の予定
では、本編に繋ぐプロローグに成るはずですた。しかし、また、いつもの如く
登場人物に感情移入してしまい、ロング・ストーリーとなってしまいました。
P子の手下、甲・乙・丙の3人やZも、ほんのチョイ役で登場させるつもりで
したが、彼等の掛け合いの面白さにタップリと道草をくってしまいました。
で、その道草ついでに、Zの母親の話も書いてみようとも考えましたが、
余りに本編と離れる事と話が長く成りそうなので、ほんの概略だけに留め
ました。ともかくも、第3部を無事に終えられたのは、奇特なるこのスレ住人
の方々のお蔭だと思っております。謹んで、お礼申しあげます。有難うござい
ました。

さて、今後予定ですが、少しお休みを頂きます。仕事の都合と先レスにあるように
鈴木コーチの逝去により、少々疲れを覚えたからです。再開は、来週の月曜位を
予定しており、今まで暖めておいたショート・エピソードを何本か披露した後に
武勇伝・第4部を始めたいと思っております。ちなみに、第4部には、またあの人が
登場し、彼を恐怖のドン底に突き落とす、というお話です。

では、皆さん、有難う御座いました。そして、またお会いしましょう。(作者)
355代打名無し:04/05/19 23:35 ID:tQqQBeaB
乙でありました
356代打名無し:04/05/20 08:50 ID:cwkLnwcV
アゲ。
357代打名無し:04/05/20 08:53 ID:uYOiCm34
黄金期を引き摺った西武ヲタは各地で空気読まずに堕レスをするものだが
このスレは石毛公の威光で守られてるようですな
358代打名無し:04/05/20 11:21 ID:OFUQnaBX
>>357
侮蔑的な表現を平気でする人間が石毛公のお名前を軽々しく口に出さないで頂きたいものですな。
359代打名無し:04/05/20 22:05 ID:wpUFlCxR
作者さん、お疲れ様でした。これからも、石毛公とその仲間達の活躍を
楽しみにしています。

ところで、過去ログを読んでみたら、この武勇伝が始まって、まる一年経つ
んですね。この第3部までの時間経過は一年で数ヶ月位しか経っていません。
すると、石毛公が高校を卒業するのに、後何年掛かるんでしょうか?(笑)

これからも無理せずに、マイペースで頑張って下さいね。
360代打名無し:04/05/20 22:12 ID:AIHOc7Wk
石毛と中畑は、どっちが駒沢の恥晒し?
361代打名無し:04/05/21 08:45 ID:UPtezqUo
age
362代打名無し:04/05/21 15:27 ID:ij0BHBaW
プリンセスメグこと栗原恵選手はコウというあだなで呼ばれてるそうですけど、やはり石毛公の公から取っておられるのでしょうか。
さぞかし石毛公のような気品にみちているのだとチームメイトに思われているのでしょう。
363代打名無し:04/05/21 21:52 ID:DXSSrVgn
>>360

石毛公 :西武ライオンズ黄金時代の中心選手として活躍。名将・森をして
      ‘彼、無くして、偉業は成らなかった’と言わしめる。オリックスの監督
       に就任してからは、諸葛孔明如き働きで、世の人々を感動の渦に
       巻き込む。あの解任記者会見は、全世界を震撼させる。

中畑  :現役時代は、元気さを売り物にし‘絶好調男’などというニック・
      ネームを頂戴する。思った事を口にする性格で、世界の王を
      つかまえて‘ワン公’呼ばわりする。一時期、Gのコーチを務めるが
      之といった選手も育てられず、退任。現在、アテネ五輪のコーチを
      務めるが、その存在感は余りに薄く、世の人々には‘あの人、誰?’
      と言われている。

世界のイシゲと比べては、中畑氏にとって余りに酷というもの・・・。
364代打名無し:04/05/22 19:33 ID:hXYGKNYW
石毛公のありがたい教えのお陰です。
ありがたや、ありがたや。
365代打名無し:04/05/22 21:25 ID:5zIbTs1A
保守アゲ。
366代打名無し:04/05/23 12:36 ID:UpOQz2gq
age
367代打名無し:04/05/23 22:40 ID:lVOi/dHk
ほ。
368代打名無し:04/05/24 08:44 ID:jzwjlMYm
アゲ。
369代打名無し:04/05/24 23:10 ID:cDXFplNu
日本ハムのセギノール選手が打ちまくっています。5月24日現在で、もう既に
20ホーマーを放ち、打率も実に4割を超えています。一体彼に何が起きたの
でしょうか?

ーセギノール秘話ー

セギノール選手は2002年に来日し、石毛軍団の一員と成りました。音に聞く
石毛軍団入りした事でセギノール選手は、有頂天になってしまいました。
さらに、彼は少々日本の野球を舐めて居りました。‘所詮、日本野球なんて
よくて3Aレベルだ’と。このような性格を、石毛公は瞬時に見抜きました。

石毛公 「(才能は文句無い。日本の野球に馴れれば、活躍出来るだろう。
       しかし、あの高慢な態度が、問題だ。どうした、ものか・・・)。」

石毛公は、熟慮を重ねたうえ、セギノール選手を干す事にしました。敢えて
彼を2軍に落とす事で、野球に対する謙虚さを学んで欲しかったのでした。
しかし、2軍に落ちたセギノール選手は悶々とするばかりでした。

セギノール 「どうして、俺が2軍なんだ?もうチョイ使えば、ホームランを
         打ちまくるのに・・・。」

そんな彼を変えるシーンが訪れます。  (明日に続いたりします。)
370代打名無し:04/05/25 07:50 ID:EGxLyvez
うp
371代打名無し:04/05/25 22:36 ID:EGxLyvez
彼を変えたのは、石毛公の居残り練習でした。2軍ならともかくも、1軍でその
ような事をするとは、考えられませんでした。セギノール選手は、驚くと供に
石毛公の並々ならぬ情熱に感服してしまいました。そして、思いました。
‘俺も、1軍に上がってあの居残り練習をしたい’と。が、彼の望みは叶い
ませんでした。そう、2002年10月1日に自由契約、すなわち解雇された
のです。彼は、失意のうちに日本を去ることになりました。

栄光の石毛軍団を追われた屈辱、セギノール選手は暫く、何もする気が
起きなかったと云います。が、何時も石毛公とその仲間の事は気になって
いました。そして、あの10・14の最終戦を目の当たりにします。2002年
10月14日、オリックスの最終戦。石毛公は、試合後に球場のファンに
メッセージを送りました。あの崇高で気品溢れるスピーチは、観客の胸に
響き感動と涙を誘いました。歴史的見地から見ると、あの演説は‘平成の
出師の表’と評されています。

石毛公信者たるセギノール選手が、感激しない訳がありません。
大リーグで修行を積んで、何時の日にかまた、日本に石毛軍団に加わろうと
決心しました。しかし、あの解任劇・・・。

セギノール選手は、再び失意のどん底に落とされました。が、石毛公への
忠誠心は何ら変わる事はありませんでした。

(またしても、明日に続きます。)
372代打名無し:04/05/26 08:42 ID:SGrxpCcO
POP
373代打名無し:04/05/26 21:58 ID:SGrxpCcO
2003年、セギノール選手は3A・コロンバスに所属し、打率341、打点87
、本塁打28を記録しました。来期はメジャー昇格が有力しされていましたが、
セギノール選手は再び来日を希望し、周囲を驚かせます。伝え聞く所によると
メジャーの数球団が、彼に興味を示したといいます。その時、彼は言いました。
   
「日本に忘れ物を取りに行く」

実に簡明な言葉ですが、
   
「日本の偉大なる石毛公の果たせねかった夢を、俺が代りに叶えに行く。」

と、意味が込められているのは、ほぼ間違いありません。同じ石毛公信者と
して痛いほど気持ちが伝わってきます。そして、石毛公が解任された同じ
北海道に本拠地を定める日本ハムに入団を決めたのも、石毛公の弔い合戦
と大マスターズ・リーグに居る石毛公を慕っていたからに相違ありません。

セギノール選手には、石毛イズムが今も脈々と受け継がれたいるのです。

ーおしまいー
374代打名無し:04/05/27 08:49 ID:v9StpdR4
上げ。
375代打名無し:04/05/27 21:33 ID:QyVV27GZ
現在、中部・浜名湖近辺では、「浜名湖花博会」が行われています。約56ha
もの敷地の中に500万株の草花と、8万本の樹木が植えられています。この
花博は先月の4月8日に開幕しましたが、その前日に私たちも見学に行きました。
浜名湖花博は聞きしに勝る出来でした。植木の他にパビリオンも充実しており、
男の自分でも結構楽しめました。個人的は、また行って見たい所でした。

ところで、この日、秋篠宮殿下と紀子様が御出でになり、盛大な開会式が取り行わ
れました。皇族の方の御出ましで、実に厳重な警備となり、少々見学の妨げとなり
ましたが、その警備の人が興味深い話をしてくれました。
376代打名無し:04/05/27 21:35 ID:QyVV27GZ
現在、中部・浜名湖近辺では、「浜名湖花博会」が行われています。約56ha
もの敷地の中に500万株の草花と、8万本の樹木が植えられています。この
花博は先月の4月8日に開幕しましたが、その前日に私たちも見学に行きました。
浜名湖花博は聞きしに勝る出来でした。植木の他にパビリオンも充実しており、
男の自分でも結構楽しめました。個人的は、また行って見たい所でした。

ところで、この日、秋篠宮殿下と紀子様が御出でになり、盛大な開会式が取り行わ
れました。皇族の方の御出ましで、実に厳重な警備となり、少々見学の妨げとなり
ましたが、その警備の人が興味深い話をしてくれました。
377代打名無し:04/05/27 21:42 ID:QyVV27GZ
現在、中部・浜名湖近辺では、「浜名湖花博会」が行われています。約56ha
もの敷地の中に500万株の草花と、8万本の樹木が植えられています。この
花博は先月の4月8日に開幕しましたが、その前日に私たちも見学に行きました。
浜名湖花博は聞きしに勝る出来でした。植木の他にパビリオンも充実しており、
男の自分でも結構楽しめました。個人的は、また行って見たい所でした。

ところで、この日、秋篠宮殿下と紀子様が御出でになり、盛大な開会式が取り行わ
れました。皇族の方の御出ましで、実に厳重な警備となり、少々見学の妨げとなり
ましたが、警備の人が興味深い話をしてくれました。

私   「すごい警備ですね。」
警備 「ええ、殿下が来られましたので。しかし、まだ、よかったんですよ。」
私   「はあ?どうゆう事なんですか?」
警備 「実は、石毛公もお招きしようとする計画もあったんですよ。」
私   「ええ〜〜〜、ほ、本当ですか?」

その警備員は、驚くべき真実を語ってくれました。
378代打名無し:04/05/27 21:44 ID:QyVV27GZ
現在、中部・浜名湖近辺では、「浜名湖花博会」が行われています。約56ha
もの敷地の中に500万株の草花と、8万本の樹木が植えられています。この
花博は先月の4月8日に開幕しましたが、その前日に私たちも見学に行きました。
浜名湖花博は聞きしに勝る出来でした。植木の他にパビリオンも充実しており、
男の自分でも結構楽しめました。個人的は、また行って見たい所でした。

ところで、この日、秋篠宮殿下と紀子様が御出でになり、盛大な開会式が取り行わ
れました。皇族の方の御出ましで、実に厳重な警備となり、少々見学の妨げとなり
ましたが、警備の人が興味深い話をしてくれました。

私   「すごい警備ですね。」
警備 「ええ、殿下が来られましたので。しかし、まだ、よかったんですよ。」
私   「はあ?どうゆう事なんですか?」
警備 「実は、石毛公もお招きしようとする計画もあったんですよ。」
私   「ええ〜〜〜、ほ、本当ですか?」

その警備員は、驚くべき真実を語ってくれました。
379代打名無し:04/05/27 21:46 ID:QyVV27GZ
現在、中部・浜名湖近辺では、「浜名湖花博会」が行われています。約56ha
もの敷地の中に500万株の草花と、8万本の樹木が植えられています。この
花博は先月の4月8日に開幕しましたが、その前日に私たちも見学に行きました。
浜名湖花博は聞きしに勝る出来でした。植木の他にパビリオンも充実しており、
男の自分でも結構楽しめました。個人的は、また行って見たい所でした。

ところで、この日、秋篠宮殿下と紀子様が御出でになり、盛大な開会式が取り行わ
れました。皇族の方の御出ましで、実に厳重な警備となり、少々見学の妨げとなり
ましたが、警備の人が興味深い話をしてくれました。

私   「すごい警備ですね。」
警備 「ええ、殿下が来られましたので。しかし、まだ、よかったんですよ。」
私   「はあ?どうゆう事なんですか?」
警備 「実は、石毛公もお招きしようとする計画もあったんですよ。」
私   「ええ〜〜〜、ほ、本当ですか?」

その警備員は、驚くべき真実を語ってくれました。
380代打名無し:04/05/27 21:51 ID:QyVV27GZ
現在、中部・浜名湖近辺では、「浜名湖花博会」が行われています。約56ha
もの敷地の中に500万株の草花と、8万本の樹木が植えられています。この
花博は先月の4月8日に開幕しましたが、その前日に私たちも見学に行きました。
浜名湖花博は聞きしに勝る出来でした。植木の他にパビリオンも充実しており、
男の自分でも結構楽しめました。個人的は、また行って見たい所でした。

ところで、この日、秋篠宮殿下と紀子様が御出でになり、盛大な開会式が取り行わ
れました。皇族の方の御出ましで、実に厳重な警備となり、少々見学の妨げとなり
ましたが、警備の人が興味深い話をしてくれました。

私   「すごい警備ですね。」
警備 「ええ、殿下が来られましたので。しかし、まだ、よかったんですよ。」
私   「はあ?どうゆう事なんですか?」
警備 「実は、石毛公もお招きしようとする計画もあったんですよ。」
私   「ええ〜〜〜、ほ、本当ですか?」

その警備員は、驚くべき真実を語ってくれました。
381代打名無し:04/05/27 21:54 ID:QyVV27GZ
現在、中部・浜名湖近辺では、「浜名湖花博会」が行われています。約56ha
もの敷地の中に500万株の草花と、8万本の樹木が植えられています。この
花博は先月の4月8日に開幕しましたが、その前日に私たちも見学に行きました。
浜名湖花博は聞きしに勝る出来でした。植木の他にパビリオンも充実しており、
男の自分でも結構楽しめました。個人的は、また行って見たい所でした。

ところで、この日、秋篠宮殿下と紀子様が御出でになり、盛大な開会式が取り行わ
れました。皇族の方の御出ましで、実に厳重な警備となり、少々見学の妨げとなり
ましたが、警備の人が興味深い話をしてくれました。

私   「すごい警備ですね。」
警備 「ええ、殿下が来られましたので。しかし、まだ、よかったんですよ。」
私   「はあ?どうゆう事なんですか?」
警備 「実は、石毛公もお招きしようとする計画もあったんですよ。」
私   「ええ〜〜〜、ほ、本当ですか?」

その警備員は、驚くべき真実を語ってくれました。
382代打名無し:04/05/27 21:55 ID:QyVV27GZ
現在、中部・浜名湖近辺では、「浜名湖花博会」が行われています。約56ha
もの敷地の中に500万株の草花と、8万本の樹木が植えられています。この
花博は先月の4月8日に開幕しましたが、その前日に私たちも見学に行きました。
浜名湖花博は聞きしに勝る出来でした。植木の他にパビリオンも充実しており、
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ところで、この日、秋篠宮殿下と紀子様が御出でになり、盛大な開会式が取り行わ
れました。皇族の方の御出ましで、実に厳重な警備となり、少々見学の妨げとなり
ましたが、警備の人が興味深い話をしてくれました。

私   「すごい警備ですね。」
警備 「ええ、殿下が来られましたので。しかし、まだ、よかったんですよ。」
私   「はあ?どうゆう事なんですか?」
警備 「実は、石毛公もお招きしようとする計画もあったんですよ。」
私   「ええ〜〜〜、ほ、本当ですか?」

その警備員は、驚くべき真実を語ってくれました。
383代打名無し:04/05/27 21:57 ID:QyVV27GZ
現在、中部・浜名湖近辺では、「浜名湖花博会」が行われています。約56ha
もの敷地の中に500万株の草花と、8万本の樹木が植えられています。この
花博は先月の4月8日に開幕しましたが、その前日に私たちも見学に行きました。
浜名湖花博は聞きしに勝る出来でした。植木の他にパビリオンも充実しており、
男の自分でも結構楽しめました。個人的は、また行って見たい所でした。

ところで、この日、秋篠宮殿下と紀子様が御出でになり、盛大な開会式が取り行わ
れました。皇族の方の御出ましで、実に厳重な警備となり、少々見学の妨げとなり
ましたが、警備の人が興味深い話をしてくれました。

私   「すごい警備ですね。」
警備 「ええ、殿下が来られましたので。しかし、まだ、よかったんですよ。」
私   「はあ?どうゆう事なんですか?」
警備 「実は、石毛公もお招きしようとする計画もあったんですよ。」
私   「ええ〜〜〜、ほ、本当ですか?」

その警備員は、驚くべき真実を語ってくれました。
384代打名無し:04/05/27 22:05 ID:QyVV27GZ
すいません。10回も同じ事をカキコしてしまいました。
手元にはエラー表示が出てたもので・・・つい_| ̄|○(作者)
385代打名無し:04/05/27 22:06 ID:QyVV27GZ
すいません。10回も同じ事をカキコしてしまいました。
手元にはエラー表示が出てたもので・・・つい_| ̄|○(作者)
386代打名無し:04/05/28 08:36 ID:zZ2WO60f
アゲ
387代打名無し:04/05/28 21:59 ID:J8+FHUAc
>>384
作者もウキウキだな。
388代打名無し:04/05/28 22:02 ID:J8+FHUAc
>>384
作者もウキウキだな。
389代打名無し:04/05/28 22:42 ID:WlToiEuD
警備 「ええ、本当の話です。」
私   「・・・でも、どうして来られなかったんですか?石毛公は。」
警備 「警備上の問題があるからです。」
私   「と、言いますと?」
警備 「つまり、こういう事です。石毛公が、この地に来られるとなると、ブッシュ
     大統領もここに駆けつけるでしょう。と、なると小泉首相も、当然来られる
     事になります。また、ビン・ラディンもお忍びで、来日するかもしれません。
     世界のVIPが集まれば、厳重な護衛が必要になります。おそらく1個師団
     は必要になってくるでしょう。そうなれば、もう博覧会どころではないし、深刻
     な交通渋滞を招くからです。これは、石毛公自ら、申し出がありました。」
私   「そうですか・・・しかし、石毛公らしいお話ですね。その奥ゆかしいさに、
     心があらわれるようですね。」

と、感心していると警備員は、さらなる話をしてくれました。
390代打名無し:04/05/29 08:33 ID:K2qqNuPt
保守
391代打名無し:04/05/29 23:04 ID:5/Ni3AjZ
警備 「それと、もう一つ。この花博は、石毛公をイメージしたものなんですよ。
     あの気品溢れる御姿を、そのまま具体化しているのが、この花博なんです。」
私   「へ〜、そうなんですか。そういえば、至る所に石毛公のような気高いオーラ
     を感じますね。」
警備 「それで、本当は‘石毛花博’という名前になる筈だったんですが、これまた
     石毛公が辞退されたんですよ。」
私   「それは残念でしたね・・・でも、心有る人なら、きっと石毛公の御心をここに
     見出だす事でしょう。」

警備員は、盛んに頷いて居りました。また、花博には、韓国や台湾などの石毛公を
崇拝する国々も参加しており、賑わいに華を添えています。ちなみに、入場料は
大人2,900円、シニア2,000円(65歳以上)、高校生1,500円、小・中校生
800円となっております。

それから、来年開幕の愛知万博は、石毛公の偉業を記念して行われるもので、
その準備も着々と進んでいます。
392代打名無し:04/05/30 11:22 ID:VuvCkyJz
POP
393代打名無し:04/05/30 22:00 ID:WmEYcBsC
>>362
>やはり石毛公の公から取っておられるのでしょうか。

その通りです。実を申しますと、栗原さんも石毛公信者なのです。これは、結構
有名な話ですが、彼女が石毛公に傾倒するようになったのは1990年のあの
日本シリーズからでした。栗原さんは、当時6歳。あまり、野球の事は知らなかった
そうですが、男前で颯爽とグラウンドを駆け巡るプリンス、即ち石毛公に魅せられて
しまったそうです。

以来、栗原さんは石毛公の信者になったそうです。ところで、彼女のニック・ネーム
は、‘メグ’だったそうですが、栗原さんが事ある毎に、石毛公の名前を口にする為、
石毛公マニア、略して公=コウと呼ばれる事になりました。

一方、男子バレーは、またしても予選の突破が成りませんでした。完全なる力不足
でしたが、一方で栗原選手のように熱心な石毛公信者が居なかったのも予選敗退
の大きな要因といわれています。
394代打名無し:04/05/31 08:35 ID:fsnDzSv3
age
395代打名無し:04/05/31 22:06 ID:N6FmLfI1

   「 本当に辛い時は、動くな。 」

   ー石毛公御言葉集よりー

山で遭難した時などは、むやみに動かず、じっと助けを待った方が良いと
いいます。人生もまた然り。女にフラレた時、上司に叱責された時など、無理
してバカ騒ぎせずに、悲しみに身を沈めた方が以外に精神衛生上にも良い
のです。本当に石毛公の言葉には、何時も勇気付けられます。ちなみに、
相談する友人や飲みに行くお金が無い、という事は全く関係がありません。
396代打名無し:04/05/31 22:07 ID:sLxCJoeL
日本代表監督は石毛のもの
397代打名無し:04/06/01 08:39 ID:QP8ZWUqF
アゲ。
398代打名無し:04/06/01 21:18 ID:E0pEcwvZ
こんばんは、作者です。突然ですが、本日を持ちましてカキコミを終わりに
しようと思います。実は、私は、とある小さな会社の御曹司でして、その会社
の諸事情により、そこへ戻る事になりました。今の仕事とは、全く畑違いなので
1から勉強しなければなりません。その為に、ここに来れなくなります。と、言い
ましても、このスレは私だけのモノではありませんので、このまま皆さんが引き継
いで頂ても一行に構いません。ただ、武勇伝をこんな形で、終わらせるのは非常に
残念です。だから、また何時に日か、仕事に余裕が出来たら、ずうずうしくも舞い戻
ってこようと思っています。だから、サヨウナラは言いません。また、何時の日か必ず
お会いしましょうね。本当に、今まで有難う御座いました。(作者)

399代打名無し
>>398
乙でした。またお会いできる日を楽しみに待っています。
そのときには、きっとふたたびプロのユニフォームを着た石毛公の姿を見ることができるでしょう。