. . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
>>665 その大ちゃん、本物だよ…。
☆
668 :
代打名無し:04/03/12 17:32 ID:svPa5uKS
夜1時。タクシーで黄金町付近を流していると大ちゃんが立っていた。
手を挙げてこのタクシーを停めようとしているみたいだけど
頭が入らないと思い、見なかったことにした。
そんだけ。
670 :
俺回覧版:04/03/13 14:05 ID:Bsc+PX4A
. . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
>>665 そのまんまMr.マリックでもよかったんだが
日曜日の昼下がり。ゴロゴロしながらゴルフ番組を見ていると、外から何やら伸びきったテープの音楽が聞こえてきた。
「おとーさーんしーまいー」
リビングでアンパンマンのぬりえをしていた娘が、即座に反応する。
妻によれば、月曜日くらいからこの団地に現れるようになったという。
なんでも、「隣のイワタさんの奥さん」の見解に従えば味もイケルらしい。
子供たちもその店長によくなついているということだ。
小腹も空いたし、暇なので妻と娘と下に降りてみた。
薄汚れた軽のバンに、手塗りの青ペンキで大きく「シウマイ」と書いてある。
「こんにちはーシウマイ三人前もらうよ。あっ」
大ちゃんかと思ったらMr.マリックだった。
「ハンドパワーです」ニヤリと笑ったマリックは三人前包むと、すぐにバンとともに消えた。
駐車場で団地の住人がシウマイの味を十分堪能していると、コンクリートに鉄輪の摩る遠雷の如き音がする。
本物の大ちゃんが屋台を引いてやってきた。
みんなが気まずい目で大ちゃんを見た。
そのまま重い屋台を引いて大ちゃんは帰った。
背中のシャツが汗にまみれていた。
そんだけ。
捕手・・・
674 :
代打名無し:04/03/17 03:47 ID:T6ws3eUp
いつものように親と口喧嘩になり、憎まれ口と共に俺は家を飛び出した。
愛車の500ccにまたがってどこへ行く当てもなく、ただ走った。
苛立ちと不安と、そして後悔とある種の怖れも感じながら。
気付いてみると中華街まで来ていた。
雑多な色彩に彩られた街並みの中に、ふと寂しそうな顔をした大ちゃんがいた。
いぶかしげに大ちゃんを見つめていると、大ちゃんも俺に気付いたようだ。
目が赤い。泣いていたのだろうか、こんな町中で?
疑問をそのままぶつけてみると、大ちゃんは連れとはぐれてしまったという。
出根?とかいう変わった名字の人だと言うが、俺に心当たりはない。
伏し目がちに寂しそうに人の群れを見つめる大ちゃん。
そういえば、横浜は「赤い靴」の街でもあったっけ。
暇だし、俺が一緒に探してやろうかと提案すると目を輝かせてうなずいた。
愛車の後ろに大ちゃんを乗せ、横浜の街を駆ける。
おどおどしながらギュッと俺の腰に抱きつく大ちゃん。
その瞬間、俺はこの時間がいつまでも続けばいいのにと希った。
永遠の時にも感じられたが、それはほんの数分だったのだろう。
あっ、と大ちゃんの嬉しそうな声が聞こえてきた。
スモークシールド越しに、濃い顔をした長身の男が見えた。
フルフェイスのヘルメットの中で、俺の瞳が潤んだ。
そんだけ。
>>674 出根ワロタ
て言うかお前それは恋じゃないのかと小一時間(ry
まだあったんだな、このスレ。
久々に来たらなんか懐かしい気分になって落ち着いたよ。
職人さんたちありがとう。そしてこれからもガンガレ!
そんだけ。
678 :
代打名無し:04/03/18 12:15 ID:1dhYDCf/
声ヲタはきもいから氏ねや
hosyu^^
良スレage
681 :
668:04/03/21 14:45 ID:aHPhn/pS
夜1時。今日もタクシーで黄金町付近を流していると大ちゃんが立っていた。手を挙げてこのタクシーを停めようとしているみたいだ。今日は小型車が車検で使えないので福祉用の中型車。頭は入る。でも最近あんな成績のベイスターズ。
この監督に関わると縁起が悪いと思い、見なかったことにした。
そんだけ。
冬の忘れ物で、空も陸も全てが白一色に染められていた。
静謐な世界に雪を踏むサクサクという音だけが響く。
「…それでね、なんといっても河野君が出てきたし、三浦君も絶好調なんだ。
こうやって、ひとつひとつ良い事を重ねていけば、きっと大きな素晴らしい絵が描けるよ」
街路樹、マンホール、窓ガラス、坂道、これらのもの一切が白く凍っている。まさに「横浜氷の世界」だ。
「氷の世界」という言葉からすぐにあの名作FLASHを連想したが、目を輝かせてオープン戦の横浜を
語る大ちゃんになんとなく申し訳ないような気持ちがしたので、言わなかった。
で、俺と大ちゃんがこうやって靴の裏をグズグズにしながら、どこへ向かっているのかというと、
ただシウマイを買いにいくだけのことだ。
「雪が降ってるんだから我慢しようよ」と言ったが、庭で雪ダルマの代わりに
雪シウマイを作っていた程の大ちゃんがそんなことを聞くはずもない。
「それなら僕一人で行くよ!」
勇んで出て行った大ちゃんは、玄関を出て十秒くらいのところで派手に転んだ。
心配なので一緒についてきて、今ここに至る…という訳だ。
駅への近道として、公園を横切ることにした。
普段はジョギングをする人や犬の散歩をする主婦でいっぱいのこの公園も、ただ白い起伏があるかないかの風景にすぎない。
ポケットの中の使い捨てカイロを揉みつつ、足元に気を配りながら慎重に歩いた。
「うわっ」
「どうしたの大ちゃん!?またコケた!?」
少し先を行く大ちゃんが素っ頓狂な声を出したので、側によってみた。
驚いた表情を顔に貼り付けたままの大ちゃんがぼんやり突っ立っている。
その視線の先を追うと、雪の中に鎧が寝ていた。
足をそろえ、胸の上で手を組んだ鎧はピクリとも動かない。
>634の鎧と同じ鎧だが、中身は同じなのだろうか。あるいは中にはいないのか。
それとも…。
すると、突然むくりと鎧の上半身が起き上がった。
ひどく機械的に首を動かして俺達二人を見ると、そのまま立ち上がって去ってしまった。
「なんだなんだ…」
鎧がいた雪の上に右の篭手が残されていた。
どうもあわてていたので落としたらしい。
見つけたら渡してやるつもりで銀色に光る篭手を拾った。
雪に苦労しながらしばらく歩いていると、
この公園が造成される前から存在していたという巨木の前を通りかかった。
幹があまりにも太くて、伐り倒すことが出来ずそのまま残されたという話だ。
鎧がその木の陰からこちらを見ていた。
「おい…」
声をかけると、すぐに陰に隠れてしまった。
重たそうな鎧を着けてるのに敏捷なことだ。
大ちゃんと木の裏側に廻ると、大きな洞があった。
鎧が三角座りで、洞の中にいた。
関節部があまり曲がりそうにない鎧でよく三角座りが出来るものだ。
「これ、忘れてただろ」俺が篭手を出すと、鎧は少し反応を示した。
何故か奥からニャーニャーと鳴き声が聞こえてくる。
大ちゃんが「なにもしないから出ておいで」と声をかけた。
その声に促されるように、中から鎧と、子猫と小川が出てきた。
お…小川!?
シーレのユニを着た小川は、大ちゃんと目が合うと、ふたりとも気まずそうに目をそらした。
小川の胸には「おとラさんの|こがおえ」と描かれたクレヨン画と、「開まく一ぐん」と拙い書体がある半紙が抱かれていた。
洞の中から、子猫が入っていたと思われる「ひろってください」と書かれたダンボール箱を持ち出してきた小川は、
箱からベイとオリのユニフォームを取り出すと、何か言い訳がましく「ちょっとこちらでお世話になってたんです」と
何故か早口で言うと、そのままあたふたと行ってしまった。
小川がどこかへ行くまでの間、何故か大ちゃんは老木の枝に積もった雪を見つめていた。
「篭手、返すよ」俺が篭手を差し出すと、鎧は横から奪い取るように篭手をとり、手にはめた。
指が細長い白い手だった。
「どうしてあんなところにいたのかな?」それは小川にも向けるべきだった質問を大ちゃんがした。
鎧は、篭手をはめたばかりの手を上下に何度か動かした。
「?」
「ゆ・き・……さっ・ぽ・ろ?」
単位欲しさに苦し紛れに取った「社会福祉論」の講座がこんなところで役立つとは思わなかった。
鎧がやったジェスチャーはどうやら手話のようだ。
「もしかして札幌は雪が降るから、寒さに備えてあんな風に訓練してたのかな?」
大ちゃんの言葉に、鎧はうなずいた。
それを受けて俺と大ちゃんは笑った。
が、鎧がドン、と足を踏み鳴らしたので、ハッとなって笑うのをやめた。
「それにしても、子猫をこんなところに置いておくのはよくないよ。
どこか別のところへ移したほうがいいね」それは小川にも言ってやって欲しかった大ちゃんの言葉を聞くと、
鎧は箱の中に子猫をつまんで入れた。
それを大ちゃんに渡すと、箱に書かれた「ひろってください」を何度も指差した。
「わかった。僕が引き取るよ」大ちゃんが言った。
こらこら。俺の家なのに勝手に決めるな。
しかし子猫の処置は決まったが、鎧はどうするのか。
「一緒に来る?そんな鎧来たままじゃ寒いだろ」
俺の言葉を聞いたのか聞いてないのか、鎧はしばらく俺の方を向いていたが、再び洞の中に入ると、
短冊と矢立を手に出てきた。
それにすらすらと何か書き付けると、俺の方へ硬直したように差し出した。何故か俺の方を向かない。
俺がそれを受け取ると、向こうをむいたまま走り出した。
と、思ったら鎧はコケた。
それからシウマイを買って家に戻るとすっかり遅くなってしまった。
短冊に書かれた文字は達筆すぎて俺には読めなかったので、こういう点では
教養のありそうなバボちゃんに読んでもらうことにした。
「まあ!!これは見事な手蹟(て)ですわ!」いかにも興に耐えかねたというようにバボちゃんが声を出した。
「一体どちらでこれを?」
「まあそれはいいから早く詠んで」
「なげけとて 月やは物を 思はする かこちがほなる わがなみだかな
…西行法師の歌ですわ」
「で、どういう意味なの?」
「そうですね。口で御説明するのはむずかしゅうございますが…
こういう月ですわ!!」
えいっとバボちゃんはカーテンを押し開いた。
バボちゃんの体で窓が隠れて見えない。
それに気付いたバボちゃんは顔を赤らめながら、退いた。
澄んだ夜空に上弦の月がかかっていた。
月は雲を青く照らしめていた。
「百人一首86番。恋の歌ですわ」
恋…。
庭のすみっこで、小川が壁当て守備練習をしながらアピールをしていた。
そんだけ。
「じゃーん」
大ちゃんはハルウララの馬券を扇状にひろげた。
「ほらほら。この当たらない馬券。
これを投手陣に配れば、ボールがバットに当たらないっていうお守りになるでしょ。
僕もゲンかつぎでサインを入れて、いつも持ってることにするよ」
「ハルウララは連敗でも有名なんだろ?
監督がそれ持ってたらヤバイんじゃない?」
俺のツッコミで、大ちゃんは今それに気付いたらしい。
しばらく絶句して、うーんと考え込んでしまった。
「これがあればバットがボールに…」
「いやもうそれは聞いたし。しかも逆だし」
次の日、俺の机の上にハルウララのサイン入り馬券が一枚置いてあった。
そんだけ。
いやいやまて。「俺」と「鎧」の恋物語なのかっ?!
このスレ寒気がする
「あ。食べないならシウマイもーらいっ、と」
「あ。俺、食べるつもりだったのに」
「へっへーんだ、もう遅いよーっ、と」
大ちゃんは口をモグモグ動かした。
最近の大ちゃんのシウマイ中毒は目に余る。
以前から確かにシウマイへの執着は凄かった。
しかし、近頃は少々度が過ぎている。
箱を部屋いっぱいに敷き詰めて、その上でゴロゴロしてみたり、
何も変化なんかないのに、一日中シウマイ関連のサイト巡りをしている。
「シウマイだけが僕の空腹を満たしてくれるんだ。
僕の口にあうのはシウマイだけなんだよ」
最初のころは、シウマイひとつでこれだけ幸せそうになれるなんてすげえな、と感心していたが、
流石に俺もうんざりしてきた。
「本当は腹なんか空いてないんだろ」
「空いてるよ!!」
そう応えた大ちゃんの腹には醜い中年太りの兆候が出始めいてる。
「さっき食ったばっかりだろ。もうこれで何箱目だ?5個か6個か…」
「小腹が空くんだよ!!」
「だから食いすぎだよ」
「僕の本当の空腹なんてわかんないんだよ!」
勝手にしろ。そう吐き捨てて俺は流しに自分の食器を持っていった。
無い!!シウマイが無い!!」
食器を洗う手を止めて、叫び声のした方を見ると、大ちゃんが冷蔵庫を漁っていた。
「シウマイはどこだ!?どこなんだ!?」
大ちゃんは赤い箱をかきむしるようにしてひっくり返している。
「今食べたのでもう最後だよ」
「無いなら買ってきてよ!!」
「うっせえなあ、無いものは無いんだよ!!」
「もういいよ!!自分でいく」
目を血走らせた大ちゃんは、真っ暗闇の深夜の街に出て行った。
こんな深夜にシウマイなんてあるはずないのに。
翌朝、俺は台所のテーブルで目を覚ました。
大ちゃんを待ってるうちに眠ってしまったらしい。
ズン…
遠くからの重低音が腹に響く。
なんだろう。外に出てみた。
昇る陽を背に、長身のターマンに担がれた正座した大ちゃんがやって来た。
顔は影が射して見えないが、うなだれている。
「た、ただいま…」
シウマイは無かったらしい。大ちゃんはうつむいて、膝の辺りをしきりにいじっている。
「飲茶には」
俺は予め淹れておいたそれを渡した。
「お茶が必要だろ」
「あ、ありがとう」
大ちゃんは口を小さくしてお茶をすすった。
そんだけ。
∩∩∩ ∩∩∩
⊂(⌒⌒つ ⊂⌒⌒)⊃
⊂⊃ ⊂⊃
| |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\| |
/ \
/ ヽ 今日は勝つよ!
l:::: \,, ,,/ ::::|
|::::::. (●) (●) ::::::|
|::::::::: \___/ :::::::|
ヽ::::::::::: \/ .:::::::/
\:::::::::. .:::::::::::/
\_:::::::::: :::::::::::_/
| | ̄ ̄ ̄ ̄ | |
/ ̄ ̄\ / ̄ ̄\
./ | | \
(:::::::::: / ヽ:::::::::: )
ワイワイ ワイワイ n.__ グッジョブ ワイワイ
_,.___ ガヤガヤ ___.,_. /( ⌒),.冫. n_ _ガヤガヤ _,.___ガヤガヤ___.,_
./ ,__,.冫. ./、__., \.i" /,. ノ. .,_リ/i .,,E)冫. ./ ,__,.冫 /、__., \
.i."/ _. .,_リ |i_,. ._ \ ゛i.l / /ー, <‐{i" / /" .,_リ n i."/ _. .,_リ|i_,. ._ \ ゛i. n
,!、〉 , ー, <‐{ _n n_ }‐>、ー 、〈.、!./ / !‐三ァ !/ ノー, <‐{(ヨ ),!、〉 , ー, <‐{ }‐>、ー 、〈.、!( E)
.、」 !‐三ァ !( ll ) i t三.ァ! ;ソ/ / `ニィ´ ./. !‐三ァ !/ | 、」 !‐三ァ ! i t三.ァ! ;ソ .| ヽ
`i `ニィ `/ /ヽ ヽニ´ ィ´( /. `i `ニィ´.\ \ n`i `ニィ/ ヽニ´ ィ、./ /
(  ̄ ̄ ̄___∧___ ̄ ̄ ) ヽ |  ̄ \ \( E) / uu)/
\ 丶 / / \ ヽフ / ヽ ヽ_// ∧ /
695 :
代打名無し:04/03/27 00:32 ID:XXsOZlKw
良スレあげ
,、,、 「 |__ ◎ / //
r-一^1ヽヽ' | - - 〔/ /
===, ヽ二二l / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 ̄) ノ ̄ ,、,、 __ / ,ィ. '\
ヽ' ヽヽ'ノノ 7_// \
r--ーフ ヽ ' / \,, ,,/ ヽ
ニニニニニ 、 r-一^1 / (●) (●) ) , ノ ,'
'----- ┘ ,= r=, / \______//, ,^;- /、 ⌒ _ /;,'
n  ̄) ノ ̄ {. l '''''''',' ;' '';' ,'
l| ヽ'  ̄フ l ,: : ,: :'
|l __冖___. ./ l ;.' ;' ; ,;'
ll ヽ┐,・ノ > ;:; l ,,' ;' ,; ::
l| .レ" \ l l ;. l ;' ,' ,; ,'
|l _ ト┬-ヽ. ! ; l ; :' ,' ;'
ll | l .| l l ;:. l ,' ; ,; ;
ll | l ' iヾ l l ;:. l .';,' ; ,;
|l | l { |. ゝ ;: ー‐-'、,' ,; ,'
. n. n. n l | ::. \ ノ` 、 - ;, ,'
|! |! |! l | ::. `ー---- ゙ ` ⌒ ^' 、
o o o ,へ l :. |
郵便屋さんが代引郵便物を持ってきた。
箱の大きさは蜜柑箱くらいで送付元はTBS。箱には「大ちゃん」と書いてある。金額は3150円。
とりあえず身に覚えがないので速答で受け取りを拒否した。
箱からは微かに中華な薫りがしていた。
そんだけ。
うけとれ===www
700げと。
そんだけ
>>698 「火気厳禁」と注意書きがあった。
そんだけ。
大ちゃんの散歩をしている犬に出会った。
そんだけ。
age
午後二時ごろ帰宅すると、茶の間で大ちゃんが正座して高校野球を観ていた。
「大ちゃん、テレビでスカウト活動?」
「いや、ただ野球が好きだから…」
そのままの姿勢で大ちゃんはまたテレビをじっと見つめていた。
数時間後、茶の間を通りかかると、大ちゃんは正座のまま、前につんのめって寝ていた。
俺はその背中に毛布をかけた。
そんだけ。
>>704 なんつーか…
だいちゃんってやっぱ愛すべきキャラだよなあ…
アニメ化されたら見るなあ…。
『提供は、皆様に愛されるシウマイ一筋崎陽軒でお送りいたしました』
製作はエイケンで
大ちゃんが飛んで行く
俺は、彼を追いかけて行く事ができないでいる
俺と同じように大ちゃんもきっと感じていたんだ
もう俺達の関係に先が見えないことを
ちゃぶ台の上には作りたてのシウマイ
その横にそっと手紙が添えてあった
俺はそれを読むことが出来なかった
それを読んでしまったら本当に
本当に、大ちゃんがいなくなってしまう気がしたから
世界が紅色に染まっていく
山陰に沈んでいく陽の光を浴びた大ちゃんの姿が
視界がぼやけてきた俺の眼には
その頭から光の羽がはえているように映った
大ちゃんが飛んでいく
そんだけ。
710 :
681:04/04/02 11:21 ID:9NxhHOHe
午後5時半。
今日は仕事も終わりタクシーを黄金町駅から営業所まで回送していると大ちゃんが立っていた。
目には大粒の涙を浮かべ必死に手を振ってこのタクシーを停めようとしているみたいだ。
回送の文字が見えないのか?少しムッとしたがよく考えると今日は開幕戦ではないか。なんでこんな所にいるんだ?
ふとラジオから「横浜駅構内で起こりました人身事故の影響で、横浜駅を通る京急線、横須賀線、東海道線、京浜東北線は現在運転を見合わせています」
はー。このまま放っといては大ちゃんが試合に間に合わない。
…うーん。でも試合は大ちゃんがいないほうがかえって勝てる気がするし放っとくか。早く家帰ってTVKナイター見たいし…
でも奴がいない試合を家で見ても、たとえ勝ったとしても何かが足りないよな…
俺は車をバックさせた。
「のりなよ」俺はドアを開け、大ちゃんを車内に詰め込んだ。
「Д◎ξ→※☆デニー!」気が動転している大ちゃんは何を言っているのかわからなかったが俺は「信濃町まで飛ばすからつかまれよ」とだけ言った。
俺の日産クルー改DOHCV12ターボエンジンが唸声をあげた。
そんだけ。
今日からいよいよセリーグが開幕する。
大ちゃんは「当分帰りが遅くなるからシウマイ作り置きしておくね」と言って
かれこれ3時間ほど作ってる。
今年は勝てるといいな、大ちゃん。
そんだけ
712 :
代打名無し:04/04/02 12:41 ID:o9wjCLmb
しっかし、今回はベイスターズのスポンサーの放送局からも愛想つかされたみたいな。
神宮スタジアム、ヤクルト対横浜戦はラジオでは開幕戦生中継なし。’01.以前ならメーンで
生中継してくれたニッポン放送からも無視。哀れ横浜ベイスターズ、大ちゃん…。
713 :
代打名無し:04/04/02 15:30 ID:1XFqvY9W
俺は見にいくよ…
シウマイ買って…
やってくれるさ…
そんだけ
大ちゃんはシウマイが好きなのか?
このスレみてたら、
17日に福岡であるハマ戦に絶対行こうという気分になった。
そんだけ。