ブラックジャック プロ野球

このエントリーをはてなブックマークに追加
123代打名無し
「15年以上勤めている選手はもう一人いたみたいな気がするけどね」
「さァて……いたっけ」
「いるよ あの人だよ」
「そうそう川相さんがいたっけ」
「だけど忘れてたなァ あの人パッとしないね」
「いるのかいないのかわかんないぐらいだもんね」
「若手だってほとんど問題にしてないみたい」
「とにかくキャリアはあるだろうけど主将のガラじゃないね」
「そーね たいした人じゃないもんね」

川相選手はまったくカゲのうすい存在だった
松井選手や清原選手がホームランを打つ前にいて
いつも送りバントをしていた
それも だんだんじゃまものあつかいされてきた

川相「おつかれさん」
  「やあ さよなら」
ほとんど みんなこの人を無視した
124代打名無し:03/09/13 22:40 ID:pGUIxUFa
(川相が見事なバントを決めるシーンを想像してください)
BJ「先生……しつれいですが…先生はどちらのチームですか」
川相「ジャイアンツですよ」
BJ「ジャイアンツというとあの…主将が引退された…
   先生はそこの選手会長でも?」
川相「とんでもない ただの守備固めですよ」
BJ「信じられない!さっき先生のバントを拝見していましたが
   たった1球で一塁ベースにボールを当てなすった
   なみの熟練ではああも正確にやれるものではありませんよ」
川相「そりゃどうも なが年下働きをやってきただけですよ」
BJ「なぜ先生のような方が下働きなのですか!?」
川相「なにしろ偉い人が多いからね 巨人は」
BJ「先生はベテランだ! なぜもっと地位を望まないのですか?」
川相「野球選手は欲が優先しちゃおしまいですよ…ハハ……」
BJ「…………」

(川相の最後の台詞は「チームのことが第一」だという意味に取ってください)

川相「ただいま
   今日新主将すいせんの話があってねえ……
   桑田選手か清原選手に決まりそうだ」
夫人「あなただってもう長老じゃないですか」
川相「アハ……例によってわしはまるっきり無視された」
夫人「そうだと思ったわ
   あなたって人はそういう欲が全然ないんですから」
川相「人には分相応ってもんがある わしは今のままが一番合ってるんだ」
夫人「もうあきらめてますけど さみしいわね」
125代打名無し:03/09/13 22:41 ID:pGUIxUFa
清原「わしに票を入れてください!!どうか
   主将になれればそのせつは」
桑田「私にぜひ一票を ま ま ま これは ほんの ほんの」
アナ「桑田さん 今度主将におなりになるんですって?」
桑田「いや まだ決まったわけじゃないよ ハハハ」
清原「わしの新刊です 読んでくだされ」
桑田「いいから いいから とっときたまえ そのかわり 私の推薦 たのむよ」
清原「内野手全部はわしに票をいれるだろう 桑田なんぞに負けるものか」
桑田「そうだっ外野と投手はわたしに票があつまる! これで十二票」

桑田「川相選手!!きみはこないだ阪神戦で512個目の犠打をきめたそうだね
   それはきみの人気とりかね! よけいなことをして 人目をひいて
   主将に きみもなろうっていうのかね?」
川相「そんなつもりは全然……」
桑田「じゃあわたしに投票したまえ」
川相「わたしは自分で人を選びますから」
桑田「とかなんとかいって 清原に票を入れるんだな!?」
若手「桑田さん 川相さんは任せてください あんなのカンタンにこっちにひきこんでみせますよ」

 読 売 ジ ャ イ ア ン ツ 選 手 逮 捕 
 主将選出に買収
 暴力団が資金源

「えらいこっちゃえらいこっちゃ」
「おもだった選手がみんなしょっぴかれた!!」
「オレたちどうすればいいの?」
「選手会長も主将もいないんじゃどうしていいかわかんないよ」
「臨時の代行を選ぶにしても誰がいいんだい」
126「六等星」でした:03/09/13 22:43 ID:pGUIxUFa
BJ「今巨人はたいへんな騒ぎなのだ…」
ピノコ「で その先生なにしてゆの」
BJ「さあね じっとだまって見てるだろ」
ピノコ「さわがないの?」
BJ「ああ さわいだってムダだ だれも気にとめない」
ピノコ「まゆれまぼよしみたいな人よのね」