俺達は川崎憲次郎が確かに憎かった。
FAで川崎が来てくれると決まった時俺達は歓喜した。
今度はあの沢村賞のピッチングがチームへの貢献として見ることができる!
しかし、期待は憎悪に変わっていく。
痛い 故障 今度こそ? また駄目か・・・。
憎悪はネットを中心に目に見えるバッシングとして形になっていった。
しかし、どんなに叩いてもどんなに煽っても見放すことはできない。
なぜだ?
ここまで来た以上、俺達が本当に見たいのはきっと
チームの応援を超えた川崎の復活登板なんだ。
だから、おまえが投げる日まで俺達は叩きつづける。
川崎憲次郎、おまえがもし球宴の場で奇蹟の復活を遂げるなら
おれたちは土下座しておまえに謝るよ。
もう憎悪なんてものではない。
おまえのピッチングがもう1度見たいんだ。
ブーイングも雑音も全て裏返せばおまえの期待の表われなんだ!
おれたちは無謀でも常識離れでも投票を続ける!お前が1位になる日まで!
球宴の日
おまえはピッチングで俺達を圧倒する。
そしておまえが笑顔の影に垣間見せるその不敵な表情は俺達へのメッセージ。
それは、おれらにしかわからない。
バカにするなよ。そう、おれの名前は沢村賞投手川崎憲次郎!thanks
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