原監督ってどうよ? 22

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21代打名無し
オーダー改革の意味
2003.4.16
 どんな局面を迎えようと、後ろを振り向いてばかりではだめです。しっかりと前を見据え
、前進あるのみです。清水、工藤に続き、仁志、元木といった主力がケガをしました。
15日からの広島戦は、スタメンオーダーを大幅に変えなくてはいけません。緊急事態で
挑んだオーダーは、次の通りでした。

 1番・サード、斎藤
 2番・ショート、二岡
 3番・センター、高橋由
 4番・ライト、ペタジーニ
 5番・ファースト、清原
 6番・キャッチャー、阿部
 7番・セカンド、川相
 8番・レフト、後藤
 9番・ピッチャー、桑田

 ビックリしたファンも多いと思います。一番のポイントは「4番・ペタジーニ」
でしょう。私がどういう考えでこのオーダーを組んだか、説明したいと思います。
22代打名無し:03/04/16 17:04 ID:u6QNlsb6
 15日の試合前に清原を呼び出しました。清原自身、私と話したいことがあると
言っていました。何の話になるか、お互いに分かっています。私の方から切り出しました。

 11日の阪神戦から清原は4番に復帰していました。しかし、13日の試合では途中で
ベンチに下がりました。まだ、試合がどう転ぶか分からない状況で、4番が退くということは、
よほどのことがない限り、あってはいけません。チームの士気も上がりません。
 「俺は十分に待っていたが、まだ足の状態はよくないようだな。途中で試合から引っ込む
ケースも出てくるだろう。それも仕方ない。だけど、引っ込む場合は、ペタジーニを一塁で
守らせる。いままでペタジーニは一塁を守らせていなかった。その意味は分かっているだろう。
しかし、今の状態では、仕方がない決断だと思ってくれ」
 「自分でも分かっています。守備だけじゃなく、まだ4番を打てる状態ではありません。
4番を外してください。もう一度、足を完璧にして、4番をもぎ取る気持ちでやらせてください」
 そういうやり取りがあって、4番・ペタジーニ、5番・清原となったわけです。

 この打順で、もっとも崩したくなかった打順は、2番・二岡、3番・高橋由でした。今の状況で、
一番うまく機能している並びです。ペタジーニの前を打つ高橋由が、ポイントゲッターになるのです。

 我がチームの打線で、一番楽に打てるのが、ペタジーニの前を打つ打者です。相手バッテリーは
絶対に勝負してくるからです。相手がどうしても勝負してくる打者が、その勝負に勝つ能力を持って
いなければいけません。今の高橋由なら、その勝負をものにしてくれると信じていました。
23代打名無し:03/04/16 17:05 ID:u6QNlsb6
 1点をリードされた6回2死二、三塁と、8回2死二塁で高橋由に打席が回ってきました。もし、
4番がペタジーニでなければ、歩かせてもいい場面です。しかし、後ろにペタジーニがいれば、
3番の高橋由と勝負しなければいけなくなります。そして打ちました。第1打席に3ランを放って
いる高橋由は、1本塁打を含む5打数3安打で、6打点も挙げました。まさにポイントゲッターと
しての役割を十分に果たしてくれたのです。

 本音を言えば、この時期にバタバタと動くやり方は、したくありませんでした。清原が復帰する
前に、4番に高橋由を据えて清原の復帰を待っていました。今回も同じやり方ができましたが、
その余裕はなくなっています。開幕し、予想以上に早く訪れた危機に、臨機応変に対応し、全員の力で
乗り越えていきたいと思います。乗り越えたその先には、連覇という2文字が見えているはずです。

http://www.hara-spirit.net/cgi-local/diary/diary.cgi?file=story&key=030416