62 :
代打名無し:
相手投手の渾身の一球を待って待って待って
三振か・・・?と思った瞬間に見えない速さでバットが一閃
打球はきれいなぽpの軌道へ・・・だけど落ちない・・・落ちてこない
みんなバカみたいに口開けて見上げてる
静まり返るマンモス
夜空に浮かぶ満月と白球
(‘ ε ’)が全て悟ったような表情で淡々と一塁を回ったその瞬間
ぽーん
とバックスクリーンで白球が跳ねる
(‘ ε ’)は淡々と二塁に向かう
球場の誰もが口を開けたまま
そして二塁のすぐ手前で誰かが一声
「いっ!いまおがーーーーーーーっ!!!!」
解説の福本さんだ・・・目は真っ赤だ
それを合図に怒涛のように巻き起こる拍手と歓声
(‘ ε ’)は二塁を踏んで拳を振り上げて叫ぶ
「っっっっっっしゃあああああ!!!!!!」
鳴り止まない音の嵐の中
少しだけ加速して(‘ ε ’)が三塁から本塁へ
優勝を決めるホームへ・・・
という妙に詳細な妄想が電車待ちのホームで脳内駆け巡って困った
涙ぐんでしまった