【'80】小松辰雄VS遠藤一彦VS北別府学【エース】
テレビ画面に表示されるスピード表示というのは基本的に自動計測。
スカウトが計るみたいに、投球にあわせてトリガーを引いてない。
ベーシックなガンでは1秒間に約8回の電波を発信して、その射程範囲内に
移動物体がやってくると、これに反応して球速が表示される仕組み。
ドップラー効果を利用しているわけだが、これについては(ry
ピッチャーの球速の場合、ボールがリリースされて、ガンが発信した電波が最初に
捉えたものが初速。最後が終速となる。
1秒間に8回電波を発射ということは、0.125秒に1回計測できるということ。
投手からミットまでの距離を18mとすると、平均130q/h(36.1m/s)のボールは、
この間を約0.5秒で通過する。とすると、このガンで平均130q/hのボールの
初速の計測位置は、投手のリリースと、ガンの電波発射のタイミングにより、
リリース後0m〜4.5mの間でランダムに計っていることになる。
ところで昔の両方表示されるガンを見ると初速−終速の差は8q/h前後が多かった
と思う。となると、同じ平均130q/hでも、距離に対して均一に球速が落ちて
いったとしてタイミングによる誤差は、最大で2q/hあることになる。
ただ最近はずっと細かく切り刻んだタイミングで電波を発射できる機械も登場
している模様。