日本ハム本拠地 札幌移転Part9

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2代打ピロシキ ◆vUPIr0QFv.
現時点での整理事項
・確定的なこと
(1)2004年に札幌に移転すること
(2)チームを強くするには多額の資金が必要なこと。最低でも年間60億か。 = プロ野球界の構造改革が行われないことを意味する
(3)大島監督が解任となり、メジャー流の球団組織を目指し、ダイヤモンドバックスと業務提携。さらにヒルマン監督の招聘や、白石ヘッドの就任が決定。

・ほぼ確実なこと
(3)日本ハム本社の世論に変化が無いこと
(4)札幌移転後数年でオーナーが「辞任」すること
(5)北海道の自治体、経済界、民間いずれも、潤沢な資金を用意できないこと

各方面のスタンス
・日本ハム側
本社:既出のように、球団自体を処分したがっているのは明らか。
   中長期にわたる球団への支援は期待できない。
   地域密着の名の下に道内企業に売却できればもうけもの、か。
球団:高齢のオーナー一人に支えられている状態。
   
・北海道、札幌市側
札幌市:球団誘致したのはドームの稼働率上昇のため。
    誘致実現でよしとしたのか、新生球団への出資や補助金拠出には否定的。
北海道:複数の自治体が練習場の誘致に取り組む。(かなり熱心)
    北海道としての目立った動きなし
経済界:長老が熱心になっている
3代打ピロシキ ◆vUPIr0QFv. :02/11/07 02:18 ID:CEFtmxAL
札幌移転の問題点(名称関係除く)
(1)選手の生活の根拠地
「肉体的・精神的にベストを維持するのがプロフェッショナル」という考えを面すいた場合、生活の根拠地を札幌にするのがいいのか、それとも東京か。
移動距離・時間を考慮すると東京が有利な気がするが、地域密着との折り合いはどのようにつけるのか。
(2)道内ででの練習場
目下、札幌近郊の複数の自治体が熱心な誘致活動を展開している。
札幌市はコンサドーレや札幌ドームがあるので、「独り占め」批判をかわすため
消極的にならざるを得ない状況。最終的には、札幌以外のどこかに決まるはず。 ただ「近郊」というのがクセもので、東京の感覚だと隣の県ぐらいの距離にある。
これは、札幌での展開に影響を及ぼさないか。また、他の問題の要因にならないか。

(3)赤字補填は誰がするのか
新生チームの方針のひとつに「優勝を狙える強いチームを」という項目が入ることは
想像に難くないが、当然のようにそれを支える資金が必要になる。
プロ野球業界から撤退したい日本ハム本社、体力のない道内企業・・・ いったいどうするつもりなのか。

札幌移転の合理的側面
(1)札幌市(この件に関しては、=札幌ドームであって、≠札幌市民)
第3セクターで経営している札幌ドームの稼働率上昇が期待できる。
初年度の昨年はドームツアーが予想以上の成果で、この種の施設では珍しく黒字を計上するに至ったが、物珍しさが薄れる2年目以降は楽観はできない。
そのため、日本ハム誘致は有効である。
(2)日本ハムファイターズ
人気面では巨人、ヤクルトに押されっぱなし。全国での人気調査では最下位とか。
コンサドーレ札幌が観客動員で一応の成功を収めているだけに(平均2.2万人)北海道で勝負をかけるのは間違いではなさそう。
経営面でも東京ドームの使用料がネックになっている以上、札幌移転には一応の合理性は見出せる。
(3)日本ハム株式会社
北海道で大手の「雪印」が、不祥事の末に食肉業界から撤退した。
市場の空隙をつくのは当然といえば当然。