球界任侠小説 「不眠城」 Part2

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311番外編・ある日のbuffie(POP7開店)1
<大村のエスニック料理店:POP7>
店の前に「本日開店!本格エスニック料理店『POP7』」の看板

梨田「今日は若獅子会との親睦会と『POP7』の開店祝賀会を兼ねて、タイでの修行が終わって帰ってきた大村シェフによる料理をお楽しみください。その前に私の駄洒落(ウグ」
ローズ「組長、ソレヤルト ミンナ石ニナリマッセ」梨田の口をあわててふさぐローズ
ノリ「こないだの件はお互い水に流すいうことで。大村。料理の紹介せぇ。」
大村「まず突き出しが当店自慢のポップコーン、そして次が『タコの姿揚げエスニック風味』や。楽しみに待っとってな。ワハハ」厨房に消える大村
ノリ「ここはbuffieの隣やから、ここの料理はbuffieからでも出前できますんでよろしゅう」

「ポーーーーーーン!!」
大音響と共に厨房から宴席に向かってポップコーンが大量に降り注ぐ。
石井貴「キャー!! 何これ!!」
鷹野「マグネットパワー ゼンカイ!!」
鷹野の持っていた皿に全てのポップコーンが吸い寄せられるのを見て驚く一同。
伊原「これはもしかしてアトラクションか?」驚愕する伊原
大村「スマン、機械の操作まちごうてもた。ワハハ」
ノリ「お前何やっとるんや。この前も店のスプリンクラー壊してたやろ」不安になるノリ

田淵「うん、なかなかイケる。ングング」真っ先にポップコーンをほおばる田淵
大村「当然やな、ワハハ。オッサンようわかっとるわ」上機嫌の大村
石井貴「なんで猛虎会の幹部がここにいるのよ?」
ノリ「呼んだ覚えはないんやけど。ま、気にせんとこ」アトデ セイキュウショ オクリツケタロ
312番外編・ある日のbuffie(POP7開店)2:02/08/16 01:16 ID:6mpDgE/Y
大皿に乗った『タコの姿揚げエスニック風味』が登場。驚く一同。

大村「このタコ、なかなかカワイイやろ。ワイをイメージしたんやけど」
石井貴「あんたよりタコの方がカワイイわね」
大村「やかましいわ」
田淵「ホントうまいわ、こりゃ」黙々とタコをほおばる田淵
前川「しかしこのオッサン、部外者のくせに図々しいわ全くブツブツ」

ノリ「次のメニューは『ロシアンたこ焼』や。大村、準備はええか?」
大村「まかせとけ。ワハハ」厨房から大村の声が響く

大村「待たせたの、みんな」
ノリ「この中に1つだけ激辛のたこ焼が入ってて、それに当たったら当たりというわけや。これに当たったら、デザートプリン進呈や」
前川「プ、プリンやて?」目の色が変わる前川
ノリ「皆、とりあえず1個食ってや」
田淵「たこ焼といえば小手指〜」2個目のたこ焼に手を出そうとする田淵
梨田「田淵さん、とりあえず1個やで」田淵を必死に止める梨田

前川「......!! ドウヤラ ワイミタイヤ」顔がみるみる赤くなる前川
ノリ「またお前か。ソウイウノニ ヨクアタルヤツ それ食いきらなプリンやらへんで」
前川「プリンのためなら....」なんとか食いきる前川

大村「さあ、これがデザートプリンやで」
前川「プリン、プリン」有頂天になりプリンをほおばる前川
前川「ブッ....ゴホッゴホッ.....何やこの辛さは!!」
大村「ワイが作ったさかい、そういう味付けになっとるんや。言うの忘れとったわ」
前川「ヒィィィィィ!!....」辛さにのたうちまわる前川