○'02の広島はウヒョ〜だぞ○part11
――ある程度の満足感は昨日（17日・ダイエー戦）ピッチングの後あったんじゃないですか？
前回がどうしようもなかったんで、それから比べると大分違いますからね。感触的には
気持ちを楽にできたかなって。
――昨日試合前にですね、僕、酒井投手と話してたんですけど「今日の鶴田さんは
絶対やりますよ。この前の借り絶対返しますよ」
（鶴田ニヤニヤ）
（ナレーション）10日の福岡ドームは初登板・佐々岡投手の好投にわいていました。
2番手で鶴田も初登板。しかしこの人、秋山のバッティングがペースを狂わせます。
（「福岡ドームで流し打ちのホームラン」）
――たまたま私も福岡で見てたんですけど、あの秋山さんのホームランはありゃ
しょうがないでしょう。もうあれ打った人がすごい…。
うーん、そうですね…カウントから考えていけばもっとね、低くても。だから本当あの日は
本当ボールが高くてきめ球っていうボールがほとんど全部打たれてって、そういう…
まだそこまでできてなかったっていうことで。
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（「この回、6長短打を集中される」）
打たれるイメージっていうのはね、簡単につくから。やっぱり抑えて築き上げたものを
また崩れちゃうし。そうやって連打されることがね、何回かはあるかと思うんですけど、
やっぱりそういうイメージがね、ついてしまうのはよくないし。やっぱりかなりショックだった
ですからね、あの後は。だからやっぱりそれを、自分の気持ちをまたやる気にさせるのは
やっぱり抑えていかないとどうにもならないことだし。
（ナレ：17日、呉に場所を移しまたもホークスを迎えます。）
2回のピンチになりかけたとこで何となく自分の今までの試合感みたいなのは、頭は
わかってたんですけど体がそういう風にね、昨日は動いてたから。だからまあ、これで
一つ壁は越えたかなっていうような感じで。
――あの一塁二塁のとき（正しくは一塁三塁）にですね、何かこう自分で「あ、こうだったんだ」
っていうものを自分の中で繰り返したっていうんですかね、思い出したっていうものは
どんなところなんでしょう？
本当に頭ではね、低め低めっていうのはわかってることと思うんですね、ピッチャーは。
でもそれがこう高めにいって打たれるっていう、それがよくない時。いい時はやっぱり
低めで本当にきわどいコースにボール、ストライクわけて、それが実際体でできてる。
実際ボールがそこにいくようになるっていうのは、昨日はそういう感触があったんでね。
――あの二つ目の三振の本間選手の時に粘られたじゃないですか。もう投げても投げても。
（2球ストライクの後5球ファール）
実はね、（大学の）後輩なんですよ。ちょくちょく打たれてたから、その前の試合も打たれてたし。
だからまあ、あの場面本当瀬戸さんは「もっと早く片付いてるよ」っていう感じで言ってたんすけど。
あれが本当のいいきっかけかもしれないですよね。あんだけ粘られてあそこで三振とれた
っていうのは。
――ピッチングで具体的に投げるコースとかそういったもので気をつけた点といったら
昨日はどういうとこなんでしょう？
まだね、たぶん瀬戸さんから見たらもっともっとボールの意識をもってもいいという感じ
だと思うんすけど、それがもうちょっとできてなかったっていう部分がありますよね。ま、
しり上がりにそういう風な感触も自分でもつかめるようになってきたし。まあ、まだちょっと
した不安はありますけど徐々にステップアップしてると思います。
――昨日試合終わった後に一塁側ファールグラウンドの小山田さんと一緒にいらっしゃった
時のあの鶴田さんの笑顔が素敵でですね（鶴田「ふふん」と照れ笑い）、「ああ、
満足してるな」と。
やっぱりね、気分的に違います、抑えた時と打たれた時は。打たれた時笑ってるとね、
何をまわりに、そういうの気をつかうんで。しょうがないですよね、もう打たれちゃったから
そこでしょうがないから切り替えるために何か自分で取り組んで次に結果を出すことが
一番の薬にもなるし、ま、いい経験だったと思います。
――もうね、昨日はね、ちゃんと皆さん、私の笑顔を見てもいいですよ、笑いますよ、今日は
堂々と笑いますよという感じですよね。
（笑いながら）そうですね。
――今年体が大きくなったっていう風なお話をお伺いしました。これは新しいユニフォームに
なったせいではなくて。
いや、もうね、キャンプ前の体では多少大きかったんですけど、キャンプ入って日が経つに
つれて元の自分に。昨日4イニング投げて2ｋｇぐらい減りましたからね。もう本当にあまり
変わってないような。効果があったのかどうか。まあ、とりあえず怪我しないようにだけ。
――健康器具も買われたらしいじゃないですか。
まあ、効果はあると思うんですよね。だから要は怪我しないために使って。シーズン
終わらないと結果は出ないですからね。
――どんなものなんですか、器具というのは。
ちゅうしゅうは（？聞き取れず）っていうのが筋肉をこうやって動かして疲労もとってくれたり
何種類かモードとかあるんですよ。
――よくあのテレビでやってる（鶴田「そうですそうです」）おなかにあてて震えるやつですよね。
あれをテレビで見て「これだ！」と。
何かやらないと。やってね、何か（結果が）出ればいいかなと。
――二人揃って通信販売の宣伝をしてもしょうがないんですけど筋肉はつくと。
（首をひねりつつ）筋肉がつく…と思います。長く使えば。
――その効果もあり、今年は怪我もなくやっていけば。
それが優勝にね、するためにもやっぱり10ぐらいは勝たないと。僕が頑張ればまたチームも
かわってくると思うし。そういう意識を持ってやります。
鶴たんの笑顔は矢野に通ずるものがあってｲｲ!!10ぐらい勝ってくれたらかなり楽なんだが。
瀬戸ともいいバッテリーって感じがするね。