この選手から野球を取ったら・・・

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836読売会・緋鯉会&猛牛会/in 宮崎
<宮崎・ホテルロビー・読売会>
   ロビーに一番乗りの清水。遅れて集まり出す組員達
キヨ 「清水張り切っとるなあ。やっぱセゲヲいなくなってセイセイしとるんやろ?」笑う組員達
清水 「いえ、そんな事は。原組長まだかな?」思わず顔がほころぶ清水。入って来る原
原  「・・挨拶回りの予定だったけど、清水は真田の面倒見てくれ」決まり悪そうに出発する原
仁志 「セゲヲの一言が効いたみたいなんだからネ」原に指名され、当然という顔でついて行く仁志

真田 「清水さん、暗い顔してないでどっか面白い所連れて行って下さいよ」しゃがんで眉の手入れ中の真田
キヨ 「エエな!おもろい所行こ。清水、お前運転な」阿部、真田、高橋尚を連れ車に乗り込むキヨ
真田 「阿部さんって本当に面白い顔していますね〜」感心する真田
キヨ 「中々慣れへんのがポイント高いわ
    清水!阿部の顔以上におもろい所連れていかんと先輩の面目丸つぶれやで!」
阿部 「自分で言うのもなんですがハードル高いですよ!」阿部の顔ネタで盛り上がる車内

キヨ 「清水、何やさっきから黙って。感じ悪いで」清水の頭をどつくキヨ
清水 「・・・俺、終身名誉組長に何かしましたっけ?」無表情で運転席から振り向く清水
キヨ 「前向いて運転せい!セゲヲなんてどうでもええやろ?」何かが切れる清水
清水 「どうでもいい・・もうどうでもいいんだよゴルァ!ハハハハハハ」笑いながら一気にアクセルを踏む清水
真田 「わ〜893って逆走してもいいんすね〜サスガ」物凄いスピードで逆走する車中で1人御機嫌の真田

<宮崎・ホテル前グラウンド・緋鯉会>
   ひたすら走り込む組員達を見守る山本。脇腹を押さえ休憩に入る金本
山本 「金本、大丈夫か?結局いつもと同じになっちゃったな。皆集れ〜」きっちり整列する組員達
前田 「次はダッシュですか?組長!!」息を切らしながらも次のメニューをわくわくしながら待つ組員達
山本 「いや〜皆、たまには休もうや。例年通り故障者続出は勘弁して欲しいんだな」小石を蹴る山本
緒方 「今年は大丈夫ですって!」首を振る山本に一気にしょげる組員達
山本 「893が走ってばかりだからホテルでも気味悪がられているんだ。頼む!休んでくれ」渋々承知の組員

新井 「やたー!!こうなったら思いきり宮崎の夜を楽し」金本のパンチで万歳のポーズのまま飛んで行く新井
東出 「新井さん、着地上手くなったなあ」すぐ起き上がり走って来る新井に感心する東出
金本 「宮崎といえばチキン南蛮。味の世界は日々努力、研鑽だ。いくぞ!」
新井 「って事は金本さんのおごりっすね?やたー!!」再度パンチを食らいガッツポーズのまま飛んで行く新井
      
<宮崎・ゴルフ場・ジャビット商事>
   接待ゴルフも終わり、クラブハウスから出て来る松井、槙原
槙原 「後は空港へ見送り頼むね。俺は先に飲みに行ってるから」そそくさとタクシーに乗り込む槙原
松井 「見送り終わったら連絡します」手を振って出て行く槙原
高橋由「取引先なら用事あるらしくてもう出発されたけど」ゴルフバッグを持って出て来る高橋由
松井 「じゃあ槙原課長に連絡・・・あれ?あの丸いシルエットは」クラブハウスの奥に目を凝らす松井

<宮崎・クラブハウス・ジャビット商事>
   クラブハウス内で注目を浴びる前川。前川を指差し岩隈に話し掛ける老人達
岩隈 「すいません、力士でも何でもないんですよ」岩隈に説明されがっかりして帰る老人達
前川 「あちこちで色紙に手形頼まれると思たらそういう事やったんか」肩を落とす前川
水口 「お前に手振ってる人がいるよ」
前川 「また火薬銃持ったガキやろ?ホンモノウッタロカ
    アレ?AV命の兄ちゃんと後ろ髪長い兄ちゃん!何やパンダみたいな服着て」妙な服装に身構える前川
松井 「会社の新しい制服なんだけど、変?それよりこの間はどうも。床を割る演出にはびっくりしたよ」
前川 「キッチリ請求書来たで。オーナーの妙なテンションに押されて払う約束してもうたのが間違いやった
    毎日変な取り立てメール入るし、服の支払いも残っとるし、ホンマ勘弁して欲しいわ」口を尖らす前川
三澤 「よかったら一緒に飯でもどうですか〜?」
松井 「え〜俺等もいいんすか?」喜ぶ松井。困惑気味の高橋由
前川 「アカン。嫌なパターンにハマッてきたで。うわっ又メール入っとる!」思わず携帯を投げる前川