阪神タイガースバトルロワイヤル

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1nanashi
目を覚ましたときいつものグラウンドではないと忍は錯覚した。
もちろん、その場所ははいつもの甲子園球場のグラウンドであったのだけれど、
何かがおかしかった。何かが違っている。
すぐに、忍はその原因に気づいた。そこは既に夜だったのだ。
照明灯がグラウンドを照らしていた。
先程まで昼食を食べていたはずなのに・・・
忍は、辺りをそろそろと見回した。
そこにはタイガースの選手達が、先ほどまでの忍と同じように床に伏して眠っている。
そのなかには、今岡、井川、赤星もいる。
俺はいったいどうしたんだ?忍がそう思ったとき、ベンチから3人の老人が現れた。
「なんじゃこいつらまだ寝とるんか」
「全く、これだからいつまで経っても‥」
「おう、おまえら起きんか!吉本新喜劇ギャク100連発くらわすぞ!」
松井ヘッドの怒声に選手全員やっと目を覚ましたようだ。
皆、何が起こったのかわからないという顔で焦点の定まらない目つきを している。
なぜ野村監督、松井ヘッド、八木沢コーチが?これは一体?
すると、野村監督ががスピーカーで叫んだ。
そして野村監督の発言が選手全員を戸惑わせた。。
「結局、今年もウチは優勝出来んかった。
 今日は意識改革の日や。諸君にちょっと殺し合いして貰お思う」
2クイナ:01/09/18 21:54 ID:H8q0ISVk
和田をむやみに殺したら殺すアル。
3代打名無し:01/09/18 22:31 ID:vYOAuvhQ
去年何回か「○○な阪神選手はいやだ!」スレでやってたぞ。
4代打名無し:01/09/18 22:32 ID:vYOAuvhQ
現在のいやだスレ

○○な阪神選手はいやだ!12 〜
http://salad.2ch.net/test/read.cgi?bbs=base&key=995249281
6 :01/09/20 21:44 ID:jR3UQ.qM
巨人軍バトロワみたいに育てたい
あのスレは俺が今まで見た中で5本の指に入る良スレだと思う
7 ◆.juUhdTQ :01/09/21 18:26 ID:P2IGDWSA
「ここはどこだ・・・確か、俺は試合があるから甲子園に入って・・・」
桧山進次郎は目が覚めると、自分の今いる場所が甲子園球場のロッカーではないことがすぐに分かった。
それに、さきほどの桧山と同じように寝ている選手の中には、1軍の選手だけではなく2軍の選手もいる。
その中には、ペレスとクルーズの姿もあった。
すでに起きていた井川は、何が起こったのか分からないという表情でおどおどしている。
「こんなに選手を集めて、一体どうしようっていうんだ?」
桧山が頭の中で考えていると・・・
バァン!!
勢いよく部屋のドアが開いた。銃を持った護衛に囲まれるようにして部屋に入ってきたのは阪神タイガース監督、野村克也だった。
「おい、いつまで寝とるんや!」
野村監督が一喝すると、寝ていた他の選手も目が覚めたようだ。ある者は周りをきょろきょろ見回し、ある者は近くにいる選手と何が起こったのか分からないという表情で話している。
野村監督は持っていたスピーカーで叫んだ。
「結局、今年もウチは優勝出来んかった。今日は意識改革の日や。諸君にちょっと殺し合いして貰お思う。」
8  :01/09/22 17:11 ID:EVx8cnVU
「おまえらは、今回の"プログラム゛に選ばれたんや。」
誰かがうっとうめいた。
9スレッド調査隊:01/09/22 17:14 ID:ZmuFbBNo
*男女比
男100%
女0%

*学歴
大卒20%
高卒・高専・専門卒65%
それ以外15%

*職業
無職・フリーター50%
学生30%
第一次・第二次産業10%
第三次産業・その他10%

*調査隊長概評
典型的な糞スレです。
10 ◆.juUhdTQ :01/09/23 13:26 ID:OL/KBK3Q
「どうした?高波?」
野村監督の問いかけに、顔も真っ青な高波は落ち着きのない声で、
「ちょ、ちょっと僕、腹が痛くなったんでトイレに行っていいですか?」
野村監督は子悪魔のような笑みを浮かべながら、
「行ってもいいが、わしの護衛を一人付ける。もし、逃げるようなら撃ち殺す。もっとも、ここは外からは完全に遮断された孤島。運良く逃げだせたところで脱出はできへんやろな・・・」
野村監督の答えに高波は、「やっぱりいいです・・」と力の無い声で言い、地面にへたれ込んだ。
「さて・・このプログラムのルールは・・・どうやら、わしに殺してもらいたい奴が2人いるようやな・・・」
野村監督があきれたような声で言うと、周りを気にせず楽しそうにしゃべっている面出と部坂に視線を向けた。
11 :01/09/23 16:17 ID:GVjgLDjQ
「シュッ」
野村の手から、なにやら銀色のものが投げられた。
それは、部坂の額付近で止まり、部坂はその場に倒れた。
面出は、何が起こったのかわからない様子だった。
「シュッ」
再び銀色のものが飛んでいった。面出の顔めがけてそれは投げられた。
面出も、その場に倒れた。
二人の額には、ナイフが刺さっていた。
「うわああああああああ!!!!!」
12 ◆.juUhdTQ :01/09/23 22:09 ID:195bLyII
面出と部坂の死体を前に、選手達はさらに混乱した。
部屋に怒声と悲鳴が響き渡る。野村監督は渋い顔をして懐から拳銃を取り出すと、天井に向かって発砲した。
「パン!パン!」
乾いた銃声が2発鳴り響く。
「お前ら、この2人のようになりたくなかったら、わしの話をよく聞くんや。わしもなるべくゲームが始まる前に選手を殺したくないんや。」
選手達は銃声に驚いたのか、突然静かになった。
「ルールを説明するで。お前らは今、島の中にいる。お前らにはこの島で殺し合いをやって貰おうと思う。最後まで生き残った一人が、これからの新生タイガースのレギュラーが保証されるんや。」
野村監督はさらに言葉を続ける。
「お前らはこれから、わしが決めた順でこの部屋から出て行くんや。出る時にデイパックを渡す。その中には水と食料、それから武器が入っている。その中に入っている武器で他のやつを殺すんや。
おっと、首につけている首輪は外したらあかんで。外そうとすると爆発する仕組みやからな・・・」
13 ◆.juUhdTQ :01/09/24 15:17 ID:LtbryGss
「じゃあ、始めよか。まずは藤川、お前からや。」
野村監督の声で藤川はゆっくり立ち上がり、デイパックを受け取った。藤川は倒れそうな足取りで部屋を後にする。
「くっ、なんでこんなことになったんだ・・・とにかく、みんなに殺し合いをやめさせないと・・・」
桧山は必死に策を考える。そうこうしているうちに桧山の名前が告げられた。
桧山はデイパックを受け取ると、まずは外に出てみることにした。
建物の外に出ると、まわりはすっかり夜になっていた。桧山がとりあえずデイパックの中身を確認しようとすると・・・
「うわああああっ!!死ねえええええ!!!」
叫び声と共に人影が桧山に襲いかかってきた。手に持っているナイフが鈍い光を放つ。
桧山は間一髪攻撃を避けると、自分に襲いかかってきた人物と対峙した。
それは、恐怖で顔のゆがんだ高山智行の姿だった。
14 ◆.juUhdTQ :01/09/24 15:39 ID:YG.Cf1A6
「た、高山か?落ちついてくれ。俺はこの殺し合いをやめさせたいんだ。協力してくれ。」
「うるさいっ!そういうことを言って僕を油断させておいて、僕を殺すつもりなんだろ?殺される前にころしてやるっっ!うわあああああ!」
桧山が懸命に説得するが、高山は興奮してまったく耳を貸さない。それどころか、再び桧山に襲いかかった。
「危ないっ!」
今度は余裕を持って攻撃をかわす。
「もう殺し合いは始まってしまったのか・・とりあえずこの場所から離れよう。」
説得するのが無理だと悟った桧山は近くの森に身を隠した。どうやら高山は追ってこないようだった。
「ハアハア・・・死にたくない、死にたくない、死にたくない!」
息を切らせた高山が叫んだ。と、同時に・・・・
「パン!」
1発の銃声が聞こえた。弾は高山の心臓を貫通する。高山は断末魔の声を発する間もなく、その場に倒れた。
「うるさいな。少しは静かにできないのかよ。ったく・・・」
近くの茂みから出てきたのは、右手に煙の立ち上るコルトハイウェイパトロールマンを持った塩谷和彦の姿だった。
15 :01/09/24 21:44 ID:Zk.yeEjg
16 :01/09/25 00:19 ID:kcMXdaew
17 ◆.juUhdTQ
星野伸之は部屋の中で桧山と全く同じことを考えていた。
「とにかく殺し合いをやめさせんとあかん。まずは、話の分かりそうな投手と合流せんと。」
同じポジションの選手の方がより話が通じるはず。星野はそう思ったのだ。
「葛西・伊藤・遠山・谷中あたりをまず探そう。」
そして、星野の名前が呼ばれた。