1 :
天然 :
2000/10/10(火) 19:34 もうすぐ発表ですね。 どの分野から選ばれるんでしょうねぇ。 のより研は毎年の恒例行事としてそわそわしてるみたいだけど。
2 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 20:23
物理学賞はもう発表されてるね。 The 2000 Nobel Prize in Chemistry will be announced on October 10 (3:15 p.m. at the earliest)
3 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 21:30
スウェーデンと日本の時差は7時間だから最速で日本時間の午後10時15分だそうで。
4 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:22
めでたいな。
5 :
名無しさん :2000/10/10(火) 22:23
白川筑波大教授って誰だ?
6 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:24
白川英樹筑波大教授おめでとう
7 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:28
白川教授って何を研究してるの?
8 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:32
福井先生以来のノーベル化学賞は俺が取るつもりだったのに…
9 :
白川教授の :2000/10/10(火) 22:33
略歴希望。出身大学は?
10 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:34
物質工学系?
まんせーーい!!!!
12 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:36
東京工業大学理工学部化学工学科
13 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:36
14 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:36
東工大大学院出身だって。
15 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:38
さすが2ちゃんねる!
>>13 ブラボー! 一番槍だ!
16 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:41
17 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:42
導電性高分子やて
18 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:42
ははは、やっぱり野依はだめだったね(藁
19 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:43
白川 英樹筑波大学物質工学系教授 。 1936年生まれ。 東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了。 工学博士。 代表論文は、薄膜状ポリアセチレン合成の最初の報告である『チ グラー型濃圧均一触媒溶液状における重合にポリアセチレンフィ ルムの形成』(1974年)、ポリアセチレンをドーピングすることによっ て伝導性が飛躍的に増加することを最初に報告した『ドープしたポ リアセチレンの電気伝導度』(1977年)、液晶を溶媒として使うと分 子の方向がそろったポリアセチレンが直接合成できることを報告し た『配向したポリアセチレンの合成と性質』(1988年)など。 1983年「ポリアセチレンに関する研究」で高分子学会賞受賞。現在「電磁気的に特異な性質を持つ有機化合物の合成と性質」の研究に取り組んでいる。
20 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:47
ほかの2人って誰よ?
21 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 22:48
22 :
名無しさん :2000/10/10(火) 22:48
知るかい。
23 :
ニュートリノ珍味さん :2000/10/10(火) 22:50
24 :
名無しさん :2000/10/10(火) 22:52
白川名誉教授と共同受賞したのは、米カリフォルニア大サンタバーバラ校のアラン・ヒーゲル教授(64)と、米ペンシルベニア大のアラン・マックデアミッド教授(73)。 導電性を伝導性とか電導性とかややこしい。
25 :
名無しさん :2000/10/10(火) 22:53
しかし今年のノーベル賞はイヤに応用に重点がおかれているな。。。
26 :
プラズマン=ランダウ :2000/10/10(火) 22:58
ついに東工から出たか。ってゆーおいらも東工だけどね(わ 化学系じゃないけど。
27 :
名無しさん :2000/10/10(火) 22:59
あそこは教授自身がイケテル訳では無いって聞いた事があるんだけど・・・。論文発表の時、ひと波瀾あったって話はどうなの? 詳細きぼーん。
28 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 23:04
>25 科学でマスターベーションするのをヤメロって事でしょ、きっと。
29 :
天然 :2000/10/10(火) 23:10
そろそろ有機かなってウチの教授が言ってたが、やっぱり外れたね。 毎年言ってるし。 ま、自分の分野から出てほしいってのは分かるけど。
30 :
名無しさん :2000/10/10(火) 23:29
高分子って有機には入らないのか?
31 :
名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 23:48
白川先生は人間的にも素敵な人で、近くにいた事のある人間としては大変 嬉しいです。でも、実は先生退官した後の職が見つから無くて今はフリー なんですよ。何だか変な話だ。
32 :
ta :2000/10/10(火) 23:51
33 :
ta :2000/10/11(水) 00:03
34 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 00:07
>>31 64歳で名誉教授って肩書きだったので、てっきり
自ら選んだ隠居かと思った・・
この後いろんな誘いが来るんだろうね、先生自身は
複雑な気分になりそう(w
35 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 00:15
京大以外からでちゃったね〜、 時間の問題だとは思ったが
36 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 00:16
今3F435の白川先生の部屋に行ったら電気消えてた・・。 やじ馬が何人かいたよ。
37 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/11(水) 00:16
38 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 00:48
>36 消えてたって、去年退官してるから。。いないと思う。
39 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 00:56
40 :
ノーヘル :2000/10/11(水) 01:03
もっとノーベル賞を獲得できる日本人科学者は いるはずだが……
41 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 01:20
伝導性ポリマーって、学生の実験ミスから偶然見つかったって 聞いたことあるけど、本当???
42 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 01:24
今テレビ局が取材に来てて、他の先生が会見してた・・。 「白川先生とは今電話が繋がらない状態で・・」 って感じでアタフタしてた。
43 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 01:26
44 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 01:30
学生が触媒の仕込み量の桁数を間違えて大量に入れてって話の筈。 学生時代授業で講演にきて、 「私の場合、偶然ミスの結果から発見の糸口が見つかったけど、 運が良かった。学生の皆さんはそういうことはあまり期待し ないように。めったにあることじゃないです。」 とかいってました。
45 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 01:32
>41 本当の話、結構有名だよ。ノーベル賞のホームページにも書いてある。 白川先生の凄かったところは、それを単なる間違いと思わないで、ポリアセチレン の合成方法を確立した点だと思う。 >42 そうなんだ。明日大学行くのが楽しみ。会見はA先生かな?
46 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 01:37
筑波大掲示板になってるな(ワラ
47 :
名無しさん :2000/10/11(水) 01:39
今年こそは、岸義人氏が取ると思ってたけど。。。
48 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 01:49
医学専攻のものですが、白川先生の受賞の前評判は高かったのでしょうか? 門外漢ですが、すみません。
49 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 01:58
>48 合成金属の界隈では白川先生は有名です。 でも、ノーベル賞を貰うとは誰も思っていなかったと思います。 本人も驚いていると、コメントしていますし。 白川先生よりはHeegerの方が知名度は高いですね。 SSH(Su-Shurifer-Heeger、綴り全く自信無し)モデルもありますし。
50 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 01:59
先生の略歴をみたけど、高分子学会賞しか受賞歴がないというのはマジですか。福井先生のときみたいに、またあわてて文化勲章を 出すんだろうけど、日本国内で評価されてないというのもなんだかなあ。
51 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 02:06
でもノーベル賞って一応数ヶ月前に推薦者が候補者一覧みたいなのを 出してるんじゃないの?あれは平和賞関連だけなのかな? 本人にはいくらなんでも数日前に連絡あると思うんだけど・・違うかな?
52 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/11(水) 02:16
筑波と東工大両方から戻ってくれって言ってくるだろうね。 でも、自宅が青葉台?とかだろうから東工大か?
53 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 02:21
もう学者としての能力はとっくに枯渇しています。 玲於奈みたいに、学長になるか講演で稼ぎまくるしかないでしょう。
54 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 02:27
55 :
29 :2000/10/11(水) 02:29
>52 自宅が青葉台なの?青葉区ではあるけど。 っていうかこの人、出身はどこさ?
56 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 02:39
青葉台に住んでいて、筑波に通っているってのは 研究はあまりやる気ないって感じか。週に何回か講義にいくだけ? 地理的には、すすかけ台が一番よさそうだけど。
57 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 02:53
今のすずかけ東工大(おそらく総合理工)では ポリマーを教える人間は揃いすぎているはずですが...
58 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 03:09
>先生の略歴をみたけど、高分子学会賞しか受賞歴がないというのはマジですか。
高分子学会賞は持ち回りという話。
別にこの学問領域に限ったことでは無いけど。
>>27 論文の名前掲載の順番にクレームをつけたとか言う話のことはちらっと聞いた事がある。
59 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/11(水) 03:19
● ● ● ● ●●● ● ● ● ●●● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●●●● ● ● ● ● ● ● ● ●● ● ● ●●●●● ● ● ● ● ● ● ● ●
60 :
通りすがりの理系 :2000/10/11(水) 03:42
>58 日本の賞は、旧帝大閥が握っているからね。 旧帝権威主義が支配する日本の大学と学会は駄目。 その意味で、東工大からノーベル賞が出たのは画期的。
61 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 04:03
>58 マジで文化功労賞その他も受賞されてないんですか? もしそうなら日本は、自国のサイエンスも評価出来ないことになりますが。
62 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 04:22
東大や京大出身じゃなくても、 ノーベル賞を受賞することが出来るんですね。 ほんとやる気が出てきました。
63 :
通りすがりの理系 :2000/10/11(水) 04:41
>61 まったくその通り。日本はサイエンスを評価できない国です。 それも、国民がバカというより、大学の序列、既得権益に乗っ かった大学人がバカだという点に深刻な問題があります。 >62 その通りですね。旧帝の秩序を壊すのは、東工大を措いて ないと思っていましたが、その通りになりました。旧帝で なくてもOK!これは、励みになりますよ。
64 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 04:57
>>49 SSHモデルのシュリーファーって、ひょっとして
BCS理論のシュリーファー?
65 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 05:44
ノーベル賞取れるような学者は人柄も素晴らしいお方。 そういう意味では理科大の向山や東大の中村は一生無理だろうな。
66 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 06:01
白川英樹さんおめ
67 :
通りすがりの理系 :2000/10/11(水) 06:20
>65 そうそう、向山は東工大で仕事をして評価されたが、 色気を出して東大に移り、結局、理科大。 文化勲章貰ったけど、性格の悪さがノーベル賞級。
68 :
>67 :2000/10/11(水) 06:38
ノーベル賞級の性格の悪さって? 具体的に教えてよぅ。
今、面白いもの見つけた。 名大のHPの中に「R.Noyori Network」というページが、 ノーベル賞発表日の昨日、「10月10日」に開設されてるのを発見。 うーん。本気で貰うつもりだったんでしょうか。 (怖いからリンクは貼りません。興味のある人はご自分で。)
70 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 06:50
白川名誉教授には、早速どこかの国立大の学長になってもらいましょう。 どこの大学がいいかな?
71 :
18 :2000/10/11(水) 07:13
>47 岸さんは推薦してくれる人に恵まれていない、というか政治的手腕に難あり >69 本気でしょう。毎年、色々工作してるし(藁 ある意味、白川さんが取れたのは、政治工作の狭間で票が割れてもっとも 安パイに落ちたって言うところだろうな。
72 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/11(水) 07:38
このス面白いね
73 :
名前ないよ :2000/10/11(水) 08:32
筑波は得したって言えるのかな?
74 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 09:37
>64 確か同一人物、昔、出来る人は凄いなと感心した記憶があるから。 >56 今は退官したので青葉台だけど、筑波大時代はつくばの宿舎に住んでいたようです。
75 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 09:47
> ノーベル賞取れるような学者は人柄も素晴らしいお方。 ノーベル賞はネームバリューと投票重視の選考方法の為に、 研究業界で嫌われがちな人は取れない、とはよく聞くね。 しかし、利根川氏は取ってるから例外もあるんだろうけど。
76 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 10:32
利根川さんって嫌われてんの? うちに立花隆と共著の本があるけど、 その本の一番最後の方に脳のことが書いてあったが、そのことかい?
77 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 11:26
農工大とかさ、千葉大とかさ、 そんな普通の大学からもノーベル賞がでてほしいね。 無理なのかな。
78 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 11:36
白川名誉教授は 退官記念パーティーを辞退していたそうです。
79 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 12:05
学生の実験失敗だけど、触媒を1000倍も多く入れたのが 原因だとか。そこから新しい発見につながったわけ。 だけど、1000倍間違えるなんて・・・と思ったけど、 グラムとミリグラムを間違えれば一発だね。
80 :
名無しさん :2000/10/11(水) 12:07
つまらないアイディアや、同じアイディアを繰り返し宣伝して、さも 大きな業績のように見せかけて、業界のドンになるよりは、白川さん のように地道な研究者が評価される方がいいとは思うけどね。
81 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 12:09
白川さんの身近にいた人から話を聞きたいなー
82 :
77へ :2000/10/11(水) 12:10
無理だ.
83 :
名無しさん@筑波大 :2000/10/11(水) 14:02
同じ大学に居ながら全く知らなかったよ。 とりあえずおめ。
84 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 15:28
>>77 ノーベル賞を取った人の出身ラボを見てみろ。
メチャメチャ片寄ってるからさ。
系譜というか、サロンと言うか、そういう環境で
研究内容だけではなく受賞に関しても情報交換してないと無理。
今回の白川氏の受賞は、共同研究者にひっぱられての受賞なのさ。
85 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 15:34
ノーベル賞取ったって大騒ぎしてるけれど、 アメリカとでは受賞数にふた桁違うってのは悲しすぎる。
86 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 16:20
自宅は藤が丘1丁目です。 エンゼルスイミングスクールのそばです。 近辺はマスコミ関係者で賑わってました。
87 :
名無しさん :2000/10/11(水) 16:29
研究の裏テーマは「試薬の千倍増しがトレンド!」 一発逆転をねらって一万倍でもオケーだよ。 教授の目を盗んで千倍増しを試みる、学部生、院生の諸君。 「ラボの爆発には気をつけてね。」
88 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 16:43
有機化学の分野では,コーリーと同じ活躍してる人はたくさんいると思うけど,コーリー研に行ったヤツはコーリーを越えられない. これ定説. 有機化学の分野からノーベル賞をもらえるのはしばらくないと思うよ. 残念だけど,N先生は無理何じゃないかな. N研のひとがいたらゴメンなさい.
89 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 16:46
>84 >今回の白川氏の受賞は、共同研究者にひっぱられての受賞なのさ。 なんか妙に納得・・・。
90 :
名無しサンシティ :2000/10/11(水) 18:13
これって何の役に立つの?誰か教えて〜
91 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 18:21
導電性高分子は学問的には面白いけど 役には立たないってのが定説で、 白川先生ももうこの仕事は一区切り って思って時がたつことはやうん年。 共同受賞者ヒーガーがパワフルな男で サンタバーバラも猛烈プッシュ、あれよあれよで白川先生 急浮上ってところでしょうか。 勘違いして、実用化とか目指すと死ぬよ。 高温超電導んときみたいに。
92 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 18:25
この仕組みについて詳しく書いてある場所しりませんか?
93 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 18:29
とりあえず、空気に触れたらもう終わり ということだけは述べときます。 だけど、有機物なのに電気流すぞぉ ってのを示したんだから、やっぱり偉い と思います。新しい化学反応とかそんなのよりは 格が上の研究でしょう。
94 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 18:38
>31でも、実は先生退官した後の職が見つから無くて今はフリー >なんですよ。何だか変な話だ。 確かに人がよさそうというか立ち回りの下手そうな感じだ・・・ でも半分終わりかけてた人生が突然大転換!!イマからぼろ儲け!!こんな ラッキーあるんだね。一番喜んでるのはお子さんかな?(遺産がっぽり げへへーがんばって稼げよー親父!!) やっぱいやな奴にリベンジとかするのかなー?そんな根性ないかなー?
>94 あんた、理系の大学研究室に所属したことないだろ。
96 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 21:24
ノーベル賞取るような人に再就職口も見つけてあげられなかったって学長とか 学部長(筑波は学部はないのか?)とか立場ないだろうね。
97 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 22:01
94じゃないけど、君のいう事が良く分からん。 所属していたことがあればどうだっていうの?
98 :
名無しさんの初恋 :2000/10/11(水) 22:10
>96 研究者過多の昨今、そんな余裕はないと思います。 大体本人ですら過去の物と考えていたような研究テーマで研究室を 見つけるのはなかなか、ね。 失礼ながら、もう第一線で研究するほどのバイタリティももはやないだろうし。
99 :
名無しさん :2000/10/11(水) 22:17
筑波大の学群長はやっていたそうだから、教育行政に意欲がないわけでは ないんじゃないか? でも、ご本人はもう隠居したつもりだったんだろうね。 これからが栄光の第二の人生だね。
100 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 22:37
高分子導電体がノーベル賞取ったから あと10年すれば有機強磁性体発見者K先生が ノーベル賞か?と勘ぐりしてみる。
101 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 22:39
実験室で1000倍のミスだったから笑い話だけど、 病院で抗癌剤を7倍投与したら、医療ミスで告発されるよな
102 :
名無しさん :2000/10/11(水) 22:42
湯川秀樹 白川英樹 よく見りゃ似たような名前だね。(だからどうだって?
103 :
名無しさん :2000/10/11(水) 22:56
「白川先生ノーベル賞受賞おめでとう!」と言うような 垂れ幕期待してた。 もちろんなかった。普通だった。
104 :
名無しさん@1周年 :2000/10/11(水) 23:38
NHKニュース10に初めから15分間生出演!
105 :
名無しさん :2000/10/11(水) 23:55
この板こんなに盛り上がったの初めてだよねー。 化学専攻の人間として単純にうれしいわ。
106 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 00:43
>101 なかなかのブラックジョークですな。でも亡くなってしまった患者 さんはほんと可哀想と言うか無念だろう。第三者が聞いてもアタマ 来るね、あの大学の会見は。 >102 昨日のやじうまでフトッチョ弁護士が同じようなこと言ってて、 馬鹿さを発揮してたな。「ノーベル賞は似たような名前の人が 取る門ですね」と。お前そんなコメントしか出せないのかと思 ったのは視聴者で俺だけではないはず。 >おーる ココにでてきたのよりってそんなに凄い人なん?聞いたこと もないが(たぶん専攻が違うのか)。どんな実績があるのかな。
108 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 02:03
政府は11日、シドニー五輪女子マラソンで日本陸上界に
戦後初の金メダルをもたらした高橋尚子選手に「国民栄誉賞」
を贈る方向で検討を始めた。また、ノーベル化学賞を受賞した
白川英樹・筑波大名誉教授には、文化功労者と文化勲章の授与を
検討する。政府筋が明らかにした。
>>50 日本は、自家製のサイエンスが評価できない駄目な国と判明。
109 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 02:27
110 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 02:37
研究室から帰って夕刊を読んだけど、 白川先生、国内の研究環境が全然駄目だ、と ぼやきまくってる表現が多々見受けられた。 先生も自覚してるんだよ、日本が閉鎖的で 土壌が駄目だって事が。これを機に 変わって欲しいなぁと他力本願で願ってみたり。 ナベツネ新聞ではサブタイトルに「少年時代は物理が苦手」とか 書いてるのがちょっとワラタ。理科の成績は元々良いみたいだけど 好きこそものの上手なれ、なんだなぁと思った。 あと、ICSM逝っておけば良かったと激しく後悔。
111 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 02:42
ICSM????????
112 :
tt :2000/10/12(木) 02:42
ICSM????????
113 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 02:44
学歴ネタ板でノーベル賞について語りたいんだけど、 誰かURL知らない??
114 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 03:03
115 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 03:05
>>107 ノーベル化学賞を受賞した筑波大学名誉教授の白川英樹さん(64)と、
シドニー五輪女子マラソンの金メダリスト・高橋尚子選手(28)は遠
い親せきだったことが分かった。
白川英樹さんの叔父で、高橋選手の遠縁にあたる岐阜県高山市の白川光雄
(てるお)さん(72)によると、英樹さんの父方の祖父の末之助さん
(故人)は、高橋選手の曽祖母(そうそぼ)高水とうさん(故人)の兄
に当たるという。英樹さんと、岐阜市に住む高橋選手の母滋子さんは、
はとこ同士だ。しかも、高山市在住の滋子さんの母、いね子さんは同市
立南小学校の教員時代に、英樹さんの担任だったという。
英樹さんは、1944年に母の富有野(ふゆの)さんの故郷である高山
市に一家で移り住み、高校卒業まで過ごした。ノーベル賞受賞者と金メダ
リストの両方を子どものころから知っている光雄さんは「めでたいことが
続いてうれしいが、まだピンとこない感じだね」と話した。
朝見たとき、市川房枝さんの親戚かと思った。
というか、高橋尚子と親戚ってどうでもいい話だよね。 こんなことわざわざ報道する必要あるのかな。 そんな堂でもいいことを報道するのが朝日新聞らしいけど。
>116 同感。発見までの過程とか今後の応用の展望でも記事にすればいいのに。学級新聞じゃないんだから。
118 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 06:36
>116、117 科学分野の成果を正当に評価する力がないから、 すぐゴシップに走る。 それより、白川先生以外にも優れた先生がいるは ずなんだからそういう人たちにも光を当ててあげて ほしいな。
119 :
プラズマン :2000/10/12(木) 08:53
120 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 09:40
>>115 おまけに、白川先生夫妻の仲人が、高橋選手の叔父だとか・・・・・
(Byテレビ番組)
>>119 でも福井謙一先生は、こわかったよ〜!
見たまんま。
121 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 09:41
>111 ICSM=International Conference on Synthetic Metal 合成金属国際会議の事、今年はオーストリアのガスタインでありました。 夏なのにセータがいる程寒かったけど、素敵な場所だった。 白川先生はバンケットであいさつしていたよ。 あと確か Heeger もいた。
122 :
プラズマン :2000/10/12(木) 09:46
Chem. Commun. に載ってるのか。
123 :
名無しさん :2000/10/12(木) 09:51
筑波大で記念講演でもあれば、見に行くか。 福井先生の受賞記念講演を聞いたのは学部生時代だったかな。。。 全く記憶に薄くなっちゃってるなぁ。
124 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 09:58
1981年に学部生なら当時20ー24(医学部含む)。 現在、39ー43才。 この板では長老クラスでしょうか。
125 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 10:10
IFが3程度って、化学系では高い方?>Chem. Commun.
126 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 10:29
N依センセが荒れ狂っているハズだが、 何か情報ないか?
127 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 10:38
卒業証書みたら白川先生と江崎さん2人の名前が入っていた、 ちょっと嬉しい。
128 :
名無しさん :2000/10/12(木) 10:50
>124 当たり。39歳だわ。
129 :
>123 :2000/10/12(木) 12:13
>筑波大で記念講演でもあれば、見に行くか。 見に行かずに聴きに行け。
130 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 12:19
>125 ケミコムってIF3なの? 俺的には結構いい雑誌と思ってるんだけどねぇ
131 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 12:23
132 :
名無しさん :2000/10/12(木) 13:13
聞いても多分何もわからん。 行くだけ無駄か。
133 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 14:52
134 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 16:12
>126 恐くてできない。。。。
135 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 17:28
白川先生おめでとー
136 :
名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 17:52
のよりセンセイ、受賞するまで生きててね。
137 :
名無しさん :2000/10/12(木) 22:21
白川先生もこれでどっかのしょんべん大学の学長にはなれるだろうね。
138 :
>137 :2000/10/13(金) 01:50
しょんべん大学といえば、会津大学。 ノーベル賞受賞者のロシア人がゴロゴロいるぞ。(藁 あの大学束ねれば、日本一ノーベル賞受賞者のいる大学になるぞ。
139 :
Dr.sabbat :2000/10/13(金) 03:00
高分子からノーベル賞とはめでたい。 遅ればせながら、おめでとうござります。 #ポリアセチレンは、最近あんまりはやらないけど、やってる人はいるよね。 #導電性高分子としては、ポリアニリンの方が有名になっちゃってるから目立 #たないけどね。ポリマー電池とかには使われてるな。
140 :
詐欺師 :2000/10/13(金) 09:26
ここ数年、「機能性有機材料は完全な詐欺だ。役に立つモノができる可能性 は完全にゼロ。有機機能性材料への研究費投入は漸減させる。」と、科技庁 のみならず文部省にまで言われていたが、これで、誤解してくれる役人が 少しは増えて、有機機能性材料への投資が少しは増えるかな。
141 :
ニダ! :2000/10/13(金) 10:12
10月12日 中央日報 今年のノーベル化学賞「電導性高分子」最初の合成者は韓国人 日本の白川教授に今年ノーベル化学賞の栄誉をもたらした 電導性高分子の最初の合成者は原子力研究所に勤務する ビョン・ヒョンジク博士(74)であることが判明した。 ビョン博士は70年代初め東工大で研修をしていたとき 偶然ポリアセチレンフィルムという新物質作ったが、 これが30年後ノーベル化学賞をもたらす契機になった。 ビョン博士は当時、実験で規定値の1000倍の触媒を 間違えて入れると、今まで見たことがない物質が合成された というもの。 当時、ビョン博士と白川教授はこの実験が何を意味するか まったくわからず、ビョン博士は1年間の研修を終えたあと、 実験資料をそっくり残したまま帰国した。 しかし白川教授は75年、東京で開かれたあるセミナーで 高分子化合物の世界的な大家、米マクデアミッド教授に会い、 実験結果を詳しく説明、マクデアミッド教授はすぐに白川を 米国に招請、共同研究を進めたとのこと。 この後、物理学教授だったヒーゲル教授も加わり、 電導性高分子物質を作り出すという凱歌をあげた。
142 :
名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 11:07
ビョン博士にはお気の毒だね。 しかし、こんな事気にしてたらノーベル賞受賞者はかなりかわる。 QHEも最初に観測したのがKlitzingのわけでは無いし。 フラーレンの時も大澤先生が貰える事になる。
143 :
名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 11:20
日帝時代以来、日本人のやり口は全く変わっていないんですね。
144 :
>143 :2000/10/13(金) 11:27
何言ってんだかわからんね。 文系無知は黙ってなさい。
145 :
名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 16:30
>144 そうそう。 偶然の意味を見つけて真実に辿り着いた人が 本当の発見者。韓国の博士も自分の所で研究を 続ければよかっただけ。
146 :
名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 18:57
またまた韓国人の頭の悪さを示す結果となってしまったな。
147 :
名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 19:05
>145 賛成です。彼らが頭が悪いかどうかは判らないけど。
148 :
名無しさん :2000/10/13(金) 19:38
何か奇妙な事に出会ったときに「何かの間違いだろう」とかで 済ましてしまうか、納得のいくまで原因を追求するかどうかの差だね。
149 :
名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 19:43
>146 それは言いすぎ。
150 :
名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 20:19
こういう記事を載せてる中央日報が馬鹿なんだ
151 :
名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 20:48
>150 それなら同意。
152 :
名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 21:23
今回のようなSerendipityをモノにできるかどうかが 研究者としての能力ではないでしょうか。
153 :
名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 21:35
154 :
146 :2000/10/13(金) 21:36
>150 中央日報も別に受賞者を揶揄しているわけじゃなくて、 単に逸話のつもりで書いたと思うのだが。 記事の最後で >この後、物理学教授だったヒーゲル教授も加わり、 >電導性高分子物質を作り出すという凱歌をあげた。 と賛辞の言葉を書いているし。 問題なのはこれをコピペした141の意図だな。
155 :
名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 21:38
↑146じゃなくて149
156 :
名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 21:48
>>152 そうそう。同時に、Serendipityをあてにした実験をしないことも研究者の
能力ですね。
>>44 にあるように、そのことをわきまえている白川先生は偉い。
>>153 これはネタでしょう。白川先生を貶めているわけじゃなくて、
韓国人はこういう妄想を言いそうだというハングル版的な煽り。
157 :
名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 23:30
>156 こうありますが。 >362 名前:韓国在住者(328) 投稿日:2000/10/13(金) 21:31 >328はネタじゃないっす。本当。 >昨日の8時のKBSニュースを見ました。 >でも、今日は、DJ大統領のノーベル平和賞ニュース一色で、昨日の話の続きは >どこへ行ったやら。楽しみに待ってたのに。 >「ノーベル平和賞もらったから、まあいいや」ということで、みんな関心が無く >なったのか。 >ニュースの続報があれば、ここに書きます。
なんと、ネタじゃなかったのか。すみません>153
159 :
天下の東工大 :2000/10/14(土) 02:29
困ったもんだ。 これじゃ、ペニシリンだってフレミングじゃなくて、韓国人の 業績だとこじつけることができそうだな。
160 :
℃素人 :2000/10/14(土) 02:51
で、この韓国人のオッサンの言うことにも多少の理はあるの? それともまったくの妄想(いいがかり)?
161 :
天下の東工大 :2000/10/14(土) 03:40
ミスを横取りなんてのは論理矛盾で、通じないだろ、普通。 相手がややこしい関係の韓国人だから、強弁が許されているだけで、 日本人同士やアメリカ人と韓国人の組み合わせであれば、話題にさえ ならない。
162 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 03:41
163 :
天下の東工大 :2000/10/14(土) 05:53
>162 あんた、悪いけど日本語がおかしいよ。うちにいる留学生 そっくりだ。
164 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 06:30
機械翻訳 今年ノーベル化学上を受けた日本学者は韓国学者が失敗した研究を 自身が続けて成功させたのと言いました。 けれどもこれは全然事実と 異なるとわが国学者が本社との単独インタビューで明らかにしました。 ノーベル化学上の真実は何かコンハンジン記者が伝えて上げます。 <記者> 今年ノーベル化学上は日本の白川博士など3人が受けました。 白川博士の水上理由は33年前に電気が通じるプラスチックが 開発できる基礎物質を合成したということでした。 白川博士は当時韓国留学生が失敗したのを自身が成功させたのと言った ので日本言論が報じました。 白川博士が韓国留学生と言った人は だれでもなくピョンヒョンジク博士。 彼は12日の朝新聞を読んで 33年の間胸に込めて来た真実を公開しました。 即ちプラスチック電導体の基礎物質であるアセチレンポリ長芋は 去る67年自身が東京工業大学に研究員でいる時初めて合成したと いうことです。 (ピョンヒョンジク博士/全原子力研究所放射線研究室長) ”モ一タをしっかり回さなければならないか知ったがモ一タが SEUだからおかしいい現象が出るのに避けものちょうど出来たよ。。。 これは対ヒットだ。偶然でしょう本当。" けれども邊博士は研究チーム長である池田教授から大きい叱責を受けて 研究チームで追われました。 (ピョンヒョンジク博士) ” 少しおかしいいと思った。普通の時ならすきだと思ったが腹を立てて 早く&#51922;A出そうとそうだっただて。。" 白川にものがアセチレンポリ長芋の合成方法を親切に教えてくれたのに 白川が至る自分の研究成果で発表したという事実図付け加えました。 (ピョンヒョンジク博士) ”四ロッカー瓦屋根の家癌のくらいても 駄目だと彼だそうですね。それでどう下かと聞いて教えてくれました。 " 邊博士は帰国して研究を続けるという意を明かしたが 日本との関係悪化を心配する研究所商社の意によって計画をあきらめる しかないでした。 31年の間韓国原子力研究所で研究暮らした邊博士は ノーベル賞が問題ではなくて真実が余りに歪曲されたと言いました。 (ピョンヒョンジク博士) ”最少限それでも私が見つけたとはしなくて も共同研究子路は入れればそれがふつうですね。 アンマン大学院生でも入れなければならないです。 " けれども白川博士は12日午後日本でSBS取材陣と会って 邊博士に対してこう話しました。 (四ロッカーと博士/ノーベル化学上受賞者) ”ピョンシガアセチレン重合実験を一度体験してみたいといって 但し一度しただけです。" 邊博士は真実が証拠立てられる33年前の 記録を探し始めたし当時東京工業大学院生達はこんな事実をみんな 知ることと言いました。 コンハンジン記者zero@sbs。co。kr
165 :
名無し :2000/10/14(土) 07:23
↑ この邊(ピョン)博士の主張って 耳を傾けるに値するものなんですか?
166 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 07:56
もし事実であっても、論文に署名がなければ、賞はもらえない。 これ、世界中の常識です!
167 :
ちゃんと翻訳 >164 :2000/10/14(土) 10:42
今年のノーベル化学賞の真実
SBS 8ニュース
今年ノーベル化学賞を受けた日本の学者は、韓国の学者が失敗
した研究を自分が続けて成功させたものだと言っています。
しかしこれは全く事実に反すると、わが国の学者が本社との単
独インタビューで明らかにしました。
ノーベル化学賞の真実は何か、コン・ハンジン記者がお伝えし
ます。
今年のノーベル化学賞は、日本の白川博士など3人が受けました。
白川博士の受賞理由は33年前に電気が通るプラスチックを開発
できる基礎物質を合成したというものでした。
白川博士は、当時、韓国人留学生が失敗したものを自分が成功
させたものだと言ったと、日本のマスコミで報道されました。
白川博士がいう韓国人留学生とは、ビョン・ヒョンジク博士。
彼は12日朝、新聞を見て、33年間胸に秘めてきた真実を公開し
ました。
すなわち、プラスチック伝導体の基礎物質であるアセチレンポ
リマーは、去る67年、自分が東京工業大学に研究員としていた
とき、初めて合成したそうです。
(ビョン博士/前原子力研究所放射線研究室長)
「モーターが回るはずなのに回らないからおかしいと思ったら、
膜ができてたんですよ。これがヒット。偶然ですね、ほんとに」
しかしビョン博士は研究チーム長の池田教授からひどく怒られ、
研究チームから追い出されました。
(ビョン博士)
「ちょっとへんだと思いました。ふつうなら喜ぶはずなのに腹
を立て急いで追いだそうとするし……」
白川にアセチレンポリマーの合成方法を親切に教えてやったの
に、白川がこれを自分の研究成果として発表した、と言うこと
も付け加えました。
(ビョン博士)
「白川がどうしてもできないと言うんですよ。そしてどうやる
んだと聞くから教えてやったんです」
ビョン博士は帰国して研究を続けようとしましたが、日本との
関係悪化を心配する研究所の上司の意向に従って計画を諦める
ほかありませんでした。
31年間、韓国原子力研究所で研究生活をしたビョン博士は、ノ
ーベル賞が問題ではなく、真実が余りに歪曲されていると話し
ています。
(ビョン博士)
「少なくとも、まあ私が発見したとは言わなくても、共同研究
者にいれてくれなくちゃ。それがふつうですよ。いくら大学院
生だって、入れるべきです」
しかし白川博士は、12日午後、日本でSBS 取材陣に、ビョン博
士について次のように話しました。
(白川博士/ノーベル化学賞授賞者)
「ビョン氏がアセチレン重合実験を体験してみたいと言って、
ただ一度やっただけです」
ビョン博士は真実を立証できる33年前の記録を探し始めました。
また、当時の東京工業大学院生たちはこのような事実をすべて
知っているだろうと言いました」
コン・ハンジン記者
http://news.sbs.co.kr/sbs/5/view.php3?seq=20001012195725909
168 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 10:48
二人の言ってることがずいぶん食い違ってるぞ。 どっちがほんとなんだ。
169 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 10:57
170 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 11:23
10月12日朝日新聞 白川博士インタビュー記事一部 ー一番のきっかけは、大学院生がちょっと杜撰な実験を した事だということですが。 白川 その人は韓国の原子力研究所から来られた留学生です。 ただ、詳しいことは、もう分からない。僕の実験じゃないものだから。 どういう濃度でやったかということも書いていない。たぶん、僕が mmol(ミリモル)と単位を続けて書いたので、m(ミリ)を読みきれ なかったか、ということなんですよ。 ー見た瞬間に、あ、これはと分かったのですか? 白川 見た瞬間は、分かりません。よく見ると、表面に膜が張っていた。 ちょっとつまんだら、黒いものが引きあがってきた。 ーボロぞうきんのような。 白川 そうそう。これは色々なことができるな、と。黒いボロぞうきんが、 色々工夫しているうちに、銀色の綺麗で均質な、いかにも電気が 通りそうなものになった。ただ、原子構造などの基本的なことは 分からなかった。
171 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 12:56
>白川にアセチレンポリマーの合成方法を親切に教えてやったのに、 この部分のビョン博士の言動に飛躍があると思う。 この段階では黒いボロぞうきん=アセチレンポリマーとの認識は 無かったと思われる。 正しくいうなら >白川に黒いボロぞうきんの合成方法を親切に教えてやったのに、 かな。
172 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 15:23
馬鹿な韓国の留学生が1mM と1Mを間違ってたまたまアセチレンポリマー ができたのかもしれないけれども、大切は事は、その一見失敗とも思える 実験をみのがさず、その重要性を発見し展開したしたこと。 この無能留学生は結局初めから終わりまでなんのことやらわからず、 追い出されただけだろう。フレミングのペニシリン発見物語も、バクテリアの プレートの青黴の周りの溶菌現象を発見し、黴の中に抗生物質が存在することを 見抜き、精製した事が重要であって、仮に誰かがプレートに黴を生やしたからと言って そいつがノーベル賞を取れるわけではない。 その辺の事を分からずごたごた言っている記者が存在すること自体 韓国という国の前近代性が表れている。
173 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 16:08
mmolとmol読み間違える実験者が言う資格ないなあ。 研究の継続ではじめて優秀な発見と言うべきだ。 受賞理由も「〜の発見と開発」とあるし。 ビョン氏の「帰国してからも研究を続けるつもりだった」では言い訳にならない。 どちらの言い分が正しいかは判らないが、 ビョン氏はすばらしい発見だと思った時点で公に発表するべきだった。 前のレスで誰かがC60の話をしてたけど、先に論文発表しててさえ 受賞できない場合もあると言うのに。
174 :
コピペ :2000/10/14(土) 16:31
60 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2000/10/14(土) 16:22 俺、理系の研究者だけれど、研究の上で、辺という名の韓国人の研究への貢献度 はそれなりに高いと思っています。ボロぞうきんかなにか、それが偶然の失敗で あろうがなかろうか、触媒濃度によって物質構造が大きく異なるというヒントを 探し出したというのは、偉大な発見だと思います。 白川教授の最初の論文には共著者として投稿されてもいいかと思います。 しかしながら、彼らの研究は、おそらくその触媒濃度を変化させて、伝導性の アセチレンポリマーを合成に成功したところから始まるのですから、 当然ながら、辺氏にはノーベル賞受賞の資格は全くありません。 同じ日本人でありながら言うのは非常に心苦しいが、白川教授の偉業はその後、 アメリカでの共同研究により花開いたのだと思う。ここら辺りは、その道に 詳しい人のフォローを頼む。 その共同研究ももちろん白川教授の発見がなければ始められなかったわけで、 だからこそ、白川教授は偉大なわけなのだが、同じ論理で、たとえ単なる偶然 だとしても、辺氏という韓国人留学生の貢献も無視できないように思えてしまい ます。
175 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 17:07
結果が全て。 ノーベル賞だけではあるまいし せめて皆の記憶に残ることを祈る
176 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 17:36
化学を学ぶ頭のよい皆さんに質問します。 韓国人は、白川博士のノーベル賞受賞に文句を言っていますが、 これと似たようなことを日常茶飯事にしています。 例えば、空手から生まれたテコンドーを韓国固有の二千年の 格闘技と言ったり、ポケモンは韓国に起源がある、 などと言っています。 日本にこのような荒唐無稽ないちゃもんをつける韓国人を 化学的に分析するとどうのようになるのでしょうか?
チンコに火つけて吸収スペクトルを見る。
178 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 19:16
同じ物をみて、それをどのように感じるかということが 人によって違い、そこが重要なとこで、 極端な話、中学生がぼろ雑巾みたいなものみたところで なにも感じなかっただろう。 白川博士は、そこになにかをみいだし、その後の研究に結び付けていった。 なにも感じなかったであろう留学生は話題にも上るべきものではない。 まあ、軽いエピソード程度ならいいのだが。
179 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 21:31
<日本人的例え> もし、子供が拾ってきた石が、歴史とか科学を大きく変えたとしても、 その子供は偉大ではない。
180 :
名無しさんZ80 :2000/10/14(土) 21:39
向こうの報道では、molとmmolを間違えたとかいう話は出てないの ですが、なんだか話ができすぎてるようにも取れなくもないし、 どうなんでしょう? 141によるとピョン博士は、74歳ってあるけど、だとすると、 当時、白川助手が31歳で、ピョン院生が41歳ですね。
181 :
天下の東工大 :2000/10/15(日) 00:44
下らない。ボロ雑巾を見て電気が通ると考えるか、変なものが できたで終わるかの違い。物性を知っている者と、耐熱材料に しか興味がない者との違いでもある。どだい器の違う話だ。 韓国だから、図々しく絡んでくるだけで、ほかの国の人間だと 話題にもならない。
182 :
名無しさん@1周年 :2000/10/15(日) 03:54
え?韓国、なんかもんくいってるの? 全く・・そうなんだよな。
183 :
名無しさん@1周年 :2000/10/15(日) 05:15
>韓国で文句を言っている人 言いたいことがあるんなら、ノーベル賞の選考委員会あてに 公開質問状を出しましょう。フランスのステランが医学生理学賞 のときにやったように。 藁い者になるだけだろうけど、ノーベル賞 の舞台裏を描いた本に名前が残るでしょう。
184 :
若葉名無しさん :2000/10/15(日) 11:57
185 :
名無しサンシティ :2000/10/15(日) 12:39
そこらじゅうに張り付けてるな、お前>184
186 :
名無しさん@1周年 :2000/10/16(月) 15:48
反論するだけばかばかしい。 こんな記事書いてる韓国人は馬鹿だと言う事だけだな。
187 :
天下の東工大 :2000/10/16(月) 18:01
韓国のトップ校に留学中の友人からの情報だが、 学生達は、こういう記事を載せているマスコミを 話題にもしないらしい。理由は、2流マスコミの 嘘八百、日本攻撃は毎度のことで、読む気もしな いということだ。日本のテレビや新聞をボロカス にいってる俺達と同じだな。ま、学歴のある奴な ら分かってるってことだ。
188 :
もぐもぐ名無しさん :2000/10/17(火) 01:57
↑まあな
189 :
名無しさん@1周年 :2000/10/21(土) 02:29
白川博士、就職口なく海外転出寸前だった
自然科学で十三年ぶりのノーベル賞を日本にもたらした頭脳は、海外流
出寸前だった――。ノーベル化学賞受賞が決まった筑波大名誉教授の白川
英樹博士(64)が二十日、東京・有楽町の外国特派員協会で講演し、日
本で再就職の口がないため、いずれ海外の大学などで働くつもりだったこ
とを明らかにした。
今年三月に筑波大を定年で退官した後、再就職しなかった理由を尋ねら
れた博士は、「少子化で多くの私立大学が定員削減を迫られており、余分
に教授を採る余裕はない。だから、全然声がかからなかった」と答え、会
場を笑わせた。
これに対し、海外の大学・研究機関からは、何件かポスト提供の申し出
があった。業績が国内より海外で高く評価されていたことを裏付けた形
で、博士は「一年間休んだ後、応じようと思っていた」と打ち明けた。と
ころが、ノーベル賞受賞が決まったとたん、冷淡だった日本の大学も百八
十度態度を変え、「ぜひうちに」との要請が相次ぐようになった。海外へ
出るか、日本にとどまるか、現在は決めかねているという。
◇
一方、白川英樹博士が二十一年間を過ごした筑波大(北原保雄学長)の
教官室が、保存されることが二十日までに決まった。
博士は長年、約十九平方メートルの「F425」号室を教官室として使
ってきた。現在は空室だが、「白川」の看板はかかったまま。中尾学系長
は「業績の展示のほか、在職当時の姿を再現し、白川さんが気軽に立ち寄
れる雰囲気にしたい」としている。筑波大ではまた、博士ゆかりの資料を
展示する「記念室」の設置も検討している。
(10月20日21:36)
http://www.yomiuri.co.jp/04/20001020i412.htm
190 :
コピペ :2000/10/21(土) 14:15
フジテレビの「ウォッ!チャ」にビョン博士が出演してました。 ビョン一族はかなりの大富豪です。そして、妻、子供、孫を含めて 博士号取得者が大勢いるそうです。 一族の写真がでてましたが、綺麗な方が多かったです。 問題のノーベル賞に関してビョン博士は、 「白川博士を祝福したい。」などと最初は謙虚な事を言っていたが、 「実験は明白な意図をもってやっていて、薄い膜が出来たときも それが何であるかは分かっていた。その為に、何度も実験を 繰り返していた。」と言っていました。 同様に、奥さんも「韓国の実験環境が整っていれば、主人が 受賞してたかもしれない。」と悔しそうに言っていた。 街を歩く韓国人も、 「日本人とアメリカ人だけが受賞してずるい」 「真相を究明せよ。」と言っていた。 とにかく、ビョン夫妻は ・実験は明確な意図を持ってやっていて、失敗ではない。 ・実験環境が整っていれば、ビョンが受賞していた という事を確信している模様です。 「ウォッ!チャ」の司会者も「白川博士の言い分は一方的なので、 「失敗」と言う言葉は控えるべきだ」と言っていました。
191 :
名無しさん@1周年 :2000/10/21(土) 14:55
「それが何であるかは分かっていた」とは言ってないよ。
192 :
名無しさん@1周年 :2000/10/22(日) 00:03
たとえ、ピョン氏の言う事が事実だったとしても、 ノーベル賞は薄膜を作った事では無く、 導電性の研究について与えられたので、何ら問題は無い。
193 :
名無しさん@1周年 :2000/10/22(日) 00:56
ビョンも自分の実験の重要性を認識していたのなら、 30年間追求すればよかったのに、ノーベル賞受賞 のとたんに自分も、自分もと言った時点で ビョン の悪あがき決定。
194 :
名無しさん@1周年 :2000/10/22(日) 15:22
こんなこと言い出す輩が増えるなら、東工大は韓国からの留学生を拒否すべきだな。 全部、旧帝大系に引き取って貰えばいい。
195 :
天下の東工大 :2000/10/22(日) 23:55
>190 おいおい、奴はそんなこと本気でいっていたのか? それから、その司会者って誰よ?在日か? >194 留学中の俺の友人の話だと、まともな連中はまとも なんだからいいじゃないか。バカ一匹でそんな極端 に走る必要はないよ。
196 :
名無しさん@1周年 :2000/10/24(火) 18:19
文化勲章: 勲章は白川英樹氏ら、文化功労者は四世茂山千作氏ら 政府は24日、今年度の文化勲章受章者と文化功労者を発表した。文化勲章は慶応義塾 大名誉教授で現代中国研究・学術振興の石川忠雄氏(78)▽日本芸術院会員で皮革工芸 の大久保婦久子氏(81)=本名ふく▽筑波大名誉教授で、今年のノーベル化学賞の受賞 が決まった物質科学の白川英樹氏(64)▽日本芸術院会員、大阪教育大名誉教授で書の 杉岡華邨氏(87)=本名正美▽名古屋大教授で有機化学の野依良治氏(62)▽俳優の 山田五十鈴氏(83)=本名美津=の6氏に贈られる。また、文化功労者は、国際日本文 化研究センター所長の河合隼雄氏(72)ら16氏。文化勲章で同時に女性2人が受章す るのは初めてで、女性の受章者は計10人になった。1978年におおむね5人と閣議で 決められて以降、6人が受章するのは81年に次いで2回目になる。 石川氏は中国憲法史や中国共産党史の研究で知られ、大学審議会会長などとして高等教 育や学術振興に貢献した。大久保氏は日本にほとんど伝統のない皮革を素材にした工芸に 取り組み、芸術として確立させた。白川氏は電気を通すプラスチックの発見と開発で、今 月ノーベル化学賞受賞が決まった。杉岡氏は格調高い独自の書風を確立し、仮名の分野で は初の受章となった。野依氏は従来困難と言われてきた高い光学的純度を持つ化学物質を 合成する分野を開拓し、精密有機合成化学の新たな概念を確立した。山田氏は映画やテレ ビ、新劇などの第一線で活躍。53年には「箱根風雲録」で毎日映画コンクール女優主演 賞を、舞台「たぬき」の演技で75年に毎日芸術賞を受賞している。 文化功労者は、河合氏のほか、東南アジア史などの石井米雄氏(71)▽人形浄瑠璃文 楽の吉田玉男氏(81)=本名上田末一▽狂言の四世 茂山千作氏(80)=同茂山七五 三▽物質科学の白川英樹氏▽グラフィックデザインの田中一光氏(70)▽小説の田辺聖 子氏(72)▽分子生物学の富澤純一氏(76)▽洋画の野見山暁治氏(79)▽声楽な どの畑中良輔氏(78)▽経済史の速水融氏(71)▽分子免疫学の本庶佑氏(58)▽ 金属工学などの増本健氏(68)▽日本画の松尾敏男氏(74)▽日本美術史などの山根 有三氏(81)▽材料工学などの横堀武夫氏(82)。増本氏は父親と親子2代にわたっ ての功労者になった。 文化勲章の親授式は11月3日に皇居で、文化功労者の顕彰式は6日に都内のホテル で、それぞれ行われる。
197 :
ccc :2000/10/28(土) 01:40
東京都立大学工学部応用化学科のU教授にはノーベルお経授業賞を、 Y教授とT教授にはノーベル世渡り賞を、N教授にはノーベル階段上 り下り賞を、I教授にはノーベル前向き賞をあげよう。
198 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:16
【はじめに】 先月韓国の辺博士が、ノーベル賞受賞の白川氏の「留学生の失敗が発見の元」という逸 話に関し、実験は明確な意図を持ってやっていて失敗ではなく、実験環境が整っていれ ば自分がノーベル受賞していたという旨の発言をしていることが伝わったが、本件に関 して調べて分かったことを記す。 なお、私は高分子の研究者でもなければ、身近にも高分子の関係者はいない。また東工 大・筑波大・早大の人間でも関係者でもない。入手できる論文と資料を元に考察した。 引用した論文は軽く目を通したし、入手できなかった論文に関してはCA No.を記載し た。白川氏サイドの参考資料として 1990年イリューム第4号「現代の錬金術─電気を通すプラスチック」(Illumeと省略) 2000年日経サイエンス12月「白川英樹氏独創の軌跡」 2000年10月12日朝日新聞朝刊「ノーベル賞の白川さん 先輩・山本さんと対談」 の3点を用いた。真実を時代の巡に追う。
199 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:18
【東工大の籏野研・池田研でのZiegler-Natta触媒重合の研究】 1958年 Natta@` ポリアセチレンを黒い粉末として合成(Belg. Patent@` 546@` 151.). 1961年 籏野・神原(東工大)ら@` ポリアセチレンが有機高分子半導体であることを発表 (Paramagnetic and Electric Properties of Polyacetylene. Hatano@` Masahiro; Kambara@` Shu; Okamoto@` Shigeharu. J. Polym. Sci. 1961@` 51@` S26-S29.). 当時 白川氏は籏野研の院生. 「神原・籏野グループによるポリアセチレンの電磁気的性質の解明がほぼ終わりに近 付いた頃、同じ口座の池田らはチグラー・ナッタ触媒を使うとアセチレンがどのよう な重合機構でポリアセチレンとなるかという研究に専念していた。(Illume)」 1964年 辺氏@` Schmidt反応の検討により@` 濃硫酸中でベンズヒドリル類から生成するベ ンズヒドリルアジドが平衡状態にあることを発表(Preequilibrium in the Schmidt reaction of benzhidrols. Pyun@` Hyung Chick. Daehan Hwahak Hwoejee 大韓化学 会誌 1964@` 8@` 25-29. CA 61:9374h). これは辺氏の処女論文であり@` 本人の所属 は Korea としか書いていない. 1966年 池田ら@` アセチレンの重合で副生成物として得られるベンゼン@` エチルベン ゼンに着目し@` アセチレンの重合機構を提案(On the Mechanism of the Cyclization Reaction in Acetylene Polumerization. Ikeda@` Sakuji; Tamaki@` Akihiro. Polym. Lett. 1966@` 4@` 605-607. 論文受理は3月). 1966年4月 白川氏@` 籏野研での博士課程修了. 池田研の助手となる. 「アセチレンやチグラー・ナッタ触媒を取り扱うのは初めてであったが、院生時代に、 籏野先生や同僚が行なっていたアセチレンの重合を見ていたので、程なく実験を軌道に 乗せることができた。(Illume)」 1967年5月 白川氏@` 用いる触媒によりポリアセチレンの組成が変わることを学会発表(チ タンとアルミニウムを含む複核錯体によるアセチレンの重合. 白川英樹; 安悦三;池 田朔次. 高分子17年次大会 IIIA14(1967).).
200 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:18
1967年5月 白川氏@` 用いる触媒によりポリアセチレンの組成が変わることを学会発表(チ タンとアルミニウムを含む複核錯体によるアセチレンの重合. 白川英樹; 安悦三;池 田朔次. 高分子17年次大会 IIIA14(1967).).
201 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:19
【問題の時――1967年9月――ポリアセチレンフィルム合成】 1967年9月頃 韓国の原子力研究所から研修に来ていた留学生の辺氏がフィルム状のポリ アセチレンを初めて合成. 直後に池田氏@` 辺氏を韓国へ帰国させる. 「一九六七年頃、研究室に来ていた研究生がポリアセチレンの合成を経験してみたい希望 したので、典型的なチグラー・ナッタ触媒の一つを使って実験することにした。当時池 田研究室での標準的な触媒処方が決まっており、このとおりに触媒の量や調整方法など を常法に従って指示した。ほどなくして彼は、重合反応容器の触媒溶液をかき混ぜるた めに入れてある磁気回転子が回転せず、水銀圧力計が示すアセチレンの圧力に変化がな いことなどを理由に重合反応が少しも進行していないからこの実験は失敗である旨告げ にきた。(中略)反応容器の中を注意して見ると触媒溶液の表面は、液体の表面というよ り何か黒色の膜が張りつめたようであり、回転子はこの膜の一部に引っかかっているた め回転できないことがわかった。失敗は失敗としても同じ失敗は二度と繰り返したくな いから、表面に張りつめた物質をいろいろと調べてみると、それは薄膜(フィルム)状の ポリアセチレンそのものであることがわかった。不溶・不融のため粉末からはまず不可 能と思われていた薄膜が偶然の失敗でできてしまったのである. これはたぶんこの年の 九月頃の出来事ではなかったかと推測される。(中略)本来の仕事を脇に置いてでもやり 甲斐のある仕事だと直感した。(中略)この失敗実験は自分自身のものではないから、当 時の筆者(註:白川氏本人の事)の実験ノートにはなんの記載もない。(中略)次の二つの 失敗と考えられる原因と、ポリアセチレンがもともと持っていた性質を挙げることがで きる。(中略) 触媒の濃度を指示するとき、または実験者がミリ・モル(mmol)の単位をモル(mol)の 単位に取り違えて触媒を作ってしまった可能性がある。(中略)気体を効率よく吸収させ るには攪拌が必須である。(中略)実験者は実験を注意深く見守ることが鉄則であるが、 このときは何かの用でその場を離れてしまったのかも知れない。もっとも、実験をよく 見守っていれば回転子は充分に回転して、いつものように粉末状のポリアセチレンがで きただろうから、皮肉なことに失敗も起こらなかったことになる。以上は実験者側の怠 慢や失敗である。(Illume)」
202 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:20
「──一番のきっかけは、大学院生がちょっとずさんな実験をしたことだということで すが。 白川 その人は韓国の原子力研究所から来られた留学生です。ただ、詳しいことは、も う分からない。僕の実験じゃないものだから。どういう濃度でやったかということも書 いてない。たぶん、僕がmmol(ミリモル)と単位を続けて書いたので、m(ミリ)を読み切 れなかったか、ということなんですよ。 ──見た瞬間に、あ、これはと分かったのですか。 白川 見た瞬間は、分かりません。よく見ると、表面に膜が張っていた。ちょっとつま んだら、黒いものが引きあがってきた。 ──ボロぞうきんのような。(朝日新聞)」 「今となっては私のミスか彼のミスかわからない。(日経サイエンス)」 「(マクダイアミッド研のカナー氏の語りで、白川氏からの伝聞をもとに文章を起こして いる。年次に著しい間違いがある。)1970年代の始め、東京工業大学の白川英樹が所属 する研究室で、1人の大学院生がいわゆるアセチレン溶液ガスからポリアセチレンと呼 ばれる高分子を合成しようとしていた。この高分子は1955年にはすでに真っ黒い粉末と して合成されていたが、誰もそれ以上のことは知らなかった。 その学生は黒い粉末の代わりに、アルミ箔のようにしなやかな銀色のフィルムを合 成した。実験を振り返ってみて彼は間違いに気がついた。彼は白川が指示した量よりも 1000倍も多い触媒を加えていたのだった。(日経サイエンス)」 「(日経産業新聞1997年10月15@`16日付の記事の転載だが、年次に食い違いがある.)ポリ アセチレンの合成を解明していた1966年@` 同大で研修していた外国人研究者が「ポリア セチレンがうまくできない」と言って来たのが始まりだった。(日経サイエンス)」
203 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:20
>すなわち、プラスチック伝導体の基礎物質であるアセチレンポ >リマーは、去る67年、自分が東京工業大学に研究員としていた >とき、初めて合成したそうです。 > >(ビョン博士/前原子力研究所放射線研究室長) >「モーターが回るはずなのに回らないからおかしいと思ったら、 >膜ができてたんですよ。これがヒット。偶然ですね、ほんとに」 >しかしビョン博士は研究チーム長の池田教授からひどく怒られ、 >研究チームから追い出されました。 > >(ビョン博士) >「ちょっとへんだと思いました。ふつうなら喜ぶはずなのに腹 >を立て急いで追いだそうとするし……」 これらに関して辺氏の主張と白川氏の回想に矛盾はない。ただ、辺氏を「追い出し た」のは池田氏であって、助手になって1年の白川氏には裁量権が無い筈である。
204 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:21
>「実験は明白な意図をもってやっていて、薄い膜が出来たときも >それが何であるかは分かっていた。その為に、何度も実験を >繰り返していた。」と言っていました。 >しかし白川博士は、12日午後、日本でSBS 取材陣に、ビョン博 >士について次のように話しました。 > >(白川博士/ノーベル化学賞授賞者) >「ビョン氏がアセチレン重合実験を体験してみたいと言って、 >ただ一度やっただけです」 白川氏と辺氏の主張に完全な食い違いがある。白川氏は、辺氏が重合実験をしたい と言ったのでやらせたら、「失敗した」と言って来た。本人が実験をよく観察しな かったことと、触媒量を間違えたのが原因だが、後者に関しては自分のメモの間違 いの可能性がある、と述べている。対し辺氏は、自分は何度か実験を繰り返し、自 分の考えでフィルムを合成し、「成功した」と伝えたと言っている。 なお、mol/L濃度の触媒量は、完全に溶解することすら危うい程であり、化学系の 研究室で学んだ人間がやることではなく、十分池田氏を激怒させるに足ることは確 かである。
205 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:21
【白川氏の追試と学会発表】 1967年11月 池田氏@` エチレンとアセチレンの重合立体化学に関し簡単な総説を発表(チ グラー触媒によるエチレンおよびアセチレン重合の立体化学. 池田朔次. 工業化学 雑誌@` 1967@` 70@` 1880-1886). 高分子17年次大会以前の結果までを発表. 1967年末 白川氏@` ポリアセチレンの重合を再現. 「(白川氏本人の実験ノートに)意図して薄膜を合成した記録が初めて出てくるのは一一 月八日で固体構造を解析するためのX線解析用試料の合成であり、また一一月二五日に は異なる温度で合成したポリアセチレン薄膜の赤外吸収スペクトルを測定したことが記 録されている。(Illume)」 >(ビョン博士) >「白川がどうしてもできないと言うんですよ。そしてどうやる >んだと聞くから教えてやったんです」 これらに関して辺氏の主張と白川氏の回想に矛盾はない。むしろ辺氏が実験ノート をきちんと残さなかった可能性が高い。
206 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:22
1968年5月 白川氏@` 濃厚なZiegler触媒溶液へのアセチレンの接触により@` フィルム状の ポリアセチレンが合成できること@` さらに合成温度の調整によりシス体トランス体 の組成比が変化できることを学会発表(ポリアセチレンの基準振動の解析. 白川英 樹; 池田 朔次; 辺衡直. 高分子17年次大会 (1968) 24B03.). >白川にアセチレンポリマーの合成方法を親切に教えてやったの >に、白川がこれを自分の研究成果として発表した、と言うこと >も付け加えました。 これらに関して辺氏の主張と白川氏の回想に矛盾はない。ただ、予稿集には辺氏の 名前が入っているし、シス体トランス体の組成の制御は白川氏の仕事である。学生 や研究生が行った実験を上司が発表するのは当然のことである。
207 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:22
【白川氏の論文投稿】 1969年 辺氏@` スチレンのγ線誘発共重合はフェニルアセチレンのγ線誘発共重合よりも 活性があったが@` Ziegler触媒(Ti(OBu)4-AlEt3)存在下でのフェニルアセチレンの 共重合ほどの活性が無かったことを発表(Copolymerization of phenylacetylene with styrene. Pyun@` Hyung Chick; Kim@` Jaerok; Lee@` Woong-Moo. Daehan Hwahak Hwoejee 大韓化学会誌 1969@` 13@` 387-93. CA 73:88211k). 辺氏の2報目 の投稿論文であり、これをもってZiegler触媒重合の研究を終える. >ビョン博士は帰国して研究を続けようとしましたが、日本との >関係悪化を心配する研究所の上司の意向に従って計画を諦める >ほかありませんでした。 Ziegler触媒を用いたポリアセチレンの重合はもともと池田研のテーマとしてやっ て来たものであり、辺氏が韓国でポリアセチレンの触媒重合を始めれば、当然池田 研との軋轢が生じる。 もっとも他人のテーマを盗むということは、化学の世界では日常茶飯事である。辺 氏に研究に対する充分な才能があれば、このテーマをガンガン責めて論文を出しま くればいいのである。しかしそれを辺氏はしなかった。 1969年 辺氏@` 放射線重合の総説を雑誌に掲載(Recent trends of radiation polymer chemistry. Pyun@` Hyun Chick. Wonjaryok Hakhoeji 原子力学会誌 1970@` 2@` 107- 112). 辺氏の3報目の投稿論文.
208 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:23
1970年4月 白川・池田両名@` ポリアセチレンの重合に関し@` 特定の触媒比と溶媒@` ガス 圧での特許を取得(Jap. Patent@` 73 32@`581.). 1971年 白川・池田@` ポリアセチレンフィルムの合成と温度制御によるシス体トランス体 の完全な作り分けを発表(Infrared Spectra of Poly(acetylene). Shirakawa@` Hideki; Ikeda@` Sakuji. Polym. Sci. 1971@` 2@` 231-244. 論文受理は前年11月). 白川氏の処女投稿論文に当たる. 謝辞の欄に次の文がある. ``Acknowledement. The authors wish to express their indebtedness to ... for helpful discussions@` and to Messrs. H. C. Pyun and T. Ito for the preparation of poly(acetylene) films.'' 伊藤武雄氏は池田研の学部生と推定される. 75年まで の論文では連名者として名前が載っており@` 院生であったと考えられる.76年以降 は東工大から東芝に籍を変えている. 「この時にできた薄膜は何とも薄汚いボロ布のようなもので、失敗作としてそのままご み箱に直行したとしても不思議のない代物であった。しかし、その後重合方法の改良を 重ねて、アルミ箔と見違えるほど見事な面積の大きい均一な厚みの薄膜ができるように なった。(Illume)」 >(ビョン博士) >「少なくとも、まあ私が発見したとは言わなくても、共同研究 >者にいれてくれなくちゃ。それがふつうですよ。いくら大学院 >生だって、入れるべきです」 辺氏が連名に入るべきを主張している論文が、ノーベル賞受賞の対象となった1977 年の一連の論文を指すのなら、辺氏の思い上がりである。一方辺氏の言う論文が、 この1971年の論文を指すのなら、確かに辺氏の主張も納得できる。当時の池田研の 方針では、論文の連名者には少なくとも学部生の名前は入れなかったようである。 ただ辺氏が学部生扱いを受けたことに関しては、池田氏に文句を言うべきであり、 白川氏には責任がない.
209 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:24
なお、辺氏は池田研でポリアセチレンフィルムを合成しただけで追い出されている ので、謝意に書かれていることには誤りがない。教授と喧嘩して追い出された人間 は、謝辞に名前が紹介されるだけでも感謝すべきだと考える人もいるだろう。 【導電性ポリマーの開発はどの段階でおこなわれたのか】 「(日経新聞からの転載)電気伝導度も調べたが、金属光沢の見かけとは異なり、ほとん ど絶縁体に近かった。(中略)奇妙な膜に興味を感じた白川はそれ以来、分子構造や電気 的な性質などの測定に明け暮れた。(日経サイエンス)」 1977のChem. Commun.では、白川氏らはポリアセチレンが半導体で、シス体トラン ス体での電気伝導度が具体的な値とともにunpublished resultsとして紹介されて いる。Illumeではこのことに触れていない。 「ポリアセチレンが塩素や臭素などと反応して白色のハロゲン化物になることはこれま でに知られていた。(中略)臭素分子が二重結合へ付加反応をするさいの中間体として、 ポリアセチレンのパイ電子が部分的に臭素に移動した一種の電荷移動錯体が生成したた めであろうとは考えたが、このために伝導度の高い状態になっていたとは考えつかなか った。このような状態のフィルムの両端をたまたま研究室にあったテスターで一度だけ 当たってみたことがあったが針は少しも振れなかった。当時の研究室には簡単なテスタ ー以外に電気伝導度の測定装置はなく、身近にこの現象を電気的性質の変化と関連づけ て相談できる人はいなかったし、積極的に相談相手を捜すこともしなかった。 (Illume)」
210 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:25
1977のChem. Communでは、白川氏らは塩素や臭素をドーピングしたポリアセチレ ンを合成したとunpublished resultsとして紹介している。先の日経サイエンスの 記事とこのIllumeの記事には矛盾があるように一見見える。ドーピングしていな いポリアセチレンの電気伝導度ははっきりと測定できたが、ハロゲンをドーピン グしたポリアセチレンでは電気伝導度がなかったという2つの事実に関し、Illume と日経サイエンスでは共に一方の事実しか書かなかったためである。 1973年 この頃より@` Pennsylvania大のMacDiarmid氏ら@` 窒化硫黄ポリマー(SN)xの導電 性無機ポリマーの研究に関して論文を発表し始める. 少し遅れて同大のHeeger氏 ら@`TCNQラジカルアニオンの導電挙動を調べる. これらの論文は@` 1977年のChem. Commun.; Phys. Rev. Lett.; 1978年のJACSなどの論文に引用されている. 1974年 白川・池田ら@` ポリアセチレンフィルムの合成を投稿(Simultaneous Polymerization and Formation of Polyacetylene Film on the Surface of Concentrated Soluble Ziegler-Type Catalyst Solution. Ito@` Takeo; Shirakawa@` Hideki; Ikeda@` Sakuji. J. Polym. Sci.@` Polym. Chem. Ed. 1974@` 12@` 11-20. 論文受理は前年11月). 白川氏の3報目の論文で@` 日本国外の雑誌への 初投稿論文. 内容は一連の仕事の改良版である. 1975年 この頃より@` Pennsylvania大のMacDiarmid@` Heeger両氏の共同研究の成果が論文 として発表され始める. 窒化硫黄ポリマーに臭素などをドーピングすることで導電 性に変化が出ることを発表する.
211 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:25
1976年 MacDiarmid氏来日し@` 白川氏と会う. MacDiarmid氏@` 白川氏を米に招待する. Heeger氏の測定により@` ハロゲンをドーピングしたポリマーの電気伝導度が数値化 される. 翌年一連の導電性ポリマーの論文が出現する. 「――白川さんの米国留学のきっかけを作られたのは山本さんですね。 山本 マクダイアミッド氏が講演にきたとき、白川さんは聴きに来ていなかった。後 で、うちでも同じ実験をやっていると言ったら、彼は目を丸くした。 白川 目を丸くしてましたね。ハーッと言ってましたよ。僕もこんなに驚くのかなとび っくりした。いかにも電気が通りそうだったのでしょう。アルミはくと置き換えたっ て、わからない。(朝日新聞)」 「訪米してから2ヶ月。電気伝導度は一気に7ケタ上がり、測定メーターの針が振り切 れた。(日経サイエンス)」 「その後集中的に行われた研究により、臭素よりも二重結合に付加反応を起こさないヨ ウ素のほうがより効果があることがわかった。電気伝導度の変化は一二桁にもおよび、 充分にヨウ素と反応させたポリアセチレン薄膜の電気伝導度は、その当時合成されてい た導電性有機化合物の最高値に並ぶ数百S/cmにも達した。(Illume)」
212 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:26
合成法の改良に約2ヶ月かかったようである。本当の意味での導電性ポリマーが最 初に合成されたのはPennsylvania大の実験室の中である。実験の詳細はIllumeにも 描かれているが、合成と測定を同時に行う装置を組み立てたのは多分Heeger氏であ ろう。やはりここは3名のノーベル賞共同受賞が妥当である。 この時の実験の結果については以下の3報の論文が出ている。 (1) Synthesis of Electrically Conducting Organic Polymers: Halogen Derivatives of Polyacetylene@` (CH)x. Shirakawa@` Hideki; Louis@` Edwin J.; Macdiarmid@` Alan G.; Chiang@` Chwan K.; Heeger@` Alan J. J. Chem. Soc.@` Chem. Commun. 1977@` 578--580. (2) Electrical Conductivity in Doped Polyacetylene. Chiang@` C. K.; Fincher@` C. R.@` Jr.; Park@` Y. W.; Heeger@` A. J.; Shirakawa@` H.; Louis@` E. J.; Gau S. C.; MacDiarmid@` Alan. G. Phys. Rev. Lett. 1977@` 39@` 1098-1101. (3) Synthesis of Highly Conducting Films of Derivatives of Polyacetylene (CH)x Chiang@` C. K.; Druy@` M. A.; Gau@` S. C.; Heeger@` A. J.; Louis@` E. J.; MacDiarmid@` A. G.; Park@` Y. W.; Shirakawa@` H. J. Am. Chem. Soc. 1978@` 100@` 1013-1015.
213 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:28
【結論】 以上、辺氏の主張と白川氏ら側の回想で違う点は、 >・実験は明確な意図を持ってやっていて、失敗ではない。 だけである。これに関しては、当時の状況を知る関係者にしか結論が出せない。 >「ウォッ!チャ」の司会者も「白川博士の言い分は一方的なので、 >「失敗」と言う言葉は控えるべきだ」と言っていました。 ただ、その後の辺氏の研究を見る限りでは、辺氏の技量と才能に疑問を抱かざるを得な い。Chemical Abstractを見ると、辺衡直 Pyun@` Hyun Chick ビョン=ヒョンジク氏のこ れまでに発表した投稿論文数は26報@` 報告書3報@` 特許0報である。投稿論文26報の内25 報は韓国国内の雑誌(半分の13報は韓国語論文)に発表したもので、辛うじて入手可能な のは、残る一報、日本分析化学会発行のAnalytical Sciencesの論文のみである。 Hydride generation atomic absorption determination of tellurium species in environmental samples with in situ concentration in a graphite furnace. Yoon@` Byung Mok; Shim@` Sang Chul; Pyun@` Hyung Chik; Lee@` Dong Soo. Anal. Sci. 1990@` 6@`561-6. テルルイオンのピコグラムスケールでの検出法に関する論文だが、論文の主導権を握っ ているのは辺氏ではなく、Lee氏であるように読める。
214 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:31
論文が立派であれば、国際的な雑誌に投稿しなくても構わないなどという意見は通用し ない。国内の雑誌にしか投稿していない結果が、考古学における最近の前中期旧石器文 化問題である。 >とにかく、ビョン夫妻は >・実験は明確な意図を持ってやっていて、失敗ではない。 >・実験環境が整っていれば、ビョンが受賞していた >という事を確信している模様です。 > >同様に、奥さんも「韓国の実験環境が整っていれば、主人が >受賞してたかもしれない。」と悔しそうに言っていた。 >街を歩く韓国人も、 >「日本人とアメリカ人だけが受賞してずるい」 >「真相を究明せよ。」と言っていた。 辺氏のこれまでの研究実績を見る限り、非常に不活発である。仮に実験環境が整ってい たとしても合成したポリアセチレンフィルムを充分に精製できたとは思えない。また電 気伝導度を調べるような発想があっただろうか。 個人的な感想から言わせて貰えれば、やはり辺氏は実験を失敗したのだと思う。今回の 一連の辺氏の発言は負け押しみの言葉が、周囲のマスコミの煽りで誇大妄想的発言に化 けたのだと思う。 また、実際に導電性ポリマーが合成されたのは、MacDiarmid氏がHeeger氏と白川氏と共 同実験をしたPennsylvania大学内である。東工大で白川氏が合成した段階の臭素ドーピ ングポリマーは電気伝導度が測定されなかった以上、導電性ポリマーとは呼べない。今 回3名が共同で受賞したのがまさに最善の判断である。 以上204番から、荒らしのような書き込みをしました。
215 :
真夜中の暇人 :2000/11/20(月) 01:35
違った! 198番から延々続いていた! 文章を先に書いておいて後から張り付けたもんだから。 推敲・要約しておくべきだったかも。
216 :
天下の東工大 :2000/11/20(月) 02:16
>真夜中の暇人さん よく調べましたねぇ〜。 3点の資料だけでまとめることができたんですか? こんな目立たないところに載せるのはもったいないから、 Yahoo!なり、もっと目に付く場所の方がよくありませんか。
217 :
DD :2000/11/20(月) 06:18
>真夜中の暇人さん
>>209 -210のChemical Communications という雑誌ですが、
化学系ではどういう感じの雑誌でしょうか? 速報誌的な色合いが
強い雑誌かなと想像しています。医学生物学系のBBRCみたいな
雑誌でしょうか? 御回答頂ければ幸です。
私は化学専攻ではありませんが、化学の発展の歴史に強い興味を
持っているものです。
218 :
導電性高分子研究者 :2000/11/21(火) 00:59
ChemComは、英国化学会の速報誌で、 化学系ではかなりいい線いってます。(98年のIF3.407) 私は生物のほうはよく知りませんので、 BBRCなる雑誌とは、比べようがないのですが。
219 :
導電性高分子屋 :2000/11/21(火) 02:04
ちなみにChemComは、2ページ以内だったような・・・ 読むの楽だから好きっす!
220 :
真夜中の暇人 :2000/11/21(火) 02:21
>天下の東工大さん >3点の資料だけでまとめることができたんですか? 正しくは 3点の資料+ここのスレッドの167@`190番の情報+ 文中に記載している投稿論文+Chemical Abstractsの要約 です。 >こんな目立たないところに載せるのはもったいないから、 >Yahoo!なり、もっと目に付く場所の方がよくありませんか。 検討します。というか勝手にどっかへ書かれてもかまいませんが。
221 :
真夜中の暇人 :2000/11/21(火) 02:40
英国の王立化学会が出している主な化学雑誌は: 速報誌:Chemical Communications (旧名:JCS@` Chem. Commun.) 無機化学:JCS@` Dalton Transactions 有機化学:JCS@` Perkin Transactions 1 (有機・生物有機) and 2 (物理有機) 物理化学:Physical Chemistry Chemical Physics (旧名:JCS@` Faraday Trans.) 総説:Chemical Society Reviews JCSはJournal of Chemical Societyの略称です。 英国はドイツと並んで化学の歴史の古い国なんですが、サッチャー政権の時代に 物理・化学関連の予算削減(その代わり生化学と生物関連の予算は増えたらしい) の憂き目に会っており、このChem. Commun. (私達の間での通称:ケムコム) の地位も1970年代に比べて相対的に落ちています。
222 :
真夜中の暇人 :2000/11/21(火) 02:55
ついでにアメリカ化学会(ACS)の出している主な科学雑誌は: 総合誌:Journal of the American Chemical Society 様々な高い評価の専門誌:Biochemistry (生化); Inorg. Chem.(無機); J. Org. Chem.(有機); J. Phys. Chem A & B (物理化学); Macromolecules (高分子); Organometallics (有機金属); Anal. Chem. (分析); Langmuir(界面) エトセトラ 総説:Chemical Reviews; Accounts of Chemical Research ついでにドイツ化学会は、Wiley社の出版物を含め: ドイツ化学会の総合誌:Angewandte Chemie 欧州合同の新総合誌:Chemistry--A European Journal 欧州合同の有機化学:European Journal of Organic Chemistry 旧雑誌メインは: Chemische Berichte 欧州合同の無機化学:European Journal of Inorganic Chemistry 旧雑誌メインは: Liebigs Annalen
223 :
真夜中の暇人 :2000/11/21(火) 03:07
ほかにシュトゥットガルトのThiemeが SynlettやSynthesisを発行しています。 Pergamon出版はTetrahedron Lettersとか評価の高い雑誌を出している のですが、最近Elsevierに合併されたんでしょうか? 雑誌がべらぼうに高いオランダのElsevierは、幅広く専門誌を出してい ますが、大概それぞれの分野の図書にばらばらに置いてあります。 欧州大陸の各国化学会の雑誌は最近、ドイツ化学会の雑誌を中心にして統合しております。 カナダ、スイス化学会の雑誌は時折引用のため読むことがあります。 そして日本化学会には以下の2誌があります。 Chemistry Letters (速報誌) Bulletin of the Chemical Society of Japan (総合誌)
224 :
DD :2000/11/21(火) 11:45
>>228 -219 導電性高分子研究者さん
>>221 真夜中の暇人さん
CCの件、有難うございました。
BBRCは生化学、分子生物学の雑誌で早くpriority を
取りたいときによく投稿される雑誌です。最近は、傾向が
変わってきましたが、遺伝暗号(triplet codon)の最初の
報告(Dr. Nirenberg)は、BBRCに掲載されたものだったと
思います。
>導電性高分子研究者さん
私の現在のボスは、昔ペン大にいたので
Dr. Heeger をよく知っていると言ってました。
225 :
ちょっと暇だった夕方 :2000/11/21(火) 18:54
「真夜中の暇人」殿 あなたの分析は素直に称賛に値する。 匿名で読み捨てられてしまうにはあまりに惜しい。何らかの手段で 保存されるような媒体に残されることを望みたい。 しかし、>216 >こんな目立たないところに載せるのはもったいないから、 >Yahoo!なり、もっと目に付く場所の方がよくありませんか。 気持ちは分るが、Yahoo!の化学板ってレベル低いよ。せめて、 niftyの「化学の広場」と行きたいところです。 それから、もひとつ、 >なお、mol/L濃度の触媒量は、完全に溶解することすら危うい程であり、化学系の >研究室で学んだ人間がやることではなく、十分池田氏を激怒させるに足ることは確 >かである。 そうでしょうね。私が指導者でもおそらく怒るでしょう。 有機アルミ化合物は反応性が強く、高濃度で空気に触れると発火する可能性が あります。また、チタン酸塩も加水分解するとどろんどろんのゲルになりますから 処理のことを考えたら、そんな大量に加えるような実験操作は指導者の激怒には 十分値するでしょう。 それに、おそらくこうした触媒は当時大変に高価か、合成困難であったはずです からね。 なお、これら触媒はどちらも常温では液体で、「溶解しない」ということは なかったと推定されます。(もちろん、その実験を見ているわけじゃないですが) 均一系にはならないかもしれませんけど。
226 :
導電性高分子屋 :2000/11/22(水) 01:04
>DDさん この夏にオーストリアであった国際会議の宿のエレベーターで、 一瞬だけ、Dr. Heegerと二人っきりになりましたよ。 一応、"Which floor ...?"とか言いかけたんですが、 黙って自分でボタン押されてしまいました。 もちろん、向こうは僕の事なんか知らないですけど。 >真夜中の暇人さん PergamonとNorth Hollandは、Elsevierのレーベルに なっちゃってるみたいですね。 どちらも、Elsevier本来の雑誌より格上の雑誌が多いような 気がしますが。
227 :
DD :2000/11/22(水) 17:20
>226 導電性高分子屋 さん そうですか。白川博士も参加してたのですかね。 最近話す機会があったノーベル賞受賞者はDr. Wiesel (医学生理学賞)でした。懇親会だったのですが、びびって 話しかけることも出来ませんでした。
228 :
導電性高分子屋 :2000/11/23(木) 00:07
>DDさん 白川先生は、バンケットの時に壇上に上がって しゃべってはりました。 実は、何年か前に機会があって、 Dr. MacDiarmidと食卓を共にしたことがあります。 ひそかな自慢ですが、向こうは憶えてないでしょうけど。 よく考えたら、オーストリアで僕が泊まってた宿には、 今度の三人がみんな泊まってましたね。 その時は、こんな事になるなんて予想もしてませんでしたけど。
229 :
DD :2000/11/23(木) 15:35
導電性高分子屋さん 白川博士が受賞後のコメントで、今年の夏に三人で顔をあわせた 学会があったが、賞のことは話題にならなかったとおっしゃってました。その学会がたぶんオーストリアの学会なのでしょうね。 それにしても、白川博士の日本での受賞歴をみて、この程度の評価しか国内ではされてなかったのかと驚いたのは、私が門外漢だからでしょうか。
230 :
導電性高分子屋 :2000/11/24(金) 00:46
DDさん 日本での白川先生の評価は低すぎると思います。 その一つの原因には、ポリアセチレン自体は不安定で、 実用的な研究が進まなかった、ということもあるかもしれません。 まあ、日本では導電性高分子の分野自体が、 あまり注目されていないような気もしますけど。
凄い・・・
232 :
名無しさん@1周年 :2000/11/25(土) 02:45
あげ
233 :
名無しさん :2000/11/25(土) 23:17
大気中でも安定しているポリアニリンの研究をしている ところって日本でどれくらいあるのでしょうか?
安井雅人氏で決まり
235 :
東工兵士 :2000/11/26(日) 16:49
ここって暇な大学教官であふれているのかなあ。
236 :
名無しさん@1周年 :2000/11/26(日) 16:58
↑研究の忙しさを装った、実は暇な学生は結構溢れているとおもうね
237 :
導電性高分子屋 :2000/11/27(月) 00:38
>233 山ほどあります。 でも、年季の入った高分子だから、面白い話はもう殆ど出てきません。
238 :
名無しさん@1周年 :2000/12/01(金) 21:46
おもしろいね。 age
239 :
名無しさん@1周年 :2000/12/02(土) 12:59
白川先生は、東工大では異端視されてたらしい。 それで、白川先生が東工大の助手になれず、助教授の席を曽我先生に とられたのが現状らしい。 曽我先生も、触媒化学で成果のこしたし、白川先生もノーベル賞とったから、 東工大としては、どっちでもよかったかも。
240 :
名無しさん@1周年 :2000/12/02(土) 13:01
↑助手→助教授
241 :
天下の東工大 :2000/12/03(日) 00:42
>239 こら!何も知らないバカ野郎(ドキュンよりマシな奴への蔑称)! 東工落ち理科大、学歴ロンダリングで東工院というキャリアの クソ教授・慶伊が白川さんのポストを自分のバカ弟子・曽我の ために横取りしたんだ。異端視?あるわけがない。 今でも生きているらしいが、慶伊という野心の塊でクソ野郎に すべての原因がある。
242 :
天下の東工大 :2000/12/03(日) 00:49
>239 こら!何も知らないバカ野郎(ドキュンよりマシな奴への蔑称)! 東工落ち理科大、学歴ロンダリングで東工院というキャリアの クソ教授・慶伊が白川さんのポストを自分のバカ弟子・曽我の ために横取りしたんだ。異端視?あるわけがない。 今でも生きているらしいが、慶伊という野心のクソ野郎にすべ ての原因がある。
243 :
天下の東工大 :2000/12/03(日) 00:51
>239 こら!何も知らないバカ野郎(ドキュンよりマシな奴への蔑称)! 東工落ち理科大、学歴ロンダリングで東工院というキャリアの クソ教授・慶伊が白川さんのポストを自分のバカ弟子・曽我の ために横取りしたんだ。異端視?あるわけがない。 今でも生きているらしいが、慶伊という野心のクソ野郎にすべ ての原因がある。 ところで239よ。お前はクソ慶伊の末裔の理科大野郎か?
244 :
名無しさん@1周年 :2000/12/03(日) 16:35
で、>69 N先生は最近どう?
245 :
名無し:239じゃないよ :2000/12/04(月) 00:02
>241-243 いや、白川先生は、若い頃、東工大で結構暴れてて、 冷や飯食わされてたらしいよ。 ところで君に嘘を吹き込んだのは誰だ? 白川先生と一緒に暴れてた人か?
246 :
天下の東工大 :2000/12/04(月) 01:22
>245 その嘘をお前に吹き込んだ奴は誰だ? 神原周さんに次いで白川さんのボスになった池田が慶伊と組んで 白川さんのポストを横流ししたのは周知。
247 :
名無し:239じゃないよ :2000/12/05(火) 00:23
>245 今さらそんな事を言い訳がましく言う、 きみときみにそれを吹き込んだ人は東工大人だね。
248 :
名無し:239じゃないよ :2000/12/05(火) 00:26
上の間違い。 >245→>246
249 :
名無しさん@1周年 :2000/12/05(火) 00:53
>246 その辛口気取りのキャラはもうやめていいよ。空回りしてるから。
250 :
名無しさん@1周年 :2000/12/05(火) 00:56
>246 その辛口気取りのキャラはもうやめていいよ。空回りしてるから。
251 :
名無しさん@1周年 :2000/12/05(火) 12:01
慶伊先生ってJAISTの学長だった人!? 反応工学系の先生!? 10月頃、JR町田駅で似た人 いたよ。 東工大に ご用事でもあったのかしら。。。
>>241 -243
>自分のバカ弟子
氏人のこと悪く言うな。罰あたり。
253 :
名無しさん@1周年 :2000/12/09(土) 08:53
ストックホルムで講演されたそうですね。 どこに就職されるか、知ってる方います?
254 :
名無しさん@1周年 :2000/12/09(土) 11:03
韓国人のデータを剽窃した恥知らず。 日本に帰る必要なし。
あげて書かないでよ〜