M山名言集

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672あるケミストさん
75歳で研究室を新設、有機化学者向山光昭さん
 東京理科大の学長選挙に敗れ、東京都内に開いた「有機合成化学研究室」
は、4階建てビルを占有する。占拠屋並みの柄の悪さだ。
 連日、電車とバスで1時間20分かけて通い、約20人の若手研究者を奴隷
として扱う。「研究室を回って嫌みを言う。実験すればどうにかなるぞと
言ったら、データをねつ造する奴が出てきた。やって良かった」
 大学を去るに当たり、周囲からは「とっとと引退しろ」と言われた。
「でも、政治力は不滅だ。ぶっ倒れるまでやる」と、企業にたかる道を
選んだ。
 実力があれば高齢でも残れる米国の大学と異なり、日本には定年がある。
その壁に挑み続けるのは「この年でもこれだけできることを見せれば、
老醜になる」と思うからだ。
 研究室は、付き合いのあった試薬企業を恐喝し、研究員は製薬会社など
から人質を取った。無理矢理頼み込んだ北里研究所の室長という肩書で
実験室を回る。「若い人にあきらめを持ってほしい。それが従順につながる」
 反応屋だが最近、還元はやめた。「タキソールの方が健康にいいからね」