どこの研究室でも週に一回くらいはやってる雑誌会、抄録会
センスの問われるテーマ選び
面白かったテーマ、やりやすかったテーマ、つまらなかったテーマ等々語りましょう
レジュメの作り方など、ゼミのやり方についても大いに語ってください
有機系に限る必要もないけど、広範になりすぎると逆に書きづらいと思うので
とりあえず有機系の今熱いテーマを集めてみよう
2 :
1:2011/10/19(水) 02:19:14.30
有機はオワコン
クソみたいな反応にたいそうな労力割いてる
4 :
1:2011/10/19(水) 02:38:54.73
6 :
1:2011/10/19(水) 03:17:05.16
地味に参考になりそうです。
でも俺の研究室は分野が偏りすぎててお力になれないわ
良スレだが、
>>1 に全面依存するから生長は酷く鈍いだろう。
>>7 雑誌会でも専門分野に限るっていう研究室は結構あるみたいだね
うちは有機化学に関する研究なら理論でも、合成化学なら有機じゃなくても可で
専門分野は逆に避けるっていうスタンスだから毎回テーマ探しに必死
だから逆に専門分野を深くやってきてる人の近年一押しが聞けると嬉しい
>>8 dat落ちしないように頑張る
最初からそんなビッグテーマばかりだと後が続きにくいと思うぜーー
>>12 せっかくだから面白くて起承転結がつけやすいテーマを挙げてみたんだけど、確かにそうかもしれないな
雑談くらいの感覚で気軽に面白い研究を挙げてくれるとありがたい
こんなテーマどう?とかでもいいし
自分はやったことがないんだけど、天然物合成をテーマにして一度雑誌会やってみたい
けどどういう進め方でやればいいのかわからん
ターゲット→合成スキーム→キー反応の解説
こんな感じだとできてよかったねっていう感想で終わりそうだし、雑誌会というより抄録会な雰囲気
流行りの反応を使うとこういう化合物が作れますよって色々挙げるのか、
タミフルとかを題材にしていくつか合成スキームを比べるとかなのかなあ
天然物系の研究室はどういうゼミをやってるんだろう
15 :
あるケミストさん:2011/10/20(木) 15:54:31.26
>>14 まあ、そんなもんだろうが、今時合成例が1つしかないなんてほとんどないから、
いくつかある合成を並べて何がどう違うのか考えてみればいい。
力があれば、その人の哲学なんかも理解できたりするし、クソ合成だと思うんだったら
それもまた一興かと。
>>14 論文は綺麗にまとまり過ぎてて面白みがないな。
学会なんかだと、苦労話や、実はこういうデータが…的なウラ話が聞けて面白いんだけど。
有機溶媒の乾燥の仕方って知ってる?
JOCの、2009くらいかな?
>>15 哲学って例えば、金属はなるべく使わないとか、カラムで分取しなくて良いルートを考えるとかそんな感じかな?
そういうのが分かるレベルになってくると面白いのかな
>>17 purification of laboratory chemicalsで調べる
どこのラボにも1冊くらいあるもんだと思うが
昔、すごいな、と思った論文。
Baldwinが出したマンザミンか何かの生合成経路の論文。
TLだったかな。
著者がBaldwin単独で、実験項なし。全て考察のみ。
生体内でDiesAlderが起きているはずだ、とかそんなような内容。
実験なしの考察だけで論文にできるのか?と疑問だった。
その後、別の論文で別のグループが、Baldwinが仮説を立てたルートで
予測された中間体と類似化合物が単離され、やっぱ大化学者スゲー!とびっくり。
全合成なら2通りで見てみるといいかも。
一つは人にフォーカスしたもの。
Nicolaouでも、福山でも、岸でもなんでもいい。
もう一つは化合物にフォーカスしたもの。
タキソールでも、マンザミンでも、ブリオスタチンでも。
人にフォーカスすると、研究者ごとの特徴が見えてくる。
不斉補助基を多用する人、転位反応を多用する人、自分が開発した新反応を使いたがる人。
化合物にフォーカスすると逆合成の戦略の多様性が見えてくる。
どういうブロックに分割するか。ブロックの作りやすさや、繋げる順番とか。
>>18 いや、その本じゃなくて論文であるんだよ
Na線で乾燥vsモレシーはどっちが優秀か、とかまあまあ評価してある
>>20 ttp://www.sciencedirect.com/science/article/pii/004040399288141Q ちょっと調べてみたけど、この論文ですかね。
こういうエピソードは素直に面白いなあと思える。
こういう内容でまとめるなら、生合成経路の検討からの逆合成解析というスタンスなので、
生合成的な視点がもっとあればいいのかな。
例えば生体内で起こりやすい反応を列挙して、提唱しているスキームが十分進行しうることを示すとか。
それで実際に類似の中間体が単離されたっていう話が続けば、おおすごいって納得できそう。
最後に、それを模倣したルートで全合成が達成されたっていうオチがもし付けられれば最高。
>>21 人にフォーカスする場合、なぜその人はそういう戦略を取りたがるのかっていう視点が重要そうですね。
いわゆる哲学というやつか。
実際に本人に聞くでもしないと調べにくそうな話ではあるけど…
そういう哲学のために、使いやすいメジャーな反応を使わずにマイナーな反応をあえて使っている例とか有ると面白そう。
>>22 なるほど、そういう話か。
合成屋的には面白そう。
禁水じゃないけど一応モレシで軽く乾燥するとかよくやるけど、実際にどんなもんかとかデータで持ってるといいよね。
そういう内容の雑誌会があったら勉強になってとてもありがたいと思う。
よかったらぜひ論文のページ数かリンク貼ってくれ。
>>4 この人は今年のプロセス化学会で発表してた。
あまりに素晴らしい研究成果でびっくりしたよ。
うちの研究室は合成やってて論文紹介もその方面しか選ばない
別に合成だけに限定してるわけじゃないがみんな合成論文しか選ばないからその流れが続いてるんだけどね
質問内容も「ここの反応の選択性ってどうなってるの」ばっかり
正直時間の無駄なんじゃないかと思うぐらいつまらない
29 :
あるケミストさん:2011/10/23(日) 20:52:05.55
>>28 それボスがバカなんだよ。
論文出せばいいってもんじゃないって説教してやれよ。
駅弁大の助教になった先輩が
>>28のような愚痴をこぼしてた
学生のモチベ、レベルが高くないと専門分野を超えて雑誌会をやるのは結構難しいことなのかもしれない
色んなテーマでゼミをやるのは専門分野はゼミとか無くても自主的に勉強しているという前提条件が必要
まあでも、専門分野を極めるというのはそれはそれで重要なことだからどっちが正しいとは一概に言えない
31 :
あるケミストさん:2011/10/23(日) 21:37:20.08
雑誌会がつまんないとすれば、そりゃどこかに問題がある。
専門分野を極めているつもりで、どこかで安易に走っているんだよ。
「選択性を議論している合成の論文は禁止」ってお触れを出すんだな。
学生のレベルによる
雑誌会で勉強をして全体のレベルを上げる目的なら分かってるやつにはつまらなくもなるだろう
33 :
あるケミストさん:2011/10/23(日) 22:31:02.97
全体のレベルをあげることを目的にして雑誌会はやんないほうがいいと思う。
レベルの向上を目的とするなら、教科書や長い総説を読み通す事をやったほうがいい。
雑誌会で勉強をしようとすると、基礎的な反応を知らない(しかも馬鹿にする)学生が出来上がる。
人名反応オタクみたいなやついたな
勉強会なんだから、どういう内容でも目的は全体のレベルを上げるためなんじゃない?
人に聞かせるということを考慮しない独りよがりの発表をする人はたまにいるがw
>>33 どういう内容が全体のレベルを上げるための雑誌会を指して、
何が問題で基礎的な反応を知らない学生が出来上がってしまったの?
基礎的な反応というのは院試レベル以上のものを指すの?
可能なら具体例を挙げて教えてくれるとありがたい。
そういうのどっから拾ってきてるんだ
>>28 うちのことかと思ったわ。
同じ畑(有機合成)の論文ばっかでなーんも新鮮さがない。
学生同士のディスカッションは皆無で、ボスがコメントして終わり。
全合成系はルート辿ってお終いみたいなお馬鹿雑誌会が繰り広げられてる。
こんなのを土曜日にやらされるもんだからたまんねーわ
家で本読んでたほうがよっぽどましや
うちはもちろん底辺駅弁だけどな
>>38 別に煽り目的じゃないが、自称底辺駅弁にしては随分高飛車だなぁ。
そんなに自信があるなら、もっと上のレベルの大学にいけば良かったのに。
40 :
あるケミストさん:2011/10/24(月) 10:19:10.89
>>35 >何が問題で基礎的な反応を知らない学生が出来上がってしまったの?
うまく言えないんだが、その論文を選んだことで指導教授に褒めてもらえるか、という基準で
論文を選ぶ奴が気がつくと増えている。
選択性が90%か>95%だけに興味を持って、反応設計に興味を示さなくなる。
類似の反応に目もくれなくなる。
こんな構図だな。
反応そのものよりも開発者の名前ばかり覚えようとする人名反応オタクというのは考えものだが、
人名反応は反応機構を覚えるにはもっとも効率の良い方法の一つだ。
>>40 なるほど、そういう意味か
それはボスの指針にも問題がありそうだね
と言っても、俺も雑誌会のテーマを選ぶときはボスに面白いと思わせられるかという基準はあるな
うちのボスが専門分野外の分野をわかりやすく面白く説明した雑誌会を評価してくれる人だから、
自然と研究室全体がそういう雰囲気になってる
ボスに変なプライドが無くて、分からないことは分からんと言える人だから、そういう許容ができるんだと思う
>>41 俺もこういう基礎的な研究は好きだぜ!
直接役に立たないけど科学的に面白いっていう方が楽しいよな
>>39 しょうがないだろ、ここは2ちゃんだぜww
>>40 どうせクチだけ番長だろ?
自分のアイデアでnature出したら?www
2ちゃんだから、という言い訳にすがる駅弁君であった
>>44 で、トンペー君はどんな凄い研究をしているのかな?
寺田君にでも泣きついたらww
ねらーの高学歴なんて山ほどいるぞ
アカデミックなら東大京大なんて珍しいものでもないしな
特にこの手のスレは…
経験的な話だけど、ある研究を
・面白いかどうか判断して
・面白さを自分で納得して
・面白さを人に説明する
っていうのは相当に難しいことで、↑で例挙げて話してる人達なんかは
ほとんどが宮廷院レベルの人なんじゃないかなと予想
低学歴の教授なんてほとんど見ないからな
さてみなさん
来週の雑誌会の準備は進んでますか?
半端な読み込みじゃフルボッコにされますよ
49 :
あるケミストさん:2011/10/29(土) 14:39:28.23
おもしろいスレだな
一種の輪読だね
期待大
それ並べるならHeckも入れといた方がいいかな。
村井反応とかのいわゆるC-H官能基化の流れにも
繋がる反応だから。
>>49 落合先生のScienceは、徳島大のマンパワーでよく出せたと思うわ
この論文を見てから他の研究も見てみたけど、本数は少ないながら
新規性があって面白い論文を出してるね
感服だわ
酸化的CH活性化は反応制御が難しく、副生成物が多かったり収率が低かったりすることが多いから
その辺の検討、考察を重視すると良い雑誌会になると思う
>>51 反応屋じゃなくても抑えておきたい内容だよね
雑誌会のテーマとするには基礎的すぎるけど、最新の触媒反応研究はその辺がベースになってるから
触媒反応で雑誌会をやるなら時間を見つけて読んでおくといい
>>52 あえてHeckは入れなかった。
「oxidative addition」「trans metalation」「reductive elimination」
という、共通した基本的な触媒サイクルを持っているもので揃えた。
Heck反応は、オレフィンの遷移金属への配位なので、Rh/Ruあたりの研究
(森先生のポーソンカーンとか)や、Trost、辻、村井先生あたりと
一緒にやるのがいいのかなぁ。と。
オレフィンの遷移金属への配位、パイバックドネーション、ハプトーn錯体。
この辺りはHeck反応の際に学ぶと良いように思ってる。
確かにHeckは違うね。ノーベル賞では一括りだけど。
個人的にはむしろhydroaminationに近いような。
金属触媒反応で1時間程度のゼミをやるなら、Fagnouのピバル酸を添加剤に用いるCH活性化もおすすめ
ストーリーが程良く作られているし、コンパクトにまとめやすい
C-H官能基化系だったらSanfordとかYuの
Pdと"F+"でPd(IV)にして還元的脱離ってやつも面白い。
RitterがPd(III)とかの中間体も出してて議論が分かれてるけど。
>>56 その題材どこにありますか? ちょっと分野違いですが興味あります。
>>58 Keith Fagnouで検索すると簡単に見つかるはず
ピバル酸でCH活性化するのは2002年くらいのJACSが初報だったかな
カナダの優秀な若手研究者だったんだけど、飛行機事故で2年前に亡くなってしまったんだよね
その時のニュースが話題になったのを覚えてる
因みに亡くなったのは本当だけど、原因は飛行機事故じゃなくて新型インフルエンザ。
いずれにしても、ライジングスターとまで言われた人だから、惜しいよな・・・
>>60 >>61 インフルエンザだったか
別の人と勘違いしてたみたいだわ
訂正d
>>46 東大京大の人は宮廷なんていわない。
宮廷って言って喜んでいるのはトンペーとかホクダイのダメ組み。
>>49 落合先生かっけー
石原先生のはただの遊びだな。触媒作るだけでコストオーバー時間切れ
>>51 自分のアイデアで論文書けないやつがずいぶん偉そうだなwww
70 :
あるケミストさん:2011/11/08(火) 23:09:13.16
じゃあ(笑)
そういうスレじゃねーだろw
>>65 BINAPにしろJosiphosにしろ、自分で作るなら大変過ぎ。
でも有効性が確立すればTCIかAldで市販されるから問題ない。
最近は配位子詰め合わせみたいなのも売られてるし、ラボレベルでも特殊な配位子を使いやすくなってきてるよな
応用という点を考えても、触媒のTON, TOFがむちゃくちゃ高ければ複雑な配位子でも作る意義はあると思う
ああいう発想のできる人って素敵
>>72 BINAPやJosiphosくらいシンプルでようやくなんとか使い物になるんだよ。
10mol%でしか回らないわ作るのに半端無い手間かかるリガンドなんて試薬屋でもとんでもない値段になるし
そもそも売れない。
>>73 organocatalystの詰め合わせなんて売っても100万とかになるな。
でもTONなんてたかが知れている。
やっている先生方もその辺は分かっているよ。
でも金と名誉の為に騙し続けている。
プロリン様は偉大だな
>>75 ところがそうでもないんだな。
意外なリガンドを薬屋がkg単位で買っていたりする。
>>76 んなこたない
スクリーニング用キットなら数万出せばxphosとかその辺のそこそこ有名どころが集まったのが手に入る
TONや収率を上げるだけの研究がつまらないのは同意だが、今触媒反応を先端でやっている人達は
今まで行かなかった反応を行かせるためなら複雑な触媒系でもいいんじゃね?っていうスタンスでしょ
論文にする上でマニアックなスクリーニングする場合もままあるけどさ
ん、すまん有機触媒の話か
あれはまあそうかもしれん…
製薬的には金属を使わないというメリットはでかいかもね
こないだの某学会で、
『フラーレンの中が真空なわけないですよね?』って質問してたおっさんがいたな
みんな頭抱えてたのを思い出した
フラーレンを含む単結晶をX線結晶構造解析すると、構造がスカスカすぎてアラートが出るんだぜwww
フラーレンのやつ、正直意味不明だけど面白いよね。
全くのド素人の家族に興奮しながら話したら軽く引かれた
質問なんですが、雑誌会のネタさがしや最新論文のチェックにRSSリーダーを使っています。アンゲバンテケミーだけ使いやすいRSSフィードが見つからないのだけど、みなさんはどうしてますか。
今日の有合協シンポジウム行った人居る?
>>84ですが質問は自己解決しました。失礼しました。
>>51 今B4で金属触媒についてやっている者ですが、参考になります
論文読むにつれ、色々繋がってくるようで面白いです
89 :
あるケミストさん:2011/11/18(金) 12:58:24.87
電波テロ装置の戦争(始)エンジニアさん参加願います公安はサリンオウム信者の子供を40歳まで社会から隔離している
オウム信者が地方で現在も潜伏している
それは新興宗教を配下としている公安の仕事だ
発案で盗聴器を開発したら霊魂が寄って呼ぶ来た
<電波憑依>
スピリチャル全否定なら江原三輪氏、高橋佳子大川隆法氏は、幻聴で強制入院矛盾する日本宗教と精神科
<コードレス盗聴>
2004既に国民20%被害250〜700台数中国工作員3〜7000万円2005ソウルコピー2010ソウルイン医者アカギ絡む<盗聴証拠>
今年5月に日本の警視庁防課は被害者SDカード15分を保持した有る国民に出せ!!<創価幹部>
キタオカ1962年東北生は二十代で2人の女性をレイプ殺害して入信した創価本尊はこれだけで潰せる<<<韓国工作員鸛<<<創価公明党 <テロ装置>>東芝部品)>>ヤクザ<宗教<同和<<公安<<魂複<<官憲>日本終Googl検索
やはり電池切れしたら、板のヘドロまで直滑降か。
普通にブログか何かでやったほうがいいんじゃないの。
>>88 亀レスだがトンw
挙げたかいがあったというもの。
4年であの論文を読むのは立派。
俺がカップリングに興味を持って論文読んだのは、M1の終わり〜M2くらいだったよ。
これからも頑張って。
93 :
あるケミストさん:2011/12/10(土) 21:44:14.67
>>82 まあ分子入ってなければ真空だが、その人はどんな人なんだろう?
トンデモ本系の人?
>>90 日本語でおk
>>91 檜山カップリングの良いレビューないんですよね...
本家嫁って話ですが
>>94 最近の有機合成協会誌に、檜山−玉尾カップリング試薬の広告が会ったかと思う。
その下あたりに参考文献が引用されていないかな。
適当に檜山カップリングと書いてしまったけど、玉尾カップリングの方が一般的
かもしれない。命名の一般さについては、あまり調べていない。
檜山カップリングだとNHK反応(野崎−檜山−岸カップリング)もあるので、紛らわしいかも。
カップリングに興味があり、51の文献みてメカニズムの共通点などが感覚的に
把握できたら。
BuchwaldらのArylamination
(炭素−ヘテロ元素の結合生成)
Knochelらのカップリング
(官能基多様性を持たせたカップリング反応)
神戸・Furstnerらの鉄触媒カップリング
NHK反応
この辺りに読み進むと、なんとなくカップリングに詳しくなった気になれると思う。
一方で遷移金属触媒に興味がある人は、Heck反応の総説も押さえておきたい。
特にπアリル中間体の理解は必須。
これについては辻先生の書籍、レビューなどが出ていると思う。
そっちも理解できるとTrost、辻、Heckらの仕事が分かるようになり、そこから
Rh, Ruなどを用いたCH直接反応、ポーソン・カーン反応、メタセシスなどへの
理解が容易になるようになるかと。
詳しい解説ありがとうございます
読むのも沢山ありますねw
レビューも長いし、レビューないと一報すつ読み進める必要あるし...
とりあえず頑張ります
98 :
あるケミストさん:2012/01/29(日) 20:42:34.25
>>24 モレシが溶媒感想には最強だてjocに最近出てた
思わず興奮して雑誌回の最後に全然関係ないがppt一枚つくてもうたww
99 :
あるケミストさん:2012/01/29(日) 21:14:23.26
>>98 何を今更。ケチルより脱水力が強力なのは今に始まった話じゃない。
ただ、モレシは平衡に達するまでの時間が長い。
100 :
あるケミストさん:2012/01/29(日) 21:17:53.54
ケチルは脱水ってより脱酸素、脱過酸化物でしょ。
102 :
あるケミストさん:2012/03/07(水) 04:25:18.93
>>76 TONも重要だが実際問題もっと重要なのは今まで進行しなかった基質が行くようになること。
もちろん、普通のリガンドでも条件詳細に振ればいくんだろうが。
企業で探索研究やってると、いちいちそんな手間かけらんない。
それなら最初から強烈なリガンドつかうべし。
というわけで、詰め合わせまではいらないけど、高活性なリガンド数種類は手元においとくもんさ。
そういう探索合成化学者の習性を熟知してる試薬屋はご丁寧に最新リガンドを定期的に宣伝してる。
需要はあるんだよ。
例えばアリールブロマイドのヒドロキシ化とかアミノ化って一見ベーシックで簡単そうなのに、できるようになったのはBuchward配位子とかの高活性な触媒系を使ってごく最近ようやくって感じだからな。
TONや収率を伸ばすだけの研究は俺もつまらんと思うけど、新しいことができるようになることもあって
やってる人たちはそういうところに価値を見出してるんだろうな
教科書を読んでるだけだと気づきにくいかもしれんが、実際に合成やってると簡単そうでできない反応ってまだまだ多くて課題はいっぱい残されてるのが分かる
104 :
あるケミストさん:2012/03/21(水) 16:38:15.68
>>103 >実際に合成やってると簡単そうでできない反応ってまだまだ多くて
そういう深遠な口を叩く奴は多いが、できない反応はいくらでもあるが
「簡単そう」がつくと意外とないんだぞ。
芳香環の置換基変換はもう、うんざり感でいっぱい。
「こんなことが出来るようになりました」的ドヤ顔には騙されん。
105 :
あるケミストさん:2012/03/21(水) 18:05:17.07
おまそう
Stoltz研のレジュメはたまに眺めてたけど、Denmark研Baran研も公開してるんだな
どの研究室もすごくアクティビティの高い研究室だからそこにいる学生がどういうのに興味があるのか見てみるのは面白い
他にも雑誌会資料を公開しているところはあります。
同じテーマを採りあげているケースもありますね。
そう言ったテーマはHot topicsと考えることもできるかもしれません。
そして見比べてみると紹介論文の選び方、紹介の進め方にも差があって面白い。
>>102 「有機触媒」について書いたのにどうして遷移金属触媒のリガンドの話になるの?
院死
111 :
◆5GiVLmAS0JE7 :2012/08/09(木) 01:02:15.05
あげ
112 :
あるケミストさん:2012/11/19(月) 13:41:06.79
tetrahedron の論文を訳さなければならないんだがむずくない?
他の雑誌とくれべてこの雑誌の難易度はどのくらい?
113 :
あるケミストさん:2012/11/19(月) 14:11:57.41
>>112 非常に易しい。
JACSやAChに比べると英語も易しい部類に属する。
内容の難易度はこれらの雑誌に落とされた論文も多いのだが、読者層が幅広いこともあって
全般的にはわかりやすいと思うし、紙面構成も明るいのでとっつきやすい。
このぐらいでへこたれてはいけない。
114 :
あるケミストさん:2012/11/19(月) 23:30:10.07
英語ってそんなに違う?
あんま気にしたことなかった。
英語は一緒だろ
ただ著者によっては読みづらいときがある
読み易い分を書くのも能力の一つだよ
英語は英語を母国語にしてる人の英語と、そうでない人の英語で差があるよ。
それは上手い下手、という意味では無い。
簡単なのはInternational Englishと呼ばれる方。
アメリカ大統領が就任演説で使う、移民にも分かりやすい英語がそれ。
米国内でTVドラマなどに使われる英語とは、ちょっと違う。
イギリスの英語はQueen's Englishと言って、英語の母体となったフランス語の
影響が強く出ているため、文の構成、用いる単語が結構違う。
117 :
あるケミストさん:2012/11/23(金) 13:57:52.98
>>116 >イギリスの英語はQueen's Englishと言って、英語の母体となったフランス語の
>影響が強く出ているため、文の構成、用いる単語が結構違う。
イギリス英語は確かにわかりにくいが、適当なことを言うんじゃねえ。
英語はゲルマン語系、フランス語はラテン語系だ。
ただし、英語の知識だけでドイツ語とフランス語の文献を読む時、
「フランス語は語順が基本的に英語とは逆だ」という知識を持ってすれば、
意味がわかるのはフランス語。NMRは仏語でRMNという。
実験の部ぐらいだったら、根性だけで読める。
製薬を希望している理学部、工学部向け。
Organic Process Reserch and Development
製薬企業では創薬研究と開発研究がある。
この雑誌は開発部門向け。
スケールアップにどんな問題があり、それをどのように解決したか、或いは
こんなアイデアはどうかという論文が載っている。
国内、国外の大手製薬企業の開発部門が論文を出している。
化学工学系の雑誌ではなく有機化学で解決しているので、理学部の人でも読める。
119 :
あるケミストさん:2013/02/16(土) 15:27:17.29
みんな核になる論文と関連論文読んでる?
初めて雑誌会、論文紹介する学生さんですね。
ようこそw
関連論文を整理し、読み、紹介することが雑誌会の目的と言えます。
その論文に書いてある事は、その論文を読めば分かることなので。
なので、頑張って読んで下さい。
関連論文の読み方にはコツというか、慣れがあります。
まず背景、経緯の引用文献。
論文のIntroductionに、これまで解決できなかった問題があり、それらに
対して他研究者たちが色々なアプローチをした、というようなことが
書いてあります。
その部分を整理すれば、研究が行われた背景や、これまでの方法論、他研究者の
考え方などを知ることが出来ます。
次に、研究方法における引用文献。
ある問題を解決するために、別の研究者の方法論を応用していることがあります。
その方法論の紹介をすることで、その研究者の工夫や、それ以外への応用などを
紹介できます。
最後に、応用研究の紹介。
ある問題が解決できたことで、最後に応用や今後の展望を述べている部分があります。
ここは引用文献があることは稀ですが、この部分まで調べて言及できるとなかなかのものです。
>>121 お前、お目出てーな。
イントロ部分の引用文献は、他の研究のあら探しか、ケチを付けるために引用している。
研究方法には、自分の研究がいかにスゴイかということを自画自賛するための
論文が引用されている。
有機系の論文では最後に結論や応用研究の紹介があることすら稀で、自分の成果を自画自賛して
なんとなく終わっている事のほうが多い。
引用文献ではなく、引用されていない文献を「なんでこの論文を引用しなかったのか?」という
観点から論文を眺めることができるようになって、一人前だ。
もし抄読会の席上でそれを指摘しないようなボスは、早々に見限ったほうがいい。
PIというものは個別の論文なんか知っている必要はないが、どうしてその研究が流行していて、
どういう問題を克服しなければいけないのか、ということを説明できなければいけない。
厨2病は早めの治療をお勧めします。
いやそのとおりだろ
両方正しい
126 :
あるケミストさん:2013/04/14(日) 19:18:59.13
この前マイクロフロー系のこもごもをまとめたら割りと好評だった。
チャイナ論文を「ここが怪しい」という観点から読んでみたら?
それを同じ著者で並べてみたら、楽しい発見があるかもよん♪
>>127 ばかやろう
ひとつぐらい有益なところがあるかと思って期待したら、正しいのは大学の所在地ぐらいだったぞ
そういえばNaH酸化の真偽はどうだったんだ?
>>129 空気中の酸素が酸化剤っぽいってことで落ち着いたんじゃなかったっけ
論文はASAPから印刷されることなく取り下げられたはず
131 :
あるケミストさん:2013/05/03(金) 10:45:19.61
>>129 その後Tetrahedronに訂正版がのってた
132 :
あるケミストさん:2013/06/07(金) 23:37:56.91
>>129 あの論文を通したレフリーの名前を公表して欲しい。
どんだけ馬鹿なんだよw
133 :
あるケミストさん:2013/06/11(火) 21:58:58.87
>>130 ほうほう、それは面白いな
還元剤存在下、酸化反応がおこるのはバイオアッセイで定番のfalse positive源
インパクトファクター 2012
Nature 38.6
Science 31.2
NatChem 21.7
JACS 10.6
ACIE 13.7
ChemSci 8.3
CC 6.3
CEJ 5.8
CAJ 4.5
BCSJ 1.4
CL 1.6
>>136 こういう新規反応にはウンザリだな。どう理解すればいいのか、わからない。
お前が無能なだけ
140 :
あるケミストさん:
>大阪府三島郡島本町の小学校や中学校は、暴力イジメ学校や。
島本町の学校でいじめ・暴力・脅迫・恐喝などを受け続けて廃人同様になってしもうた僕が言うんやから、
まちがいないで。僕のほかにも、イジメが原因で精神病になったりひきこもりになったりした子が何人もおる。
教師も校長も、暴力やいじめがあっても見て見ぬフリ。イジメに加担する教師すらおった。
誰かがイジメを苦にして自殺しても、「本校にイジメはなかった」と言うて逃げるんやろうなあ。
島本町の学校の関係者は、僕を捜し出して口封じをするな
>島本町って町は、暴力といじめの町なんだな