4 :☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ば ぐ 太☆ Mkつーφ ★:2012/03/14(水) 14:12:27.02 ID:???0
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>>1のつづき)
では、なぜ晩婚化が進んでいるのか。この疑問については、ふたつ対立している学説があります。
ひとつはミスマッチ。これはいわゆる「結婚しようにもいい男がいない」という問題です。「いい男」というのは
見た目のことではなくて、「安定した将来を見込める男」という意味です。安定した所得を見込めるような
職についている男性がどんどん減っている。要するに、根本原因は経済だとする説です。安定した雇用を
経済が提供できていないことによって、男性側も結婚に踏み切れないし、女性側も「コイツとは結婚できない」
「相手がいない」となってしまう。これが「ミスマッチ仮説」です。
もうひとつは女性が高学歴化し、キャリアを追求できる職についた場合に、結婚が仕事の妨げになるので
結婚しなくなっている、という説です。これは「機会費用仮説」ですね。
このふたつ、どちらが原因なのかということがよく議論されています。先日の日経新聞では、女性の
高学歴化を背景にした機会費用、女性の社会進出が問題なのではないかという記事が載っていました。
メディアでは比較的、機会費用仮説が取り上げられることが多いと思います。しかし、じつは日本に関しては
そうではないという実証研究が多いのです。つまり、ミスマッチが最大の原因だと考えられます。
―経済状況が悪化した結果、従来の結婚、女性が男性に安定した職を求めるという前提が
崩れているということですか。
筒井氏:そちらの方が日本の晩婚化の原因をよく説明していると思います。じつはアメリカでも
ミスマッチ仮説の方が説得力があるといわれている。日本ではそれほど大きな差はないのですが、
アメリカでは高学歴女性のほうが早く結婚しているという実証研究があります。なぜかというと
男性側がそういう女性を探すからです。つまり、男性が自分の生活を安定させてくれる女性を
探すわけです。(
>>3-10につづく)