943 :
あるケミストさん:2008/09/29(月) 23:34:57
質問です
金属錯体がカラフルな色をしているのは、結晶場理論のd-d遷移で
吸収波長の補色が可視光で見えるんだと習ったんですが、
わたしが有機系研究室にはいりまして、有機化合物をあつかうようになると
多くの有機化合物(オイル状)は透明黄色をしていることに気が付きました
なぜ多くの有機化合物(オイル)は黄色の色をしているのでしょうか?
>>943 紫外〜可視の端=青にかけて吸収があるから青の補色で黄色がたまたま見えてるだけ。
有機化合物だって鮮やかな色素や赤外吸収するものはいくらでもある。
C=Cとか、二重・三重結合があれば色が変わってくるらしい。うろ覚えでスマソ
孤立したベンゼン環、カルボニル、C=Cなんかの
π-π* やn−π*遷移が紫外領域だから。
共役系が伸びたりするとHOMO-LUMOギャップが小さくなって
可視領域を吸収して色がつく。
947 :
あるケミストさん:2008/09/30(火) 00:00:19
するとπ-π*遷移およびn-π*遷移が起きて、紫外-可視光吸収するため
補色の黄色が見えるのでしょうか?
ところでほとんどの分子は分子振動・回転運動するため赤外吸収するそうですが
赤の補色(シアン色)は見えないんでしょうか?
>>947 人間の視神経が、赤外付近の吸収には鈍感だから、近赤外線程度だと吸収してもわからない。
シアンが見えるのははっきり可視光を吸収した場合。
書店でマクマリーの有機化学という本をチラっと見たんですが
かなり高度な内容でしかも恐ろしく厚いです。
大学の化学科の教科書として一般的に採用されているのでしょうが
他にも化学科では、物理化学、量子化学、無機化学といった内容もこなすんですよね。
化学科の学部生はこんなに難解で大量の知識を身に付けなければならないのでしょうか?
それと、高校レベルの話になりますが、旧帝大クラスの化学に進学するには
やはり、物理と化学の教科書の内容はほぼ完璧に理解しなくてはならないのでしょうか?
>>947 単なる純粋なπ-π*遷移およびn-π*遷移じゃなくて
共役系が伸びたりして吸収波長が長波シフトするから可視光を吸収するようになる。
赤外領域から短波シフトする要因はほとんど無いだろ
>>951 進む分野によるけど電磁気、波動、核物理などは役に立つ。
でも高校の内容なら後でいくらでも身につけられるから気にしなくて大丈夫。
受験で有利不利とかの話なら他で聞いてくれ。
マクマリーは有機専攻なら理解して当然のレベルだけど
他専攻なら読まなくても大丈夫。
ただし学部時代は広く浅く勉強しないと駄目だから
買って損はしないかな。
954 :
あるケミストさん:2008/09/30(火) 01:43:45
うちの大学も学部はマクマリー有機化学だったよ
慣れないと高度な内容に思えるのかもしれないけど
けっこう基本的なことばかりだし読みやすいし、
練習問題もついてるからいい本だと思うよ
(問題の解答編は別売りだけど必須だよね)
問題のレベルはだいたい院試と同じくらいじゃないかな
ちなみに大学院に入っても勉強しないやつのことを
「あいつはマクマリーレベル」とかいってばかにしてましたw
>>953 お答えありがとうございます。
大学に関する知識が乏しいのですが
学部の段階で既に有機化学専攻、物理化学専攻というふうに
専攻が分けられているんですね。
一通りすべての分野の基礎を勉強すると思っていた自分には意外でした。
956 :
あるケミストさん:2008/09/30(火) 01:58:15
蛍光励起スペクトルについてなのですが
蛍光スペクトルと励起スペクトルを測定したらスペクトルの強度が大きく違いました
具体的には蛍光に比べて励起の強度が10倍以上高いです
試料は有機色素で同一試料で測定しました
普通、蛍光と励起の強度はそう変わらないと記憶しているのですが
こういうことは起こり得るのでしょうか?
>>955 学部時代なら、多分どの化学科でも全分野一通り学ぶはずだよ
材料とか生命系の学科は分からないけど
958 :
あるケミストさん:2008/09/30(火) 09:18:07
>>942 エスパしてざっくり答えると、
まず「16種類」のうち、「グルコース」はD-グルコース、L-グルコースの2種類だけ。他の異性体は別の名前がついてる。
Wikiで「アルドース」を調べて確認してくれ。
それから「鎖状態」はフィッシャーの投影式のことを言ってると思うが、フィッシャー式上でH、OHの配置が同じでも、光学異性体をカウントするならD,L体の二種類がある。
以上踏まえて再考してみてくれ。
959 :
あるケミストさん:2008/09/30(火) 09:42:42
アミノ酸ABCがあって、どれもアミノ、カルボキシ基以外は
結合に関与せず、どれも異性体を持つとする。
アミノ酸を右として、関与しないCの基の上の部分を○下の部分を×とすると、
AAAで鎖状ペプチドを作る場合@と、
AAAで環状ペプチドを作る場合Aと、
ABCで環状ペプチドを作る場合Bの数を教えて下さい
URLを貼ってる人は、全部ブラクラだったので、きちんとココで答えて下さい。
960 :
あるケミストさん:2008/09/30(火) 10:09:06
H3PO4は3段階電離して、Hは1段階目の電離と近似できますが、
HPO4(2-)などは、1段階目には現れないので、ないものとして近似することはできないんですよね?
961 :
あるケミストさん:2008/09/30(火) 11:37:59
pHの事か?それだと考え方はまるで別物になる。
酸:HPO4^2- ⇔ H^+ + PO4^3- :K3=4.8*10^(-13)
塩基:HPO4^2- + H2O ⇔ OH^- + H2PO4^- :Kh=Kw/K2=1.6*10^(-7)
不均化:2HPO4^2- ⇔ H2PO4^- + PO4^3- :K3/K2=8*10^(-6)
平衡定数の大きい「塩基」「不均化」の2反応について考えると(略)、
HPO4^2-の初濃度をC(M)とすれば近似値で、[H^+]≒√{K2(Kw+CK3)/C} になる。
962 :
あるケミストさん:2008/09/30(火) 11:52:34
>>958 いやグルコースの光学異性体があるとしたら、それはグルコースじゃ
ないんじゃないですか?
963 :
あるケミストさん:2008/09/30(火) 12:24:43
>>960 「ないものと近似」とは、[HPO4^2-]≒0と言う事か?
H3PO4 ⇔ H^+ + H2PO4^- から、[H2PO4^-][H^+]/[H3PO4]=K1
2と3段階目の解離を近似的に無視すると、[H2PO4^-]≒[H^+]と見做せるから、
[HPO4^2-][H^+]/[H2PO4^-]=K2より[HPO4^2-]≒K2
また同様に[PO4^3-]≒K2K3/[H^+]
964 :
あるケミストさん:2008/09/30(火) 14:56:08
アミノ酸については8、8、16で最終回答(回答済)
グルコースについてはWikiでグルコースの項を読め(
>>1を嫁)
これが最後通告。以後は放置する
人にものを聞く態度を学んで出直せ
965 :
あるケミストさん:2008/09/30(火) 17:01:00
966 :
あるケミストさん:2008/09/30(火) 17:38:56
アミノ酸ABCをNGワードに。
二種類とも ぐるこーす ですが何か?
質問の意図とその答えはエスパーして把握した
しかし人にモノを聞く態度ではないので教えない。
勉強の機会を甘受しろ。
968 :
あるケミストさん:2008/09/30(火) 22:09:44
>>966 おい、聞く態度?おれはちゃんと敬語使ったやろうが。ふざけんなよ
元素記号とばっかり触れあっていて生身の人間と触れあったことのないアフォが暴れているスレはここですか?
違います
答えは出てるのにな。
結局自分が勉強しないと答えを理解できない良い例だ。
それより最近の化学の流行ってなんだろう。
ナノホーンとか落ち目だよなあ。ES細胞とか?
ここ最近ブレイクスルーがない気がするのは俺だけ?
973 :
あるケミストさん:2008/10/01(水) 02:53:00
流れ切ってごめんなさい
質問です
無水硫酸マグネシウムが吸湿性を示すのは何故なのでしょうか?
7水和物があるのは分かりましたが、その先が・・・
おねがいします
ポリエチレン[-CH2-CH2-]の、両端の部分は
実際は-CH3となっているのですか?
975 :
あるケミストさん:2008/10/01(水) 04:55:42
忘れました
あるものを見て考える
あるものに触れて考える
どちらの方が効率的ですか
私は後者のほうが刺激伝導経路短い気がするのですが
976 :
あるケミストさん:2008/10/01(水) 05:13:08
>973
端的に言うと構造がより安定するから。
Mgは6配位、酸素親和性が非常に高い
7水和物の結晶構造は押さえていないがMg(OH2)6が含まれている筈
7分子目の水は結晶水。
配位には関与しないが、水素結合で結晶構造中に取り込まれている
SO4が配位に関与すると結晶水としての割合が増えるだろう
正確には結晶構造を調べて下さい
配座が空よりは何か占めている方が安定。
それはエンタルピー云々のエネルギーが〜、軌道が〜といった話に繋がる
>974
開始剤由来のフラグメントだったり、どこかのHを引き抜いて-Hとなっていたり
自己再結合によるものだったりする
停止反応の種類を調べなさい
977 :
あるケミストさん:2008/10/01(水) 12:21:11
>>974 多分そうなってないだろうし考える必要もない、
978 :
あるケミストさん:2008/10/01(水) 18:23:42
ウィキ見たけどグルコースの鎖状態異性体わかりませんでした。
何故2種類?
979 :
(*-ω-):2008/10/01(水) 18:44:08
SF6とSO2の構造式と極性がわからないのですが… どなたか教えて下さい。
980 :
あるケミストさん:2008/10/01(水) 19:26:01
アミノ酸DEFがあって、どれもアミノ、カルボキシ基以外は
結合に関与せず、どれも異性体を持つとする。
アミノ酸を右として、関与しないCの基の上の部分を○下の部分を×とすると、
DDDで鎖状ペプチドを作る場合が8
DDDで環状ペプチドを作る場合が8
DEFで環状ペプチドを作る場合が16
になるのはなぜか教えて下さい。どなたか。
>>974 ポリエチレンの製法を調べたらわかるぜよ
982 :
あるケミストさん:2008/10/01(水) 20:16:01
質問させて下さい。
「セッケンは親水基と疎水基を持つので、水分子間における、水素結合の一部分を
断ち切り、表面張力を減少させる。」と書いてあったのですが、
親水基と疎水基を持つことが、水素結合を断ち切る理由になるのがわかりません。
教えてください。
983 :
あるケミストさん:2008/10/01(水) 20:17:09
984 :
あるケミストさん:2008/10/02(木) 00:13:36
「粒状NaOHを水に溶解したとき、溶液の温度が2.7℃上昇した。
使用した水の量が20ml,粒状NaOHが0.50gであった。NaOH1モルあたりの溶解熱を計算せよ。」
ちなみに問題に比熱等の記載は一切ありませんでした。
そこで比熱は水と同様の4.18として計算を進めました。
2.7(℃)×20g×4.18(J/g・℃)=225.72(J)
NaOH0.5g→1/80 mol
よってNaOH1mol では225.72×80÷1000=18.06(KJ)
と答えを出しましたが、解答は計算略35.0(KJ)となっていました。
また、NaOHの溶解熱(文献値)は約45.0KJであることを考えると比熱を水と同様として近似計算したとはいえ
どちらの答えもかなりかけ離れているように感じました。
上の計算のどこに本質的な問題があったのか教えてください。。
>>984 条件足りなさ杉
計算略すな
有効数字2桁だから解答も2桁にするべき
500mgのNaOHを一気に溶かしたら10度は軽く上がる
現実には放熱による冷却や、比熱の変化もあるからその方法で溶解熱出すのは無理
986 :
あるケミストさん:2008/10/02(木) 10:18:46
ナトリウムとカリウムの塊を手で押し付けると、境界面に合金ができてそこだけ液化したりしますか?
現存する元素をすべて含んだ化合物↓
988 :
あるケミストさん:2008/10/02(木) 17:32:15
うんち
うんうんおくちうむ
↑こいつ、ストーカー。
死ねいいかげん。
NaCl+H2SO4→NaHSO4+HCl↑
「硫酸の不揮発性の性質による」
とはどういうことでしょうか