1 :
あるケミストさん:
シラルガンのポットやラジエントヒーター(遠赤外線)で水を沸騰させると
中性の水がアルカリ性になると噂で聞いたので、自分でpH値測定液を買ってきて、
中性のミネラルウォーターをガスこんろの加熱で沸騰させてから測定したら、
なんとアルカリ性になってしまって拍子抜けしてしまいました。
単純な質問で申し訳ありませんが
これはどんな変化があったと考えられますか?
機器やナベの問題じゃないということでしょうか?
2 :
あるケミストさん:2008/01/31(木) 19:56:45
これは初耳でした。
素人の推測ですが
ミネラル分(カルシウム)が常温では二酸化炭素と結びついて
炭酸水素カルシウムとして溶解していたものが
煮沸によって炭酸ガスが抜けてしまい
炭酸カルシウム(弱アルカリ性)になったのではないでしょうか。
もっともらしいでしょ?
3 :
1:2008/02/01(金) 08:14:54
なるほど〜。すばらしいお答えをありがとうございました。
飲料水の成分を見る限り、上記の変化が一番信憑性がありますね。
裏を取るために常温の水を泡だて器でかき混ぜて
外気の含有量を増やしたりしてみましたがpHには変化はありませんでした。
昔からアルカリ性の食品は体に良いと言われてきましたが
沸騰させるだけで大きく変化してしまうような要素では
体に与える影響もたかが知れているかもしれませんね。
酸性=エネルギーを与える
アルカリ性=エネルギーを奪う
5 :
あるケミストさん:2008/02/01(金) 11:33:59
待て、その推測はかなり変だぞ。炭酸水素カルシウムはそもそも弱アルカリで
しかも可溶性だ。Ca(HCO3)2からCO2を抜いてCaCO3(水にあまり溶けない)ができて
しまうという事はその水の中に炭酸カルシウムの沈殿ができる事を意味し、水を
アルカリに傾かせるとは思えない。単純に、「炭酸ガスが抜けた分アルカリに傾く」
でいいのではないか?
あと
>>4 それは「酸化」と「還元」ではないか?酸性アルカリ性は水中の水素イオン濃度を
対数目盛で表した時の指数のはずだが。
6 :
あるケミストさん:2008/02/01(金) 15:15:32
純水だと0℃でpH7.5くらい、100℃近くでpH5.6くらいになるんだよね
電離定数の変化で
普通の水はそれに打ち勝つくらい十分に二酸化炭素が溶けてるってこと?
>>1その鍋料理の後ちゃんと洗ったのか?
洗剤はちゃんと洗い落としたよな?
8 :
1:2008/02/01(金) 15:53:41
>>7 その影響もあるかと思いましてナベはしっかり水洗いしてから実験しました。
それとナベ自体の素材も考慮して、ホーロー鍋、アルミ鍋、ステンレス鍋でも
試してみましたが同じ結果になってしまいました・・・。
>>6 純水だと酸性に傾くんですね!不思議!
>>5 たしかにCaCO3は中性の水にはほとんど溶けないようですね。
当然のことながら沸騰後に沈殿物は出来ていませんです。
こうなったら液体中の二酸化炭素濃度を調べた方が良さそうですね〜。
9 :
あるケミストさん:2008/02/01(金) 17:13:53
>>6 んー温度でそんなにpHが変わるとは全く聞いた事もなかったし
知らなかったし考えた事なかったけど、言われてみると酸性というのは
水素イオン濃度が濃いだけなんだし、ペアの相手がOH−だとしても
そんなの関係なく、温度が高いので水が多く電離してH+が多くなるって
考えるとそういう事なのかと想像してみた。
>>1 こうなったらつーか、最初からそれが一番怪しそうだからねぇ。溶けてる
酸性のガスが飛べば、、、っつってもCO2以外あんまりなさそうだが、
ミネラルウォーターなんて何溶けてっかわからんし。あと、温度変化による
ってーなら当然煮沸後、元の温度に下がってから測定せんとあかんが、その
間にまたCO2溶けたりするともうわけわからんちん、、、、
そういや、硬水、軟水って関係ないっけ?
ミネラルならそういうの関係あるんじゃ・・・?
ってか簡単に出来るし純水と軟水と硬水とかでやってみるのが早そうだなw
13 :
あるケミストさん:2008/02/01(金) 19:08:40
う、そうだよねぇ、、、純粋な水ではイオン積が常に10のなんたらの
マイナス14乗で、、、とか云々、朧げに思い出してみたりして。
じゃ、なんで温水は酸性に???ますますよーわからん、、、
C Ca H2O→ CaCO2 + OH-
まさか2H2O ←→ H2O2 + 2[H]+に電離しやすくなってH2↑ってことはないだろうか
流石にこんなこと起きないよな…
>>13 Kwは温度で変わるよ
分析化学便覧とかに載ってると思うから見てみな
1×10^-14ってのは25℃のとき
>>16 極々微量だけど水の中では
>>15の電離も起きてるよ
pHが動くぐらいこの電離がおきる現象が存在するならノーベル賞も夢じゃないだろうな
19 :
あるケミストさん:2008/02/04(月) 22:48:03
>>6 純水のpHを測ろうと思って
ガラス電極を入れたままスターラでかき混ぜていると
どんどんpH下がって行くんだよね。
やっぱ炭酸ガスが溶けて行くから?
それじゃ純水のpHってどうやって測るの?
20 :
あるケミストさん:2008/02/05(火) 01:50:34
キーワード→プロトン
>>19 届いてすぐの純水の入ったポリ容器に空気が入らないように着をつけながら時価にプローブを突っ込む
22 :
あるケミストさん:2008/02/05(火) 18:45:19
なるほど。
結局そうするしかないのですね。
そういやアルカリイオン水って商品があるけど結構塩基性のpHのくせに何で味覚では知覚できないの?
24 :
あるケミストさん:2008/02/05(火) 23:54:03
だってアルカリの味って無いよね?
電離するヒドロキシ基があると苦味があるんだっけ?
26 :
あるケミストさん:2008/02/06(水) 03:51:25
秋田玉川温泉のpHは1.2くらい
草津温泉のpHは1.7くらい
都幾川温泉のpHは11.3くらい
酸性の温泉はそれなりに酸なりの味がするんだが、都幾川温泉は特に味無かった記憶が
この程度の塩基性では味しないのかな
>>19 遅レスだが
密閉容器内…
自然発火性物質扱うときに使うようなアレとか
不活性ガス充填したプラ袋内で測定
おまんこに中だしすると酸塩基反応するんだぜ
29 :
あるケミストさん:2008/02/09(土) 10:35:03
そのとき歴史が動いた
30 :
あるケミストさん:2008/02/09(土) 16:34:28
そのときpHが動いた
31 :
あるケミストさん:2008/02/09(土) 22:38:54
そのときチンコが動いた
バカかお前ら
そのときクララが勃った
34 :
あるケミストさん:2008/02/10(日) 00:12:59
そのときハイジは濡れた
そのときおんじが挿入れた
なんか温度変われば水のイオン積変化するよね?それは関係ないの?
教えてエロい人
37 :
あるケミストさん:2008/02/11(月) 12:42:43
代ゼミの亀田に質問してやんよw
25℃では水のイオン積が10^-14だからpH7が中性なんですよね?
温度が上がると水の電離が進行して[H]+が10^-7より大きくなるからじゃないの?
水は中性だけど、pH測定器は10^-7が中性としてつくられてるから酸性になるってこの考えだと酸性になるはずか。。
高校生にはよくわからん
電離度の温度依存性について考えてみようか。
温度が1℃上昇すると電離度はどの程度変化するか。
40 :
あるケミストさん:2008/02/11(月) 23:50:52
41 :
あるケミストさん:2008/02/12(火) 07:13:07
>>40 電気陰性度を覚えていない人は死ねばいいんですよ!
42 :
あるケミストさん:2008/02/12(火) 19:30:28
今日東京理科大の理学部化学の問題で空気中のCO2が溶けてpHが酸性に動くという問題があったぜ
43 :
あるケミストさん:2008/02/12(火) 20:33:07
弱酸性といってもpH6.5くらいなんだけどね
45 :
あるケミストさん:2008/02/12(火) 20:34:31
純粋と言えど、常温で大気中においておくと
空気中の二酸化炭素が溶けてpHは酸性側に傾くよ。
温度が上がると、塩基性よりなる理由は知らん。
恐らく、温度によりイオン積が変わるからか
あるいは鍋の溶けやすい金属成分が溶けてるからだろう。
後者が有力と思われ
46 :
あるケミストさん:2008/02/12(火) 20:48:41
なら窒素でも充填したフラスコで実験してみたら良さそうだな
47 :
あるケミストさん:2008/02/12(火) 20:57:05
よし!
>>46を採用しよう。
頑張れ
>>1 ちなみに、元化学部の私が昔
フラスコで沸騰させた水にpH試験紙を近づけたときには、たしか真っ赤な酸性を示したように記憶してる。
49 :
あるケミストさん:2008/02/14(木) 23:56:05
きっと精液を入っちゃったんだよw
50 :
あるケミストさん:2008/02/15(金) 00:34:58
精液のpHって塩基性だっけ?
ってことは愛液はたしか酸性だから中和反応することになるのかw
51 :
あるケミストさん:2008/02/15(金) 00:39:25
美しいなww
52 :
あるケミストさん:2008/02/15(金) 00:44:52
自然ってよくできてるなぁ
くだらないのだが何故か無性にワロタ
純水じゃないってところがミソだな
NaOH + CO2 → NaHCO3
→ NaHCO3 (+H2CO3でpH7まで吹き込み)
加熱 → Na2CO3 + CO2↑
>>43 漏れは純粋ケミストじゃなくてバイオ寄りから詳しくないけど
純水のpHをタイムコース取って測ったら酸性に傾いていく。
仰るとおりCO2の影響だ。
こちらの分野ではバッファ入れるのが当たり前になってる。
57 :
あるケミストさん:2008/07/02(水) 11:50:56
ミネラルウォーターってところが引っかかるな。
カルシウムなんかが混ざってるるわけだから、
それらを煮沸することによって、混ざり合ってアルカリに傾く可能性はあるな。
水道水ならこういう結果にならないと見た。
58 :
あるケミストさん:2008/10/25(土) 06:09:13
59 :
あるケミストさん:2008/10/25(土) 06:19:54
うちの純水製造装置でも蒸留水はpH9くらいになる。
原料は水道水、水道水の方はpH7前後。
もうそういうもんだと諦めてる。
二酸化炭素が抜けるとして、塩酸も揮発性だから加熱で減るのかね。
ガスで沸かす対照実験ももちろんだが、
水道から出した水と沸騰水じゃ温度がまるっきり異なってるから比較にならんわなあ。
>>60 イオン交換水の間違いでしょ?
陽イオン交換樹脂の方が相対的に性能が良くないのかな?
あるいはpHの測り方の問題か。
中和中和www
64 :
あるケミストさん:2009/06/08(月) 01:05:01
結論が出てないので、上げとくよ
温度が高くなれば水のpHは少しばかり下がるものだと思うがなんで上がったんだろうな。
だからCO2が抜けたため。
さんざん指摘されてるだろうが。
その沸騰水を自然に冷まして置いておくと、そのうち酸性に戻るのですか?
>>1は平衡定数が温度依存性だと分かっているうえで
「100℃にするとアルカリ性になった」と騒いでいるんだよな?
ちゃんと100℃における中性溶液のpHを知っているうえで議論したいんだよな?
ミネラルウォーターだと色々混じってて良く分からんね。
とりあえず
>>69が言ってるようにコントロールを置いてみないと
本当にアルカリ側に変わったのか、そもそも変わったのか議論できないね。
一気圧100度で気体の出入りがない状態で蒸留水を沸騰させてみて
pHを測ってみたらおもしろいかもね。
俺はやらないけどw
71 :
あるケミストさん:2009/07/06(月) 19:03:36
age
脱炭酸が起きることと、
アルカリ金属やアルカリ土類金属およびアルミニウムなどの塩基性塩が
わずかに溶存しているため。
塩化ナトリウム水溶液も水を継ぎ足し継ぎ足し沸騰させると
わずかに塩化水素が飛んでNaOHを生成してアルカリ性に傾く。
もう1つ付け加えておくとpHの計り方は大丈夫か?
校正したガラス電極を用いて少量の支持塩を加えて測定とか、
フェノールフタレインが赤色に変化とかでないと危ない。
青色のBTB液に息を吹き込み液の色を黄色にし、振りながら加熱させると、
液の色が青色に戻った。
この理由わかりますか?????
二酸化炭素が抜けたから。
76 :
あるケミストさん:2009/09/14(月) 08:28:50
マジレスすると温度が上がれば水のイオン化が進んでPHがどんどん下がっていく
ちなみにPOHもどんどん下がっていく
77 :
あるケミストさん:2009/10/12(月) 15:56:53
小学校の実験で、アルコールランプで沸騰させた水道水をBTB溶液でしらべたら、酸性でした。
ふつうの水道水はアルカリ性でした。何で酸性だったんでしょうか?
78 :
あるケミストさん:2009/10/29(木) 11:04:21
岡田外務大臣キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku2ch/1256630318/1
早く記念カキコしないと埋まっちゃうwww
79 :
あるケミストさん:2009/10/29(木) 17:47:02
小学生なら実験ミスじゃね?
80 :
あるケミストさん:2009/10/30(金) 23:08:42
BTB溶液の話しが、結構出ているが、純水の場合は、何色に呈色?
81 :
あるケミストさん:2009/10/30(金) 23:26:28
周囲の緩衝能がないならBTB自体の解離定数による呈色だろ
空気中のCO2を吸収したサンプルをそのまま中性に校正して(実は弱酸性)
沸騰させてCO2が抜けたのを測定してアルカリ性になったと誤解した馬鹿な話では(経験済)?
83 :
82:2009/11/30(月) 03:27:35
ガイシュツだったorz
ガラス成分が溶出しただけじゃね?