163 :
あるケミストさん:
早大不正論文疑惑:松本教授、再現実験データ無視
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/m20060705k0000m040173000c.html >化合物に吸収させたエネルギー(光子)が100%、蛍光として放出されると報告した。
> 専門家によると、100%という値は理論的にはあり得るが、実験で出ることは非常にまれとされる。
この前と専門家の言ってることが違うね。この前は
>その中の「化合物に吸収させた光エネルギーが100%蛍光として放出される」 などの記述に
>ついて、「ありえない現象でデータも不自然」などの指摘が 専門家から出ていた。
だった。
光エネルギーが100%蛍光として放出される → エネルギー(光子)が100%、蛍光として放出される
次回は、おそらく 「光子(エネルギー)が100%」 になり、さらに次は
「光子が100%」 にして、エネルギーが100%と書いていたのをフェードアウトするに、100万テルビウム。
164 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 09:25:11
元村さん、頑張っているね。松本教授が「解釈の問題だ」
「指摘を受け入れず、論文の撤回などはしなかった」
「データを探したが、見つけられなかった」
「再現実験した結果、50%を切る値が測定」
いよいよ核心に近づいてきたね。
165 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 09:48:00
>>163 あわてて表現を変えると、2ch読んで記事を書いていることがバレちゃうぞー
やーいやーい
元村有希子ちゃん、そんな付け焼き刃で科学について知ったかぶりをしようと
するから、「女は科学に向かない」って言われるんだぞー
ちゃんと、専門家に会って話を聞いて、解説記事を書いてもらえ。
166 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 10:00:56
元村さんって科学者じゃないから仕方がない。他社も似たようなもの。
記事を見たら言ったこととまるで違うことになっていることは日常茶飯事。
正確さをとるか、わかりやすさをとるか、だけど新聞はあきらかに後者。
週刊誌のように見え見えの脚色はほとんどしないけれど、科学に限らず、
他の記事も事実と違うことは多々あるよ。
167 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 10:28:57
元村さんの「理系白書」には以下のようにある:
「偽造」仮説に合わないデータを削る
「加工」グラフの特定部分を強調する
「捏造」架空の実験結果を載せる
今回はどれになるんだろうか?
sage
>>158 蛍光分析は色素だけで成り立つ技術ではなく,検出器やソフトウェアまで含めてシステムで成り立つ技術.
いきなり従来の色素と異なる性質の色素を使おうとしても,検出系が存在しなかったら意味がない.
松本研の蛍光錯体の場合,短波長側可視光で励起して,長波長側可視光で蛍光検出するのだが,
短波長励起に伴ってバックグラウンドが励起されてしまう.
分析実験の多くはガラス器具を使って行うのだが,ガラスに含まれている微小成分が励起されてしまい,その蛍光が長波長側に出てしまう.
その位置が蛍光錯体の蛍光波長とオーバーラップ.
ゲームオーバー.
希土類錯体を使って高感度バイオ分析をやろうっていうアイデアに無理があったんだよ.
170 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 11:10:30
>>169 ミリ秒オーダーの長寿命なので、時間分解すれば良いって話でしたが、それもウソ?
171 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 11:14:55
捏造ネタではないのだが,話題の論文AnalyticalChemistry(2001)73,1869について.
FIgure 1 化合物(7)が話題のキレートなのだが,こいつを蛋白質とか核酸とかに共有結合させるときにどうやるのだろうか.
実は4個あるカルボン酸の一つをエステル結合に使用するのだ.
4個あるカルボン酸は金属イオンをガッチリ掴むためのもの.
その一個が失われてしまうので,金属イオンが外れやすくなってしまう.
錯体形成時の特性も大きく変わってしまうだろう.
仮にTable 1記載の蛍光量子収率1.00が正しかったとしても,
ラベル化に使用したときにこの性能が出ている保証はないわけだ.
それにしては高感度な分析ができる錯体.
サイコー.
172 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 11:20:19
>>170 なんで時間分解をするのかというと,夾雑物のBG蛍光をカットするため.
しかし,クリーンな環境では夾雑物由来のBGが無視できるレベルだから,時間分解の必要なし.
むしろ,時間分解測定可能な錯体の蛍光特性に合わせて短波長励起をしたりすると,
クリーンなガラスや石英が強いBG蛍光を出したりしてハマる.
時間分解が本当に威力を発揮するのは夾雑物だらけのサンプル中から目的物を選択的に拾い上げてくるとき.
クリーンな環境で測定する際には,実はあまり意味がない.
河川水中の微量成分検出とか,生体試料中の生体分子検出とかには役に立つのだが,
DNAシーケンサとかDNAマイクロアレイとか,もともとクリーンな環境で行う分析に時間分解を導入しても意味がない.
173 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 11:23:22
>>170 長寿命蛍光といっても,出てくるフォトンの数が増えるわけではないんだな.
普通の蛍光がキャッシュ一括払いだとすると,長寿命蛍光はローン分割返済.
ただし利子はつかない.
174 :
170:2006/07/05(水) 11:51:11
>>172-173 なるほど、分かった気がしてきました。
>クリーンなガラスや石英が強いBG蛍光を出したりしてハマる.
ということは、ガラスや石英(測定用の容器?)の蛍光も長寿命なんですね。
175 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 12:35:11
163の記事を読むまでは、最悪の捏造だなと思ったけど、
この記事を読んでみると、よくあることだという気がしてきた。
量子効率50%もあるのは、うそじゃなかったんだ・・・
意図的かどうかは知らないが、誤差の評価を行わずに
データ処理すると100%の数字になったってことか。
実験結果を「作った」のではなくって、考察を誤ったってこと?
するとデータの捏造ではなくて、考察の誤りなので
科学者のコミュニティでは許される範囲だね。
ただ失笑されるけどね。
176 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 12:37:39
>>174 蛍光はフォトンが放出される過程なので,励起によって生じる蛍光のフォトンを完全に回収するためには無限時間が必要.
しかし,現実には一瞬のうちにフォトンの大半が出てしまうので,測定の際には励起直後の一瞬のうちに必要量のフォトンを回収し終わる.
さて,石英とかガラスとかに含まれる夾雑物も,蛍光のフォトンは励起直後に大半が出尽くしてしまうのだが,それでもフォトンがちょこっと残っている.
で,なんとか検出系の感度を高くしようと努力すると,このちょびっと残ったフォトンまで回収してしまう結果になるわけだ.
177 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 12:39:27
>>175 問題は誤った結果であることを真実として研究予算申請を行い続けた点.
プレゼンのたびに誤ったデータを真実であると主張し続けたのも捏造だ.
178 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 12:40:38
>>175 蛍光量子収率100%の方はそれで逃げ切れるかもしれないが,
さて,高感度イムノアッセイは如何に.
ふふ.
179 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 12:45:31
んなこと書くと、元村記者こんど
高感度イムノアッセイの記事かくじゃん
180 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 12:51:20
>>176 再度、感謝。感度を上げようとするとアウトってことですね。すっきり〜
181 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 12:54:49
>>175 >誤差の評価を行わずに データ処理すると100%の数字になったってことか。
>科学者のコミュニティでは許される範囲だね。
当然すべき処理をしなかったんだから、失笑では済まないよ。まったく許されないことだ。
今日のニュースでは、ポスドク(?)の意見を見解の相違と言い張って聞かなかったということだし、(最初はともかく)完全に意図的だよ。
衝動的犯行と意図的(計画的)犯行では罪も違ってくるが、これは後者。
182 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 13:00:19
学会で結果を発表したとき、本当に1.0なのかとか、
何故その系だけ量子効率が高いのかとか、
質問されたとき、どう答えていたんだろう?
元村さんによると研究室内では「解釈の問題」と言って
教授の権威を笠に着て口封じをしようとしたようだが、
まさか学会では「解釈の問題」と言うわけにはいかんだろう。
183 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 13:08:48
> 「偽造」仮説に合わないデータを削る
> 「加工」グラフの特定部分を強調する
> 「捏造」架空の実験結果を載せる
毎日の記事にあるように 「データを探したが見つけられなかった」
のであれば、最も罪の重い「捏造」になる! 情状酌量の余地なし!
女性化学者の地位に傷をつけた罪は重い
185 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 13:33:57
学生等の諸経費確保のためにやむなくしたと言う不正経理でも投資信託に回した
のであれば、最も罪の重い「私的利用」「公金横領」になる! 情状酌量の余地なし!
186 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 13:35:03
この程度の脚色とういうか、
誤った結果であることを真実として研究予算申請を行い続けて
億単位の予算をぶんどってる先生、思いつく人結構いるけどなー
188 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 13:43:29
>>187 でも投資信託とかトンネル会社とかまで思いつく奴は少ない.
ちょっとはいるかもしれないが,ホントにやる奴はもっと少ない.
て優香,これまでも今後もいないに違いない.
189 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 13:45:12
>>187 報道によればもうひとり早稲田に振興調整費関連でヤバい教授がいるらしいけど,誰よ?
190 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 14:03:30
>>188 いやトンネル会社は思いつく人いるかも
投資信託は・・・女しか思いつかんダルオナ
191 :
あるケミストさん:2006/07/05(水) 14:15:45
自分の金なら元金保証のない投資信託に回すのには抵抗があるのが普通。
自分の金でなかったから1000万近くも投資信託に回したのでしょ。
学生のためとかではなくどうでもいいお金だったのよ。
研究成果も同じよ。データの記録がなくても0.5以下を勝手に
1.0にして論文を投稿したのは、科学の発展のためとかではなく、
その場さえ誤魔化して凌げれば研究なんかどうでもよかったのよ。
今、行政機関は我々全員を疑い始めている。教授の罪は限りなく重い。
192 :
女教授:2006/07/05(水) 14:25:35
データ捏造と不正経理が問題になってしまったわ!
でも特許に書いた化合物のデータqあwせdrftgyふじこlp;「’
具合が悪いわ!
193 :
153:2006/07/05(水) 22:23:57
トンネル会社って、実際は何をやったのか、よくわからん。
粉飾決算的に研究費を回しただけなら、誰も損得しないのではないか。
194 :
謙:2006/07/06(木) 10:29:23
>>193 あるいは,トンネル会社に伝票をまわして金額を訂正させ,水増しされたぶんに関して懐に入れるという手段を考える可能性がないわけでは,ない.
195 :
あるケミストさん:2006/07/06(木) 10:44:39
トンネル会社の正しい使い方
市価1万円のものをスペック捏造して、10万円で納入させ、9万円の暴利を与える。
この結果10万円が税金から拠出され、9万円が越後屋の懐に入る。教授は役員だから
取り分は半分以上。
越後屋に10万円の架空の請求書を切らせて、公金から越後屋に10万円を送金し、
10万円を越後屋と山分けする。
自分で組み立てた誰も買わないような計測機器(原価100万円)を1億円の値段を
つけて越後屋に売らせる。その装置を越後屋から自分で購入する。
9900万円の利益を越後屋と教授で山分け。
196 :
あるケミストさん:2006/07/06(木) 10:50:47
>>195 そういうことをさせないために競争入札制度がある.
しかし,同業他社につくることができないスペックの機器だったりすると,競争がなりたたない.
その結果,特定のメーカーにオーダーすることができるようになる.
そんな特殊な機械だから,値段の正当性を評価することができない.
100万円の材料で1億円の価格を設定することもできなくはない.
さて,同業他社につくることができないスペックの機器,
たとえば特殊な励起波長と特殊な蛍光波長qあwせdrftgyふじこlp;
197 :
あるケミストさん:2006/07/06(木) 10:57:20
198 :
あるケミストさん:2006/07/06(木) 11:06:42
なんか大学(上層部)がグルっぽいな・・・・
199 :
あるケミストさん:2006/07/06(木) 12:36:20
量子収率0.5を四捨五入して1.0にしてたなんて事はないかなw うちの解釈はこうです!みたいなw