290 :
◆3zNBOPkseQ :2007/01/31(水) 23:29:46
>>289 さん
コークスと水から水素を作ることができますが、やはりこの方法も二酸化炭素を
大量に排出してしまいます。
この方法で排出される二酸化炭素は、概ね3回あります。
まず、石炭を乾溜してコークスを得るときに燃料に石炭を使うので、ここで二酸化炭素が
大量に出ます(1回目)
次にコークスと水を反応させて水素に富む水性ガスを得る反応。
これは、著しい吸熱反応であり、通常その熱源に石炭などの化石燃料を用いるので
ここでも二酸化炭素が排出されます。(2回目)
C + H2O = CO + H2 △H < 0
最後に、水性ガスに含まれる一酸化炭素のですが、これはメタノールなどの原料に
なるか、さらに水素を作るために水でシフト反応させ水素を作ります。
そのときに、二酸化炭素を生じます。(3回目)
CO + H2O = H2 + CO2
また(2回目)のCOはいずれメタノール、樹脂などに使われるので、最終的には
燃やされるので、やはり二酸化炭素になってしまいます。(3回目)
結局、大量の二酸化炭素を生じてしまいます。
ただ、熱源に高温ガス炉などの原子力を用いれば、1〜2回目に排出される二酸化炭素
は削減できますが、3回目に出る二酸化炭素はどうしょうもありません。
291 :
あるケミストさん:2007/06/24(日) 20:55:49
アメリカでも石炭液化を推進する声が出ている
アメリカ本土には豊富に石炭があるし、石油は政情不安定な中東に集中しているからだ
292 :
あるケミストさん:2007/06/25(月) 19:21:02
宇部興産は石炭を使ってナイロンを作っているんじゃなかったっけ?
トウモロコシやサトウキビからアルコール取るなら、石炭からの方が効率良い気がする。
294 :
あるケミストさん:2007/06/30(土) 22:47:39
宇部興産のは石炭液化ではなく、石炭ガス化だな
295 :
あるケミストさん:2007/07/19(木) 09:30:54
なるほど
296 :
あるケミストさん:2007/08/16(木) 20:14:46
3年間スレ立ってて、直接液化、間接液化という言葉を使っているのが、
1レスしかない(>17)とは驚いた。
要するに、液化自体がしょうもない技術だから本格的に学んだり、
研究してるやつがいないってことだろw
二次大戦中のドイツに謝れ。
原油96$だってよ。
本気で石炭液化を考えろ!
オイルシェールやオイルサンドは実用化されつつあるみたいで砂。
301 :
あるケミストさん:2007/12/21(金) 09:26:33
302 :
あるケミストさん:2007/12/21(金) 09:27:35
近畿大(大阪府東大阪市)は18日、二酸化炭素(CO2)の排出を抑えるために、
茶かすやコーヒーかすを使った新しい製鉄燃料「バイオコークス」を来年3月から
本格的に製造すると発表した。
北海道恵庭市の近畿大資源再生研究所にバイオコークスを量産できる装置を設置。
地球温暖化対策として、これまで使われている製鉄燃料「石炭コークス」の代用品を目指す。
2010年の実用化の予定。
バイオコークスは茶かすなど植物性廃棄物を原料とした固形燃料。
原料となる植物がCO2を吸収するために、燃やしたときに排出するCO2と「相殺」される。
飲料メーカーにとっても、茶かすやコーヒーかすを廃棄する費用がかからなくなるメリットがある。
近畿大理工学部の井田民男講師らは、植物性廃棄物を粉砕して圧縮したバイオコークスを
つくることに成功。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007121801000697.html
303 :
あるケミストさん:2007/12/25(火) 23:55:30
参考になります
304 :
あるケミストさん:2008/01/17(木) 01:02:00
>>7 >石炭液化は、1バレルあたり50ドルを超えると採算に乗るそうだから、
>もう少し高くなると日の目を見る....かも。現在44ドル。
今なら完全に採算取れるじゃん
305 :
あるケミストさん:2008/01/22(火) 00:01:38
中国電力が、二酸化炭素(CO2)の排出量の多い
石炭火力発電の新技術開発や改良を強化している。
計画中の三隅発電所2号機(浜田市)では、国内初の
「石炭ガス化発電」の実用化を構想。
石炭にバイオマス(生物資源)を混ぜて燃やす試みも2発電所で始めた。
原油価格の高騰で石炭燃料のコストの優位性は高まっており、「弱点」の克服を目指す。
石炭から取り出した燃焼性ガスで発電する「石炭ガス化発電」は
中電が2003年、三隅2号機への導入を決定。
今年9月、実用化技術の確立を目指し、電力各社と共同で福島県いわき市で
実証機の運転を始めた。09年までの実証運転を経て、中電は三菱重工業と
共同で実用炉を開発する。
14年に着工、17年の運転開始の計画で、現行の石炭火力の
発電効率41―43%が47―50%に高まり、CO2量を1―2割削減できるという
306 :
あるケミストさん:2008/02/16(土) 16:55:20
四月の夕張市長選で藤倉肇市長に敗れた青森県の実業家羽柴秀吉氏(58)が、同市内に
「夕張再建炭鉱建設」を設立。石炭の露天掘りを行って利益全額を財政再建中の市に寄付
する構想をぶち上げた。年明けに市や道に採掘許可を申請するとし、「二、三年で五十億円
の寄付を目指す」と怪気炎を上げている。
同社は羽柴氏の長男が社長を務め、同市内に残る後援会事務所の住所で十三日に登記ずみ。
既にショベルカーなど重機合計十四台を調達したという。
旧北炭などから市内四十八鉱区の採掘権を継承した夕張市の許可が得られれば、一月中
にも露頭炭の埋蔵量を調べるボーリングを始め、なるべく早く採掘に着手したいという。
羽柴氏は「夕張の赤字解消を早め、次の市長選にも出たい」と意気盛ん。二十日には、美唄市
の石炭露天掘り現場も見学した。
これに対し、藤倉市長は「何も聞いておらず、コメントできない」。市関係者は「露天掘りは周辺環境
への影響など制約が大きく、ハードルは大変高い」と話し、羽柴氏の計画を慎重に見極める構えだ。
307 :
あるケミストさん:2008/02/17(日) 19:57:26
戦前の東大の工業化学科での試験問題に
「石炭ヨリ石油ヲ得シ方法ヲ問フ」
というのがあった。
その答案の中に
「石炭ヲ売リテ得タル金ニヨリ石油ヲ買ウ」
というのがあり、正解とされたという話が伝わっている。
308 :
あるケミストさん:2008/02/17(日) 23:15:13
>>304 >>7 >>石炭液化は、1バレルあたり50ドルを超えると採算に乗るそうだから、
>>もう少し高くなると日の目を見る....かも。現在44ドル。
>
>今なら完全に採算取れるじゃん
石炭も上がっていますw
309 :
あるケミストさん:2008/03/08(土) 09:19:05
原油106$だってよ。
本気で石炭液化を考えろ!
燃料とするのであれば 微粉炭のスラリー化のほうが安いでしょう。
石油化学の原料にするのであれば別ですが
311 :
あるケミストさん:2008/03/12(水) 01:22:41
燃料の中でも自動車、航空機用燃料が問題です。
ガソリン、灯油、軽油とか。今、高いでしょ。
石炭を溶かして液体にして濾したらガソリンの代わりにならないの?
313 :
あるケミストさん:2008/04/17(木) 00:08:48
まず、何に溶かすかが問題
石炭はそのへんの有機溶媒にはたいして溶けない
太平洋炭が二硫化炭素+NMPの混合溶媒に50%?溶けたのが最大
しかもそれがチャンピオンデータ。再現性はよくない
そのうえ濾してもガソリンの替りにはならない。がんばってもディーゼル燃料。
つまり目下の原油高に対抗する手段にはならない
…おかしいよね。石油ショックが契機で開発された技術なのにw
314 :
あるケミストさん:2008/05/26(月) 16:56:44
灯油の先物価格が異常だ。
ガソリンよりも買占めが激しい。
次の冬には160円ぐらいになりそうだ。
灯油ストーブは捨てろ!
値上げばかりして大幅黒字の石油会社はやがて国民から叩かれる。
6月は値上げしたら許さんぞ!!!
315 :
あるケミストさん:2008/05/26(月) 18:07:01
燃焼時のカロリー換算でも、石炭は石油の数倍(数十倍?)の埋蔵量があるということでしょう?
石炭を液化する場合に必要な物質の資源量や、液化過程で発生する副産物の問題は
どうだろうか?
316 :
あるケミストさん:2008/07/06(日) 00:47:25
_ ∩
( ゚∀゚)彡 薪でいい!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
_ ∩
( ゚∀゚)彡 石炭でいい!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
317 :
あるケミストさん:2008/07/09(水) 09:18:42
早く液化して
318 :
機械・工学@2ch掲示板:2008/07/21(月) 19:07:32
319 :
あるケミストさん:2008/07/21(月) 20:27:48
たけうちてるおキモイな。いい加減にしてもらいたいもんだ
320 :
あるケミストさん:2008/07/28(月) 10:02:27
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも石炭を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎
321 :
R:2008/09/01(月) 22:38:16
だれかあああああああああああああ
石油精製と同様、粉末状にしてトレイにまぶし水蒸気分解しちゃえよ
323 :
あるケミストさん:2008/09/04(木) 12:42:52
木製品製造のイワクラ(苫小牧、後藤英夫社長)は間伐材など木質バイオマスと、石炭を原料とする新燃料の開発に取り組んでいる。通常の石炭ボイラーで利用でき、木質ペレットより量産に向く。二〇一一年にも事業化する方針だ。
「コール・コンバインド・バイオマス(CCB)」と呼ばれる新燃料は、木質バイオマスと石炭を粉砕して混ぜ合わせ、高温高圧で板状に成型したもの。従来の石炭ボイラー設備をそのまま使え、木質ペレットよりも成型が容易で量産に向くほか、燃焼効率も高い。
〇六年から基礎研究を続けてきたが、本年度から新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業として補助を受けられることになり、一千万円を投じ、樹種や石炭の種類の最適な組み合わせなどを研究する。
来年度から二年間は、約一億円かけて小型製造プラントを製作し、実証実験を行う。
同社は開発と並行して、間伐材を確保するほか、石炭ボイラーを使用する電力会社、製紙会社などへの販路を開拓。一一年をめどに別会社を設立し、年産二万トン規模で事業化に踏み切る方針。価格は「石炭価格より数割上乗せした程度」(同社)になる見込みだ。
324 :
あるケミストさん:2008/10/15(水) 10:48:32
313) 90%以上 溶かす薬剤はありますね 灰分はとけず 石炭にもよります
325 :
あるケミストさん:2008/10/15(水) 14:29:16
それは知らなかった
論文とか特許出てたら教えてください
326 :
あるケミストさん:2008/11/16(日) 12:02:18
S63年頃T学のKの発見で触媒不要そうさ簡単 Kは誰にもあかさなっかた 既に陳腐化しているがごく最近一応PAT申請したらしい ベルギュウスさんが裸足でかけだされたかもしれない? ただ 必ずしも燃料もくてきではなかった
327 :
あるケミストさん:2009/01/08(木) 00:11:08
オーストラリアでは商業プラントの計画が進んでいるようですね。
石炭気化の方が実用性高いんじゃね?
第二次世界大戦時代のドイツの、
石炭液化はかなり成功していたね。
あれも必要に迫られてのもので、採算ベースには乗りそうにない。
原油がバレル200ドルくらいになれば別だが。
日本でも乾留と水素添加で石炭から液体燃料採ってたんだけど、
末期になると、そもそも石炭自体が不足気味に……。
332 :
あるケミストさん:2010/03/29(月) 22:48:20
三菱大夕張では坑内ガスからメタノールを合成していた。
333 :
あるケミストさん:2010/04/17(土) 15:45:55
石炭溶液を造ろう
コールオイルミクスチャー
335 :
あるケミストさん:2010/05/05(水) 11:20:47
313) 「石炭溶液の製造法」では全部溶けるようだがとけないのか?
ドイツ軍や日本軍もやってたのか?
やってたよ。
338 :
あるケミストさん:
日本の技術廠は、ドイツのやってる方法を、別な方法と誤認して、真似しようとしたらしいね。