209 :
あるケミストさん:02/10/14 02:45
政策大学の平沢って何者?
文系?
中村氏はずいぶん割りを食ったなー
医療機器分野では、なくてはならない存在だよ。
高品質のSimensとか東芝は大病院が買うんだろうけど、
市中の民間病院にとって、島津のコストパフォーマンスは
実に魅力的。
>>201 化学系なら十分常識的な言葉しか出てきていないと思うが。
213 :
あるケミストさん:02/10/14 10:23
209> そんな香具師の言うこと、気にしなくてもよいのでは?
文系だろうが理系だろうが、所詮ゴマメの歯・・・(以下略
214 :
俺様は東大出身者:02/10/14 10:25
俺様に言わせてもらえば、今回のノーベル賞は
大グループの長 対 個人プレーヤー(ほとんどオタク?)
東大名誉教授 対 平社員
15年来待望 対 本当に突然
215 :
あるケミストさん:02/10/14 12:38
ところで、田中さんの件の論文って、共同執筆になっていますが、
田中さん一人がノーベル賞でいいんですか?
他の人は悔しがったりしないの?
216 :
あるケミストさん:02/10/14 16:39
>>185 引用にも考え方があって、利用できない出典は載せるべきでないとする人と、オリ
ジナルを明らかにするためにpersonal communicationでも載せるべきとする人が
いるね。
大体の人は自分に都合のいい方をとるね(前者、論文で抜かれた経験のある人は、
後者)。
217 :
あるケミストさん:02/10/14 16:44
ちょっと質問なんだけど、どちらが早いか問題になったとき、論文のreceived date
か、accepted dateかどちらで判断するの?
ふつうに考えれば、received dateだと思うけど(レビューの早さに影響されるから)、
accepted dateだという人も多いね。
218 :
あるケミストさん:02/10/16 03:24
>>217 実際の論文はどうなのかを調べ見ました。
"Protein and polymer analyses up to m/z 100,000 by laser ionization
time-of-flight mass spectrometry."
Tanaka, Koichi*; Waki, Hiroaki; Ido, Yutaka; Akita, Satoshi;
Yoshida, Yoshikazu; Yoshida, Tamio
Rapid Commun. Mass Spectrom. (1988), 2(8), 151-153.
Received 6 June 1988; accepted 6 June 1988.
"Laser desorption ionization of proteins with molecular masses exceeding
10 000 Daltons."
Karas, Michael*; Hillenkamp, Franz
Anal. Chem. (1988), 60(20), 2299-2301.
Received for review May 16, 1988.
Accepted July 5, 1988.
(*はcorresponding authorで、田中さんに与えられていた)
つまりミュンスター大学の論文の方が先に投稿されたが、審査を通ったのは
島津の論文よりも後でした。
一方、まだ誕生2年目のRapid Communication in Mass Spectrometryの方は、
出せば通る程度の雑誌だったということです。
よくわからないのですが、論文の著者名のところに
SPONSOR REFEREE: T. Matsuno, Osaka University, Osaka, Japan
と書かれているのですが、この人のお陰で速攻に論文が通ったのでしょうか?
このSponsor Refereeという制度については私はよく知りません。
ちなみにISIのデータベースによりますと、Analytical Chemistryの方の論文は
なんと1305回も引用される論文なのに対し、田中さんの論文はISIのデータベース
に登録されていない(最近のRapid Commun. Mass Spectrom.は登録されている)ため、
引用回数が算出できません。当然
Tanaka, K.; Ido, Y.; Akita, S.; Yoshida, Y.; Yoshida, T.
Presented at the Second Japan-China Joint Symposium on Mass Spectrometry
(abstract). Takarazuka Hotel, Osaka, Japan; Sept 15-18, 1987.
の方もデータベースの対象外です。
ちなみにAnal. Chem.の論文の内容ですが、引用論文はわずか7編だけです。
そして冒頭のイントロにいきなり登場します。
" Sir: Until recently the desorption of ions of bioorganic compounds in the
mass range above 10 000 daltons seemed to be exclusively the domain of plasma
desorption mass spectrometry (PDMS) (1-4). In 1987 Tanaka et. al. (5)
reported laser desorption of protein molecular ions up to a mass of 34 000
daltons. Oligomers of lysozome containing up to seven monomeric units have
also been observed by this group, using a pulse N2 laser and a matrix of a
metal powder, finely dispersed in glycerol. Fast atom bombardment or liquid
secondary ion mass spectrometry (SIMS) data on compounds above 10 000
molecular weight show weak signal intensities and poor signal-to-noise (S/N)
ratios. The only exception is the results reported on the analysis of small
proteins in the range of 10-24000 daltons obtained with a 30-keV cesium ion
source in a conventional double-focusing mass spectrometer (6), but sample
amounts in the 10-μg range were necessary in that case.
In the following, the first results on ultraviolet laser desorption (UVLD)
of bioorganic compounds in the mass range above 10 000 daltons will be
reported. Strong molecular ion signals were registered by use of an organic
matrix with strong absorption at the wavelength used for controlled energy
deposition and soft desorption (7)."
せっかくですので田中氏の論文のイントロも載せます。引用文献は10編で、うち4編が
島津のもの
"Hitherto, 252Cf plasma desorption mass spectrometry (PDMS) has been used to
study peptides and proteins in the molecular weight range from 1 kDa to 35
kDa.{1,2} Fast atom bombardment mass spectrometry (FABMS) and secondary ion
mass spectrometry (SIMS) have been applied to the analyses of proteins and
polymers molecules.{3,4} On the other hand, in the area of laser desorption
time-of-flight (TOF) mass spectrometry (MS), though there have been many
papers on analyses of organic compounds, the molecular weight of these
compunds has been relatively low.{5}
For the purpose of investigating the mass spectrometry of high-mass
molecular organic compounds, we developed a laser ionization TOF mass
spectrometer. To assess the utility of this spectrometer for high masses, we
evaluated and tried the mass spectrometer on various organic compounds.{6,7}
This spectrometer was able to obtain useful spectra up to m/z 100 000.
Typical spectra of proteins and polymers with molecular weights up to 25 kDa
are shown in this paper."
文献6:12th Proc. Japanese Soc. for Medical Mass Spectrom. p. 219 (1987).
と引用されているが、CAによると
"Detection of high mass molecules by laser desorption mass spectrometry."
Tanaka, Koichi; Ido, Yutaka; Akita, Satoshi; Yoshida, Yoshikazu; Yoshida, Tamio
Iyo Masu Kenkyukai Koenshu (1987), 12, 219-222.
文献7:Mass Spectroscopy (Japan), 36, 59 (1988).
と引用されているが、CAによると
"An Improvement of mass spectal resolution of a time-of-flight mass
spectropeter by a gradient field type ion reflector."
Yoshida, Yoshikazu; Tanaka, Koichi; Ido, Yutaka; Akita, Satoshi; Yoshida, Tamio
Shitsuryo Bunseki (1988), 36(2), 49-58.
文献8:Y. Yoshida, US Pat. 4625112 (1986).特許
文献10:Proc. 2nd Japan-China Joint Sympos. on Mass Spectrom. p. 185 (1987).
>>219-223 ちなみに田中さんの論文の中で一番"地位の高い"雑誌に発表しているのが多分これだけど...
どう見ても柴崎さんの論文
"Catalytic asymmetric nitroaldol reaction using optically active rare earth
BINOL complexes: investigation of the catalyst structure."
Sasai, Hiroaki; Suzuki, Takeyuki; Itoh, Noriie; Tanaka, Koichi; Date, Tadamasa;
Okamura, Kimio; Shibasaki, Masakatsu
J. Am. Chem. Soc. (1993), 115(22), 10372-10373.
>>219 Anal. Chem.といえばこの論文でしょ?
Synthesis of a Terbium Fluorescent Chelate and Its Application
to Time-Resolved Fluoroimmunoassay,
Analytical Chemistry Vol. 73, pp. 1869-1876 (2001).
226 :
Nanashi_et_al.:02/10/16 21:00
ゲルの内部構造をスパッと評価する「誰もが簡単に使える」方法見つけたら
確実にノーベル賞なんだから、みんながんがれ。
「D5の夜」(尾崎豊「15の夜」)
冷たい風 冷えた体 人恋しくて
夢見てるマスターの発表を 「ダメだ」と呟き叩き潰す
闇の中ぽつんと光る 学会発表
一晩あれば書ける業績 ひとの論文まる写し
公募の結末もわからないけど
教授と俺は 就職だけずっと夢に見てる
教授たちは 博論を書けよ書けよと言うが 俺は嫌なのさ
就職活動が俺達のすべてならば
なんてちっぽけで なんて意味のない なんて無力な D5の夜
盗んだテーマで走り出す 行く先もわからぬまま
暗い夜の帳のなかへ
覚えたての学説ふかし 論文をやっつけながら
仕事を求め続けた D5の夜
盗んだテーマで走り出す 行く先もわからぬまま
暗い夜の帳のなかへ
誰にも縛られたくないと 逃げ込んだ大学院で
自由になれなかった D5の夜
>>227 なんか深刻そうで笑えないんだが……
まあ、D論書けなんてアドバイスくれる教授は良いんじゃないか?
>>220 誰かSponsor Refereeについて知っている人教えて下さい。
230 :
あるソシオロジストさん:02/10/19 23:44
文系のドクターは将来真っ暗だけど、理系は理系で大変なんだねぇ。
232 :
島津製作所は「一般企業」じゃない:02/10/25 11:14
http://b2o.nikkei.co.jp/contents/column/news/20021017_colnew_01.cfm だが、その島津にも、90年代後半以降は収益重視の企業会計が浸透し始める。
技術者の自治組織的だった人事体系を改めようと、社内に“社長候補生学校”を設けたりもしている。
一方で、長引く不況や大学の定員減少などのあおりで受注が低迷し、直近の2002年3月期には
ついに営業赤字に転落した。
同社初の途中入社、しかもきわめて希な営業畑出身の社長である矢嶋英敏現社長は、
いわば「普通の会社」への脱皮というミッションを背負って会社の舵取りに
まい進していたところだった。
そんな中での、文字通り「降って湧いた」ノーベル賞受賞。とりあえず“4階級特進”と
いう特別待遇で田中さんを報いる姿勢を見せているものの、
矢嶋社長の内心は決して穏やかではないはずだ。
233 :
あるケミストさん:02/11/02 08:48
234 :
あるケミストさん:02/11/02 16:41
田中氏は、化学を勉強したことなかったから、頭がわるくならなかったんだろうな・・・
悲しいな。現実的には、
236 :
あるケミストさん:02/11/21 10:15
どうよ?
(^^)
238 :
あるケミストさん:03/01/21 22:49
>98
どれだけの大学の研究者が科学の進歩に貢献してるっていれるんだい?
>100
目的が問題なのではなく、結果が重要では。
まるで、会社の研究者が科学の進歩に関与していないとでも言うの?
こういうヤツらがいるから日本はだめなんだよ。まだわかんないのかな・・・
239 :
あるケミストさん:03/01/22 01:28
今週の週刊ポストだかか週刊現代だかに載ってた田中さんの記事読んだヤシいる?
漏れ的には、島津製作所逝ってよしって感じだったな
240 :
あるケミストさん:03/01/23 00:00
>>239 どういう内容?
まあ、想像はつくが…。
(^^)
(^^)
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
249 :
あるケミストさん:04/01/31 00:13
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
>>250 君みたいな厨房がいそうだから行かない。
人見知りだから一人じゃ不安だ。しかし他の分野の人間とも知り合いたい。
253 :
あるケミストさん:04/02/03 21:07
この島津って偽者なんだってね
本物の島津は鹿児島にあり旧公爵家
武家の公爵は徳川、毛利とこの島津だけらしい
偽物ってわけじゃなくて歴史の流れの分家じゃないでしょうか?
255 :
あるケミストさん:04/02/05 02:21
明治のころに島津姓と家紋を与えられた家臣が創業者って新聞で見たような
島津興業の人らからしたらあんまりいい気はせんだろうな
島津製作所創業者 初代島津源蔵[しまづげんぞう]
島津源蔵の祖先は、井上惣兵衛尉茂一といい、1500年代後半に播州に住んでいた。
薩摩の島津義弘公が、京都の伏見から帰国の途上に、豊臣秀吉公から新たに拝領し
た播州姫路の領地に立ち寄った際、惣兵衛は、領地の検分などに誠心誠意お世話を
し、その誠意に対する感謝の印として、義弘公から“島津の姓”と“丸に十の字(くつわ)
の家紋”を贈られたと伝えられており、この家紋は現在でも島津製作所の社章となって
いる。
http://www.sanbou.net/retsuden/sa/simazu.htm
257 :
あるケミストさん:04/02/05 12:31
やっぱり公爵家の一門じゃないんだな
でも島津製作所の方が多分有名
科学者には家柄なんかどうでもいいのだろう。
探究心と自分の成果、想像力。