〓〓〓 ようこそ (・ω・)モルスレ に part4 〓〓〓

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>>モルちゃん某スレの70
ようするにポルフィセンは大環状配位子のひとつ。ヘモグロビンの真ん中にも似たやつがありますですよ。
で、質問見ると具体的に何との遷移状態を聞いてんのかわかんないんだけど、質問に『水素』があることから推察すると
フリーなポルフィセン(金属イオンがついていなくて変わりに水素がついている状態を“フリーな”と表現する)に
何かの金属イオンが配位する途中の遷移状態を考えてるのでしょうな。
ならば水素の位置はほとんどトランスですよ。その状態からポンポン水素が取れて、金属イオンがくっつく(ハマる?)わけ。

ちなみにひと昔前有機化学の合成分野とかで
ポルフィセンやポルフィリンにフルオロやスルホンやトリフロメチルみたいな電子吸引性の基をつけて合成してたのは
それらの大環状配位子の、金属イオンとの結合部位となるNの孤立電子対の電子密度を減らして
金属イオンとの結合を邪魔するHを外れやすくするためにつけてたんですよ。
Hが取れやすくなれば金属イオンが環の中に入りやすいというわけですな。
要するに金属イオン配位の遷移状態(水素が結合部位から無くなった状態)を起こりやすくするわけです。
これによって反応性もいろいろ増したりするんですよ。金属イオンの選択性とかイオン強度とかpHとか。
つーか卒論を10枚ってどういうことよ少な過ぎ。
もっと書かないと(w。


あとちなみにモルちゃんバケ学の話はこっちでおながいしますですよびつくりしますた。
3日にいっぺんくらいは見てますですよ。