473 :
Headlines@多め:
名工大と岐阜大、CMC使った微小磁気センサーを開発
名古屋工業大学工学部の津田孝雄教授、岐阜大学工学部の元島栖二教授らの研究グループは、
微小なコイル状の炭素材料、カーボンマイクロコイル(CMC)を使った微小磁気センサーを開発した。
CMCは導電性で、素材がコイルの形をしているため磁場をかけると起電圧が生じセンサーになる。
直径1〜10マイクロ(1マイクロは100万分の1)メートル、長さ0.1〜25ミリと、微細な磁場計測ができ、
電子部品や細胞などの局所的な磁場計測への活用を期待している。
CMCは元島教授が開発した材料。大学発ベンチャーで用途開発を進めている。
試作したCMCセンサーは、不純物活性CVD(化学的気相成長)法で作製したCMCを1本取り出し、
両端を銀ペーストで銅線とつなぎエポキシ接着剤でガラス板に固定した。実験では、永久磁石1対に
配置して静磁場を作り、小型モーターなどを組み合わせて回転系を製作した。静磁場のなかを回転に
よって、CMCセンサーが横切る設定とし、電磁誘導が起きるようにして、静磁場を通過する速度や
磁束密度を変化させ発生電圧との相関を調べた。 (略)
http://www.jij.co.jp/news/etc/art-20030212194724-VURESQRJUS.nwc
474 :
Headlines@多め:03/02/13 11:48
C60重合薄膜に導電性、東工大と物材機構が初めて直接測定
東京工業大学原子炉工学研究所の尾上順助教授と物質・材料研究機構ナノマテリアル研究所の
研究グループは12日、サッカーボール型の炭素分子、フラーレン分子(C60)に電子線を照射して
重合させた薄膜で、金属のような導電性があることを世界で初めて直接測定したと発表した。これまで
不純物を加えたC60は、導電性などいろいろな性質を示すことが知られていたが、実際の量産プロ
セスでは不純物の均一分散が困難とみられている。C60の薄膜など重合させた形で電気的性質が
発揮されることで、デバイス応用への弾みがつくと期待される。
研究グループは、C60に高真空中で電子線照射し、C60の2分子がピーナツのからの形につな
がった「C120」ができ、薄膜になったことを突き止めた。さらに、多探針走査トンネル顕微鏡(MP−
STM)を使い、電気の抵抗率を室温、大気中で測定した結果、1〜10オームセンチとC60単独よりも
1億分の1に低下したことが明らかになった。
また計測の過程で、厚さに関係なくC60を重合した薄膜全体に電気を通すことを発見した。さらに
紫外線から可視光を照射して、半導体的な特性を示すことも突き止めた。 (略)
http://www.jij.co.jp/news/etc/art-20030212193710-HCBOIECVQW.nwc
475 :
Headlines@多め:03/02/13 11:50
東北大がトリシラアレンの合成に成功、電子機能材料開発に光
東北大学大学院理学研究科の吉良満夫教授らは、ケイ素(シリコン)原子3個が二重結合でつな
がったトリシラアレンの安定化合物の合成に成功した。メモリーなどの電子材料や導電性材料として
の応用を切り拓く可能性がある。英科学誌ネイチャーの13日号に掲載される。
炭素は、その多様な結合性から、アセチレン、ニトリル、アレンなどさまざまな多重結合を持つ高分
子の材料として使われている。一方、ケイ素、ゲルマニウム、スズなどの炭素より原子番号の大きな
同族体は、p電子軌道間の重なりが不足していることによって多重結合を形成できないと考えられて
いた。ようやく81年に、大きな置換基で二重結合を保護することで、ケイ素二重結合を持つ最初の
シリコン分子テトラメシチル・ジシレンが合成されている。
今回、吉良教授らは、シリレンから2段階でトリシラアレンの合成に成功した。炭素系アレンと比べて
トリシラアレンは直線ではなく折れ曲がった形状をしており、真ん中のケイ素原子は縄跳びの縄のように
動ける。このため、新しい機能性を持たせることが期待できる。
吉良教授は、電子機能材料としての応用のほか、ケイ素では炭素系よりも電位ギャップが小さい
ために金属的性質を持った導電性高分子のようなものが実現できるかもしれないと期待している。
http://www.jij.co.jp/news/etc/art-20030212195505-EOXRCORPYZ.nwc
476 :
Headlines@多め:03/02/13 11:50
プラスチック合成に新手法 産総研東北センター
独立行政法人産業技術総合研究所東北センター(仙台市)の研究グループは12日、液体と気体の
中間の性質を持つ超臨界状態の二酸化炭素を使って、工業用プラスチックの原料を短時間で合成する
ことに成功したと発表した。従来、超臨界二酸化炭素による合成は反応に時間がかかり、効率が悪かっ
た。研究グループは「猛毒を使う従来の製法と比べ、地球環境に優しいプラスチック製造の実用化に
道を開く」としている。(略)
今回開発した手法は、ホスゲンなど有害な物質は使わない。二酸化炭素を超臨界状態にした上で、
石油から取れる化合物のエポキサイトを溶かす。それを室温でも液体の塩「イオン性流体」に溶解させ
ると、化学反応でポリカーボネートの原料が液体で合成できる。
二酸化炭素を使う従来の製法は化学反応に最長24時間もかかったが、この手法は5分と大幅に
短縮。合成効率も100%を達成した。(略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030213-00000003-khk-toh
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Headlines@多め:03/02/13 11:51
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Headlines@多め:03/02/13 11:51
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Headlines@多め:03/02/13 11:52
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Headlines@多め:03/02/13 11:52
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あるケミストさん:03/02/13 12:01