今、エレクトロメディエーターを使って実験系をたてています。
でも、水溶系での実験なのでメディエーター自身が水溶性であることが条件です。
フェリ/フェロ系、p-Benzoquinoneなど思いつくところ実験してみましたが、うまくいきません。
そこで皆さんにお聞きしたいのは、水溶系のメディエーターで大体100mMぐらい溶けるものを教えてほしいのですが・・・
宜しくお願いします。
2 :
あるケミストさん:01/12/13 13:55
まず、測定対象物質、および電極固定をするのか、を具体的に。
せめて要求されるレドックスポテンシャル範囲を示せよ
4 :
あるケミストさん:01/12/13 15:15
100mMもメディエータを溶かす必要があるの?
反応阻害しそう。
あと、エレクトロメディエーターっていう言い方もちょっと。
エレクトロカタリシスならわかるが・・。
みなさんいろいろと有難う御座います。
まず、測定対象物質ですが酵素反応の電子伝達の測定を考えています。
メディエータを吸水性高分子に水溶液系で担持させた後、板状電極上にのせ、
熱風乾燥により水分を飛ばして電極上に固定化します。
測定上のバックグラウンドの影響を考慮し、ポテンシャルは0.5V以下で考えています。
>4の方は京大関係の方でしょうか?どこかの本で京大の先生がエレクトロカタリシス
という言葉を使っているのを見たことがあります。自分としてはエレクトロメディエータと
エレクトロカタリシスは同じもの思っていますが、もし定義が違うのならぜひ教えてください。
「メディエータ濃度は100mM」というのは過去の学会発表(松下電気産業など)でやっていた
からです。自分としてはそんなに溶かす必要性はないと思うのですが、先ず最初に行うに当たり、
先人のやり方を踏襲しようと思ったのです。ですから、ある程度(だいたい10から20mMぐらい)
溶けるものを教えていただきたいと思います。
宜しくお願いします。
松下って,ゲルに高濃度でメディエータ入れたのを印刷で
塗ってたやつか? あれって基本的にフェリシアンだろ?
フェリシアンでだめなら濃度以前にその酵素に対して
メディエータ適性がたらんのだろ
だいたい10mMもいれなきゃいかんようなのは効率悪過ぎ
よほど値段が安いとか別のメリットがなきゃわざわざ使うような
もんじゃないんじゃないのか?
ふつうに酵素に使えそうなメディエータだと,あとはオスミウムとかの
ビピリジル系錯体とか,タングステン錯体とか,親水性置換基つけた
フェロセン誘導体とか,DCIP とかメチレンブルーとかの色素とか
いろいろあるだろ
>7さん
貴重なご意見有難う御座います。
松下の文献はおっしゃる通りのものです。特許検索をして電極の作成法
を見て今の実験系を組んでいます。
たしかに10mMのメディエータを用いるというのは費用対効果の面で
効率が悪いと思っています。
しかし、Menadionなどでは水溶系に溶かすときに6mg/25mlとか、
フェロセン誘導体でmじょかなり低濃度であり、自分の実験系を組んだ時
の条件設定でかなり不備が生じてしまいます。できれば、電子天秤で
安定に計れる状態で実験をしたいのです。
自分は実験もへたくそですので、常に安定に測定可能なものを教えていただきたいと思います。
宜しくお願いします。
意味がわからん
天秤で測るのはもっと大きく測っておいて溶液を分けて使えばいいだけ
測定そのものはメディエータ濃度で低いから難しいというわけでもない
というか高濃度のメディエータにするとふつうの溶液だと自然対流とかの
影響がもろみえになってかえって結果が不安定になって難しくなるくらいだし
>9さん
測定の際の検出はクーロノアンペロメトリーですが、酵素の電子授受は
メディエータ濃度に依存しています。
また、CV値を計算すると高濃度のメディエータを固定化したほうが
安定した電流値を計測しています。
メディエータ濃度を計算する際に大きく測るにしろ、メディエータ自身の
物質劣化があり、毎日まいにち測り取るのは大変です。大変だからやら無
いというわけではありませんが、なんせ貧乏研究室なもので・・・。できる
限り、ピンポイントでメディエータを決定したいと思っています。
さらにいえば、サンプル溶液自体が水系なため、サンプル注入後に速やかに
溶解するものがいいのです。少ししか水に溶けないようなものですと、水に
溶ける時間もかかり、短時間の測定を目指している自分にしては不適合です。
高濃度のメディエータでの自然対流の影響は無視しています。と、いうのも
ある特殊な条件下で行っているため、それは無視できると判断したためです。
ただ、今回書いたような100mMという濃度ではそれは難しいと考えています。
ですから、ある程度水に溶けるもので、かつ速やかに反応に関与できるような
メディエータ、たとえば水に溶解した後、60s以内で反応に関与できるような
もので、レドックスポテンシャルが0.5V以下のものを探しています。
宜しくお願いします。
11 :
あるケミストさん:01/12/14 11:19
>ピンポイントでメディエータを決定したいと
これは少し無理がある。お金がなくともいろいろなメディエータを
試すべき。また文献調査は十分にやった?その辺から絞り込める。
>メディエータ自身の 物質劣化があり
短時間で、劣化するものなど真のメディエータとは呼べない。
おそらくキノン系の光分解だと思うが・・。遮光下でやってんの?
>サンプル溶液自体が水系なため、サンプル注入後に速やかに
溶解するものがいいのです。少ししか水に溶けないようなものですと、水に
溶ける時間もかかり、短時間の測定を目指している自分にしては不適合です。
4年生ですか?文献検索しなさい。溶けないなら塩交換するとか、
いろんなやり方がある。とりあえず、メチレンブルーで試してみたら
あとナイルブルーとか、文献調べろよ。とにかく色素キノン系を
漁りなさい。
もう少し勉強してからスレを立てなさい。
禿堂
>11さん
いろいろ助言をありがとうございます。
自分の勉強不足を痛感しています。
このスレを削除しようと思いますが、最後にもうひとつだけ教えてください。
色素系キノンはレドックスポテンシャルが0.5V以上であったはず、という
記憶があり今回の実験系からは削除していました。
たとえば>11さんならどのようなメディエータを使いますか?
3つぐらいあげてもらえるとうれしいのですが・・・
@レドックスポテンシャルは0.5V以下である
Aメディエータは水溶系に溶かす。
B電極上に固定化するメディエータ水溶液量は10μL以下
C電極上に固定化後、実験室に普通に保管。冷蔵庫に入れたり遮光したりしない。
Dサンプルは水系で10μL以下であるため、その容量ですばやく溶ける
E溶解した後、60s以内で電子伝達が行われる
こんな感じで考えているのですが、よろしく助言をお願いいたします。
11じゃないけどさ,やっぱ根本的に電気化学がわかってないんじゃないの?
要するにアンペロメトリックなバイオセンサってことだろ?
>レドックスポテンシャルは0.5V以下である
電位基準は?
>電極上に固定化するメディエータ水溶液量は10μL以下
固定化,ってのはゲル化なんかにするのか?
>溶解した後、60s以内で電子伝達が行われる
これはセンサの応答時間ってことか?
前にも出てるけど DCIP とかメチレンブルーとかはどうよ?
>14さん
いろいろと手落ちを指摘していただきありがとうございます。
おっしゃる通りアンペロメトリックなバイオセンサの構築をしようとしています。
電位基準はAg/AgClで1:1で混ぜ合わせます。
電極上への固定化はメディエータ水溶液に吸水性高分子を入れて
これに担持させます。その後、電極上に展開し、温風乾燥します。
60s以内に電子伝達というのは、吸水性高分子に担持されたメディエータ
がサンプル水溶液により溶解してくる時間を考えたものです。
ですから、電極上にサンプルを乗せた後、一定時間をおいて計測を
はじめる事になります。
ですから、センサの応答時間ではなく吸水性高分子が溶解する時間と
考えています。
DCIP、メチレンブルーのことを勉強しまおします。
お時間取らせて申し訳ありません。
>Ag/AgClで1:1で混ぜ合わせます
かんべんしてくれよ...
Ag/AgCl 使ったことあるのか??
17 :
あるケミストさん :01/12/14 23:53
>16
おいお前、Ag/AgCl電極作ったことあんのかよ?
俺が企業と結託して作ったときはAgとAgClの混ぜる比率によって酸化還元電位が変わったよ。
>15の言い方だと作ってる口なんだろ。
一つの事柄しか考えつかないようなお前こそ逝ってよし!
混ぜて作るのか。。。
まあいいけどね。
混合比で電位が変わるならそれはちゃんと平衡にできてないだけ。
あるいは Cl- に応答してるんだろ。どっちにしても作り方がドキュソなんだよ。
このレドックスペアの電位が何で決まるかわかってんのかね。
逝ってよしは17。
19 :
あるケミストさん:01/12/27 18:23
ちょっとあげてみるか。
21 :
あるケミストさん:01/12/28 22:41
>>15 マトリックスってPAAかなにかかな?あとマトリックスが吸水性高分子
ってことは反応系は有機溶媒?
水系なんじゃないの?