ｷｰﾎﾞｰﾄﾞ使わずにﾒｰﾙ出せるよ ― 「ころころﾊﾟｿｺﾝ」

名古屋市は、カタワや高齢者などパソコン初心者を対象に共同開発したパソコンソフト
「ころころパソコン　Ｚ−なも （ゼーなも） くん」 の普及を目指し、10月から各区の生涯学習センターで無料の講習会を開く。
受講者には、ソフトを組み込んだ再利用の旧型パソコンを低額で貸し出し、来年からは一般向けにソフトの販売も始める。
キーボードを使わずに、電子メールとインターネットができるソフトで、
松原武久市長も 「実際に使いやすい。 名古屋発信の一大事業にしたい」 と意気込んでいる。

ソフトは、パソコン利用率が低いカタワにも情報化時代の恩恵に浴してもらおうと、市が名古屋大、中京大、ITエコサイクル推進機構 （NPO） と共同開発した。
機能を電子メールとインターネットに限定しているため、画面上に出てくる選択肢が少なく、すっきりしている。
メールでの文字入力は、画面上の文字や数字のボタンをクリックする仕組みだ。

市は、このソフトの使い方を教える講習会を本年度中に、各区で 6回ずつ開催。
受講者 2人に対し、ボランティアの講師 1人が指導する。
さらに、受講した人のうち希望者には、IT サイクル推進機構から、ソフトを組み込んだ旧型パソコンを利用期間無期限で 1万円で貸し出す。
市内なら、エコサイクル推進機構の職員が自宅まで出向き、電源を入れるだけで使えるように機器設定する。

【ソース】 中日新聞
ttp://www.chunichi.co.jp/00/ach/20050816/lcl_____ach_____009.shtml