2
くだらん
4 :
g:03/08/07 15:28 ID:3ncLRhgn
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)<オマエモナー
( ) \_____
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(__)___)
5 :
g:03/08/07 15:30 ID:3ncLRhgn
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)<オマエモナー ,
( ) \_____
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(__)___)
何を書き込めばいいんだ?
8 :
俺様天才:03/08/07 16:08 ID:jDawzttU
o ma e wo si tte i ru!!
hi sa bu ri ni tou jo u,o re sa ma te n sa i da!
u re si i da ro u.
ha ha ha!!
9 :
NO:03/08/07 17:33 ID:7eVWcRR5
知りませんよ
意味不明。
1
「はい。それでは先生の話をよく聞いて下さいね。一度しか言いません。」
担任の先生はそう言って黒板に大きな字で『武器』と書いた。
「はい。まるこさん。これは何て読みますか?」
突然の質問にまるこは動揺した。たまちゃんと繋いでいる手が汗でびっしょりになる。
これは私の汗?それともたまちゃんの?
「ぶ・・ぶきです。」まるこはかろうじて声が出た。
クラス全体にほっとした安堵の溜息が聞こえてくる。先生は表情を変えずに続けた。
「そうですね。ぶきです。恐らく皆さんはこれから武器を頼りに争う事になると思います。
その為にも今から配る武器は出発と同時に確認しておいて下さいね。」
先生はそう言って教卓の上にディバッグを乱暴に置いた。
「はい。これは先ほど先生が殺しちゃったハマジ君のディバッグです。」
クラスにまた緊張と絶望の空気が漂う。まるこはなるべくハマジの死体から目を背けながら
先生の話を聞いた。
「まずディバッグの中には水と缶詰が一つずつ入っています。これは戦いが長引く事を考えて
元気を維持してもらおうとの軍の配慮です。優しいですね。」
(何が優しいんだろう!人を殺しておいて!!)
まるこは目に涙を溜め喉まで声が出かかったが
タマちゃんがぎゅっと手を握っていてくれたので何も言わずただ、黙っている事が出来た。
「その他にも各ディバッグには何か一つだけ武器か防具が入ってます。はまじ君の
武器は何かな?」
そう言って先生は乱暴にディバッグのメイン部分のチャックを開け中身を取り出した。
それはひょっとこのお面だった。
「はい!お面でした。はまじ君の武器ははずれです。皆さんも外れの武器を引いた場合は
がっかりせず他の人の強い武器を奪って生き残って下さい。」
その時ふざけるな!!の声と共に机を叩きつける音がした。
皆の視線が音の方向に集中する。そこには関口 さとしが怒りを露に
立ち上がっていた。
8/1 PM8:35 【残り31人】
2
教室内にまたしても緊迫の空気が流れ出した。
(やめろ・・・関口・・余計な事をするな)
皆の目は絶望の色で黒く閉じていった。先生はにやにやしながら関口 さとしに近づいていく。
「どうしたのかな?何をそんなに怒っているんですか?」
関口さとしはひるまなかった。
「ふざけるな!俺達は殺し合いなんてしない!他の人の強い武器を奪えだと?
教師が生徒を殺してもいいってのか?」
関口さとしは頭に血がのぼり何を言っているのかわからない。先生の歩を進める足が止まった。
「それは困りますね。殺し合いをして頂かなければ政府に背く事になりますよ?」
「うるせぇ!お前が生徒を殺すんなら俺がお前を殺してやる!」
関口 さとしは先生に掴みかかろうとした。
しかしすぐさま後ろに立っていたアーミー服の男二人に
両腕を捕獲される。先生はそんな様子を楽しげに見ていた。
「安心したよ。関口君。君の口から『殺す』なんて言葉を聞けるなんてね。
いい目をしているよ関口。君を今ここで殺すには勿体無いなぁ・・」
先生はポケットからリモコンを取り出した。
「選択しろ!今ここで死ぬか黙って生き残りのチャンスを掴むか!
今ここで反抗したら首が飛ぶだけだぞ。戦えば君にもチャンスはあるだろう。
どっちにしろ今死ぬよりかはマシな選択だと思うけどなぁ。」
先生の目は狂気で歪んでいた。その狂気に関口 さとしは最初に持っていた反乱分子を
すっかり持っていかれた。
「くそっ!」
関口は先生と目を合わさず下を向いた。
「そういう事です。皆さん。関口くんは今戦う事を決意しました。
皆さんも動揺する気持ちは
分かりますが早く気持ちを整理しないとすぐに死んでしまいますよ。」
先生は教卓に戻り入り口を固めている軍服の男に手で合図をした。
その合図で軍服の男は出口付近に置かれていたナップサックの沢山入った
ダンボール袋を三人がかりで持ってきた。
「それではこれからナップサックを配ります。
男女出席番号順に渡しますので呼ばれたら
グズグズしないで取りに来る事!いいですね。それじゃぁ名前を呼びます。
男子一番青木君。」
誰も何も言えなかった。ただ自分が助かり無事家に帰れるかもしれない僅かな確率を
胸に抱いていた。拠り所の無い絶望的な確率を胸に・・・・
そしてゲームは今始まろうとしていた。
8/1 PM8:40 【残り31人】
3
「それでは最後ですね。女子13番山田かよこさん」
「はいっ!」
山田 かよこは額に汗をかきながらダンボールの前の兵士から
バッグを受け取った。これでクラスにいる全員が
ディバッグを手にした事になる。と・・言ってもハマジは死んでしまったけど。
「はい。これで全員分配り終えましたね。それでは次にこの辺りの地図と
細かなルールを書いたプリントを配ります。」
先生の合図と共に今度は出口に立っている兵士(赤く染めた短髪の)が
前に歩いて来た。手にはプリントの束を抱えている。
恐らくここにいるクラスの人数分だ。
プリントが前から機械的に配られる。それがまるこの手元に行き渡るまで
そんなに時間はかからなかった。
プリントの表には次のような事が書かれていた。
BR 小学生版 改定指南
1・BR法に基づきゲームに参加する者は純粋に支給された武器を元に
殺し合いをする物とする。
2・24時間以内に死体が生じない場合、意志の無い物とみなし
ゲームに参加する全ての者の首輪を爆破する物とする。
3・島はゲーム開始後、中央エリアから禁止エリアと定め
以後6時間おきにランダムに禁止エリアを定めるものとする。
禁止エリアに足を踏み込んだ者は首輪が爆破するものとする。
4・エリアの境界線には赤い線が引いてある。
各自境界線を基準に自分のいるエリアを把握する事。
5・島にはそれぞれ食料庫、保健所が用意されており
禁止エリアの対象外とする。
6・ゲームに生き残った一名には国より30年間の補助金、奨学金が
与えられるものとする
まるこはそこに書いてある内容を丁寧に読んだ。
(つまり・・殺し合わなければ死ぬ事となる・・?
馬鹿馬鹿・・何を考えてるんだ。私は。殺し合う事なんてできっこないよ。)
まるこは一瞬沸きあがった殺意に蓋をするとプリントを裏返した。
そこには青と黄色と薄い緑濃い緑で分かれた地図が書いてあった。
http://www.redbit.ne.jp/~yasu/br/brmap.cgi 地図の右側にはそれぞれ
黄色=山地
青=海
薄緑=平地
濃緑=草地
と書かれておりE7と書かれた所に印が付いている。
(ここが今私達のいる所か・・)
まるこは地図を指でなぞった。表のプリントには食料庫、診療所と書いてあったが
地図にはそれらしき記号すら見当たらない。
(自分で探せって・・冗談じゃないよ。)
しかしまるこに考える時間も与えずに先生はバンッ!と黒板を叩き
「ルール説明は以上です。今から一時間後、
ここ中央エリアを禁止エリアにします。
それでは解散しろ!てめえら!」
と怒鳴った。
突然、マシンガンが天井に向かって発砲された。
それは軍服を着た二人の兵士が発砲したものだった。
何が起こったのか瞬時に判断出来た者はいなかった。
教室は一瞬で地獄へ変わった。
悲鳴をあげるもの。必至で出口へ走る者、その場でうろたえる者
まるこは動く事が出来なかった。足がすくみ立っているのが精一杯だ。
その間もマシンガンの音は止む事無く聞こえてくる。
タタタタタタタタタ・・・・・
まるこの手を握り地獄の底から引っ張り上げてくれたのは関口だった。
「グズグズしてねーでさっさと逃げろ!撃ち殺されるぞ!」
関口 さとしがまるこの手を引っ張る。
ぐいぐい引っ張られる様にまるこは教室を脱出した。
(た・・たまちゃん。)
まるこは後ろを振り返ろうとした。しかし関口の引っ張る手が
まるこに振り返る余裕を与えなかった。
「急げ!とにかく逃げるんだ!」
関口さとしは強く引き千切れんばかりに引っ張る。
10分位走っただろうか?辺りは草が腰の辺りまで生えている草原で
まるこの足にちくちく当たって痛い。
関口さとしはようやくまるこの手を離し
「はぁ・・はぁ・・・ここなら安全だろう。」と言った。
「・・ったくぐずぐずしやがって。俺が引っ張ってやんなかったら
蜂の巣だったぜ!バカ!」
関口さとしは乱暴にまるこに言った。まるこの心臓はバクバクいってて
まだ関口さとしの様にうまく話す事が出来ない。
ついにまるこはそこにしゃがんでしまった。
「情けねぇなぁ。ったく。」
関口さとしもそこに座る。何分かして息が出来る様になった時
まるこは口を開いた。
「よかった・・生きてる。」
変な言葉だった。関口さとしが顔をしかめる。
「当たり前だろ!馬鹿!」
そう言って関口さとしはまるこを叩いた。
「いてっ!何するんのさ。ばかぁ」
まるこは関口さとしを叩き返した。五倍返しで・・・
「いてててて・・そんな元気があったらさっさと逃げろよ。」
「そんな事言ったって・・・怖くて足が動かなかったんだよぅ。」
まるこはついさっきまでの出来事を頭に描いて身震いした。
(あっ・・・!!!)
「たまちゃんは?たまちゃんは何処?」
「さぁな。俺が見た時はちゃんと逃げてた様だぜ。」
「それで?それでどうしたのさ?」
「知らねーよ。俺はただ馬鹿みたいに突っ立ってるお前を
見つけてやっただけだ。でもうまく教室から脱出したんじゃねーか?」
「・・・たまちゃん」
まるこは目に涙が溜まった。
(死なないでね。
お願いだからこんな馬鹿なゲームで。二人でまた逢えるよね。)
関口は泣きじゃくるまるこからケッと目を離し
「泣きたいなら勝手に泣け!馬鹿野朗。」と言った。
8/1PM9:25【残り31人】
とりあえずゲーム開始第一章で
昨日までに書き上げた奴を連続ウプしました。
読むの大変かと思い改行しまくりましたが
更に読み辛い仕上がりになってます。
俺の作る小説は本スレと違い進行がめっちゃくちゃ
遅いので、すっきり死にまくるのをお望みの方は
本小説の方を読まれた方が良いと思います。
次回続きうpは8月15日辺りになるかと思います。
読んで頂き期待して頂ける方がいらっしゃったら
これ幸いです
空飛ぶ新聞紙
25 :
空飛ぶ新聞紙 ◆TAMORIfA5M :03/08/08 20:47 ID:wLmxuL8b