隊長さん、お待ちしています 黒尾寛拝

このエントリーをはてなブックマークに追加
671臨床医ではありませんが
論点が少し違うかもしれませんが。
感染症にかかるということで一言いわせてください。
感染症から身を守るということは大切なことです。
誰もがかかりたいとは思わないのも当然です。
しかし、水疱瘡ごときで・・・と言ってしまうと大反論でしょうか。
なぜ水疱瘡の予防接種が、日本で義務接種にならないのか。
それは、まず命に別状がないからです。(例外はもちろんありますが)
熱が出てもほとんどが38度代まで、発疹も平均1週間から10日程度で引きます。
確かにその間、学校などは出席停止になりますが、昔は熱さえ下がれば大勢が外で遊んでいました。
そうやって、どんどん広がっていったのですが、誰も誰にも文句は言っていませんでした。
いつかどこかでかかるものだからです。そのため何年かに1度流行がありました。
現在は、水疱瘡ばかりでなく、そのほかの感染症も予防接種が主流となり、
そのため免疫が低く、10年もたつと消えていく人が多く見られます。
現在麻疹など、その手の罹患が多く見られます。
水疱瘡はもっと多いです。
妊娠中や、大人になってからかかるということは、昔はなかったことなのです。
現在、かかった人は出席停止○日、などと隔離したがりますが本当にその方がよいのでしょうか。
人間の免疫力を信じて、もっと自然に感染すべきだと思います。
私は研究医の立場で、論点が少しずれているのは覚悟で、
どうしてそんなに『水疱瘡』ごときで(あえて言わせてもらいますと)
隔離、隔離と言われないといけないのか疑問に思います。

言いたいことは以上なのですが、あえてもう一言。
水疱瘡で飛行機に乗ったことを保護しているわけではありません。
密室に感染症の患者を入れる。これは何よりモラルの問題ですから、
誰も賛成しないと思います。
みなさんの意見を聞いて、あまりに重大な疾病と思ってらっしゃるかたが多いと言うことに
危惧しているのです。
近くに水疱瘡の患者がいる。全く近寄りませんか?
隔離でしょうか。
大人になってもかかっていない人が大勢いる。
そういう世の中では逆に将来大流行を生む危険性大です。