子どもがどんな態度を取っても、親は常に「いま反抗期なのだ」と
思っておくことが必要だ。一人前になりつつあるプロセスだと広い心で
見守ることである。
親は、暴れ者の孫悟空を掌で遊ばせたお釈迦様のような優しさで、
子どもを包み込んでやる。
とはいえ、目の前で憎まれ口を叩かれたり、無視されると腹が立つのも
当然だ。イライラしていると、ついつい「何だ!! その態度は!!」と
怒鳴ってしまうかもしれないが、決して子どもと同じレベルで
言い争ってはいけない。
特に専業主婦のお母さんは、毎日、反抗期の子どもと顔を
つきあわしていると、イライラして怒鳴りがちだが、お父さんの協力を
得て、たまにストレス発散しながら、子どもとうまく距離を保つことが
必要である。