【原発】 放射能汚染対策 7

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816名無しの心子知らず
最近ロシアは被曝者を145万人と発表しました。ウクライナは320万人と発表しています。被曝はどの範囲まで特定するかは難しいものがあります。

被曝した食べ物は広くヨーロッパにも散っているので、それを食べた人々の体の中でどのようなことが起こっているのか、正確な実態は分かっていません。
国により、被曝危険基準は違っています。ベラルーシでは汚染地に住むことは禁じられています。
ロシアの場合では危険と思われる村にでも住んで良いことになっています。危険と特定すると避難させた住民への保障、
避難先の家の建築、学校の建設、仕事の保障など様々な経済的問題が生じてくるので危険はないと言い続けます。
そして、世界中の原子力産業は危険なはずはない、原子力のことを気にしすぎるから病気になると言い続けました。そ
うした原子力産業の意向と経済的損失を恐れるロシアの国々の利益が一致して現在も大勢の人がロシアの大変な汚染地に住み続けています。

事故から19年経ちましたから、事故当時、子どもだった子は大人になりました。
そのため、現在は甲状腺ガンになる子どもは少なくなっています。小児性甲状腺ガンは減少しましたが、甲状腺ガンの危機は脱していません。
大人になった子どもたちの甲状腺ガンが、今ものすごい勢いで増え続けているのです。

甲状腺ガンが何時なくなるのかという質問に対して、現地の医者の間では、
チェルノブイリの放射能を浴びた世代が全て入れ替わるまで続くと言われています。
そして、子供たちが大人に移行したところで援助も打ち切りという政策が各国で進んでいます。
チェルノブイリ子ども基金が、援助をしているキエフ・リハビリセンターでは、避難民の調査を行っています。
センターへは職員の給料、診断機を援助しています。センターでの調査では避難民541人が検査され、221人に甲状腺の異常が発見されました。

実に41.9%もの数字になります。子ども5000人の超音波診断では、そのうち17%が事故処理作業員の子供で、異常が認められた。
そのうち11%は今も汚染地に住む人たちです。次の10%はキエフの市民です。キエフの町にはスポット的に大変な汚染地域が今もあります。
また汚染に晒された食べ物が流入しています。

http://www.smn.co.jp/cherno/news/61/01.html