3 :
名無しの心子知らず:
神経症状による病型分類
・痙直型
痙直性とは、伸張反射が異常に高まった状態のことで、筋の伸長により反射的に強く収縮し、
身体の力はなかなか抜けません。主として下肢に多いようです。
痙直型は、錘体路系(主に手足の筋肉の随意性をつかさどる)の障害が関与していると
言われています。
・アテトーゼ型
アテトーゼとは不随意運動のことで、不随意的な運動を伴う型です。
意図的な運動をする際、また精神的緊張のある時など、手足が自己の意志に従わず、
不自然な姿勢となってしまいます。
錘体外路系の障害が関与すると言われ、不随意性の運動が自発する傾向にあります。
・失調型
筋の力が弱くなかなか力が入らず、バランスをとる能力が弱い型です。
主に平衡感覚の障害があります。比較的まれな型です。
・固縮(強剛、硬直)型
四肢に硬直性があり、間接を屈げたり伸ばしたりすると、鉛管を曲げ伸ばしするような抵抗が
あります。きわめてまれな型です。
*実際には、上記の混合型のケースも多いようです。
※麻痺の程度による分類
軽症………自力あるいは簡単な補助具(装具など)で歩行可能な能力
中等症……軽症と重症との中間程度の能力
重症………寝たきりから座位保持程度までの能力
4 :
名無しの心子知らず:2010/08/03(火) 11:46:46 ID:1ae/J0WM
脳性麻痺 cerebral palsy,CP
概念
ひとつの疾患単位ではなく、主に周産期の障害による非進行性の中枢神経系の障害の総称。
中枢神経系の障害や先天奇形による運動もしくは姿勢の障害である。
脳病変は変性疾患のように進行することはないが、永続的であって一過性ではなく
臨床症状は年齢とともに変 化する。
原因
低酸素性虚血性脳症
胎児仮死
新生児期の呼吸循環不全
脳室周囲白質軟化症 PVL
脳室周囲白質の動脈境界領域における虚血性変化であり、未熟児に多い。
その他 核黄疸 先天疾患