◆国語辞典
深谷圭助『小学校1年で国語辞典を使えるようにする30の方法』明治図書31頁より。
「1年生の子供たちに国語辞典を持たせると、読み物のように国語辞典を読む。
そして、自分の知っている言葉に出会うと、喜んで見つけた言葉を見せに来てく
れる。しかし、読めない辞書を使っては、引く意欲が間違いなく減退する。」
「すべての漢字にルビがふってあれば、子どもたちは語句の意味も読むようにな
る。ルビがなければ子どもたちは見出し語しか読まない。」
「次の3冊は、いずれもルビ付きでなおかつ語彙数も生活の中の言葉を網羅して
おり、1年生が使うものとして及第点を与えてもよい国語辞典である。」
「◎小学館『学習国語辞典』
◎偕成社『下村式小学国語学習辞典』
◎くもん出版『くもんの学習国語辞典』」
深谷圭助『小学校1年で国語辞典を使えるようにする30の方法』明治図書31頁より。
偕成社『下村式小学国語学習辞典』
「この3冊の内、最も多い、2万4927語が収められている。値段も一番高
い。最も「国語辞典」らしい辞書で、言葉の説明がしっかりしている。書き順
の説明もひらがな・カタカナ・漢字それぞれ充実している。ただ語彙数が多い
わりに、自然事象に関する言葉が乏しい。」
小学館『学習国語辞典』
「語彙数はこの3冊の中で最も少ない(1万9000語)が、使いやすい。漢字
の書き順も明記されている。ただ、調べてものっていない言葉が多い。」
くもん出版『くもんの学習国語辞典』
「例文が、意味よりも先に出てくるので、少々使いにくい。自然事象、社会事
象にかかわる言葉は充実しているので(語彙数2万3000語)、「百科事典」
的な使い方をするのによい。」